【薬物名に】
#ニアウリ gomenol、niaouli
【学名】Melaleuca viridiflora
【成分】
(精油)シネオール、ユーカリプトール、テルピオール。ピネン。リモネン
各種のエステル
【効能・効果】(精油)
きず
やけど
ガンの放射線療法に併用する。
【参考】
<1>ニアウリに精油は、葉と若い小枝から抽出。 <2>カユプテ(Melaleuca leucodendron)に極めて近縁の植物。 ニオイニンドウ
【学名】lonicera periclymeum
【英名】Honeysuckle
【使用部位】地上部。
【成分】粘液 グルコシド サリチル酸 インベルチン
【効能・効果】
皮膚の感染症
ニオイヒバ
【学名】Thuja occidentalis
【英名】Thuja、arbor vitae、tree of life、white ceder、yellow ceder、American ceader
【使用部位】葉、若枝。
【成分】
精油:ツヨン(65%以下)
フェンチョン
ボルネオール
シモネン
ピネン
カンファー
ミルセン
フラボノイド配糖体
粘液
タンニン
【効能・効果】
○気管支炎
○鼻炎
○月経の遅れを治す(北アメリカ・インディアン)
○子宮や気管支の平滑筋に刺激を与える。
○外用:
とびひ(浸出液)
乾癬(浸出液)
リウマチ痛(温湿布)
イボ(軟膏)
【注意】
妊娠中は禁忌。
ニガウリ (bitter melon)(参照→「ゴウヤ」)別名:[苦瓜][ゴーヤ][ツルレイシ]
ニガクリタケ N.fasciculare(Hudson:Fr)Karst =モエギタケ科。 切り株・倒木に束になって群生する。中央がやや褐色を帯びた硫黄のような黄色。
有毒成分:ファシクロール類。
中毒症状:
<1>短時間で腹痛・嘔吐・下痢。
<2>約2~3日後に肝障害が現れ、意識溷濁・痙攣を起こし、死亡することあり。
◎治療法は確立されていない。
毒抜きの方法はなく、水に晒しても無毒化しない。
【中毒事例】
「青森県で、佃煮にして家族6人で食べた。子供4人のうち3人(5歳・7歳・10歳)は2日後に死亡。長女(13歳)は4日後に死亡。いずれも食後6~8時間後、舌がピリピリし、激しい嘔吐、痙攣、意識不明になり、一時意識は回復したが、その後腹部から首にかけて紫斑が現れ、急に死亡している。母親(38歳)は嘔吐、下痢、痙攣があり、一時意識不明になったが、4日後に回復、父親(46歳)は嘔吐、下痢、腹痛のみで20時間後に回復。毒成分はファシキュロールE,F。」 (山と渓谷社「日本のきのこ」より)
噛んで苦みがあれは、食べてはいけない。
ニガヨモギ
【基原】キク科ヨモギ属
【学名】Artemisia absinthum
【英名】Absinthe
【和名】苦蓬
【成分】ツーヨンthujone
【作用】精神錯乱
◎アブサン
「ニガヨモギを主原料に、アニスやウイキョウなどを香料として加えたリキュールの一種で、アルコール度数は90度もあった。緑色の酒。フランスでの製造販売が1915年3/16をもって禁止された。 アブサンに溺れた人々 天才詩人アルチュール・ランボー ゴッホは自分の耳をそぎ落とした ロートレレック」 ◎中世までは、薬種商人にとって貴重な薬草だった。こだいから強壮・食欲増進・解熱などに使われた。
ニゲラ
【学名】Nigella damascena
【英名】Nigella
【和名】クリタネソウ
【分類】キンポウゲ科、1~2年草
【原産地】ヨーロッパ ニシキギ
【効能・効果】
○打ち身:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。 「ネムノキ・衛矛」黒焼きし、酒で飲む。
○運動麻痺:
葉・種子の黒焼き末をさかずき1杯の酒で飲む。
○回虫駆除:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○かぜ:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○肩こり:
「ネムノキ・衛矛」黒焼きし、酒で飲む。
○脚気:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。 葉・種子の黒焼き末をさかずき1杯の酒で飲む。
○筋肉痛:
「ネムノキ・衛矛」黒焼きし、酒で飲む。
○月経閉止:
果実5~10g/日煎服(著効)
枝葉10から15g/日煎服(著効)
○こしけ:
果実5~10g/日煎服(著効)
枝葉10から15g/日煎服(著効)
○産後の腹痛:
果実5~10g/日煎服(著効)
枝葉10から15g/日煎服(著効)
○神経痛:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○心臓病:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○筋を違える:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○生理不順:
葉・種子の黒焼き末をさかずき1杯の酒で飲む。
○せき:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○知覚麻痺:
葉・種子の黒焼き末をさかずき1杯の酒で飲む。
○中風:
葉・種子の黒焼き末をさかずき1杯の酒で飲む。
○糖尿病:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○とげ抜き:
種子の黒焼き末を酒で飲むor外用。(著効) 果実を煎服。「ネムノキ・衛矛」黒焼きし、酒で飲む。
○肺結核:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。
○浮腫:
「ネムノキ・衛矛」黒焼きし、酒で飲む。(手足のむくみ)
○リウマチ:
枝葉10~15g/日煎服or果実5~10g/日煎服。 「ネムノキ・衛矛」黒焼きし、酒で飲む。
【注意】
流産の恐れがあるので妊婦は不可。
ニジマス (参照→「ヤシオマス」)
■受精卵から 「東京海洋大学の吉崎悟朗・助教授らのチームは、遺伝子改変したニジマスの受精卵を培養し、人間のタンパク質を作ることに成功した。従来はヤギなどに人間のタンパク質を作らせる技術を主流だったが、今回の手法は低コストが可能になる。 開発した技術は、目的のタンパク質を作り出す遺伝子を導入したニジマスの受精卵をつくり、4日間培養して「嚢胚期」と呼ばれる段階にまで成長させる。この時期になると、受精卵内では導入した遺伝子が一時的に大量に働いて目的のタンパク質ができる。 研究チームは実験で、遺伝性の肺疾患に使われる「ATT(アルファ1アンチトリプシン)」というタンパク質を作る人間の遺伝子をニジマスの受精卵に導入し、ATTを作らせることに成功した。 ニジマスの受精卵は4℃で培養する。このため、体温の高いほ乳類では作ることが出来なかったタンパク質の生産に活用できる可能性もある。 動物に人間が必要とするタンパク質を作らせる『動物工場』は従来、ヒツジやヤギ・ウシなどうぃ対象に遺伝子を改変し、その乳からタンパク質を採取することが多かった。ニジマスの卵を使えば、普通の動物用のような飼育コストが不要になる。また、タンパク質を作り出す動物の病原体が人間に感染する恐れがニジマスでは無くなる。
