薬物<み>

 

ミイラ    

1573 ポルトガル人が持ち込んだ 

1体13両   高級万能薬として輸入された。

偽物まで売られた。  

 

ミカン   

⇒未熟果の果皮(青皮)    

熟果の果皮(陳皮)  

【効能・効果】     

○あかぎれ:ミカンの黒焼きをゴマ油で練って外用する。     

○胃カタル:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○胃酸過多:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○胃のもたれ: 熟果の果皮(陳皮)を乾燥させ煎服する。     

○咽喉痛:ミカンの黒焼きを作末し蜂蜜で練って飲む。     

○咽喉腫痛:種子の黒焼きを飲む。     

○かぜ:        

*青皮・陳皮5~10g/日煎服。        

*ミカンの黒焼きに熱湯を注いで飲む。     *「陳皮5g、生姜3g、蘇葉3g、甘草2g」煎服。     

○魚の中毒:        

*青皮・陳皮5~10g/日煎服。        

*陳皮をドロドロになるまで煮て食べる。(中毒の発疹・発熱に)     

○産後の尿閉:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○しもやけ:ミカンの黒焼きをゴマ油で練って外用する。     

○シャックリ:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○消化不良:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○食欲不振:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○心悸亢進:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○神経の疲れ:熟果の果皮(陳皮)を乾燥させ煎服する。     

○せき:        

*青皮・陳皮5~10g/日煎服。(鎮咳去痰作用) *ミカンを丸ごと氷砂糖で煮詰めて食べる。   *種子の黒焼きを飲む。(鎮咳去痰)      *「陳皮5g、生姜3g、蘇葉3g、甘草2g」煎服。     

○喘息:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○乳汁不足:        

*「ミカン葉40g、もち米40g、甘草8g」作末し、よく混ぜて飲む(著効)。

*青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○ひび:ミカンの黒焼きをゴマ油で練って外用する。     

○浮腫:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○みずおちのつかえ(心下痞):        未熟果の果皮(青皮)を乾燥させ煎服する。     

○胸焼け:青皮・陳皮5~10g/日煎服。     

○淋病:「陳皮・燈心草」煎服(著効)。   

■朝日新聞/朝刊 1998年(平成10年)5月14日木曜日に掲載された記事 オレンジ色が決め手 がん予防にミカンを食べよう 1日1個で効果  一日一個のミカンが、がん予防に効果――。こんな研究成果を、農水省果樹試験場や京都府立医科大などのグループがまとめ、13日に発表した。ミカンやグレープフルーツなどのかんきつ類から、色素の一種「ベータクリプトキサンチン」と、皮に含まれる植物性化合物「オーラプテン」の2物質に、強い発がん抑制効果が認められたという。研究ブループは、2物質を分離して取り出す技術で特許を出願する一方、消費者には「健康食品としてのミカンを」と呼びかけている。  研究グループは矢野昌充・農水省果樹試験場カンキツ部品質化学研究室長(静岡県清水市)、西野輔翼(ほよく)・京都府立医科大教授(生化学)ら。野菜や果実など植物性食品のがん予防効果は、統計などの疫学的研究では知られていたが、研究グループは、かんきつ類について、具体的にどの成分が予防に役立つのかを調べた。  かんきつ類のオレンジ色のもとになる色素(カロテノイド)の一つベータクリプトキサンチンには、発がん性ウイルスを使った実験で、がん予防効果があるとされる色素のベータカロチンと比べて、ウイルス活性化阻害効果が約5倍あった。ベータクリプトキサンチンは、国産の温州ミカンの果肉に特に多く含まれているという。  さらに、夏ミカンやグレープフルーツの皮に多く含まれる化合物オーラプテンについては、マウスの背中に皮膚がんを引き起こすウイルス培溶液を塗る実験で、事前にオーラプテンを塗っておくと、がん発生率が塗らない場合の5分の1ほどに低下する効果があるとの結果がでた。  今後は品種改良で、がん抑制成分を多く含むかんきつ類を開発する計画だ。  矢野室長は「一日一個の温州ミカンで、ベータクリプトキサンチンの適正量1ミリグラムを摂取でき、がん予防役立つ。ミカンの年間消費量は減っている。研究をミカンの消費拡大につなげたい」と話している。    

■果肉にガン抑制物質    

「農水省・果樹試験場と京都府立医科大学などの研究グループは、温州ミカンの果肉に含まれる色素にガンを抑制する作用があることを見つけた。この色素を与えたネズミはガンの発生率が低下したという。 この物質は『β-クリプトキサンチン』。温州みかん2個に2~2mg含まれる、含有量は輸入オレンジの200倍という。 この物質をネズミの皮膚に塗ると皮膚ガンの発生率は約2/3に抑えられた。エサに混ぜて食べさせた場合もネズミの大腸ガンの発生率を抑制出来た。ガンの抑制効果は、β-カロチンの約5倍に達する。2日に2~2個の温州みかんを食べれば、ガン抑制効果を期待出来るほどという。       またナツミカンやハッサクに別のガン抑制物質『オーラプテン』が含まれていることも分かった」1998.5.24《日本経済新聞》   

◎β-クリプトキサンチン  

β-クリプトキサンチンはオレンジ色の色素で、カロチノイドの一種です。この色素はカンキツ類に特有というわけではありませんが、温州ミカンに特に多く含まれています。この物質は、血液中に入って活性酸素を消去したりすることで発がんを抑制するのです。また、血液中に蓄積することもわかってきていて、ミカンを1週間に2個食べる人は全く食べない人の2~3倍量が血液中に入っていることが解りました。 ミカンの果実に含まれる2つの成分に、強い発ガン抑制物質が含まれていることが、日本の研究グループにより発表され、平成10年5月14日付けの新聞各紙に掲載されました。  

①1つは「β‐クリプトキサンチン」といって、温州みかんの果肉に多く含まれる色素で、マウスを使った実験で、皮膚腫瘍の発生抑制効果を確認しました。実験結果によれば、β‐クリプトキサンチンを1日に1mg摂取すると、発ガン予防の効果が期待できるとのことです  これは、にんじんなどに多く含まれ、以前から効果が確認されていたβ‐カロチンよりもはるかに強い発ガン抑制効果(約5倍)があると言われます。  β‐クリプトキサンチンは温州みかんで特に含有量が多く、1個(約100g)につき1~2mg(表1)程度含まれ、完熟させるほど含量が多くなるそうです。  β‐クリプトキサンチンはオレンジ類やグレープフルーツ、あるいはレモンなどにも含まれています。 しかしこれらに含まれているβ‐クリプトキサンチンの量は、ごくわずかです。 これに対し、温州ミカンに含まれている量は、オレンジやグレープフルーツの約60~100倍といわれ、特異的に多く含まれていることが、研究の結果わかりました。  毎日ミカンを1~2個食べるだけでガン予防の効果が期待できるそうです。

◎オーラプテン

②もう1つはみかんの他、ナツミカン、ハッサク、グレープフルーツ、ユズなどの果皮に含まれる「オーラプテン」という香りの成分だそうです。  オーラプテンは、果皮中に60~100mg/1kg程度含まれ、果肉にはほとんど含まれないそうです。 市販の果汁飲料は果皮ごと搾られる場合が多いため、カンキツジュースにはある程度(多いもので1.8mg/1L)含まれています。

