薬物<え>

エイ
北海道で「カスベ」。

煮物や唐揚げで食べる。

軟骨もOK。


#エキナセア Echnacea
【学名】Echinacea angustifolia、E.purpura、E.pallida
【英名】Eshinacea、black samson、purple coneflower、rudbeckia、Kansas snakeroot
【基原】

ムラサキバレンキク属(Echinacea)の各種。
◎乾燥した根・根茎。  

【成分】

精油:フムレン
   カリオフィレン
配糖体
多糖類:抗ウイルス作用
ポリアセチレン
イソブチルアルクラミン
樹脂
ベタイン
イヌリン
セスキテルペン
  

【効能・効果】(エキナセア)
○アレルギー
○免疫力の強化
○感染症:白血球の産生を促す
*腺熱(伝染性単球増加症)
*ポスト・パイラル・シンドローム(筋痛脳脊髄炎)
○皮膚病
○すぐれた浄血薬
  腫瘍
  膿瘍
○ヘビの咬傷
○扁桃炎
○歯肉炎
○肺・消化管のカタル性疾患
○外用:腐敗を抑える
  止痛
  ジンマシンの我慢できないかゆみ
  刺傷、咬傷

⇒アメリカ先住民は抗ウイルス剤として使用してきた。

【ハーブ】
■老化予防
「このハーブ(エキナケアには9種類あり、E.purpurea.purpureaとそれに近縁のE.Pallida及びE.anqustifoliaの3種が最も一般的です)はアメリカの大平原に自生し、アメリカ産の最良のハーブ免疫増進薬です。ドイツの研究によって、その抗菌性は感冒・インフルエンザ等のすべてのウイルス、細菌及び真菌に作用し、それらの感染を予防し、また治療するすることが確認されました。」


エゴノキ
【基原】エゴノキ科エゴノキ属。落葉樹。魚毒の木。
【学名】Styrax japonicus
【英名】Japanese Snowbell
【成分】エゴサポニン jegosaponin
【作用】魚毒、溶血作用

◎魚毒漁法
「かって日本各地で行われていた。地域によって使用される植物も様々。奄美大島では、エゴノキ、イジュ、デリス、イヌタデなどが使われていた。エゴノキは浅瀬の魚をとるときに使ったという。奄美では魚毒漁法を「ケゴ」と呼ぶ。ケゴとはかき濁すという意味らしい。草や木の皮などを砕いた汁を、浜辺の潮だまりに流してかき混ぜる。すると、岩場や珊瑚礁に隠れていた魚がマヒして浮き上がってくる。しかし、新しい水に放してやると、あちまち息を吹き返す。
魚の手術をしたり、採卵や標識をつける時には、同じエゴノキの中まであるアンソクコウノキから採れる安息香酸を麻酔剤としている。
リュウキュウアユの泳ぐ澄んだ川で、水辺に生えるオオサクラタデという植物でリュウキュウアユやテナガエビを捕っていた。




エゴマ
■α-リノレン酸
「戦国時代、一介の油売りから国主へ成り上がった斎藤道三が、若き日に商ったのはエゴマ油だったと言われる。シソの仲間のエゴマは江戸時代までは実を搾って安い灯明油や唐傘の撥水用に使われたが、明治以降はわずかに工業用油脂の原料として使われる程度になった。
福島県船引町。JR船引駅から車で1時間の山間にはいると、「日本エゴマの会」の看板が現れる。代表の村上守行さんの父親で昨年亡くなった周平さんが1998年に旗揚げした。食用油の健康への影響に疑問を持ち、地元で長く作られてきたエゴマに着目したのがきっかけ。
人間の生命活動に欠かせない脂質のうち、多価不飽和脂肪酸のリノール酸とα-リノール酸は、食物からしか採れない。エゴマ油の脂肪酸は5割以上がα-リノレン酸。サラダ油などに多く含まれるリノール酸を摂取しすぎると心臓疾患になるという報告もあるが、α-リノレン酸は逆に抑制効果があることが分かってきた。
10数年前からリノール酸とα-リノレン酸の健康への影響を研究する名古屋市立大の奥山治美教授(前・日本脂質栄養学会会長)は、「日本人はリノール酸を摂りすぎ。もっとα-リノレン酸を増やすべきだ」と指摘する。
厚生労働省はリノール酸などのn-6系の脂肪酸と、α-リノレン酸や青魚に多いドコサヘキサエン酸(DHA)と、エイコサペンタエン酸(EPA)といったn-3系の脂肪酸の摂取比率を、4:1にするのが望ましいとしてきた。ところが、2005年4月から適用する「日本人の食事摂取基準(2005年版)」では、これを撤廃。増やすべき栄養素の1つにn-3系脂肪酸をあげる。
同省健康局生活習慣病対策室は「リノール酸はとりすぎると高脂血症などが心配される飽和脂肪酸に近い作用をする」とする。2005.2.5《日本経済新聞》
■小袋で
エゴマ油には動脈硬化などにつながる脂肪酸の働きを抑えるとされる「α-リノレン酸」が多く含まれている。
太田油脂(国内生産トップ)が4g×30袋