■卵細胞から精子を作製 「2010年、東京海洋大学の吉崎梧朗准教授らのチームは、ニジマスの卵巣の細胞から精子を作る実験に成功した。卵の元になる卵原細胞をオスの稚魚に移植すると、精巣に取り込まれて精子に変わった。 生後9ヶ月の完熟したニジマスのメスから卵の元になる卵原細胞を採取。孵化して30日後のオスのニジマスの腹に移植した。あたかじめメスの卵原細胞にクラゲ由来の蛍光タンパク質を組み込んで目印をつけておいた。数ヶ月後にオスの精巣内が光り、卵原細胞に由来する精子ができたことを確認した。 この精子と卵を受精させると正常な稚魚が生まれた。」
■ニジノスケ 2012年、山梨県水産技術センターがキングサーモン(マスノスケ)とニジマスを交配した新しい養殖魚「ニジノスケ」を開発した。 異なる魚種を交配すると多くは卵のまま死んでしまうため、種なしスイカに使われる「染色体操作」という技術を利用した。 ニジノスケの受精卵をぬるま湯に一定時間浸して染色体の数を増やすことで、3年で体長薬60cm、2kgに成長した。 新しい魚種の養殖には水産庁の許可がいる。
■丸ごと冷凍保存 2015年、東京海洋大学の吉崎悟朗教授らは、丸ごと冷凍したニジマスの精子や卵子をもとになる細胞(生殖幹細胞)をヤマメに移植し、子供を産ませることに成功した。 研究グループは、ニジマスの温度を1分間に1℃ずつ下げる仕組みの冷凍庫を使い、主文の凍結で細胞組織が壊れないようにして零下80℃まで凍らせた。 解凍後、生色幹細胞を取り出し、ヤマメの稚魚の腹に移植したところ、2年後に正常な精子と卵子が作られ、人工授精で冷凍ニジマスに由来する正常なニジマスを大量生産できた。 最長3年間の保存でも問題がないことを確認。
ニシン
■島根沖で 「北海道沿岸など北の魚だった魚のニシンが、2007年島根県沖の日本海で大量に捕れている。過去に例がないと漁業関係者はいう。 水産総合研究センター北海道区水産研究所(釧路市)によると、ニシンは冷水域に生息する回遊魚。 島根県沖の隠岐島周辺などで操業するカレイの底引き網漁船の網に入り始め4月に入って急増した。鳥取県境港市の鏡港には多い日で約800kgが水揚げされた」
ニセクロハツ Russula subnigricans Hongo
=ベニタケ科。シイ・カシの照葉樹林で西日本に多い。
有毒成分:不明。 「2009年、京都薬科大学の橋本真美子准教授と慶応大学の中田雅也教授らのチームが毒成分を突き止めた。毒の成分は『シクロプロペンカルボン酸』という化合物だった。中毒を起こした患者は筋肉の細胞が壊れて出てくる酵素の血中濃度が健常者の500倍に達した。 毒成分は筋肉に直接作用するのではなく、何らかの別の反応を引き起こし、中毒作用を発揮していた。 ニセクロハツは西日本に自生し、夏にシイノキ林で育つ。2~3本食べると命を落とすとされる。」
中毒症状:
食べてから30分後に嘔吐・下痢
やがて筋肉痙攣、後頭部から背中にかけて強直する。
意識溷濁し、2日後に死亡することあり。 死亡率50%。致死量は2~3本。
#ニチニチソウ Catharanthus roseus
=ラタンジョト(ratanjot)
(ア・ヴェーダ):糖尿病に使われれる。
■制ガン剤ビンクリスチン----人工合成に成功----- 「ガンの化学療法に欠かせない制ガン剤、ビンクリスチンを合成する酵素を、岡山理科大学理学部。浜田博喜講師(38)が見付け、ビンクリスチンを低コストで大量生産出来る可能性を開いた。 ビンクリスチンはキョウチクトウ科のニチニチソウの葉にわずかに含まれ、これまで葉から抽出しているが、効率が悪く、大量生産が課題だった。 ニチニチソウの葉に重量比で0.01%~0.1%しか含まれていない。 ビンクリスチンは植物に含まれ、動物に特異な強い生理作用を持つ塩基性窒素を含んだ有機化合物のアルカロイドの一種。細胞分裂を阻害する働きを持ち、ガン細胞の活動を抑える制ガン剤として、『急性白血病』や『悪性リンパ腫』『肺ガン』『小児腫瘍』などに使われている。 浜田講師は、ニチニチソウが低分子量のアルカロイドから高分子量のビンクリスチンを合成している点に着目。昨年5月、低分子量のアルカロイドのカサランチンとビンドリンをくっつけ、ビンブラスチンにするカップリング酵素を見付けた。さらに昨年末、ビンブラスチンをビンクリスチンにする酵素を発見、実験室で低分量のアルカロイドからビンクリスチンの合成に成功した。 1991.213《朝日新聞》
■血圧降下成分を高効率抽出
「ニチニチソウの細胞が分泌する血圧降下剤などの成分『インドールアルカロイ ド』を、従来の約10倍の高い効率で細胞から連続抽出することに、筑波大応 用生物化学系の田中秀夫教授と青柳秀紀助手が成功した。 バラバラにした細胞を人工の壁でくるみ、反応器内に入れて培養、染み出し たアルカロイドを回収する手法。たの植物にも応用でき、植物由来の医薬品の大量 生産につながると期待される。 細胞壁を除去した“裸”の細胞はプロトプラストと呼ばれ、細胞の生産物質 が外部に出やすくなるが、非常にもろい上、2~3日で細胞壁が再生してしま い、継続利用は出来なかった。 そこで、田中教授らは、細胞壁を取り除き、アルカロイドを通す人工の壁でニ チニチソウをくるむことを考えた。寒天など6種類の固定化剤を選んで細胞壁 を作り、インドールアルカロイドの生産量を比較したところ、アルギン酸の壁 をつけた細胞は生産量が12倍にも伸びた。1996.6.12《日本経済新聞》」
にぼし(煮干し)
■ためしてガッテン 煮干しの日=2月14日 いわしが原料 カルシウムが豊富・・・2200mg/100g (100g=生のイワシ3kg相当) 出汁・・・・・上品な味がする 干しエビと間違える人が多い。 富山県氷見市・・・旬の魚で煮干しを作る。乾燥して作る。これらの魚でとったダシ はまずかった。高級魚でもダシにはダメだった。脂肪量が10%以上あっ た。イワシの脂肪量1~2%の時だけ煮干しになる。 作り方: 長崎県(日本一の煮干し生産)4cmほどのカタクチイワシ。水揚げしてから1 時間後には加工場へ。海水で3分間ゆでる。乾燥室へ。一晩で煮干しのできあ がり。 煮て干すことで、生で干したものより、イノシン酸が11倍以上増える。 食品の中でイノシン酸の含有量は最高なのが煮干し。 出汁の取り方(レシピ) ・頭とはらわたを除く→必要なし ・分量:本数は5本/お椀1杯あたり→1~2本(5本は多すぎる) ・水に一晩(8時間)つけておくだけ→煮てはいけない (イノシン酸が1/2になる) (アクが出る) ・1㍑に対して5~10gの煮干しがちょうどいい。
ニーム =インドやパキスタンが原産。
高さ15~20mの常緑高木で芳香を出す。害虫を寄せ付けない木として知られている。
■安全な殺虫剤 「米穀物大手のカーギルグループなどが出資するベンチャー企業の日本エコロジア(東京渋谷区)じゃ、安全性が高い業務用殺虫剤を開発。 開発した殺虫剤「バイロハス ペストコントローラー」は、欧米で害虫駆除の効果が認められているニームの実を利用。忌避作用もあるため予防に効果があり、飲食店の厨房などに散布するのは週に1回で済む。 既存の合成殺虫剤は毒材をゴキブリやハエなどに食べさせたり体にかけて殺虫する。今回発売する製品は虫が呼吸をする穴である「気門」をふさいで、<窒息死>させる。このため昆虫以外には害が無い。 卵は孵化できず、幼虫は脱皮できない。成虫は食事が出来なくなる。 医薬品や農薬の安全性試験を手がける[薬物安全性試験センター](東京新宿区)でラットに対する経口投与でどこう性を確認。“人が飲んでも問題ないくらい安全” 液体で
ニュウコウジュ (乳香樹)
【学名】Boswellia thurifera
【英名】Frankincese
【参考】
