薬物<う>


ウ(鵜)
【効能・効果】
○雀卵斑・皰奸(皰ホウ=にきび)などに。
「屎白を猪脂と調合して使う。」
○脹満を治す。
「尿を黄色くなるまで炒って作末し、毎回1銭を温水で調下する。」
○小児の疳蛔に良い。


ウイキョウ⇒「小茴香」「キャラウェー」「フェンネル」


ウェルシュオニオン
【学名】Allinm fistulosum
【英名】ウェルシュオニオン(Welsh onion)
【和名】ネギ
【分類】ユリ科、多年草。
【原産地】中央アジア~シベリア~中国
【特徴】和ネギの仲間で、日本で品種改良されているネギの基の品種です。味や香りもネギとほとんど変わらず調理での使い方も同様です。日当たりの良い肥沃な畑を好みますが、半日陰にも耐えます。



ウオッカ(vodka)
【効能・効果】
〇うがい剤   
〇口腔洗浄剤
〇スキントニック
〇精油を希釈することが出来る。:
100%有効な精油の希釈剤は100度のアルコールです。
イギリス諸島では100度のアルコールは免許がないと買うことが出来ない。アルコールの代用品として。

ウォード
【学名】Isatis tinctoria
【英名】Woad
【和名】ホソバタイセイ
【分類】アブラナ科、2年草。
【原産地】ヨーロッパ
【特徴】150cm前後に生長し、日当たりと排水が良い肥沃な土地を好む。
現在紺色染料というと、インディゴ(藍)が使用されますが、それ以前にヨーロッパでは、このウォードが紺色染料として栽培されてきました。
有毒のため、内服出来ませんが、かって止血に外用されたことがあります。
  

ウォードジャーマンダー
【学名】Teucrium chamaedrys
【英名】Wall germander
【分類】常緑性の小低木、シソ科
【原産地】ヨーロッパ、西アジア。
【特徴】30~50cmに達し、分枝を密にし、こんもりと茂ります。


ウキクサ⇒「浮萍」

ウキヤガラ⇒「三稜」

ウコン (参照→「ハリドラー」)
⇒「欝金」「薑黄」「ターメリック」
【サンスクリット名】Haridra
【中国名】Jiang huang ショウガ科薑黄
■クルクミン
クルクミンはウコンの黄色色素であるポリフェノールの一種。肝機能を高める効果があるとされる。
セラバリューズはクルクミンの粉末を独自の粉砕技術で一般的な商品の数百分の一にまで細かく砕いた。1粒の直径は160ナノ㍍。通常の顕微鏡では観察できない。クルクミンの粒子としては世界最小という。さらに界面活性剤を加えて粒子をコロイド状に加工することで、表面積を広げて吸収性を高めた。
ラットに投与した実験では、血中濃度は既存のクルクミンに比べて30~40倍高かった。
一般的なクルクミンは光や熱に弱く劣化しやすいが、開発したクルクミンは耐熱性や耐光性が高く、食品や飲料に加えても変化しにくい。」


ウサギ(兎)
ウサギは眠らない(目を開けたまま眠っている)
食べた草を盲腸に溜めて発酵させ、排便時に、それを食べる。
オスとメスを一緒にすると、交尾を繰り返す。傷つくまで交尾を繰り返す。
◎ウサギ(ジャンボウサギ):秋田県中仙町 「ジャンボウサギの里」熊谷氏
○ウサギ肉
ほかの肉類に比べてカリウムが多い。
カルノシンという活性酸素を除去する成分を含む
【効能・効果】
○目を良くする。
「肝を草決明に混ぜて丸服。」
○催生と落胎に使う。(兎頭骨)
○月経過多:毛の黒焼き末を酒で飲む。
○こしけ:毛の黒焼き末を酒で飲む。
○猩紅熱:ウサギの糞を煎服する。
○小児の疳:ウサギの糞を煎服する。
○小児の豌豆瘡を予防する。(兎肉)
○頭痛:ウサギの頭の黒焼き末を飲む。
○頭痛(充血性):
ウサギの頭の黒焼き末を酒で飲む(著効)。
○とびひ:
肉を煮て食べ、その汁を患部に塗布する。
○脳の病気:ウサギの頭の黒焼き末を飲む。
○はしかが内攻した時:
乾燥した胆を、削って飲む。
○冷え症:ウサギの頭の黒焼き末を飲む。
○婦人病:
ウサギの頭の黒焼き末を酒で飲む(著効。○夜尿症:
ウサギの糞を細末にし、湯で飲む(著効)○疽:
ウサギの糞を細末にし、患部に塗布する(著効)。
○耳だれ:
ウサギの糞を細末にし、耳の中に入れる。