エシャロット
【学名】Allium ascalonicum
【英名】シャロットShallot
【和名】エシャロット
【分類】ユリ科、球根植物。
【原産地】パレスチナ。
【特徴】葉の長さが20~30cmになり、根元から多数叢生し、大きさが1cm程度の長楕円形or卵形の鱗茎が数個集まって株を作ります。
鱗茎は褐色のりん皮に包まれています。葉はタマネギに似て細長くて中空で、淡緑色をしています。
葉や鱗茎には特有の臭気と辛味があります。
◎タマネギの変種とされる。
<1>ラッキョウ。
<2>タマネギ形の。
   

■1997.4.13《日本経済新聞》野瀬泰申氏の記事より。
「筑地の大手青果卸、東京中央青果常務の「川井彦二」さんが命名。昭和29 ~30年浜松で開かれた温室組合の席で出たのが新製品の「根ラッキョウ」。根ラッキョウでは売れるのも限度があるといいうことで、「ラッキョウはフランス語でエシャロット。これでいこう」と決まった。
「実は・・・」と川井さんは苦笑する「命名当時、エシャロットと呼ばれるものがあることは知っていましたが、全く一般的ではなかった。それが形がタマネギにそっくりなものだから『何だ、オニオンの間違いじゃないの』と、無視しちゃった。ラッキョウに当たる英語のスキャリオンを使えば難しいことにならなかったのに」
東京青果物情報センターの青果物流通年報では両方とも「エシャロット」でなく、「エシャレット」の項目でくくられている。
   

■A型肝炎に感染
「米ペンシルベニア州のレストランで食事を摂った客を中心にA型肝炎が大規模に拡大。2003年11/14までに、3人が死亡、490人以上が感染していることが判明。このレストランは同州ピッツバーグ近郊にあるメキシコ料理のチェーン店「チチズ」で、米保健当局によるとA型感染の感染数では史上最高になると見られている。
原因は不明だが、このところテネシー州やジョージア州で「シャロット」と呼ばれるタマネギが原因と見られるA型肝炎が発生しているため、同店はチェーンのメニューからシャロットを除外したことを明らかにした。」



エスカルゴ (かたつむり)
■養殖に成功
「最高級とされる[ブルゴーニュ種]は乱獲と生息環境の悪化でフランスでも絶滅の危機に瀕している。当時鉄工所経営の高瀬俊英さんが譲ってもらった7匹のブルゴーニュ種を増やし。三重エスカルゴ開発研究所(三重県松坂市)を設立した。」



エゾウコギ
=シベリアニンジン




エニシダ
【学名】Sarothamnus scoparius (Cytisus scoparius)
【英名】Broom、broomtops、scotch broom
◎花をつける枝先。
【成分】

*アルカロイド:
☆スパルテイン:

①心活動抑制作用
②末梢血管の収縮を引き起こす→血圧が上昇する。
③子宮を収縮させる。
☆ゲニステイン
☆サロタムロン
*アミン
*アミノ酸
*精油
*タンニン
  

【効能・効果】(エニシダ)
心機能の正常化
利尿薬:

①心機能の不全による体液の停留を改善する。
②フランスでは、全草の灰を白ワインに浸けて成分を浸出させ、利尿薬として服用する。

【注意】
以下の者には使用不可
・高血圧症
・妊娠中


エノキタケ
=榎茸
キシメジ科
 エノキ
【英名】velvet-stemmed agaric
【仏名】collybie ã pied velouté
【中国名】冬菇
【別名】ナメタケ、ナメラッコ、ユキノシタ、ナメススキ
「天然物」・・・・晩秋~冬、広葉樹の枯れ木に発生、黄褐色~栗褐色。
「栽培物」・・・・暗い室内で栽培、白いもやし状。

干すと

細胞壁が壊れ、核酸が飛び出しうまみ成分に変わる
「干しエノキ」・・・そのまま食べると美味しい。
  グアニル酸(うまみ成分)が13倍増える





エビ
◎種類

●『クルマエビ科』
クルマエビkuruma prawn
クマエビgreen tiger prawn
エンデバーendeavour prawn
インドエビIndian white prawn
ブラックタイガーblack tiger prawn
ヨシエビgreasyback shrimp
メキシコブラウンbrown prawn
タイショウエビfleshy prawn
シバエビshiba shrimp
ピンクスポッテドpink-spotted shrimp
バナナエビbanana prawn
ナイジェリアピンクsouther pink shrimp
●『タラバエビ科』
ボタンエビbotan shrimp
トヤマエビcorn stripe shrimp
ホッカイエビHokkai shrimp
アマエビnorthern shrimp(pink shrimp)
モロトゲアカエビmorotoge shrimp
●『サクラエビ科』
サクラエビsakura shrimp
●『クダヒゲエビ科』
ヒゲナガエビjack-knife shrimp
ヒゲナガクダヒゲエビChinese mud shrimp
●『オキエビ科』
シラエビJapanese glass shrimp
●『チヒロエビ科』
ツノナガチヒロエビgiant red shrimp
●『エビジャコ科』
ザコエビJapanese sand shrimp
クロザコエビkuro shrimp
●『テナガエビ科』
テナガエビfreshwater prawn 手長エビ(スカンピ)
スジエビriver shrimp
(参照→「白エビ」)

◎「海老」と「蝦」
「蝦」=車エビなどの泳ぐタイプ。
「海老」=伊勢エビなどの歩くタイプ。
  

【効能・効果】
○風痰に。
「エビの皮を半斤を、醤油・姜・葱を入れて煮詰め、先にエビを食べた後、汁を飲んで探吐する。」
   


◎コレステロールを除去するエビのパワー

*3つの成分:

「タウリン」「キチン」「アスタキサンチン」


●まず肝臓で活躍するのがタウリン !!