<1>この木の樹脂から抽出される精油は、気分を穏やかにし、呼吸を深める。
<2>吸入器に入れて使うと静かな精神状態で瞑想出来る。
<3>浴用には湯に5滴の乳香油を落とす。 カンラン科の乳香樹 乳香=乳香樹から採れる脂が固まった物です。 乳香樹 オリーブの先の木 コルシカ島 現在でもカトリック教会のミサ聖祭やユダヤ教の儀式の最中に、この乳香から出来た没薬がその場所をお清めする為に焚かれます。 東方の三博士(とうほうのさんはくし)は新約聖書に登場し、イエスの誕生時にやってきてこれを拝んだとされる人物。 博士」あるいは「賢者」と訳される言葉「マゴイ」(マギ)の原義は天文学者であったようである。三博士の名は、西洋では7世紀から次のような名が当てられている。
①メルキオール Melchior (黄金-王権の象徴、青年の姿の賢者)、
②バルタザール Balthasar (乳香-神性の象徴、壮年の姿の賢者)、
③カスパール Casper(没薬-将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)。
没薬は、ミルラとも言い、本来 死者の身体に、死体の防腐剤として塗られるものだった。
ニラ(韮) Chinese Leek
=春が旬の野菜。東南アジア、中国、日本原産のユリ科の多年草草本。
【学名】Allium tuberosum
【別名】ミラ、フタモジ、陽起草
【分類】ユリ科、多年草
【原産地】温帯~暖帯
【成分】 硫化アリル・・・ビタミンB1の利用効率を高める。
【薬性歌】味辛温。胃熱をり除く。汁は血を清し、子は夢泄をいやす。《万病回春》
【効能・効果】 強壮強精作用 消化促進 消炎作用 活血化瘀(駆瘀血作用)
○胃アトニー:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○胃拡張:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○遺精(インポテンツ:種子2~10g/日煎服or生種子30粒飲む。下半身の血行が良くなる。
○打ち身:生葉汁を塗布する。
○ウルシかぶれ:生葉をもんで鼻中に入れるor生葉汁を塗布する(著効)。
○かぜ: 茶碗にニラを刻んで入れ、適量の醤油を垂らし、熱湯を注いで飲む。
○肝気を充足させる。「おしたしにして食べるとよい。」
○切り傷:生葉をもんで鼻中に入れるor生葉汁を塗布する(著効)。
○強精:種子2~10g/日煎服or生種子30粒飲む。
○胃中の熱を治す。「常食する」
○狭心症: 生のニラ葉をすりつぶし、酢で練る。ガーゼに塗って患部に湿布。
○胸痞と心中急痛、又は痛が背までつながる症。 「汁を取って服用。」
○血尿:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○下痢:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。 葉を味噌汁に入れて食べる
○こしけ:種子2~10g/日煎服or生種子30粒飲む。
○痔出血:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○食道狭窄: 茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○喘息:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○吐血:生葉をもんで鼻中に入れるor生葉汁をのむ(著効)。茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○日射病:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○尿意頻数: 種子2~10g/日煎服or生種子30粒飲む。
○乳腫:生葉汁を塗布する。
○寝汗:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○鼻血:生葉をもんで鼻中に入れるor生葉汁をのむ(著効)。
○腫れ物:生葉汁を塗布する。
○冷え症:茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。
○疲労: ニラの生汁+ハチミツを飲む
○便秘: ニラ納豆にして食べる
○やけど:生葉をもんで鼻中に入れるor生葉汁を塗布する(著効)。
○夜尿症:
茎葉10~30g/日煎服or生葉汁を飲むor食べる。種子2~10g/日煎服or生種子30粒飲む。
○五葷(ごくん)
=仏家または道家で食することを禁じられた食べもの (仏家):ネギ科のニンニク、ラッキョウ、ネギ、ノビル、ニラの5つ。 (道家):ニラ、オオニラ、ニンニク、アブラナ科のアブラナ、セリ科のコエンドコロ(コリアンダー)の5つ。
■間違えた
スイセンの葉を「ニラ」として出荷されていた。青森で起きた。農家が自然に生えていたものを採って出荷を酢味噌あえで食べた。 花が落ちた後の茎の部分はニラに似ている。 ①匂い ②根部分が違う ③花が咲くと違いが分かる
ニワトコ (参照→セイヨウニワトコ) =「接骨木」
⇒落葉低木。枝には大きな髄があるため、折れやすい。春に淡黄色の小花が群がってつける。6~7月頃、果実は赤熟する。
【効能・効果】
○打ち身: 枝の黒焼き 花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。 「枝・楊梅皮・黄柏末」同量混和し、酢で練って湿布する。 ○ウルシかぶれ: 花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。 ○脚気:「花・枝・葉」5~20g/日煎服。 ○関節炎:花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。 ○肝臓病:「花・枝・葉」5~20g/日煎服。 「ニワトコ・ドクダミ・ゲンノショウコ・ダイコンソウ・キササゲ」煎服する。 ○切り傷:花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。
○高血圧:「花・枝・葉」5~20g/日煎服。 ○骨折:花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。
○歯根から膿が出て、歯が緩んで落ちそうになった: 「百中飲接骨木」100服ばかりで治った《津田玄仙》
○湿疹: 花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。 ○神経痛:「花・枝・葉」5~20g/日煎服。 「枝・楊梅皮・黄柏末」同量混和し、酢で練って湿布する。
○腎臓病: 「枝・葉・ビワ葉」を煎服(著効)。「枝・決明子・南蛮毛各20g」煎服(著効)。 「花・枝・葉」5~20g/日煎服。
○折傷、筋骨の疼痛: 浴用剤 小さく削って作った杵の先で腹の積聚疝塊を按圧する《津田玄仙》
○トビヒ:花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。
○尿利減少:「花・枝・葉」5~20g/日煎服。
○捻挫:枝の黒焼き 花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。 ○梅毒で両手の痛む者:「接骨木・山帰来・大黄」水煎服用させ、10服ばかりで治った。《津田玄仙》○腫れ物:花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。