◎ヘスペリジン

ビタミンPの一種。 温州ミカンの中に含まれる物質ヘスペリジンに、アトピー性皮膚炎などアレルギー症状に強い効き目があることが、近畿大学薬学部の久保道徳教授(薬用資源学)の研究で明らかになった。  久保教授は、昔からミカンを風呂の中に入れると、肌が滑らかになり、かゆみが消えたなどという言い伝えから、何が作用しているか調べ始め、その結果、ミカンの中にヘスペリジンという物質が含まれていることがわかり、更にこの物質は未熟期には多量に含まれているが、完熟期には少ないことがわかった。 人間のかゆみはマスト細胞が破れて、中からヒスタミンが放出されることから始まるが、ヘスペリジンにはマスト細胞の膜を安定化するなどの作用があり、このために細胞が破れずにヒスタミンが抑制するというもの。実験でもアトピー性皮膚炎、ぜんそく、じんましんなどのⅠ型のアレルギーに効果が非常に高いことがわかってきています。  

最も抗アレルギー作用のある「摘果したミカン」は、輪切りにして天日で乾燥し、煎じてお茶代わりにしたり、入浴剤として使っても良いそうです。  ヘスペリジンはこのほかにも、毛細血管の強化、血圧上昇抑制、血中中性脂肪の分解などの健康効果があります。  

ヘスペリジンはいわば血管のメンテナンス係。血管そのものを丈夫にする働きがあるのだそうです。  このヘスペリジンはミカンの部位でも、外果皮と果肉の間にある白い中果皮に最も多く含まれています。 ミカンを食べる際に、この中果皮(スジ)をわざわざきれいに取って食べる人も多いが、この中にヘスペリジンがあるので、そのまま食べることが大切です。  ヘスペリジンの含有量は、袋では実の50倍。スジでは実の300倍と言われています。

◎シネフリン

ミカンに多く含まれ、他の果物にはない(オレンジにもない)と言われています。  風邪に有効な成分で、気管支の筋をゆるめる作用があり、のどに関係した風邪に効果があるそうです。 しかし、流行性感冒のようなウイルスや細菌が関係する風邪に対しては、治療効果は薄いようです。

◎ビタミンC

成人1人1日の必要量とされている50mgは、みかん2個で足ります。  ビタミンCが不足すると皮下出血、貧血などを起こしやすくなるそうです。 加えて、ビタミンCはコラーゲン(真皮、腱、軟骨)の老化を防ぐので、肌を美しくする効果があり、また、ストレスに対する抵抗力を高め、細胞のガン化を押さえる作用もあるそうです。 しかし、ミカンのその含有量は他の果実と比べて決して多くはありません。 100g中の含有量は、レモンで90mg、キウイフルーツで80mg、イチゴで80mg、グレープフルーツ40mg、ミカンは35mgです。  ミカンが優れていると言う点は、ビタミンCは水や熱や空気に奪われやすいので、切って食べるものと比べて、ミカンは食べる直前まで皮や袋に守られているので、摂取量が多い(摂取効率が良い)ということです。   

◎ビタミンP

フラボノイドはポリフェノールの一種です。  最近、ポリフェノールがブームになっていますが、これは、「フランス人が肉を多量に食べるのに他の欧米人より生活習慣病が少ないのは、赤ワインを飲むから」との説から有名になったものです。  高血圧患者にレモン果汁を与えることにより効果が現れることから、ビタミンPが確認されましたが、後にこれはフラボノイドと呼ばれています。  ミカンやオレンジに含まれるヘスペリジン、アマナツやハッサクの苦味物質のナリンギンもフラボノイドです。  ビタミン類似物質で、毛細血管壁を保護し、血管の老化を防ぎ、脳卒中などの発生や再発を防止します

◎β-カロチン

カロチンの中でも、最も効力が高く、豊富に存在するのがβ‐カロチンです。  β‐カロチンは体内で、「成長促進ビタミン」とも言われるビタミンAに変わります。最近は健康を守る自然のボディーガードとして、 独自の働きを期待されている栄養素の1つです。 魚や動物のレバーからだけでは不十分のビタミンAをβ‐カロチンで補うことができます。  

ビタミンAは欠乏すると成長低下、被毛の劣化、結膜炎、夜盲症、抵抗力の低下などの症状があり、一方、摂取しすぎると、食欲不振、体重減少、骨の脱カルシウム、 関節病などの過剰障害が報告されています。しかしながら、β‐カロチンとして摂取した場合は、過剰障害は起こらないことが知られています。また、β‐カロチンは、ガンをはじめ各種成人病の多発に悩まされる現代、β‐カロチン自体が持つ独自の数々の素晴らしい働き(抗酸化作用、 紫外線の有害作用を予防、体の免疫力の向上など)がわかってきました。  β‐カロチンの摂取量の目安は、体重60kgの人で1日6mgといわれています   

◎ノビレチン

これもフラボノイドの一種で、白血病細胞の分化誘導、腫瘍細胞の増殖抑制などは既に報告されていましたが、同グループからβ‐クリプトキサンチン、オーラプテンと同時に発表されたのは、発ガンのいろいろな部位を抑制する強い活性を持つという効果です。 ガン予防のほか、ガン細胞の転移、湿潤の予防にも重要な役割を発揮すると期待されています。

◎リモノイド

リモノイドはカンキツ類の苦味の主因となることから、品質上好ましくない成分とされていましたが、これも発ガン抑制効果が認められています。  コップ一杯のバレンシアジュースには約65mgのリモノイド配糖体が含まれており、 アメリカではガン協会の推奨でオレンジジュースの消費が伸びているそうです。  長谷川信博士(アメリカ農務省)のグループがこの研究に取り組み、 苦味のないリモノイド配糖体を高含量で含む品種の開発や、 配糖体を多く含む加工ジュースなどの開発が考えられています。

◎クエン酸

酸っぱさの成分であるクエン酸は血液をサラサラにし、栄養の吸収を高めます。 身体の抵抗力もアップさせます。  食物の中にあるブドウ糖が細胞内で燃焼してエネルギーが生まれ、 この時に出てしまう燃えかすが酸性物質。 これが体内に溜まると体が酸性化して疲れの原因となります。  クエン酸は酸性物質と結合し、さまざまな酸に変化をし続け、また戻る。 このサイクルにより酸性物質は減少、疲れを取ってくれるのです。

■成人病

「ミカンをよく食べる人には、[糖尿病]や[高血圧][心臓病][痛風]の人が少ない。と話すのは、農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所健康機能性研究チームの杉浦実主任研究員。

 

 

ミサゴ

=オスプレイ(英語名) 体長60㌢㍍ほどの小型に猛禽類。羽を広げると1.5㍍になる。 約50㍍上空から水面下を泳ぐ魚を見分けられる。  

 

ミズ(水)

◎テキサス州・・・ 「オガララ帯水層が枯渇しかけている。トウモロコシからワタへ作付け変更。

◎わき水 貴船の水(京都:貴船神社) ルルドの水と似た組成 福井若狭 瓜割の滝    

■水の凍結を抑える物質

「北海道大学の藤川清三教授らのグループは、寒冷地に生育する木の幹から水を凍らせない様にする物質を発見した。水に微量加えただけでも-10℃でも凍らなかった。 カツラという木で、-40℃以下でも凍らない細胞に注目した。細胞から抽出した『ケンフェロール-7-0-グルコシド』を0.01%加えるだけで水が凍らなくなった。2007年8/1   