[タウリンのコレステロール低下作用]
タウリンは、アミノ酸の一種で魚介類に多く含まれている成分。肝臓で胆汁酸の分泌を促進する、肝細胞の再生を促進する、細胞膜を安定化するという3つの作用がある。
胆汁酸にはコレステロールを大腸に排泄させて、肝臓内のコレステロール値を一定にする働きがあり、胃から小腸に運ばれてきたコレステロールが血液に吸収されるのを阻害する。
また、タウリンはタンパク質を構成しない遊離アミノ酸なので、体内に素早く吸収し、その効果を発揮する。

●さらに、大腸では、キチンが活躍 !!

[キチンのコレステロール低下作用]
キチンは、エビ、カニの甲羅などに多く含まれる動物性の食物繊維。
大腸に運ばれてきた、過剰なコレステロールを便として体外に素早く排泄されるよう、大腸の蠕動運動を促進する。また、腸内における内容物の滞留時間を短縮するので、腸内細菌の繁殖などを防ぐ働きがある事も知られている。
ちなみに、薬局などで販売されている「キチン・キトサン」は、キチンを化学合成して、体内の酸に溶けやすくしたものである。

これで、退治できた…わけではない!!
血液中に溶け込んだコレステロールは活性酸素によって酸化され、血管の壁にこびりついてしまっている。

●血液中では、アスタキサンチンが活躍!!

[アスタキサンチンのコレステロール低下作用]
アスタキサンチンとは、エビやカニに含まれる赤い色素のこと。エビは殻やしっぽに多く含まれている。通常、アスタキサンチンは他のタンパク質と結合している状態で赤い色をしていないが、加熱によって結合が分離された時に赤い色を発色する。したがって、加熱前の赤くないエビにもアスタキサンチンは含まれている。
アスタキサンチンは活性酸素を抑制するスカベンジャーの役割を果たす。血中において悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化され、血管壁に付着するのを防ぎ、さらに血管壁に付着してしまった悪玉コレステロールを取り除く。


(エビとコレステロール)

胆汁酸を分泌させ、余分なコレステロールを大腸に送る
タウリン
+
大腸の蠕動運動を促進し、そのコレステロールを体外に排泄する
キチン
+
そして、血液中の余分なコレステロールを除去する
アスタキサンチン
=
これら三兄弟がバランス良く含まれている食材、
それがエビだった !!

■マダガスカル産
「極洋はマダガスカル産の高級エビの輸入販売を始める。抗生物質を使わずに海水養殖したブラックタイガーでうま味成分であるアミノ酸の一種『グリシン』が通常の養殖エビの約2倍。
輸入するのはマダガスカルで事業を展開するフランス系企業が養殖したブラックタイガー種『ガンバス』の最高級品種。マダガスカル島周辺の生活排水のない土地に養殖池を確保。汚染が少ない海水を池に引き込み、使用後の海水も海に戻す。
広い面積で少量のエビを生育させることで、病気に弱いブラックタイガーを抗生物質など使わずに養殖することに成功。
「極みの海老」で販売する。解凍後の生食も可能」2005.9/15《産業》
■インドネシアで養殖
「日本水産はインドネシアでブラックタイガー種の養殖を拡大する。インドネシアのサラム島には人がほとんど居住していないため、天然に近い環境でエビを養殖できる。
ブラックターガーはタウリン・ギリシン・グルタミン酸などのアミノ酸成分が豊富で、5種類のアミノ酸成分が1匹当たり2%強含まれる。
中国産のバナメイエビの2倍
メキシコ産の天然ブラウンエビと同等の含有率」20061/12
■成分検出
食物アレルギーを起こす可能性があるエビとカニの成分を簡単に検出できる手法を、マルハニチロホールディングスが開発した。
検査では甲殻類に含まれる『トロポミオシン』という食物アレルギー原因物質が含まれているかどうか調べる。
トロポミオシンはイカやタコにも含まれるが、エビ・カニ以外には反応しないよう精度を高めた。」2008.3/27

○海老フライ
*斜めに切れ込み・・・真っ直ぐにするため
*シッポの水分をシゴキ出す
*背側にそらせて逆エビがため(繊維を切る)
*オリーブオイルと牛乳でつけ込む(30分)
*味つけは、コショウなど
*メリケン粉は「強力粉」・・・衣がはがれない。