○膝関節の腫れ痛む者: 「敗毒散大黄接骨木」40服ばかりで治った《津田玄仙》 ○浮腫:「枝・決明子・南蛮毛各20g」煎服(著効)。「花・枝・葉」5~20g/日煎服。
○虫歯:
○夜尿症:「花・枝・葉」5~20g/日煎服。 ○リウマチ:「葉・トベラ葉」の煎汁で湿布する(著効)。「花・枝・葉」5~20g/日煎服。 花・枝・葉の煎汁で温罨法。or生葉汁で湿布orエキスを塗布する。
ニワトリ
◎卵油:卵の黄身を、フライパンに入れて絶えずかき混ぜながら、強火で炒ると、油が出るようになる。それをスポイトで採集する。
◎卵油を飲むと、細胞を賦活させる。
【効能・効果】
○あせも:白身を塗布する。
○息切れ: 卵油を飲む(著効)。
○胃ケイレン:卵の殻を、カラカラになるまで炒って作末し、温酢で飲む(著効)。
○胃酸過多: 卵の殻を、カラカラになるまで炒って作末し、温酢で飲む(著効)。
○胃の病気:乾燥した肝臓を削って飲む(著効)。乾燥させた砂嚢を削って飲む。
○胃痛:卵油を飲む(著効)。
○遺尿:乾燥させた砂嚢を削って飲む。 ○黄疸:卵の殻を、カラカラになるまで炒って作末し、温酢で飲む(著効)。
○脚気:卵に清酒を入れ弱火でドロドロになったら砂糖を加え、温服する。
○化膿症:
新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割ってかき混ぜ飲む。
○過労:卵油を飲む(著効)。
○狭心症:卵油を飲む(著効)。
○切り傷:卵の薄皮を貼る。 黄身とゴマ油or酢を混ぜて、ガーゼに伸ばし湿布する。
○月経不順:トサカの黒焼き末を酒で飲む。 ○月経閉止:卵の殻を作末し飲む。
○下痢:黄身にその1/10の生姜を入れ飲む。 ○骨膜炎:「卵白・黄柏」酢で混ぜて塗布する。 ○産後の血の道:黄身を少量の酒で練って飲む。 ○子宮の病気:乾燥させた砂嚢を削って飲む。 トサカの黒焼き末を酒で飲む。 ○湿疹:卵油を外用する(著効)。
○痔:トサカの血を塗布する。
○痔瘻:卵油を外用する(著効)。
○しらくも:黄身とゴマ油or酢を混ぜて、ガーゼに伸ばし湿布する。
○視力減退:臓物を焼いて食べる。or臓物の黒焼き末を飲む。
○視力障害:卵油を飲む(著効)。 ○神経衰弱:卵油を飲む(著効)。
○神経痛:卵油を飲む(著効)。 トサカの黒焼き末を酒で飲む。
○心臓弁膜症: 卵油を飲む(著効)。 ○心臓脚気:卵油を飲む(著効)。 新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割って中身を1日1個ずつ食べる。
○腎臓病: 卵油を飲む(著効)。
○せき:黄身に熱湯を注ぎ、少し砂糖・生姜汁を入れ、就寝前に飲む。ニワトリの黒焼き末を煎服。 ○ソバカス: 白身を塗布する。
○打撲:「卵白・黄柏」酢で混ぜて塗布する。 ○タムシ:黄身を真っ黒に炒り、ホウ酸を少し加え、ゴマ油で練って塗布(著効) 黄身とゴマ油or酢を混ぜて、ガーゼに伸ばし湿布する。
○低血圧:卵油を飲む(著効)。
○動悸:卵の殻を、カラカラになるまで炒って作末し、温酢で飲む(著効)。卵の殻を作末し飲む。 ○ニキビ:白身を塗布する。
○尿道炎:新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割ってかき混ぜ飲む。
○のぼせ:
トサカの黒焼き末を酒で飲む。
○肺炎:卵油を飲む(著効)。
○肺尖カタル: 卵油を飲む(著効)。 ○肺結核: 卵油を飲む(著効)。
○日焼け:白身を塗布する。
○百日咳:ニワトリの黒焼き末を煎服。 ○疽:卵の一部に穴を開け、疽の指を差し込んで、目より高くして30分間~1時間おくとよい(著効)。
○貧血:トサカの黒焼き末を酒で飲む。 ○腹水:新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割ってかき混ぜ飲む。
○腹痛:卵に清酒を入れ弱火でドロドロになったら砂糖を加え、温服する。
○浮腫:卵油を飲む(著効)。
○膀胱炎:新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割ってかき混ぜ飲む。
○やけど: 卵油を外用する(著効)。 白身を塗布する。
○夜尿症:臓物を焼いて食べる。or臓物の黒焼き末を飲む。トサカの黒焼き末を酒で飲む。 ○淋病:新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割ってかき混ぜ飲む。
○肋膜炎:卵油を飲む(著効)。 新しい卵を一昼夜以上、酢の中に漬けて置き、殻が溶けて柔らかくなったら、これを割ってかき混ぜ飲む。
地鶏の名称・・・強制力なし
地鶏の元をたどれば・・・ 家畜改良センター兵庫 兵庫で生まれた(たつの) ← 小雪+紅桜
種鶏・・・純国産だけにこだわる 鹿児島発の「赤鶏さつま」 フランスからの親鳥が大部・・鶏インフルエンザで入荷困難 ケージに1羽じゃなく3羽一緒に飼うと、きそってエサを食べる。 糞を鶏が踏まないので衛生的 比内地鶏・・・ ・ケージ飼い・・・大きさが揃う。秋田県が認証しない。佐藤氏 ・平飼い(放し飼い)
■赤鶏さつま 「生まれ故郷は兵庫県たつの市にある独立行政法人家畜改良センター兵庫牧場。父は赤色系の「紅桜」、母は劣性白色系の「小雪」。二歩ぬマレの両親を用いて同牧場が育種改良した国産鶏種。 たつの生まれ 岩手県のニチレイフレッシュファームが育てる「たつの」が「純和鶏」のブランド名で販売されている。
■家畜化 アジアのジャングルを気ままに歩き回っていたヤケイを食料にするために人間が飼うようになったのは、今から8000年ほど前。スウェーデン・ウプサラ大学のレイフ・アンダーソンは2010年、ニワトリの全ゲノムを動物園で飼育されているヤケイとつきあわせた。すると、ニワトリにだけ甲状腺刺激ホルモン(TSHR)の遺伝子に変異があることが分かった。 家畜化にはのこTSHR遺伝子が関与している可能性がある。
ニンジン carrot
=秋が旬の野菜。地中海沿岸~中央アジア原産。セリ科の越年生草本。 日本へは1600年代に伝わる。 現代の栽培種(Daucus carota)
精油は、葉・根・花・種子から蒸留されます。
【品種】 紫ニンジン(パープルパープル)鎌倉野菜 金美ニンジン(沖縄)
【学名】Daucus carota L. ギリシャ語のdaukos(温める)に由来する。
【成分】 βカロチン・・・活性酸素を除去 「ニンジンジュースは潰瘍とガンを癒す世紀の奇跡である」(N・W・ウォーカー)米国の自然療法家」 コハク酸カリウム塩・・・血圧を下げ、水銀を排泄する。 イオウ リン カルシウム
【効能】
◎がん
◎潰瘍
◎肝臓病
◎乳汁分泌促進
◎強壮作用
◎血糖を下げる
【効能・効果】
(精油)
<1>健康維持(万病予防)・・・ ニンジンとリンゴのジュースが自然療法病院のメインセラピー <2>抑制効果: 「カゴメは同社総合研究所と国立医薬品食品衛生研究所との共同研究で、ニンジンジュースに『花粉症』や『アトピー性皮膚炎』といった[Ⅰ型アレルギー性疾患]の抑制効果があることを動物実験で確認した。徳島県で開かれた日本薬学会で発表した。 実験では、各5匹のマウスにニンジンジュースをそれぞれ与え、その後アレルギーの原因物質のアレルゲンを2度に渡り注射した。与えたニンジンは人間換算で1日4本分に相当する。そして水・ニンジンジュースを与えてから1週間後に血液と脾臓細胞を分析した。 血液分析では、アレルゲンに接することで生じ、Ⅰ型アレルギーを起こす抗体タンパク質。「IgE」を測定し、ニンジンジュースを飲んだマウスは水を与えたマウスに比べてIgEの量が半分に留まった。脾臓細胞分析では、IgEの生産につながるインターロイキン-4(IL-4)を測定、やはりニンジンジュースグループは水グループに比べて2/3に留まった。Ⅰ型は花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、ジンマシンなどを引き起こす最も身近なアレルギーのこと。」1999.4.7《日経産業新聞》