■アクアポリン(AQP)     

=人の体を構成している60兆個の細胞のひとつひとつの表面には、水だけを選択的に通す水チャネル「蛋白質でできた穴」が存在することが発見され、水だけを通す「水の通り道」という意味で「アクアポリン」と名づけられています。 水1分子だけを通す穴があいているタンパク質。脱水状態になると、腎臓の細胞中にあるアクアポリンが働く。普段は細胞中にあるアクアポリンが、細胞膜に移動し尿中の水を血中に戻す。 構造と機能  アクアポリンは300前後のアミノ酸から成る比較的小さな膜蛋白であり、アスパラギン、プロリン、アラニンからなるNPAボックスが配列中に2回存在している。細胞膜には4量体で存在するが、1つの分子に1つづつ水通過の孔が開いている。AQP1については3オングストロームのレベルでの構造解析が行われ、それによると6個の膜貫通αヘリックスで囲まれた孔の中心部に向かってNPAボックスを有する細胞外ループ(2番目と5番目)が入り込んで、真ん中で最狭部を形成している。膜を挟んで細胞内と外から対称であり、中心部分が狭く、ちょうど砂時計の形に似ている。この最狭部の孔の径が水分子径(約3オングストローム)に近く、水に対する高い選択性を規定している。NPAボックスの2つのアラニンは水通過路に沿って並び、水のみの通過そしてHイオンの非通過を決定している。  AQPのメンバーには水だけではなく、水よりも分子径の大きいグリセロールや尿素などの分子を通過させる一群も存在し、アクアグリセロポリンと呼ばれることもある。アミノ酸配列の相同性の違いからもこの機能の差を分けることが可能である。アクアグリセロポリンの構造解析によると、それらでは孔の径が少し広めになっている。またアクアポリンの機能には思わぬ多様性があることが少しずつ明らかになってきている。CO2、NH3、NOなどのガスを通過させたり、クロライドイオンや亜ヒ酸イオンを通過させるイオンチャネルの性質も報告されている。さらに眼のレンズファイバー細胞に存在するAQP0は隣接の細胞のAQP0と結合することにより、細胞接着に働く可能性も示されている。またAQP1が血管内皮細胞の細胞遊走に関わっていることも分かってきている。 存在部位(アクアポリンマップ)  アクアポリンは生物界に細菌から哺乳類まで普遍的に存在し、水と生命の密接な関係を示している。哺乳類には13種のメンバーの存在が知られており、多種類のファミリーメンバーが全身の臓器に分布している。水輸送が盛んな臓器には特に多くのアクアポリンが存在し、協調して働いている。腎臓には6種類以上のアクアポリンが発現しており豊富な水輸送を支えている。1つの細胞に複数のアクアポリンが存在することもある。例えば腎臓の集合管細胞では管腔膜にAQP2が、側底膜にはAQP3が存在し、水は尿細管上皮細胞を通過して再吸収される。細胞膜に存在するのがアクアポリンの主な存在様式であるが、AQP6のように細胞内小胞に存在するアクアポリンもある。また腎集合管に存在するAQP2は非刺激下ではほとんどが管腔膜直下の細胞内小胞に存在し、バゾプレッシン刺激により管腔膜へ輸送される。AQP5にも同様の機構が認められており、細胞膜の水透過性の調節に働いている。      構造と機能  

アクアポリンは300前後のアミノ酸から成る比較的小さな膜蛋白であり、アスパラギン、プロリン、アラニンからなるNPAボックスが配列中に2回存在している。細胞膜には4量体で存在するが、1つの分子に1つづつ水通過の孔が開いている。AQP1については3オングストロームのレベルでの構造解析が行われ、それによると6個の膜貫通αヘリックスで囲まれた孔の中心部に向かってNPAボックスを有する細胞外ループ(2番目と5番目)が入り込んで、真ん中で最狭部を形成している。膜を挟んで細胞内と外から対称であり、中心部分が狭く、ちょうど砂時計の形に似ている。この最狭部の孔の径が水分子径(約3オングストローム)に近く、水に対する高い選択性を規定している。NPAボックスの2つのアラニンは水通過路に沿って並び、水のみの通過そしてHイオンの非通過を決定している。  AQPのメンバーには水だけではなく、水よりも分子径の大きいグリセロールや尿素などの分子を通過させる一群も存在し、アクアグリセロポリンと呼ばれることもある。アミノ酸配列の相同性の違いからもこの機能の差を分けることが可能である。アクアグリセロポリンの構造解析によると、それらでは孔の径が少し広めになっている。またアクアポリンの機能には思わぬ多様性があることが少しずつ明らかになってきている。CO2、NH3、NOなどのガスを通過させたり、クロライドイオンや亜ヒ酸イオンを通過させるイオンチャネルの性質も報告されている。さらに眼のレンズファイバー細胞に存在するAQP0は隣接の細胞のAQP0と結合することにより、細胞接着に働く可能性も示されている。またAQP1が血管内皮細胞の細胞遊走に関わっていることも分かってきている。

■好適環境水

山本俊政・岡山理科大学専門学校

真水で海水魚を 普通の水+ 真水+粉末(塩味無し) ミネラルウォータ(川の水でも)2㍑に10gの粉末 で 60成分の組み合わせの中から・・・必要な物質だけを粉末にした。 太古の水を再現・・・ナトリウム・カリウム・数種類など最低限必要なもの 4憶5千年前淡水・海水の差がなかった。 今より溶けている成分が少なかった。 「好適環境水」 浸透圧調節にエネルギーを使わないので成長が早い・・成長スピードも速い 10種類の魚種を養殖実験 養殖するもので必要な成分が異なる 海水魚=体の外へ水分が出て行く 大量の海水を飲み、エラから塩分を出す・・・ わずかな塩分をエラから吸収している・・・川のサカナ

■安価な淡水化装置

「2008年、スウェーデンの王立工科大学やルンド大学、米スタンフォード大学などのグループは、淡水を安価に製造する装置を開発した。 太陽電池で駆動する。 新装置は、熱交換機や給水素材の技術を組み合わせた。大気中の水蒸気を回収し、飲み水に使えるようにする。従来も除湿の仕組みで淡水を作る試みはあっったが、今回の装置は効率が高い」