エビスグサ
⇒豆の鞘がほとんど褐色に熟し、葉の枯れる頃、全草を刈り取り乾燥後、叩いて種子を採集し、さらに陰干しする(決明子)。

使用の際には、

(炒焙)して用いる方がよい。黒くなるまで炒ったり、炒ってから長く保存しておいたものは反って効力が落ちる。
  

【効能・効果】(エビスグサ)
○胃アトニー:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○胃炎:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○胃潰瘍:
「決明子ゲンノショウコ」煎服。
○胃下垂:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○咽喉カタル:
決明子の煎汁でうがいする。
○黄疸:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○肝臓病:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○眼病一般:
*決明子を10~20g/日煎服or茶代用(著効)。
*「決明子・ハトムギ」煎服or煎汁で洗眼(著効)。
○血液循環を良くする:
全草を入浴料とする。
○高血圧:
「決明子・ドクダミ各等量」煎服。
○十二指腸潰瘍:
「決明子ゲンノショウコ」煎服。
○神経痛:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○心臓病:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○腎臓病:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
「決明子・ニワトコ・トウモロコシ」煎服。
○糖尿病:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○動脈硬化:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○毒虫の刺傷:
生葉をもんで塗布。
○婦人病:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○二日酔い:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○扁桃炎:
決明子の煎汁でうがいする。
○膀胱カタル:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
○慢性胃腸症:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用(著効)。
○慢性便秘:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用(著効)。
○リウマチ:
*決明子を10~20g/日煎服or茶代用。
*「決明子・防已・桑白皮」煎服。
○肋膜炎:
決明子を10~20g/日煎服or茶代用。



エミュー
◎エミュー:
北海道下川町で、オーストラリア原産の走鳥類のエミューの飼育に取り組むのが、ホリスティック・エンタープライズ。
食感は牛肉に近く、サッパリしている。焼いても、生でもいい。
■飼育
「山口県蓋井島で、飼育。エミューオイルを採取」20066/24NHK




エメラルド EMERALD
=緑柱石(Beryl)の一種。(緑玉)
ペルシャ語の「緑」から名付けられた。
⇒硬度:[7.75]
美しいビロードのような緑色の緑柱石。アルミニウムとベリリウムのケイ酸塩鉱物。わずかに入っている酸化クロムが緑色を出しています。(参照→ルビー)
もっとも高価な宝石の一つ。

◎宇宙光線は緑。
惑星は水星。元素は冷たい土。
水星は、若さ・活気・陽気・知性の惑星です。
星座は金牛座に支配石。
   

◎エネラルドは、グリーン色の冷たい光線を放っています。

『地』の元素の色はグリーンで、その性質は冷たく、体内では[骨][肉][肝臓][脾臓][腎臓][腸]などの重い物質が『地』の元素を表しています。

重い元素は緑色の作用を受け、人の健康はかなりの程度まで、大気のグルーン色の宇宙光線に頼っています。この自然の色の供給が不足すると、体の臓器の中に熱が起こり、この熱はエネラルドの光線によってバランスさせることが出来ます。(Bhattacharyya)

◎霊感と叡知の象徴。
 人間の霊性とつながりを作る

◎理解、雄弁、名声を高める宝石。

◎ものに憑かれた人の霊を解き放つ宝石。

◎結婚5年目の宝石。   

◎優しさと愛の象徴なので、恋人からもらうととても幸運です。
人からの愛を誘ってくれる石。
   

◎アーユルヴェーダ医学
エネラルドの灰は、冷たく、湿っており、人を太らせ、食欲を刺激し、酸性と熱を除く性質があります。
(1)急な発熱
(2)痔核
(3)腫瘍(あらゆる種類の)
(4)消化不良
(5)喘息
(6)遅延熱
(7)中毒
(8)吐気
   

◎治療効果(エメラルド)
*肝臓病
*赤痢
*眼病全般
*記憶力を取り戻す
*憂鬱
*発狂

◆エメラルドが発する緑色の光線が
*テンカン
*精神病
*血圧
*潰瘍
*ガン
*心臓障害
*インフルエンザ
*喘息
*皮膚の損傷(やけど)
*体重を増やす。
   

◎傷ついたエメラルドを身につけると、
*両親が富を失い、
*両親と自分との間の幸福が壊れる。
*けがをしやすい。
   

◎鑑別:
目の前に置いて見ます。本物なら目が冷やされます。
ただのガラスだと、目が熱くなるはずです。
   

◎水曜日に
◎銀の指輪にはめ込むと良い。
◎はじめて指輪をするのは、陰暦で月の明るい半月の間の水曜日の、日の出の2時間後に、
◎右手の小指にはめます。
◎少なくとも[3.4カラット]以上で楕円形。
◎一緒につけてはいけない宝石
      イ)赤珊瑚
      ロ)真珠
      ハ)黄サファイア
   

◎(D・L・メラ)
☆「愛の保障を象徴」
☆「エネラルドが放つ光のエネルギーは、
 <1>あなたの記憶力を強め、
 <2>話す力を促進・高める
 <3>気苦労を持っていたり心が動揺している時のトランキライザーの役目を果たしてくれる。
 <4>知覚力と洞察力を強める。
 <5>心配性に人の心をクリアーにしてくれる。」