<3>肝臓と胆嚢の強壮作用・・・乾燥120gを刻み、540ccで半量にまで煎服。
<4>皮膚の潰瘍
<5>皮膚ガン
<6>ガン
<7>紫外線から肌を守る。
南米では日光浴の前にニンジンジュースを飲んだり、ニンジンを食べる。
<8>便秘: ニンジンとゴボウのきんぴらを常食。 ニンジンジュース300ccにハチミツを入れて飲む
■ずばぬけて多いカロチン 「朝夕の思いがけない冷え込みに、うっかり風邪をひく季節になったが、ビタミンAが不足すると一層風邪をひきやすい、日本人はビタミンAの多くを緑用野菜からカロチンとしてとっている。 カロチンの呼称がニンジンの英語名キャロットに由来するように、ニンジンのカロチン量はずば抜けて多く、中くらいの半本で、1日必要量がとれるほどである。ビタミンB群、C、カルシウム、鉄も多く、栄養的価値が高い。注意したいのは、ニンジンはビタミンC酸化酵素を含んでいる為に、他の野菜と合わせてジュースにすると、ビタミンCの効果を弱めてしまう。ミキサー中にあらかじめレモン汁や酢を少し加えて、酵素の働きを止めると良い。ニンジンはセリ科の1、2年草で、原産地のアフガニスタンあたりで東西に分かれ、オランダ・イギリスへと西方へ広がりながら改良されていったのが西洋系のニンジン、中国をへて東方へと伝わってきたのが東洋系のニンジンで、日本への伝来は十六世紀は葉も根と同様に食べていたが、明治以降は根だけを食べるようになった。いま普通に使うオレンジ色のニンジンは西洋系、主に日本料理に使う鮮紅色のニンジンが東洋系で、京ニンジン、金時ニンジンとも呼ぶ。 カロチンは油脂に溶ける性質があるので、油脂を使って調理すると体内への吸収がよくなる。松本仲子・女子栄養大学助教授 1996.10.26《日本経済新聞》
ニンニク(蒜) Garlic
=夏が旬の野菜。中央アジア原産のユリ科多年草草本。 古代ギリシャやローマ時代から「農民のための万能薬」と呼ばれ、ローマの兵士は出陣前にニンニクを食べて精気をつけていた。 日本・・・青森県田子町 【和名】忍辱(にんにく)
⇒オオニンニク(大蒜) コウライニンニク(葫蒜)
◎成分: スコルジニン アリシン(硫化アリル) ◎鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
殺菌作用 抗糖尿病作用・・・グルコキニンの作用。
(納豆+ニンニク+ショウガ+カラシ) 血液循環・促進作用 解毒作用・・・ニコチンや重金属、公害汚染物質の解毒。
降圧作用
コレステロール低下作用・・・ブルガリアのソフィア大学の報告
鎮静作用
強壮作用
強肝作用
強精作用
健胃作用
整腸作用・・・少量で蠕動促進、多量で下痢止め 鎮咳作用
去痰作用
緩下作用
利尿作用
補血作用
発汗作用
解熱作用
駆虫作用・・・特に回虫に
【効能・効果】 強壮強精作用 殺菌防腐作用 糖尿病の予防 心臓病の予防
<1>血気心痛に。「生蒜の汁を1杯飲む。」 <2>気の予防に使う。
<3>衂血に。「一粒をつぶして銅貨ぐらいにして左鼻から出る時は左の脚心に、右の鼻だと右の脚心に、両方の鼻から出るときは両方の脚心に、貼ると血はすぐ止まる。」
<4>悪瘡:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 <5>胃炎: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<6>胃ガン:「ニンニクを多く摂取するイタリアや中国の特定に地域では胃ガンの発生率が低い。」 <7>胃ケイレン: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<8<陰痿: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<9>インキンタムシ:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。
<10>円形脱毛症:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する<11>回虫: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<12>かぜ: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<13>カリエス: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<14>関節痛:「鱗茎おろし汁白ゴマ(炒)末」蜂蜜で練って、匙1杯飲む。
<15>強壮強精に:鱗茎をすり下ろし、蜂蜜・古酒を加え、ドロドロに煮て、少しずつ食べる。 <16>蟯虫: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
<17>下痢: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○高血圧: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○ジフテリア:鱗茎の絞り汁でうがいする(著効)。
○十二指腸虫: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○痔瘻:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○心臓病: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○神経衰弱: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○神経痛: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。
○赤痢: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○喘息: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○大腸ガン: 「米国内の女性を対象とした調査では、大腸ガンの発生を抑制する」