ウシ(牛)
⇒「牛角腮」「牛黄」「牛腎」「牛髄」「牛肚」「牛肉」
ヒンドウ教では神様で食べない。飼育頭数は世界第2位。
江戸時代、肉食を禁じていたが、彦根藩のみに牛肉の味噌漬けが認められていた。
【効能・効果】
○胃ガン:
ウシの涎を飲む。
一度食べて吐き出した牛転草を飲む・煎服。
○咽喉痛:ウシ角を作末し飲む。
○脚気:糞を痛む個所に貼る。
○関節炎:肉で湿布する。
○酒が嫌いになる:
 涎を酒に入れて飲む。
○歯痛:
ウシ角を作末し歯のノ根元にすりつける。
○食道ガン:
ウシの涎を飲む。or一度食べて吐き出した牛転草を飲む・煎服。
○心臓病:ウシ角を作末し飲む。
○神経痛:
「ウシの歯・眼球」の黒焼き末を3~6g/日飲む(著効)。
○喘息:
胆嚢がまだ乾いて固くならない間に、ヘラで胆汁を採集し、半夏末と混ぜて、抹茶を衣にして丸剤に作り、飲む(著効)。
○打撲:糞を痛む個所に貼る。
○痛風:
「ウシの歯・眼球」の黒焼き末を3~6g/日飲む(著効)。
○腫れ物:牛角の黒焼き末を酒で飲む。
○疽:糞を痛む個所に貼る(著効)。
○慢性の子宮病:
牛角の黒焼き末を酒で飲む。
○よこね:
「ウシ皮コンブ」黒焼きし作末し飲む。
○リウマチ:
「ウシの歯・眼球」の黒焼き末を3~6g/日飲む(著効)。
○淋病:毛の黒焼き末を酒で飲む。
○肋膜炎:胆嚢を服用。

■胃袋の秘密
「牛の胃袋は発酵タンクだという。牛には胃袋が4つあり、最初に食物を入れる胃(ルーメン)は約200㍑の容積を持ち、食べた草などを微生物が分解したりしている。
生物の体を作るタンパク質は、アミノ酸と呼ばれる20種類の化学物質がつながって出来ています。人間では、うち9種類は体内で作り出せないので、食物を摂って取り込まなければならない。しかし牛は、アミノ酸の多くをルーメンの微生物が作り出してくれる。
ルーメンの中には、プロトゾアと呼ばれる原生動物とバクテリアがほぼ半々の割合で生きている。動物が不足しがちなリジンと呼ばれるアミノ酸は、このプロトゾアが合成していることを小野寺良次・宮崎大農学部教授が証明。増殖するプロトゾアを食べることで、牛が栄誉を得ている実態を科学的に裏付けた。
さらに、ヒスチジンと呼ばれるアミノ酸を肝臓で作り出せることも突き止めた」

■エンテカ enteque
「アルゼンチンにおいて、主としてウシ、時にはウマとヒツジを犯す病因不明の慢性出血性敗血症。2つの型があり、腸型は羸痩・下痢を特徴とし、3~4ヶ月で死亡する。羸痩型は羸痩・貧血・関節の炎症及び肺の石灰化を特徴とする」