☆「神経性の症状に良い」

☆「予言石としても有名。
<1>差し迫った病気を知らせるために台から落ちる。
<2>欺きや裏切りを知ると色が変わる。」

☆「心配性の人の心をクリアーにしてくれる」
☆「創造性と豊かなアイデアを出す助けをしてくれる」

◎応用:

感覚と心の明晰さが不足している人に。
誠実さと知覚を刺激。
創造性を刺激。

 

◎リーディング(レノーラ・ヒュイット)
「心臓が調子を崩したときには、それが肉体的症状であれ、精神的・霊的症状であれ、エメラルドは強化剤となる。」
「背骨にも影響を及ぼす。背中に痛みを覚える人は、物理的方法でそこから力を得る事が出来る。方法は左手の人差し指にそれをつけて右手の上をそれで摩擦して後に、その右手を背中に当てる。こする必要はなく、ただ患部に当てるだけで良い」
糖尿病に関係した症状を軽くする。大きめの石を太陽神経叢の上に置くと、癒す力が出てくる所を石が刺激する。」
「胆嚢を清めることが出来る。石を指つまみ、太陽の光がそれを通して体にゆくようにする」
「腎臓はエメラルドの影響を受ける。石を指でつまみ背中に」
「エメラルドは腺中枢の大きく作用する。各中枢にそれ自身の存在と目的を感じ取らせる。」
「この石の応用にあたっては、月がとても大切であることを知る必要がある。満月の時エメラルドから最大の効果を引き出せる。満月の前後の週が最も 良い。満月に至ってそのエネルギーは頂点に達する」
「治療家で常にエメラルドを身につける人は、小指or薬指にはめておくのが一番良い。あるいは胸の中心に下げるorブレスレットにして右腕に付ける。」

 

◎リーディング(ラマ・シング)
「エメラルド及びルビーは松果体、脳下垂体に関係するスペクトル全般を増幅する機能を持つ。」
「血液・体液を浄化するが、感情的・精神的な挑戦を持っている人には望ましくない。」
「エネルギーを集めるのにとても重要な結晶体。」
「体の表皮に溜まる珪素を減ずる傾向もある」
   

 

◎リーディング(遠藤昭則)
「エメラルドは治療にいい。この石を持って病人の悪い所が癒されるのを思い浮かべると、その想念が相手に伝わってゆくのだ。」
「エメラルドを手に持つと腰にその波動が響くのが分かる。これは脊椎歪曲症の人に効くので、その曲がっているところに付けるのがいい」
「自分を開く翡翠のような働きをする」




エラブウナギ
◎毒:東北大学の田宮信雄教授らが、タンパク質を分離して、「エラブトキシン」と命名。
◎「エラブウナギ」は、人の骨格筋にあるアセチルコリン受容体に結合して、アセチルコリンの作用を阻害する。



エーランダ Eraņda

(トーゴマ)種子油はヒマシ油
=インドやアフリカに野生する。熱帯~温帯地方まで広く生育する。太陽が照らし乾燥した土地を好む。種類が多い。
【学名】Ricinuis communis L. (トウゴマ)
【科名】Euphorbiaceae. トウダイグサ科
【英名】Castor oil plant
◎種子の油=ヒマシ油

成分:

タンパク(26%)・・含有するアルブミン様物質が有毒。
リシノレイ酸
オレイン酸
リノレン酸
ステアリン酸
水酸化ステアリン酸

◎適用(ヒマシ油)・・・・精製油は効果が劣る
*リウマチ性疾患
*関節痛・・・
1.トウゴマの様で包帯すると暖まるので、痛み場所に用いる。トウゴマ葉とチョウイセンアサガオ種の葉と併用する。
2.暖めたヒマシ油によるマッサージは鎮痛効果がある。
*痛風
*喘息
*気管支炎
*結石
*疝痛

◎中国医学で
・ヒマシ油は、膿を排出し、痛みを止める。

・便秘を緩和し、脱出症(脱腸・脱肛・子宮脱)などを正す。
・傷口、癤、膿瘍、リンパ節肥大、関節痛、斜視、顔面マヒ、便秘に適応。





エリンギ
◎欧州原産のキノコ。
糖度が高く、大きくて歯ごたえがしっかりしている。
◎ホクト産業が量産化に成功。
「ホクトが開発したエリンギの新品種『ホクトPLE-2号』がこのほど、農林水産省に品種登録された。同社きのこどうごう研究所が開発した新品種で、同社によるとキノコの茎の部分が太くて黄白色、肉質は硬く、病気に強いなどの特徴がある。1999年7月に種苗法に基づく品種登録を出願していた。
品種登録によりホクトは20年間、育成者としての権利を専有する。水野正幸社長は「力を入れて開発したエリンギなので知的所有権を主張したい」と話している。2002.10.30《日経産業新聞》