○打撲:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○低血圧: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○動脈硬化: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○乳腺炎:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○捻挫:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○肺結核: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○冷え症: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○疲労回復: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○病後の回復:鱗茎をすり下ろし、蜂蜜・古酒を加え、ドロドロに煮て、少しずつ食べる。 ○不妊症: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○不眠: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○扁桃炎:鱗茎の絞り汁でうがいする(著効)。 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○便秘: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○水虫:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○癰腫:鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。 ○腰痛:「鱗茎おろし汁白ゴマ(炒)末」蜂蜜で練って、匙1杯飲む。
○リウマチ: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。鱗茎の絞り汁で塗布or湿布する。
○瘰癧: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
○肋膜炎: 鱗茎を常食するorすり下ろし酒に入れて数週間寝かせて飲む。
■アリシン
<1>ビタミンB1の体内への吸収を増やす 「ビタミンB1は糖をエネルギーに変換するのに必要なもので、B1が不足するとエネルギーへの変換が不完全になり、乳酸が増える。ところが、VB1は必要量以上は吸収されない。アリシンがあると、小腸で(アリシンビタミンB1)どんどん吸収され、肝臓に貯えられる。貯えられたVB1がエネルギーに変えていくのでスタミナが出ることになる。 <2>溜まった疲労物質である「乳酸」もエネルギーに変える。
<3>ニンニクをそのまま加熱するよりも、すりつぶした方が、血中のビタミンB1の吸収率は6倍になり、肝臓に蓄えられる。
<4>アリシンは生のニンニクには含まれていない。生のニンニクには「アリイン」として含まれている。切ったり、つぶしたりすると酵素の働きで「アリシン」に変わる。
<5>そのままニンニクを加熱して食べたときは、腸内細菌の働きでアリインがアリシンに変わる。ただし、すり下ろしたほうが加熱するよりも沢山のアリシンが出来る。(アリインは熱に弱い為) 1996.11.13NHK「女の大研究」より
【注意】
<1>食べ過ぎると溶血作用が起こり、貧血のもとになるので、生で1カケラ、加熱したもので2カケラ/1日を限度に。
<2>生ニンニクの長期連用は要注意: ビタミンB2が欠乏し、舌炎、口角炎、口唇炎、皮膚炎などになりやすくなる。 菌交代症を引き起こす<3>肝臓の弱い人には注意が必要。
■毛細血管 「米カリフォルニア大学と味の素のチームは、ニンニクに含まれるアミノ酸の一種を少量投与すると、毛細血管の血流が増えることを動物実験で突き止めた。」20071/15s
肉蓉肉蓯蓉(にくじゅよう)
【薬性歌】“蓉味甘補精血 若驟用之反便滑” 蓉、味甘。精血を峻補す。もし驟(しばしば)之を用うれば反って動じて便滑 らかなり。《万病回春》
【効能・効果】
○精髄を補強し、男子の泄精を助ける。 「4両を水に漬け晒して粉末にし、精肉と味付けして米飲に混ぜ、空腹時に服用。」
○命門の補強剤。「(酒浸)して蒸して薬に入れる。」
○腰痛。「作丸して服用。」
【修治】
(酒洗)し浮甲を去る《万病回春》
【注意】 鉄器を犯すことを忌む。《万病回春》
肉豆(にくずく)MYRISTICAE SEMEN (参照→「ジャーティパラ」) 【基原】モルッカ諸島原産。常緑高木ニクズク科ニクズクの仮種皮・種皮を除いた種子。 ★《開宝本草》で収載。 (参照→ナツメグ)
【性味】味は辛、性は温。
【帰経】脾・胃・大腸経。
【分類】固渋薬。
【薬性歌】“肉辛温胃虚冷 瀉痢不止功可等” 肉、辛温。脾胃の虚冷、瀉痢休まざるに、功立(たちどころ)に等しかるべし。 《万病回春》
【効能・効果】
◎脾胃を暖め、腸をしめ気を下す。 <1>虚瀉冷痢
<2>嘔吐
<3>心腹満悶、脹痛
◎下痢が水の様で止まらないとき。 「3個を麺でくるんでり、作末して米飲で調服。」
【修治】
麺に裹み熟し、切り砕き紙に包み槌って油を去る《万病回春》 ◎(麺包熱):小麦粉を水に拌ぜ、肉豆を裹(つつ)み糠の火中に埋めて熱 し、麺粉を去りて、搗き砕いて用いる。()とはうずめ火にした焼くこ と。
【配合処方】
四神丸《証治準縄》
真人養臓湯
肉桂(にっけい)
【処方名】:[肉桂][官桂][桂心]
【基原】クスノキ科(Lauraceae)ケイCinnamomum cassia Blume.の樹皮を乾燥。 日本産の肉桂:Cinnamomum sieboldii Meissen(=C.loureiorii auct.Japon Nees)の根皮。和歌山県・四国で主産。
【性味】味は甘辛、性は大熱。
【帰経】肝・腎・脾経。
【分類】温裏虚寒薬。
【薬性歌】“肉桂辛熱通血脈 温補虚寒腹痛劇” 【効能・効果】
<1>腎を補う。
<2>臓と下焦を治す薬に入れる。《医学入門》 ◎火を補い陽を助け、寒をしりぞけ、止痛する。 <1>腎陽衰弱
<2>四肢厥冷
<3>経閉
<4>腹痛、疝痛
<5>下痢清穀
<6>腰膝痺痛
○散寒・鎮痛・温腎・補陽の効能があり、以下に用いる。
腎陽不足
腰足痛
吐下
月経閉止
腹痛疝
【薬能】
《古方薬品考》“中を温め百功を宣導する” 《中薬大辞典》“元陽を補い、脾胃を温め、積冷を除き、血脉を通ず” “命門の火衰え、肢冷え脈微、亡陽虚脱し、腹痛泄瀉、寒疝奔豚、腰膝の冷痛、経閉、陰疽、流注及び陽虚浮越、上熱下寒するを治す”
【薬対】 『肉桂+黄蓍』 『肉桂+黄柏』 『肉桂+黄連』 『肉桂+熟地黄』 『肉桂+小茴香』 『肉桂+大黄』 『肉桂+丁香』 『肉桂+当帰』 『肉桂+附子』
【配合処方】 安中散《和剤局方》 十全大補湯《和剤局方》 少腹逐湯《医林改錯》 保元湯《景岳全書》[黄蓍、党参、甘草、肉桂]
【成分】
<1>精油:約1.0% イ)cinnamaldehyde(cinnamic aldehyde)30% ロ)camphene ハ)1,8-cineole ニ)linalool
日本冬虫夏草 (参照→冬虫夏草) ⇒虫の体内から栄養分を吸収して育つキノコ。 ◎日本で出来る冬虫夏草を、日本冬虫夏草と呼ぶ。30数種類が、矢萩信夫・禮美子夫妻によって発見されている。
◎発見場所によって、 土の中で発見:地中性寄生 地上、木の枝:気中性寄生
◎種類 オサムシタケ カメムシタケ クチキハスノミアリタケ セミタケ ハエヤドリタケ ハチタケ ハナサナギタケ ミドリトサカタケ ヤンマタケ
【効能・効果】
○抗ガン作用 「日本で人工的に作った日本冬虫夏草の一種ハチタケから抽出した成分を、エールリッヒ固形ガンに罹患させたマウスで実験。約76%の抑 制率が得られた。」
乳香(にゅうこう) OLIBANUM (参照→「ニュウコウジュ」)
【基原】ソマリー沿岸山地原産の低木、カンラン科(Burseraceae)Boswellia carterii Birdw. と同属の樹幹から滲出した含油ガム質(膠状)。