■夏の水分補給

人の体は数週間の断食に耐えることができるが、水を飲まなければ1週間と持たない。命に必須の水だが、健康のためには飲み方に一工夫必要なことが最近の研究で分かってきた。 スポーツの世界では、水分補給の重要性が知れ渡り“ノドが渇く前に飲む”が常識となっていた。しかし、最近では、それが“ノドに渇きを感じてから飲む”に変わりつつある。 キッカケは2005年に報告された論文。ハーバード医科大学のグループは、ボストンマラソンの参加者からボランティアを募り、レース後に血液検査を行ったところ、13%の人に『低ナトリウム血症』が起きていて、中には重症でレース中に倒れた人もいた事が分かった。原因は、選手がレース前や補給ポイントで大量の水を飲んでいたこと。それによって血液中の塩分濃度が急に薄まり、低ナトリウム血症を起こしたという。 重症になると、意識障害や心臓の異常を起こすこともあるので、スポーツ前の水の飲み過ぎに警鐘が鳴らされた。飯野靖彦・日本医科大学病院腎臓内科教授は“同じ事は一般の生活でもいえる。熱中症や脳梗塞などの原因となる脱水症状を予防するために水を飲むことは大切だが、一度にたくさんの水を飲むより、適量をこまめに飲むことが健康作りには大切”と語る。 では、どのくらい水を飲むのが健康的なのか? デスクワークや家事など一般的な生活を送っているときは、尿や便、皮膚からの蒸発、呼気などで1日に1.5~2.5㍑の水分が失われるので、同量の水を飲むことでバランスがとれる。 一般的な食事をとっている人なら、食事に約1㍑の水が含まれている上、体内の代謝で生まれた水もあるので、飲み水としては1~2㍑をこまめにとることが大切だ。ティカップ1杯程度(約150cc)を1~2時間ごとにとるといい。 寝ている間は水を飲めないので朝は水分不足になり、それが脳梗塞などの引き金になることもある。“寝る前にもトイレが近くならない程度に飲む。夜中にトイレに起きたときには、口に少し含む程度飲むと、脳梗塞の予防になる”(飯野教授) スポーツをしたり、屋外で仕事・作業をしたりする人の場合は、かいた汗に匹敵する水分を加える必要がある。まず屋外に出たらコップ1杯の水分補給をすること。ノドの渇きに応じて飲めばいいが、たくさん汗をかいたときは低ナトリウム血症予防のため、適度の塩分を補うことも重要だ。 さらに、水分補給に特別な配慮が必要なのは、乳幼児・学童・高齢者だ。たとえば乳幼児は自分の意志で水を飲むことができない。ミルクを飲んでいるからと安心していると脱水症状になることもある。また、高齢者はノドの渇きを感じにくいため、自分でも気づかないうちに脱水症状を起こすことがる。 飯野教授は“この時期の脱水症状のサインとして重要なのは脇の下の状態”と話す。脇の下は普段からわずかに湿っているものだが、寒くもないのにカラカラに乾くのは、脱水症状のサインと考えていい。このほか、「立ちくらみ」や「便秘」もあるので要注意だ。 脱水に気づいたときには、少しづつこまめに可能な限りからだが吸収しやすい形で水分をとることが大切だ。水分の吸収を左右するのは[温度][塩分濃度][糖分濃度]の3要素。 最も水分を吸収しやすい温度・・・5℃~15℃ コップの表面が汗をかくぐらい 塩分濃度・・・・0.1~1.3% 糖分濃度・・・・1.0~3.0% これらの条件を満たして(脱水症状に最適)いるのはWHOが推奨している『経口補水液(ORS)』だ。一般のスポーツドリンクより甘味が少なく塩辛い印象だ。もし無ければ、冷えたスポーツドリンクを約3倍に薄めて飲み、梅干しなど塩分を含んだものを補えばよい(飯野教授)。  

 

ミズナ(水菜)

■ベビーリーフ

「サラダ葉の野菜の若菜「ベビーリーフ」  

 

ミズバショウ   

=サトイモ科の多年草。   

◎有毒成分:不溶性のシュウ酸塩。   

◎中毒症状:

食べると短時間で口やのどが腫れて唾も飲み込めないようになる。         

飲む込むと嘔吐や下痢         

体液と結合すると低カルシウム症となり、ケイレン、虚脱を起こし死に至ることがある。

◎応急処置:

牛乳や水を飲んで吐き出す。    

 

ミソハギ   

=「鼠尾草」   

【効能・効果】      

■嘔吐:

2銭(約3.7g)を水煎服し、飲食・湯薬ともに嘔吐して納まらない者を治す《津田玄仙》  

 

ミツガシワ   =「睡菜」  

【学名】Menyanthes trifoliata  

【英名】Bogbean、buckbean、sha,rock、marsh trefoil、water trefoil  

【和名】水半夏   

◎葉・根茎。  

【成分】

苦味配糖体      

アルカロイド      

精油      

サポニン      

フラボノイド  

【効能・効果】       

■消化不良     

■リウマチ     

■不眠:      

「睡菜なるものあり。和名、水半夏とも云う。京師にては菩提池に多く生ず。このもの一切熱の甚だしき者の不寝の用ひて効神の如し。瘡家あるいは一切熱病実候の者の不寝に用ゆ。「甘草」と2味、水煎服してよい。2縉神家あり、骨槽風を患ふ。煩熱に苦しんで夜間眠ることを得ず。睡菜の方を用ること2貼にしてその効神の如し」《梧竹楼方函口訣》  

【注意】    

<1>腸炎には使用不可。    

<2>大量に服用すると催吐性がある。  

 

ミツバ  

【学名】Cryptotaenia canadensis subus.japonica 【別名】ミツバゼリ  

【分類】セリ科、多年草  

【原産地】日本各地、韓国、中国  

 

ミツバチ   

⇒学名:アピス・メリフェラ。

*オス・・・オスバチは受精していない卵、働きバチと女王バチは受精した卵から生まれる。

*女王蜂・・・3年の寿命。エサとなるローヤルゼリーは働きバチが作る。働きバチをつくるために1日1000個の卵を産まなければならない。 オスバチとの結婚は、たくさんのオスバチの遺伝子を受け入れる。精子を3年保存できる。・メスの幼虫にロイヤルゼリーを食べさせ続けると女王蜂になる。途中から花粉と蜜を混ぜると働きバチになる。

*働きバチ・・・すべてメスで、持っている遺伝子は女王蜂と同じ。 ・1ヶ月の寿命

*ミツバチの行動範囲は、直径3km 水の中に蜂の巣を入れておくだけ→ハチミツ酒ができる

◎ミツバチの毒:

「小型タンパク質(ペプチド)、アミン、毒性酵素からなっている。このうちアミンは、痛みの原因となる発痛物質である。

小型タンパク毒には、メリチン、アパミン、MCDペプチドなどが主要成分である。

<1>アミン:痛みの原因となる発痛物質である。 <2>メリチン:強い溶血作用がある。    <3>「アパミン」

「アミノ酸28個、分子量約2000のペプチド。作用は、カルシウムイオンの細胞内増加に伴って開くカリウムチャンネルの阻害し、中枢神経を麻痺させる。

<4>MCDペプチド:

「マスト細胞という特別な白血球を破壊するため、そこから多量のアミンが放出され、痛みと炎症を引き起こす。」   

◎日本には、セイヨウミツバチとニホンミツバチがいる。   

◎種類:     