■新品種
「奈良県森林技術センター(奈良県高取町)と財団法人日本きのこセンター(鳥取市)は8日、食用キノコ「エリンギ」の胞子を形成しない新品種を開発したと発表した。5月に長野県で開かれる日本菌学会で発表する。
新品種は在来品の細胞に紫外線を当て、突然変異を引き起こして開発した。エリンギは室内栽培するが、大量の胞子を飛散するため、農家は空調機器の故障に悩まされていた。
また、在来種は欧州・中央アジア原産のため、わが国の自然界へ胞子飛散による生態系かく乱が懸念されていたが、新品種ではこうした懸念も解消するという。
エリンギは1993年ころ日本に導入された。」2002.4.9《日本経済新聞》
■便通効果
「食用キノコのエリンギを食べ続けると便秘の改善が期待できる。信州大医学部の発地雅夫名誉教授が、エリンギを生産するホクト産業と共同でこんな研究結果をまとめた。
発地雅夫名誉教授らは、ラット12匹を2グループに分け、エリンギを摂取したラット6匹と通常飼料のみを摂取したラット6匹を比較した。前者に対しては90日間、無添加飼料の5%のエリンギ粉末を添加した飼料を与えた。

便秘がちの女性15人(平均45.3歳)に朝食と昼食時に1日計100gのエリンギを4週間食べてもらい、アンケートを実施。15人中14人は排泄回数が増えたと回答し、11人は「便が軟らかくなった」としている。2002.6.7《日経産業新聞》
■胞子が飛び
栽培するときに、大量の胞子が出るため、他のキノコと一緒に栽培できない。
奈良県で一代限りだが、胞子が出ないエリンギを開発した。




エルダー
【学名】Sambucus nigra
【英名】Elder、European elder、black elder、common elder、bore tree
【和名】(セイヨウニワトコ)
【分類】スイカズラ科、落葉性の低木。
【原産地】ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ。
【利用部位】花、果実、葉。
【成分】
<1>花:精油:

   パルミチン酸
    リノール酸
    リノレン酸
   トリテルペン
   フラボノイド
   ペクチン
   粘液
   糖類
 <2>果実:糖類
      有機酸
      ビタミンC
      ビオフラボノイド
 <3>葉:青酸配糖体
     ビタミン類
     タンニン
     樹脂
     脂肪酸

【効能・効果】(エルダー)
*風邪、インフルエンザ
*上気道炎
*花粉症(花)
*しもやけ(花の軟膏)
*リウマチ、痛風(花)
*緩下作用(果実)
*発汗作用(果実)
   

◎青酸配糖体[サブニグリン]を含有する。
◎その立体異性体プルナシンおよびゲンチオビオース配糖体である[アミグダリン]は広くバラ科植物の果実核果などの含まれる。
(講談社「天然毒」p25)




エレキャンペーン
【学名】Inula helenium
【英名】Elecampane、scabwort、yellow starwort、wild sunflower
【和名】オオグルマ
【分類】キク科、多年草。
【原産地】中央~南欧州~北西アジア
【特徴】背丈は2m、根元から伸びる楕円形の葉の長さは80cm。
5~9月には直径8cmのキクの花に似た大柄の黄色い花が数多く開花します。
茎は有毛で直立。
保水性のある土地を好むが、路傍でも自生し半日陰にも耐える。
【使用部位】根・根茎
    根=「土木香」
【成分】精油(4%以下):
*アラントラクトン:

①強力な抗菌・抗真菌作用
②体内の寄生虫を駆除する。
*イソアラントラクトン:強力な抗菌・抗真菌作用
*アズレン
*イヌリン(44%以下)
*ステロール
*樹脂
  

【効能・効果】(エレキャンペーン)
☆月経を促進
☆貧血
☆結核の特効薬だった。
☆喘息
☆気管支炎
☆肺の感染症
☆胆汁の分泌を促進
☆外用:乾癬
    ヘルペス


エンコウソウ ADONIS VERNALIS
⇒フクジュソウの仲間、キンポウゲ科。有毒。
◎ストロファンチンと似た配糖体を含有する。


エンゴサク

エンジュ

 

エンダイブ
⇒新顔野菜。緑色の球形。葉先が細かく縮れている。
カロチンや食物繊維が豊富でサラダで食べるのが一般的。


 

エンドウ
◎マメ科。
原産地は地中海沿岸。キリシャ・ローマ時代から食用。
◎江戸時代までは、ノラマメと呼んで乾燥豆を穀類として利用、野菜としてサヤを食べるようになったのは明治になってから。

◎「乾燥豆」《食物和解大成》
“熱を治し、吐逆を除き、池痢(下り腹)を止め、小便を利し、腹脹満を治し、営栄を調え、中を益し、気を平にし、乳汁を下す”

○トリプシンインヒビター(糖尿病に有効)



営実(えいじつ)
【基原】バラ科のノイバラの果実





衛矛(えいほう)
○性は寒、味は苦、無毒。
【効能・効果】 (参照→「ニシキギ」)
<1>腹痛を治す。
<2>腹臓の虫を殺す。
<3>月経不順
<4>血崩・帯下
<5>産後の瘀血痛。
<6>風毒腫を散らす。

○百邪と鬼魅と悪疰を治す。



 