【性味】味は辛苦、性は温、微毒。
【帰経】心・肝・脾経。
【分類】活血薬。
【薬性歌】“乳香辛苦止痛奇 心腹即安瘡生肌” 乳香、辛苦。諸の悪瘡を療す。肌を生じ、痛みを止め、心腹に尤も良し。《万病回春》
【効能・効果】
<1>風水の毒腫を治す。
<2>悪気を払う。
<3>心腹痛
<4>気を止める。
<5>耳聾
<6>中風で口がきけない
<7>婦人の血症
<8>すべて瘡を散らす。
<9>大腸の泄痢を治す。
◎気を調え、血を活かし筋をのばし痛を止める。 <1>跌打損傷
<2>癰疽
<3>心腹痛
<4>筋脈拘攣
◎陰陽不和、心腹刺痛に乳香を加えて佐となす。《雑病翼方》
【薬理作用】 <1>抗菌作用が強い。
【薬対】 『乳香+牛膝』 『乳香+地竜』 『乳香+丹参』 『乳香+没薬』
【配合処方】
醒消丸《和剤局方》
小活絡丸
【芳香療法】(乳香=オリバナム)frankincense、olibanum
<1>精油は、この木の樹皮を傷つけると木は滴状の樹脂[露滴]をにじみ出します。この樹脂を水蒸気蒸留して抽出。
<2>精油の成分:
L-ピネン
ジペンテン
フェランドレン
カンフェン
オリバノール
<3>精油の効能
①子宮の強壮剤:妊娠中にも安全に使える。 ②感情を鎮める
③不安が発作の引き金になる喘息に ④過去の出来事にくよくよする人に
⑤呼吸をスローダウンさせ、深くさせる力があり、一層ゆっくりと深く 呼吸すれば、まもなく平穏さの感覚が生まれ、これがきわめて強く人 を瞑想に誘う。
■乳香の木
「乳香の木の幹に傷をつけて出る白い樹液が自然に固まるまで待つ(うるしと似ている)。2週間でできる。シバ王国でも一部の人に伝えられた。イエメンの人たちは今も集まりには香炉に乳香を焚き音楽を楽しむ。(火をつけると燃える) シバの女王 古代アラビアで乳香の貿易を独占。約3000年前にソロモン王と知恵比べし、恋に落ちた。実在の証拠はまだ見つかっていない。 イエメン・アラビアなど各地に伝説。 シバ女王の神殿。 サヌアから1時間、発掘現場。オスマン博士が指揮。シバの女王の遺跡を追いかけている。月の神を祭る。ヤギの形。キャラバンで移動するため月が大切だった。1000年以上前に消滅した文字の解読を進めている。シルクロードの各地からきていた。人種民族が様々な顔の彫り物。砂漠を越え集まってきた巡礼者たち。 7世紀に乳香を使わないイスラム教の出現で衰退した。
如意樹(にょいじゅ)
=空想の木。 サンスクリッド語: カルパ・タル カルパ・ドゥルマ カルパ・パーダパ カルパ・ブリクシャ などと呼ばれる。 ヒンドゥー神話では天界のインドラ神(帝釈天)の庭、ナンダナの森に生えているとされる。
ソコトラ島 (世界遺産) インド洋のガラパゴス島。 ハディボ市場(魚市場)サワラ・マグロ 300種が固有種の植物 ○乳香(白い樹液) 口に含む。ガムのように噛むと殺菌作用 ○竜血樹の樹液=シナバル(赤い樹液で樹齢200年以上) すりつぶして水にとく=血止め ○キューカンバツリー・・・木のウリ科 ○ソコトラアロエ・・・切って並べる→樹液が出る→マラリア・高血圧・便秘
人参(にんじん)GINSENG RADIX
【処方名】:[人参][吉林参][朝鮮参][紅参][白参][石柱参][辺条参][参鬚尖=ヒゲ人参][直参][曲参]
【基原】朝鮮、中国東北部原産。日本では、福島・長野・島根県、韓国では、錦山・光華島、 中国では、撫松・輯安などで栽培される多年草。
ウコギ科AraliaceaweオタネニンジンPanax ginseng C.A.Meyerの細根を除い た根=「白参」=「生干人参」
「白参」を軽く湯通して乾燥=「御種人参、雲州仕立」
★調整法から:
<1>白参
イ)直参:日本、開城産。 ロ)半曲参:豊基人参。 ハ)曲参」錦山人参。 <2>紅参
イ)日本産紅参:細根を付けたまま蒸して乾燥。 ロ)韓国産紅参:細根を除き乾燥し圧する。 ★野生の人参
<1>中国の吉林省・遼寧省産=「吉林参」 <2>朝鮮の野生のもの=「朝鮮参」
★比較:(→竹節人参)(→西洋人参=広東人参) (→三七人参)(→党参) ★人参の古名=「人」
【性味】味は甘微苦、性は微温。 温補潤升収 【帰経】肺・脾経。
【分類】補気薬。
【薬性歌】“人参味甘補元気 止渇生津調栄衛” 【効能・効果】(強精・強心・生津・止渇) <1>虚弱者
<2>重症患者
<3>ショック
<4>性機能低下
<5>老人病
<6>糖尿病
<7>肝疾患(急性肝炎)
<8>高脂血症
<9>白血球減少症
◎強壮、健胃、滋潤剤として、新陳代謝機能の衰退、陰証の者の用いられる。
<1>滋養強壮(虚弱)
<2>大補元気(病中病後) <3>補肺健脾:イ)気虚の呼吸困難、 ロ)自汗、ハ)易疲労、 ニ)食欲不振、ホ)慢性下痢
<4>益陰生津:イ)口渇、ロ)多汗、 ハ)息切れ、 ニ)消渇症 <5>安神:イ)虚による不眠、 ロ)動悸、 ハ)健忘、 ニ)不安
◎気を補い、津液を生ず。
<1>崩漏暴脱
<2>肺虚喘促
<3>脾胃虚弱
<4>驚悸健忘
<5>消渇
◎五臓の気の不足を補い、また短気・気弱・虚気を治す。「煎じても、粉末・膏でも良い。」 ◎精神・魂魄・驚悸を治し、記憶力を増強する。 「粉末1両・豚の油10分・酒」を混ぜて飲む。100日続けると毎日1000語づつ覚えられ、皮膚がきれいになる。
◎「悸」---人参・黄連・茯苓との相違。 「為則按ずるに、人参、黄連、茯苓は同じく悸を治して其の別あり、
[人参]---心下痞して悸する者を治し [黄連]---心中煩して悸する者を治し [茯苓]---小便不利して悸する者を治す。《重校薬徴》
◎心下痞:“仲景は人参3両を用うれば必ず心下痞の証あり”《重校薬徴》
◎肺の陽気を補強する。 「人参膏・独参湯を頓服し、又、粉末にして1日5~6回服用」
◎気を補強する。「煎じ・末服」
◎三焦の元気を補強する。「煎じ・末・丸剤」
◎反胃による危篤の者に。 「人参末3銭、姜汁5合、栗米1合で粥を作り、空腹時に食べる」
◎肺虚・短気・気促・咳嗽・喘息に。 「人参膏・独参湯が良い。」
【成分】 アルギニン:[4.3%]
【修治】 (去蘆):蘆頭を去ること。蘆頭は気を耗らし、人をして吐せしむ。
【薬理作用】 <1>中枢神経を興奮させる:(Rg1) イ)体力・精神力を強化する。 ロ)体温が上昇。 <2>中枢神経を安定させる:(Rb1) イ)鎮静作用 ロ)解熱作用 ハ)鎮痙作用 <3>疲労を防止する:(Rg>1Rb2) <4>生体防御の機能を高める イ)細胞の寿命を延ばす。 ロ)老化防止 ハ)窒息・失血・高温・低温・細菌毒素に対する抵抗力を高める。 ニ)マクロファージの食能力を増強する。 <5>内分泌機能を促進する:(Rd、Rb2>Rg1) イ)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌促進。 ロ)甲状腺機能を調節 ハ)性腺を刺激する。 <6>タンパク質合成を促進する:(Rb1、Rc) イ)RNA(リボ核酸)の合成促進。 ロ)血タンパクの合成促進。 ハ)精子数を増やす。 <7>脂質の合成促進:(Rb1) イ)脂肪の分解を抑制。 ロ)脂肪の合成促進。 <8>血圧を正常にする:(Rb2) イ)高血圧を下げる。 ロ)低血圧を上げる。 <9>コレステロールが減少:(Rb2、Rc) イ)血中コレステロールを減らす。 ロ)血清中性脂質を低下。 <10>血糖を正常にする:(Rb2) イ)インスリンと協同的に作用する。 <11>ガン予防:(Rh1、Rh2) イ)ガン細胞の増殖を抑える。(Ehrlichガン) ロ)ガン細胞の再分化を誘導。 ハ)ガン細胞からの毒素を減少。 <12>造血作用:(Rc、Rg1) イ)骨髄でリボ核酸(RNA)とデオキシリボ核酸(DNA)の合成促進。 ロ)血小板、血球、血色素の形成・分化・成熟を促進。 <13>心臓を丈夫にする。 イ)心筋での酸素消費量を減少させる。 <14>条件反射の促進:(Re、Rg1) 条件反射の抑制:(Rb2、Rc) <15>抗利尿作用 イ)アルドステロンの分泌を増加する。 ロ)ナトリウムの貯留を促進し、排尿量を減少する。 <16>抗アナフィラキシー作用 【薬能】