「ヒメ(コ)ミツバチApis florea」:        タイで食用     

「アジアミツバチApis cerana」     

「オオミツバチApis dorsata」:        ミツバチ属で最大種。強力な毒を持つ。 インドのナパシー族は幼虫を食べる。     

「ヒマラヤオオミツバチApis laboriosa」:        ネパールのパクティという料理に使う。   

ニホンミツバチ     

天敵:オオスズメバチ。       

「オオスズメバチは、ニホンミツバチの巣を見つけると、仲間を呼ぶため、ミツバチの巣やその近辺にフェロモンで印をつける、しかし、これに気がついて怒ったニホンミツバチは、400~500匹も集まってボール状の塊をつくり、、オオスズメバチを包み込んでしまう。このボールは、ゴルフボールより一回り大きく、ミツバチの発する熱により、中の温度は48℃にもなる。オオスズメバチは蒸し殺されてしまう。このときにニホンミツバチが集団化するためのフェロモンは『酢酸イソアミル』という物質で、バナナのように感じられる匂いの物質」。

○アフリカ種のミツバチ・・・攻撃性が高い

■ゲノム解読

「理化学研究所や東京大学などが参加する国際研究チームは、ミツバチのゲノム(全遺伝情報)を解読した。ゲノムの大きさは2億1900万~2億3600万塩基対でヒトの1/10以下。 遺伝子の数は10157~15500と推定されることが分かった。成果はネイチャー最新号に掲載。」200610/30《日経》

■働きバチ

「ミツバチの脳細胞は100万個しかない。[微小脳]といわれる小さな脳で複雑な行動をとる。たとえば蜜のありかが100m以内にあれば円のダンス、100m以上先にあれば8字ダンス。

【微小脳】

ほ乳類などの大きな脳に対して、昆虫などの小さい脳を指す言葉で、水波誠・東北大学助教授が提案した。 [8字ダンス]を踊るときには翅(はね)をふるわせて音を立て、花までの距離を示す。その音を聞いて出かける別のミツバチは最初に出かけるときはその距離に必要な量の3~4倍の蜜を消費するエネルギーとして持って出かける。しかし、同じは花に3、4回目に出かけるときには、ちょうど必要となる蜜量を持って出かける。最初は迷い子になった時に備えて多めに蜜を持ち、なれてくると無駄のない量に修正するという。 なぜ、小さな脳で?・・・役割ごとの脳の作り替え 働きバチは成虫になっても当初は巣の中で掃除や女王バチの世話をし、年をへて外に出て蜜集めをするようになり、学習能力も高くなる。それにつれて記憶や学習にかかわる脳の『キノコ体』という部分の特定個所の容積が約15%大きくなる。 久保健雄東大教授らは蜜を集める働きバチのキノコ体で、幼虫から成虫に体を変化させる変態ホルモンが結合する受容体『HR38』という部分を見つけた。昆虫では卵巣などにある受容体だが、脳で見つかったのはミツバチが初めて。しかも若いうちは無く、蜜を集めるようになった働きバチで見つかったことから、“神経回路を作り替える仕組みの1つかもしれない”と久保教授は見る。 また、記憶や神経回路の作り替えに重要な[カルシウム]が集まりやすくなり遺伝子が脳で強く働いていることも発見。」   

■女王蜂を決める酵素

「ミツバチの雌の幼虫は、ロイヤルゼリーを与えられて育つと女王蜂となり、蜂蜜や花粉で育つと働きバチになるが、この違いを引き起こす酵素がはじめて解明された。 米アリゾナ州立大とパーデュー大学のチームが2007年6月解明し、米科学誌プロス・ワンに発表した。 この酵素は『TORキナーゼ』と呼ばれ、最初は人間の手術に使われる免疫抑制剤『ラパマイシン』が作用する酵素として発見された。その後、栄養状態に応じて細胞の増殖・成長を制御する機能が明らかになっている。20076/25日経

■六角形 の巣

「吉田忠晴・玉川大学ミツバチ科学研究センター教授によると、“はじめから六角形の巣を作る”という。働きバチは体内でロウを合成し、腹から出す。それを後ろ脚でこすり取って口に運び、巣の素材に利用する。 このとき、ロウを円形に固めたりせず、2枚の板が山型に合わさった壁を作る。 次に両脇の壁を築き、下側をつなぎ合わせて六角形にしていく。 ミツバチは内径がほぼ5.3㍉㍍にそろっている。ちなみに、スズメバチやアシナガバチの巣穴も六角形だが、大きさはバラバラ。 では、どうやって正確にサイズを測っているのか? 吉田教授は“胸犢鼻の間にたくさん生えている『感覚毛』を使って判別している”と指摘する。作業中に上下左右に頭を動かし、感覚毛に触れたときが、巣穴に適切な大きさになるという。ドイツの研究者が感覚毛に松ヤニをつけたところ、巣穴の形や大きさはバラバラになったという。」  

 

ミトラガイナ・スペシオーサ

→モルヒネ

【基原】アカネ科ミトラガイナ属。柿の葉に似ている。

【学名】Mitoragyna spesiosa

【英名】Mitoragyna

【成分】ミトラジニン

【作用】麻薬作用

タイではクラトンと呼ばれている。葉を噛むと、アヘン中毒に似た症状を起こす。原産国タイでは、使用だけでなく植栽も禁止されている。  

 

ミドリサンゴ(参照→「テルペン」)

■遺伝子研究 「石川県立大学は食品・医療に根ざした遺伝子研究を進める。医薬品に使う成分を多く含む植物を量産するための研究や、天然有機化合物を高温で分解できる酵素の研究など・・・ 同大学の生物資源工学研究所所長の大山莞爾教授は医療分野への応用を見越したミドリサンゴの遺伝子組み換えに取り組む。 ミドリサンゴの樹液には移植手術などの際に免疫低下を抑制する効果があるステロールやテルペンが多く含まれている。遺伝子組み換えでステロールなどの成分が多い植物を育成すれば、医薬品の生産効率も上がる。 テルペンは漆に含まれる成分のため、輪島塗・山中漆器といった地元の伝統工芸への応用も探る。 熊谷教英彦授はブドウ糖の重合体である天然有機化合物「セルローズ」を有効利用するため、高温で分解できる酵素の開発に着手した。セルローズ分解酵素のセルラーゼは通常、30℃~40℃で反応する。研究ではセルローズの遺伝子を組み換えて酵素を抽出、微生物と合成して50℃~60℃で分解するセルラーゼを生成する。2005.7.14《産業》  

 

ミドリムシ

■光センサー酵素

「岡崎国立共同研究機構・基礎生物研究所の渡辺正勝助教授らは、単細胞生物のミドリムシが光に反応する際に神経系の情報伝達で重要な働きをする物質の正体を突き止めた。 光を使って神経の病気を治す新しい治療法にもつながる研究成果。2/28付けの英科学誌ネイチャーに掲載された。 植物が光の方向に伸びたり昆虫が光に集まったりするには、光を感じる細胞にある特殊な酵素が関係していることが知られている。渡辺助教授らはミドリムシで光センサーの役割を果たす酵素を見つけ、『光活性化アデニル酸シクラーゼ』と名付けた。この酵素は青い光を感じると、細胞内の情報伝達経路を動かして、光から遠ざかるように指示する電気信号を神経細胞に伝える、するとミドリムシはべん毛を動かして逃避行動をとる。 この酵素を神経細胞に入れれば、光の信号で神経細胞を活性化し情報伝達のネットワークを人工的に作れるという。脳神経細胞の活動が低下し記憶力が弱くなった患者を光の刺激で治療するなどが可能にある」2002.2.28《日本経済新聞》