枝豆(えだまめ)
◎ゆでるとき・・・ゆで時間は強火で4~5分。サルに広げてさます。
水の中に入れて冷やしてはダメ
   

■バランス抜群、成人病防ぐ
「栄養学的にみると、タンパク質・脂肪・炭水化物の主要栄養素の構成は、意外なことに魚肉ハム・ソーセージとほとんど同じである。カルシウム、鉄も同様、タンパク質の栄養価も高い。亜鉛・銅などの微量元素にも富み、ビタミンA、Eは魚肉より多い。アルコール代謝に必要なB群ビタミンは焼き鳥なみにたぷりある。こうなるともう動物性食品の域に入る。
一方、枝豆にはカリウム、食物繊維が非常に多く、こちらはちょうど濃縮野菜の感がある。そのうえ、ビタミンCを柑橘類なみに豊富に含むので、新鮮な果実そのものとさえ言える。
さて、枝豆のタンパク質は栄養価が高いだけでなく、動物実験では血中コレステロール低下作用が証明されている。また、消化途中でできてくるペプチド類(タンパク質の小断片)からは強力な血圧降下成分も見つかっている。このペプチド類の中には鎮痛・神経興奮抑制・催眠作用を持つものもあるようだ。
枝豆に含まれるイソフラボンには活性酸素を消去する働きがあることから、動脈硬化、ガン、老化の防止作用が研究されている。最近は大豆類に多いサポニンの生理機能も注目されている。血液の中性脂肪を下げたり、血栓を防いだりする働きがあるという。エイズウイルスやガンの原因ウイルスを抑制するという実験結果も報告されている。
(五明紀春・女子栄養大学教授)1997.12.15《日本経済新聞》

■だだちゃ豆(山形)VS黒崎茶豆(新潟)
「『茶豆』と聞いてピンと来る人は枝豆の通だろう。皮が茶色を帯びていることから俗に茶豆と総称されるこの豆は「独特の香りと甘み」が評判。いったん口にした人はその味を忘れないとも言われる。しかも産地が限られる。有名なのは山形県鶴岡市と新潟県黒崎町だけ。
茶豆は枝豆の一種、すなわち大豆である。枝豆は未熟な大豆を収穫したもので、ゆでて食べるのが基本。茶豆もその点は全く同じ。
「でも、ゆでたときのニオイが全く違うんですね。台所に甘い匂いが満ちて、そりゃあ、いいですよ」山形県鶴岡市の郊外、このあたりの茶豆は『だだちゃ豆』と呼び、JA鶴岡が商標登録している。だだちゃ豆はサヤの毛が焦げ茶色で見た目は薄汚れた感じだが、ゆでると、豆の色は鮮やかな緑が勝る。
だだちゃ豆の出荷は7月20日過ぎから本格化し、9月まで続く。早生~晩生まで全部で11種あるが、中でも珍重されるのは8月20日過ぎがピークになる白山だだちゃ豆だ。
新潟県黒崎町にも茶豆の畑が広がっている。明治30年代の2人の女性が黒崎から鶴岡へ嫁いで行き、彼女たちは大正10年頃里帰りした。そのときに一握りの豆を持ってきた。それが茶豆で、栽培したところ味が良かった。以後、品種を楷書言うしつつ生産量を増やした。」2000.7.8《日本経済新聞》
■基準超す農薬
「厚生労働省は29日、中国産冷凍塩ゆで枝豆から、残留農薬基準値を超える農薬が検出されたため、中国産枝豆すべてについて、輸入届ごとに検査をし、結果が出るまで市場に流通させない措置を取ると発表した。
中国産の冷凍ホウレン草からもすでに基準値を超える農薬が相次いで検出されており、厚労省は中国産野菜への警戒を強めている。
厚労省は7/10から塩ゆでされた野菜の残留農薬について、検査を開始。26日に中国産冷凍塩ゆで枝豆から基準値の2倍の0.2ppmの農薬クロルピリホスが検出された。
輸入業者に対しては、食品衛生法に違反するとして、全量を廃棄または積み戻しするように指示した。」2002.7.30《日本経済新聞》



 

垣衣(えんい)
⇒垣の上の青苔である。《神農本草経》
○性は冷、味は酸、無毒。

【効能・効果】
<1>黄疸を主治し
<2>心煩
<3>腸胃に熱のあるのを治す


 

延胡索(えんごさく) CORYDALIS TUBER

【処方名】:[延胡索][延胡][玄胡索][玄胡][元胡]
【基原】ケシ科Papaveraceae延胡索Corydalis bulbosa DC.または
C.ambigua Cham.et Schlecht.(エゾエンゴサク)の塊茎。
日本の市販品は、中国浙江省で栽培される多年草、ケシ科コリダーリス・ブルボーサの塊茎。
◎半夏に似て色は黄色い。
【性味】味は辛、性は温、無毒。「温中燥平散」
【帰経】肝・脾経。
【分類】活血薬。
【薬性歌】“延胡気温治撲跌 心腹卒痛並諸血”
“延胡、気温。心腹卒疼、経を通し、血を活し、跌撲、血崩に”

【効能・効果】(エンゴサク)