《神農本草経》
“五臓を補するを主り、精神を安じ、魂魄を定め、驚悸を止め破気が除き、目 を明らかにし、心を開き、智を益す”
《名医別録》
“腸胃中冷、心腹鼓痛、胸脇逆満、霍乱吐逆を療し、中を調え、清渇を止め、 血脉を通じ、堅積を破り、人をして忘れざらしむ”
《李時珍》
“男婦一切の虚証を治す”
《中薬大辞典》
“元気を大いに補い、脱を固め、津を生じ、神を安ずる。労傷虚損、食少、倦怠、 反胃吐食、伝便滑泄、虚咳喘促、自汗暴脱、驚悸、健忘、眩暈頭痛、陽痿、頻尿、 消渇、婦女崩漏、小児慢悸及び久虚不復、一切の気・血・津液不足の証を治す ”
《重校薬徴》 “心下痞支結を主治し、心胸停飲、嘔吐、不食、唾沫、心痛、腹痛、煩悸 を兼治す” “人参は心下結実の病を主治するなり。故に心下痞堅、痞、支結して停飲 不食、嘔吐唾沫、心痛、腹痛、煩悸等の証ある者は人参能く之を治す” “《神農本草経》に人参は五臓を補うと曰う。甄権は五労七傷虚損を主ると 曰うは誤なり。嗚呼此の言一たび出でて毒を千載に流す。昔は張仲景人参 を用うるや防已湯より多きことなし。其の証に、支飲喘満、心下痞堅して 面色黒と曰う。未だ嘗て虚を補することを言うを見ざるなり。又虚する 者は即ち癒ゆ、実するも者は三日にして復た発す。復た与えて癒えざる者 は去石膏加茯苓芒硝湯之を主ると曰う。此れその後の人を由って誤らしむ る者か、則ち大いに然らざることあり。蓋し漢以降、字話古ならざる者多 し。則ち此解し難し。素問に有を実と為し、無を虚と為すと曰う。蓋し支 飲喘満心下痞して堅実なる者は木防已湯を用い、痞堅解して後、心下虚軟 にして子音喘満癒ゆる者は是れ全く癒ゆる者なり。復た再発あることなき 者、若し支飲喘満一旦癒ゆると雖も心下の痞堅依然仍ある者は是れ痞堅は 人参の得て独り治する所にあらず。故に人参は故の如くにして更に茯苓を 加え持って支飲を利し芒硝を加え持って其の堅実を(ゼン、やわらか)に す。能く張氏の迹(セキ、あと)を践(ふ)み諸事実を試すこと能わざる者は其 の義を知ること能わず、之に由って之を観れば人参は虚を補すと謂うべか らず、孫思は人参なき時は則ち茯苓を以て之に代うと曰う。此の説誤り と雖も、然も人参は虚を補せずして心下の疾を治するや亦以て徴するに足 るなり。夫れ人参の虚を補すの説は本経に(ホウ、明らかな)り、甄権に成 り、滔滔(トウトウ)として天下皆是とす。《本草綱目》広雅五行記を引く是れ の名義にして豈の実ならんや、学者之を審にせよ。” “余本草を読み人参の元気を補するに至って未だ嘗て巻を廃して嘆ぜすんば あらざるなり。嗚呼悲しき哉人の惑や、所謂元気なる者は天地根元の一気 なり。動を陽となし静を陰となす、陰陽の妙合、斯に万物を生じ其の主宰 を命し、造化の神と曰うなり。人は造化の神に非ず、故に人は人に生まれ て人を生ずる能わず、況んや元気に於てをや、夫れ人の元気は兔身の初(分 娩によって)、資(よ)る所を以て生ず、医家の所謂先天の気なり、養いは 穀肉果菜を以てす、所謂後天の気なり、然りと雖も元気の説聖人は言わず、 故に経典に載せず、戦国以降始めて斯の言あり、冠子は天地は元気に成 ると曰う。董仲舒は春秋繁露に主正しき時は則ち元気和順すと曰う。楊雄 は解嘲に大気は元気を含むと曰う。孔安国は虞書の註に昊天は元気の広大 を謂うと曰う。漢書律歴志に大極の元気凾三は一と為すと曰う。班固は東 都賦に烟(エンウン)を降ろし元気を謂うと曰う、此の数者は皆天地の元気を 言って人の元気にあらず、素問に天の大気は之を挙し、地を中に繋ぎて墜 ちざるを言う。又三焦は元気の別使なり、皮膚毫毛の末、温煖の気なりと 曰う。此れ猶言うべきか如し、然して論説の言なり。疾医に於て何の益か 之あらん。夫れ精を養うに穀肉果菜を以てするは、是れ古の道なり。未だ 草根木皮を以て人の元気を養うを聞かず、蓋し其の説道家に出ず、道家の 主張する所は延命長寿なり、故に元気を立て以て極と為す。秦漢以後、道 家は隆盛にして、補虚益気の説蔓延して芟(サン、のぞ)くべからず、医道堙 晦(インカイ)とし、豈嘆ぜざるべけんや。夫れ医術は人の事なり、元気は天の 事なり、故に仲景未だ嘗て薬物に元気を補すことを言わず、是に由りて之 を観れば人参を補うと謂う者は決して古の疾医の道にあらず従うべから ず。” “李杲は、張仲景は病人汗して後、身熱亡血、脈沈遅なるものは下利、身涼 脈微血虚する者は並びに人参を加うと言う、古人の血脱を治する者は気を 益すなり、蓋し血は自ら生せず、須らく陽気を生ずるの薬を得べし。乃ち 陽気生ずる時は則ち陰長じて血乃ち旺なりと曰う。今《傷寒論》を歴考し て発汗後身疼痛脈沈遅なる者は桂枝加芍薬生姜人参湯之を主ると曰い、又 悪寒脈微にして復利す。利止むは亡血なり。四逆加人参湯之を主ると曰う。 李杲其れ此の言に拠るか、然りと雖も此の二方の証を以て亡血血虚と為す は誤りなり。四逆加人参湯に更に茯苓六両を加え、此れを茯苓四逆湯と称 して、而して血証を挙げざるは則ち人参の亡血血虚等と為すに非ず。以て 見るべきのみ、且に仲景氏、吐血、衂血、産後亡血を治するの方中人参あ ることなきは則ち益々持って証するに足るなり。の説妄なるかな、自後 苟も血脱ある者は則ち其の証を審かにせず概ね人参を用う亦益々妄なるか な。”
【薬対】
『人参+黄蓍』
『人参+甘草』
『人参+蛤』
『人参+五味子』=鎮咳鎮喘作用。気喘や呼吸促迫に。養肺湯《聖済総録》
『人参+酸棗仁』=鎮静作用。虚労による心悸亢進や不眠、精子不安に。帰脾湯。
『人参+熟地黄』
『人参+白朮』=健胃整腸作用。胃腸機能衰弱に伴う胃部の不快感(心下痞硬)、 嘔吐、下痢に。参苓白朮散。
『人参+石膏』=滋潤止瀉作用。津液を生じ、煩渇を除く。白虎加人参湯。
『人参+茯苓』
『人参+附子』=滋潤強壮作用。新陳代謝機能を賦活し、疲労、倦怠感、悪寒、 下痢を治す。四逆加人参湯。
『人参+鹿茸』
【配合処方】
烏梅丸
温経湯
黄連湯
桂枝人参湯
呉茱萸湯
柴胡加竜骨牡蛎湯
柴胡桂枝湯
炙甘草湯
小柴胡湯
旋覆代赭湯
続命湯
大建中湯
竹葉石膏湯
人参湯
麦門冬湯
半夏瀉心湯
白虎加人参湯
茯苓飲
木防已湯
理中丸
【用量】2~10g/日(煎服) 1~2g/日(粉末)
【注意】
<1>肺下の実熱並びに陰虚火動、労嗽吐血に用いること勿れ。《万病回春》
<2>肺虚、気短、少気、虚喘、煩熱にはを去り之を用いる。《万病回春》
人参芦(にんじんろ) =人参蘆 ○防風・桔梗の蘆頭がすべて気脈を上行させるので、煮て飲めば吐くが、これは虚 人に最も効果的である。
忍冬(にんどう)
=金銀花 【性味】 寒瀉燥降散 [薬性歌]“忍冬甘寒外感初 熱痢熱渇並癰疽” 【効能・効果】(利尿・解熱・解毒) ○出汗をよくする。 ○消渇を治す。 ○五尸と病を主治する。
忍冬藤(ニンドウトウ) 【効能・効果】 ○つもった欝気を出す。 「煮て飲む。」 ○風寒に傷ついたとき。 「濃く煎じて温服。」 【薬物名ぬ】 ヌカ(糠)→杵頭糠 【効能・効果】 ○噎食が降りず、咽喉のつまった症。 「細糠を取って蜜で梧子大の丸剤。服用。」