■バイオ燃料に

「2010年、新日本石油は東京大学発のベンチャーと組み、ミドリムシを原料にしたバイオ燃料の量産に乗り出す。 プランクトンの一種であるミドリムシを水槽やプールで人工的に培養し、体に含まれる油分を抽出して燃料に精製する。 」  

 

ミノカサゴ

◎背ビレ・尾ビレに毒トゲがある。  

有毒成分(不安定な高分子物質)  死亡例あり。  

 

ミミズ    (→地竜)   

◎生のまま煎じると、     

解熱作用     

利尿作用  

【効能・効果】     

○かぜ:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する(著効)。        

*黒焼き末を飲む(著効)。     

○関節痛:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する。*黒焼き末を飲む。     

○口渇:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する。*黒焼き末を飲む。     

○高熱が続く:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する(著効)。        

*黒焼き末を飲む(著効)。     

○痔:        

*生ミミズを黒砂糖に入れて、ミミズが溶けた汁を患部に塗布する。        

*黒焼き末をゴマ油で練って、肛門にあてる。     

○頭痛:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する。*黒焼き末を飲む。     

○脱肛:        

*生ミミズの味噌汁を作り、汁を飲む。     *生ミミズを黒砂糖に入れて、ミミズが溶けた汁を患部に塗布する。     

○腫れ物:        

*生ミミズを黒砂糖に入れて、ミミズが溶けた汁を患部に塗布する。     

○瘭疽:        

*生ミミズをつぶして塗布。or裂いて皮側を患部に当てて湿布する。     

○膀胱炎:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する(著効)。        

*黒焼き末を飲む(著効)。     

○マラリア:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する(著効)。        

*黒焼き末を飲む(著効)。     

○耳だれ:        

*乾燥粉末を耳の中に入れる。     

○リウマチ:        

*生ミミズを黒砂糖に入れて、ミミズが溶けた汁を患部に塗布する。     

○淋病:        

*生のミミズ5~6匹/日(乾燥で10g)を煎服する。*黒焼き末を飲む。   

■赤い血液

「小さなレモンのような形の卵包の中で育つ白い幼ミミズは、孵化間近になって体内に赤い血管が見え出す。」(中村方子・動物生態学研究者)

■コオリミミズ

氷河 アラスカの氷河でミミズが見つかり、コオリミミズと名付けられた。土地の中にいるミミズを氷河で見つけたという話は以前からあったが、「冗談だと思われていた」という。夜行性だったため、長い間、その存在が知られていなかった。

■農薬

「大阪府立大学の宮武和孝教授らは、ミミズが農薬として使える天然のタンパク質を持っていることを発見。 見つけたタンパク質は、植物に感染して収量を減らす原因となる『モザイクウイルス』に対抗できるタンパク質。アブラムシを通じてキュウリなど約1000種類の植物に感染が広がるが、あらかじめこのタンパク質を葉の表面に塗布しておくと、感染しにくくなることが分かった。 これまでウイルスに対抗する手段はなく、感染が広がったらその植物を取り除くしか方法がなかった。 ミミズは体重の3倍の生ゴミを分解して栄養が豊富な土を作り、天敵などがいなければ、数は1年間に1000倍に増える。土地を準備してミミズを放しておけば、生ゴミの処理と高品質な土の生産、そして農薬代わりになる天然のタンパク質が一気に出来る可能性がある。 ベンチャーを立ち上げた。」20068/15《日経》  

 

ミヤコグサ

■遺伝子の役割 「2010年、農業生物資源研究所などは、マメ科のモデル植物であるミヤコグサの遺伝子を破壊し、効率的に特定の遺伝子の機能を調べる技術を開発した。 遺伝子組み換え技術を使わずに、遺伝子の機能を失わせ、その遺伝子の役割を特定できる。 研究グループは、ミヤコグサDNAの中で、何のために存在しているのか不明去った塩基配列「レトロトランスポゾン」の一種「LORE1」に着目。この配列は通常では遺伝情報の別の場所に割り込んで、別の遺伝子の機能を損なってしまわないように休眠した状態にある。 植物の組織をバラバラにして培地で培養する手法(組織培養)で育てると活性化することを発見した。 組織培養で育てたミヤコグサから次世代植物を生み出すと、LORE1が遺伝情報の様々な場所に転移して特定の遺伝子機能を失わせることが分かった。  

 

ミヤマトベラ   

(参照→山豆根)

⇒常緑小低木。根は多少肥厚する。茎は円柱形で直立し、茎部はしばしば横に這って、ひげ根を生じる。  

【効能・効果】      

○黄疸:        

*根を5~10g/日煎服する。     

○ガン(各種のガン):        

*根を5~10g/日煎服する。       

*「山豆根10g、サルノコシカケ15g、延命草8g、黄柏5g、白英30g、ヨクイニン20g」煎服する。 

*「山豆根8、貝母1、紅参1」煎服。     

○痔:        

*根を5~10g/日煎服する。     

○吐剤:        

*生葉・根ともに煎服する。     

○のどの腫痛:        

*根を5~10g/日煎服する。        

*切片を口に含み唾液を飲むor粉末を塗布。     

○腹脹:        

*根を5~10g/日煎服する。     

○便秘:        

*根を5~10g/日煎服する。     

○淋病:        

*乾燥葉を煎服する。  

 

宮古ビデンス・ピローサ

【和名】タチアワユキセンダングサ

■アトピーに

「じゃまな雑草がアレルギーを抑える薬草だった。沖縄県都島市が島の至る所に自生する宮古ビデンス・ピローサを活用した島起こしに取り組んでいる。ビデンス・ピローサは、小さな花をつけるキク科の草で、吸収や四国など国内でも広くみられる。宮古島産に有効成分が多い。」  

 

ミョウガ(蓴ハク)  

【学名】Zingiber mioga

【別名】メガ  

【分類】ショウガ科、多年草  

【原産地】熱帯アジア  

【効能・効果】     

○不眠に良い。     

○反胃・嘔吐を治す。       

「鮒を入れ汁をつくって食べる。」   

地下茎から生える。   日光に当たると青くなるため、むしろやワラで覆って栽培している。 食べている部分は花の部位  

 

ミョウバン

■大分県別府市明礬 「江戸時代、全国の7割を生産。ミョウバンは革なめしや染色に使われた。 ハイノキの木灰汁と湯ノ花の溶液を化合するとミョウバンになる。 湯山からハイノキ科のクロキという常緑樹の枝葉を乾燥させ、鉄板上で木炭にして水に溶かす。」  

【効能・効果】     

○あごが腫れて痛い:        

「ミョウバン露蜂房(炒)各4g」煎汁でうがいする(著効)。     

○歯根炎:        

「ミョウバン露蜂房(炒)各4g」煎汁でうがいする(著効)。     

○鼻茸:        

焼きミョウバンにベニバナで作った紅を混ぜ、絹布で包んで鼻腔に入れる。     

○虫歯:        

ミョウバンの粉末を塗布する。

 

ミラクルフルーツ抽出物

(ミラクルフルーツの果実から得られた、ミラクリンを主成分とするものいう。) ミラクリン   アカテツ科ミラクルフルーツ(Richardella dulcifica(SCHUMANN and THONNING)BAENI)の果実より、水で抽出し、精製して得られたものである。主成分はミラクリンである。 甘味料 Miracle fruit extract  