(鎮痛・鎮痙・調経・活血)
<1>産後の諸病が血気によって起こるのを治し
<2>月経不順
<3>腹中の結塊
<4>崩中淋露
<5>産後の血暈
<6>打撲の瘀血
<7>胎を下し
<8>癥瘕と
<9>血塊を散らし
<10>気と小腹の痛みや心痛に特効
     

◎微少循環を改善する。

◎月経の不調と崩中の淋露を治す。
       「煎じ・末・丸剤。」

◎心痛。「作末して酒で服用。」

◎血刺心痛に。
「(土炒)して作末し、毎回2銭を温酒で調下する。」

◎小腸疝痛。
「延胡索(塩炒)3銭、全蝎1銭を作末し酒で服用。又は乾姜と等分に末服。」

◎癥瘕と三穢を治す。
「鼈甲・大黄を等分に作末して、2銭を酒で服用。」

◎産後の血暈と悪血を治す。


【成分】
アルカロイド:

corydaline A
corydaline B
corydaline L

【薬理作用】(延胡索)
<1>鎮痛作用
  イ)粉末の鎮痛効果=アヘンの1/100。
<2>鎮静作用
<3>鎮痙作用
  

【修治】
    (醋炒):活血効果が強くなる。
  

【薬能】(延胡索)
☆《開宝本草》
“血を破り、婦人の月経不調、腹中の結塊、崩中淋路、産後の諸血病、血運暴血上衝を治し、損傷による下血には酒で煮るかあるいは酒で磨って服す”

☆《湯液本草》
“心気小腹痛を治するに神効あり”

☆《李時珍》
“能く血中に気滞、気中の血滞を行らす”
“故にもっぱら身体上下の諸痛を治する”
  

【薬対】
『延胡索+桂心』
『延胡索+香附子』
『延胡索+五霊脂』
『延胡索+小茴香』
『延胡索+川芎』
  

【配合処方】
安中散
延胡索散



 

焔硝(えんしょう)
○関格に大小便の不通を治す。
 「蜜1缶、硝2銭、白湯1ふりを、空腹時に調合して飲む。」

○小児の火丹毒を治す。



鼹鼡(えんそ)
=もぐら(土竜)、又もぐらもちなり。
◎興奮、強壮、排膿、解毒、収斂等の作用有るが如し。



猿頭霜=猿頭の黒焼き
【効能・効果】
1.脳病
2.頭痛
3.婦人病
4.ストレス
5.ホルモン調整
6.リウマチ

【用量】1日4g。



 

燕覆子(えんふくし)
【効能・効果】
○五臓の気の断絶を治し、語声の気を充実させる。
  「常食するのが良い。」
○三焦の客熱を治す。
  「漬かったら食べる。」
○十二経脈を通す。
  「常食する。」

 


鉛丹(えんたん)
○性は微寒、味甘く、無毒。

【効能・効果】
<1>心を鎮め、驚癇・癲疾を治す。
<2>毒熱と驚悸を静める。
<3>吐逆・反胃・吐血・咳嗽・金瘡・湯火瘡を治す。
○鎮静・安神に使う。

○反胃を治す。
「黄丹1両、白礬2両を缶に入れて火を入れ作末し、蒸し餅で梧子大の丸剤。温酒で5~7丸を呑み下す。」

【参考】(堀秀道著「楽しい鉱物図鑑」より)
<1>古代から朱色の顔料には、この鉛丹や水銀の化合物の辰砂が用いられた。
鉛丹の色は辰砂に比べると、ややオレンジが入って明るい。「光明丹」ともいう。
<2>辰砂のほうは天然に大量に産出し、専門の鉱山も多数あるが、鉛丹のほうはまれで、まとまって産出することはない。
<3>化学的には2価と4価の鉛イオンと酸素が結合した複合酸化物であり、正方晶系に属する。
   

■吉野山で出土
「修験道の根本寺院の一つ、奈良県・吉野山の金峯山寺(キンプセンジ)の食堂(ジキドウ)から、鉛丹と呼ばれる朱色の粉が見つかった。中国では不老長寿の薬だったと言われることなどから、発掘した奈良県立橿原考古学研究所は“修験者が修行に耐える為に服用していたのではないか”とみている。
鉛丹は、鉛を溶かし、さらに加熱して出来る。食堂跡からは、約2g見つかった。約2cm四方の薄い鉛板製の袋に詰められ、固まっていた。鎌倉~江戸期の土器に混じって出土した為、時代は特定できない。
  鉛丹は古くから絵画の顔料に使われてきた他、国立衛生試験所の佐竹元吉・生薬部長によると、古代中国の薬書《神農本草経》に整腸・精神安定作用のある生薬として紹介されている。1972年には中国湖南省の墓『馬王堆』から生前に鉛や水銀を服用していたとみられる前漢時代の女性のミイラが見つかっている。
金峯山寺に鉛丹を薬として使っていたことを示す記録は残っていないが、佐竹生薬部長は“変質しないように鉛の包に入れて持ち歩き、薬として飲んでいた可能性がある”と見ている。1996.1.31《朝日新聞》より」