 

ミル   

⇒「海松」とも「水松」とも書く。古くは万葉集にも詠まれたことがある。九州から紀伊半島にかけての太平洋沿岸に多く自生し、20数種類あるすべてが食用になるとは限らないらしい。   

■ミル料理で2日2kgは痩せられる。~民宿「大東」三重県志摩郡、横山島。      TEL05995.2.2236  2996.8.27《日本経済新聞》      

 

ミルク milk   ◎精油を浴湯に加える前に精油を稀釈する媒剤。   ◎脱脂していない全乳が必要。   ◎ミルクびんの上部のクリーム状の部分をとり、そこにあなたが選んだ精油を5~    6滴入れてかき混ぜ、入浴する直前に浴湯に入れます。 ミルラ (ボツヤクの分泌液から抽出して得られたものをいう。) ミル   カンラン科ボツヤク(Commiphora mukul ENGL.)の分泌液より、低沸点部を蒸留により除去し、室温時エタノールで抽出し、エタノールを留去して得られたものである。成分としてコミホールを含む。 ガムベース Myrrh  

 

ミルラノキ  

【学名】Commiphora moimoi  

【英名】Myrrh   ◎ゴム質樹脂  

【成分】     

<1>精油:(約8%)        

ヘラボレン        

リモネン        

ジペンテン        

ピネン        

オイゲノール        

桂皮アルデヒド        

クミンアルデヒド     

<2>樹脂:(40%以下)     

<3>ゴム質:(約50%)  

【効能・効果】     

<1>古代から、体の腐敗を防ぎ毒を消す洗浄剤として常用。       

①抗菌作用       

②防腐作用       

③収斂作用

<2>のどや歯肉の炎症    

<3>口腔カンジダ症     

<4>水虫 

<5>袪痰作用

 

ミルワーム   

⇒チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)の幼虫。  

 

 

みず(水)    井華水=朝早く起きて一番はじめに汲んだ水。        <2>なめらかで味が甘く、毒がないので        <2>大驚して九竅から出血するのを治し、        <3>口臭をなくし        <4>顔色を良くし        <5>目をきれいにし        <6>酒後の熱痢を治す。       ◎井華水を服薬と製薬に使い、酒または醋に入れると腐らない。        《神農本草経》    寒泉水=井戸水        <2>質は柔らかで味が甘く、無毒。        <2>消渇と反胃        <3>熱痢・熱淋を治し        <4>漆瘡を洗うと大小便を良く通す    菊花水=菊英水        <2>質が柔らかで味が甘く、無毒。        <2>風痺・眩暈を治し        <3>風を治し衰を補う        <4>顔色を良くし        <5>続けて飲むと寿命が延びる    臘雪水        <2>性が冷え、味は甘く、無毒。        <2>天行する時気の瘟疫と        <3>酒後の暴熱        <4>黄疸を治し        <5>一切の毒を散らして        <6>目を洗うと熱赤を除去する《神農本草経》        <7>臘雪水は大寒の水である。    春雨水=正月の雨水    秋露水    冬霜    雹(ハク)=あられ、氷雨。    夏氷    方諸水    梅雨水    半天河水    屋霤水    茅屋の漏水    玉井水    碧海水    千里水    甘爛水    逆流水    順流水    急流水    温泉    冷泉    漿水    地漿    潦水    生熟湯    熱湯    麻沸湯    繰絲湯   ■水の指紋を徹底分析ー機能水研究所     「機能水研究所(筑波市)は水の機能解明と応用研究を目的に発足した。研究さ     れ尽くしたと思い込みがちな「水」について、化学や構造など基礎的な研究を     改めてやり直し、産業化につながる成果を生み出すのがねらいだ。   荒田洋治研究所長は「研究はまだ基礎的な段階」としており、現在は水に関     する基礎データの蓄積を進めている。      まず「純粋な水は存在しないと」いう視点に立ち、水に含まれる微量成分を     分析している。世界各地の水道水やミネラルウオーターを約200種類集めて、     リチウムやウランなど約80種類の元素を、2兆分の2という低濃度まで調べ     た。  これまでに調べた水では元素の種類や濃度がすべて異なり、水の種類を成分     で識別する「水の指紋」になると期待する。酸性度や溶存酸素量、リン酸濃度     の精密な測定にも取り組む。2996.8.26《日経産業新聞》」 ■忍び寄る水飢饉     「20世紀の戦争の多くが石油に関する戦いだったが、22世紀の政治的・社会     的紛争は、水をめぐるものになるだろう」。 ■わき水 「六甲山中に水源20カ所以上。阪急の御影駅から登山道へ、住吉川の源流で右手に西山谷。突き刺されたパイプからあふれ出ている。このパイプは山陽新幹線・六甲トンネル建設の際、地質調査を行った大阪大学の研究者が設置した。飲むと、少し甘みがある。 わき水は保健所に持ち込んで自費で水質検査できる。鮮度は「真夏でもわき出してすぐの水は15℃前後。それ以上水温が高い水は飲まない方がいい」 ■六甲の水---ミネラルバランス絶妙 「六甲の水の名前で得られているミネラルウォーターは、どれも六甲山からの伏流水で作られている。ペットボトル入りの国産飲用水は、農水省のガイドラインで①ナチュラルウォーター②ミネラルウォーター③ボトルドウォーターに分類されています。①は、地下水を濾過、沈殿か加熱したもので、、うちミネラルを含むものが④ナチュラルミネラルウォーターです。 六甲の水はナチュラルミネラルウォーターで、カルシウム・カリウムなどのバランスの良さが特徴。今年初めに赤字で生産中止となるまで、神戸市の第三セクターで発売していた「神戸ウォーター」は、かって国際品評会で金賞を獲得した。 ハウスによると、神戸市灘区の深さ100mの沖積層から、毎日1200トンの地下水を採取。密閉した数十台のタンクローリーで奈良県の工場に運んでいる。加熱処理せずに0.2ミクロンの特殊フィルターで除菌し、無菌ルームで充填密封している。硬度[83]。水素イオン指数(pH)は7.4の弱アルカリで、人間の体内と同じ。 今年夏、斉明天皇ゆかりの明日香村・酒船石移籍(7世紀)から出土した「古代の聖なる泉」の水の成分が明らかになった。硬度87、ナトリウム14mg。六甲の水と類似している。2000.11.7《読売新聞》 ■奇跡の水 <1>ルルドの水 <2>ナダーナの井戸水:皮膚病 <3>棺から湧く水: 南フランス、アルル地方、石の棺から湧く <4>トラコテの水: 1.腰痛・糖尿・アレルギー・B型肝炎・エイズ・ガンが治る。 21993年、ウルグアイの医師が3673人の臨床データ エイズ(100%) アレルギー(99%) その他(80%以上) 死亡例はわずかに29人。 3マジックジョンソンも訪れた。 理由: 活性水素(H)が大量に含有(1ppm/ml)していた。HとHは結合して水素分子になりやすい。ところが、火山地帯などの高温・高圧では水の酸素と水素原子が分離し活性水素となる。そして(玄武岩含まれて)大量にあったミネラルがその活性水素を取り込み、水素の分子化を防ぐ。さらに今はまだ不明だが、もう1つの要因が絡んで、活性水素が大量に含まれるようになった。 人工的に作った、「電解還元水」がトラコテの水ほど効果がないのが、もう1つの要因。」 活性水素は活性酸素と結合して、種々の病気を治す。 アレルギー:  ウイルスが入ると活性酸素を放出してやっつけるのだが、過剰に放出されて、本来攻撃対象になっていない花粉なども攻撃しアレルギーを起こすが、活性水素は過剰な活性酸素と結合し水となり無毒化する。 糖尿病: インスリンを出す細胞や受容体は活性酸素に弱い。 高血圧: 不飽和脂肪酸が過酸化脂質になるのを活性水素が防ぐ。 エイズ: エイズが増殖するのに不可欠なプロテアーゼに活性水素がくっつき、エイズの増殖を防ぐ。 ガン: テロメアが無くなると細胞が死滅する。ガン細胞はテロメラーゼを出して、それがテロメアにくっついて細胞の死滅を防ぎ、増殖し続ける。活性水素はテロメラーゼとテロメアの結合を阻害する。 <5>三朝温泉水: 放射線(ラドン)量が、通常の井戸水の8500倍。 1リットル中に1700ベクレル。 放射線のホルミシス効果で治る。微量の放射線が細胞をほんの少し傷つけると、活性があがる。 ■純水 「茨城県つくば市に研究拠点を持つ水処理機器開発・販売のRHプリンスビラ(千葉県浦安市)は、低価格の純水製造装置を開発した。これまで1トン\2000ほどだった製造コストを1/10に抑えられるという。このほど韓国のサムスン電子に納入。 この装置は、ヤシ殻活性炭や1マイクロ㍍(マイクロ=1/100万)以下の微細な高密度フィルターなどに水を通し、不純物を取り除く。その上で、水の分子だけを分離する特殊なイオン交換樹脂を通して純水を作り出す。事前に不純物を除くため、1週間で取り替えが必要だったイオン交換樹脂が4年間使えるよになったという。 純水は電気を通さない性質から、半導体の洗浄などに使われる。飲料や食品の生産で、水質が違う工場間で味をそろえる目的で使う例もある。 価格は毎時1トンの純水が生産できる装置で約300万円。」2002.10.7《日経産業新聞》 ■月の砂から 「宇宙航空研究開発機構と東京工業大学の研究チームは、月の砂から水を製造する基本技術を開発した。月の砂と同じ成分の砂を作って実験した。 清水建設と渡辺隆行東工大助教授の共同成果。 製造方法は直径70マイクロ㍍の模擬砂を円筒形の反応器の中に入れ、100℃に加熱し、上から水素を投入する。模擬砂に含まれる酸化鉄が水素と反応して水が出来る仕組み。 実験では模擬砂100gを使い、2~4㍑の水素を加えたところ、5分間で水4㍉㍑作ることが出来た。 水素は電気分解で酸素と水素にするため、水素は繰り返し使える。 宇宙基地で3~4人が活動する場合、飲料用と酸素製造用を合わせて1日当たり30㍑の水が必要になる。」2006.5.9《産業》 地球から持って行くのは水素だけですむ。砂は月には無尽蔵にあるので、人工オアシスも夢ではない。さらに作った水を電気分解すれば、酸素も手に入る。 ■ミネラルウォーター 「味噌を中心とする食品メーカーの「かねさ(青森市)」はミネラルウォーター『梵珠百水』で、国際食品コンクール「モンドセレクション」の最高金賞を受賞した。 受賞は5年連続で、日本のミネラルウォーターとしては初めてという。味噌工場を持つ青森市浪岡の梵珠山の地下から採取する弱アルカリ水で、10年前から製造販売。2006.7/20《産業》 ■酸素同位体 を調べることで、地下水がどこからきたのかが分かる。富山湾で調査。立山からの水が地下水水として湾内に湧水。  みそ(味噌)   ◎メラニン合成抑制効果     「味噌に含まれ『遊離リノール酸』という脂肪の一種が、細胞のなかで『チロ     シナーゼ』という酵素が作られるのを抑制し、メラニンが皮膚で合成されるの     を抑えることが分かった。ただ、味噌の摂取でもこの効果が表れるかどうかは     今後の研究で詰める必要があるという。  みそのメラニン合成抑制効果を見つけたのは、農水省食品総合研究所の新本     洋士主任研究員らのグループ。紫外線の刺激がなくてもメラニンを合成する性     質があるマウスのメラノーマ細胞を使って、味噌の抽出物にメラニン合成を抑     制する効果があるかどうかを確かめた。  メラノーマ細胞に<2>味噌を熱水で抽出した物質、<2>味噌をエタノールで抽     出した物質を、アルブチンと比較。細胞2万個当たりのメラニン量を比べた。   <2>熱水抽出物質・・・抑制効果少ない。      <2>エタノール抽出物質・・アルブチンよりメラニン合成量を約30%抑制。     エタノール抽出成分を5つに分けて分析、抑制成分は遊離リノール酸と判明。  みつかね=水銀のこと。  ミロバランノキ=ハリータキー  蜜(みつ)  【効能・効果】     ○気の不足を補う。   蜜(みつろう) beeswax   ◎精油のキャリヤーとして使用されるクリームと軟膏の原料。 ミツロウ (ミチバチの巣から得られた、パルミチン酸ミリシルを主成分とするものをいう。) オウロウ ビースワックス ベースワックス   ミツバチ科ミツバチ(Apis indica RADOSZKO., Apis mellifera LINNE)の巣より、加熱圧搾後、ろ過したものより得られたものである。主成分はパルミチン酸ミリシルである。 ガムベース 光沢剤 Bees wax  密陀僧   ○性は平、味は辛、小毒。  【効能・効果】       <2>長くつづく下痢を治す。       <2>五痔       <3>金瘡       <4>顔色の斑点を治す。     ○顔面のシミ・斑点を治す。       「細末にして乳と混ぜて塗る。」  密蒙花   ○性は平、味は甘く、無毒。  【薬性歌】     密蒙花、甘。能く目を明らかにすることを主る。虚翳、青盲に。これを服すれ     ば速やかに効あり。《万病回春》  【効能・効果】       <2>青盲       <2>赤脈       <3>多涙       <4>小児の瘡疹。       <5>疳気が目に来るのを治す。  【修治】     ◎酒に一晩漬けて置き、蜜に混ぜて使う。《医学入門》 む  ムイラムアマ   ○アマゾン熱帯雨林とブラジル北部原産の高さ5mぐらいの低木で、根から葉の先    端まで薬草として利用されています。     根と樹皮がとっともよく使われます。根と樹皮には、豊富な遊離脂肪酸・必須    オイル・植物性ステロールなどが含まれ、さらに、ムイラムアマの名前の由来伴    っている『ムイラプアミーナ』と呼ばれる新種のアルカロイドが見つかっていま    す。     その特徴     ・媚薬効果     ・神経システムの強壮作用     ・抗リウマチ特性     ・健胃整腸作用    などがハーブ医療で利用されてきました。特に、歩行性運動失調症や長時間たち    続けることで起きる神経痛、慢性リウマチや部分的な麻痺に対して永続的な効果    があるといわれています