■糞を利用
【ガソリン】
東京農工大学がウシの糞からガソリンを取り出すことに成功。東京農工大と産業技術総合研究所の研究グループは、金属容器に100gの糞と複数の金属触媒を入れ、30気圧で300℃に加熱。糞に含まれる水分が水と水蒸気の混ざった「亜臨界」と呼ばれる状態になり、成分を分解。60分後に約1.4mlのガソリンが出来た。
【バニリン】
バニラの芳香成分。積水化学と国立国際医療センター研究所のグループは、糞と水を容器の中で混ぜ、200℃~300℃に加熱し、20~70気圧の圧力をかけた。糞に含まれるリグニンという成分が分解、バニリンを取りだした。バニラの花からバニリンを取り出すより、半分以下のコストで製造できるという。シャンプーやアロマキャンドルに入れる芳香剤として利用可能。2006.3.3.《日経》

■BSE原因物質持たないウシ
「キリンビールはBSEの原因となるプリオンが体内で出来ないように開発した牛のライセンス供与を検討中。
遺伝子操作で作った牛で20ヵ月まで正常に育つことを確認済み。契約締結条件は医薬品材料の生産や研究開発を目的に限る。
医薬品用の血清やコラーゲンなどは現在BSE非発生国のオーストラリアなどから調達されているが、将来BSEが発生してもこの牛で対応できる。
キリンが開発した牛は、血液成分や脳組織などは正常で、脳から抽出した液に異常プリオンを混ぜても異常プリオンは増えなかった。BSEはもともと体内にある正常プリオンが異常プリオンの影響で変化するのが原因という。071/5《産業》

■和牛
明治以降に在来の牛を改良した食肉専門の牛を『和牛』と呼ぶ。
和牛:
「黒毛和種」・・・90%。世界で最もサシが入る肉質。
「褐毛和種」
「日本短角種」
「無角和種」
美味しい赤身がとれる日本短角種のうち、日本で不良形質として淘汰されてきた牛が健康志向から見直されている。不良形質は、欧州では昔から珍重されてきた形質の牛。
放牧で育てることが多い日本短角種は穀物飼料より牧草やワラをたくさん食べる。

■和牛を水田で
「つくばにある農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センターは、水田や遊休農地を使い、繁殖和牛を効率的に放牧する手法を開発した。栽培した飼料イネを刈り採らず、そのまま牛に与えることで、牛舎でのエサやりの手間を省き周年でも放牧が可能になる。
放牧は2007年から茨城県常総市で地場の畜産農家と共同で実施。ワイヤ錠の牧柵に電気を流し、牛の行動を制御しながら、春~夏は牧草で放牧。夏~秋は栽培した飼料イネを水田でそのまま与える。冬期間は発酵飼料として加工したイネを放牧地で与える。
電気柵で食事行動を制御することで、踏みつけたりフンで汚すなどの採草ロスを5%以下に減らすことができた。また、牛舎を使わずに放牧できるため臭覚やエサやりが不要。」

■抗体を作る
「協和発酵キリンは米子会社のヘマテック(サウスダコダ州)と共同で、感染症など多くの病気の治療に使える抗体を血液中で大量に作り出す牛を作製した。
血液1㍑当たり2㌘を作り出す。」

■ゲノム解読
「2009年、牛の全遺伝情報(ゲノム)を解読し、牛乳の生産などの関する遺伝子を解析したと、日本の畜産技術協会付属動物遺伝研究所(福島県)を含む国際研究チームが4/24のサイエンスに発表した。
牛は羊やヤギと同じ反芻動物で、胃が4つ有り、胃に生息する微生物の力を借りて草を消化し栄養にしている。」


うじ(蛆)
■医療用無菌ウジ
「バイオベンチャーのバイオセラピーメディカル(東京都文京区)は、2007年4月に医療用の無菌ウジを発売する。無菌ウジはFDA(米食品医薬品局)が認可した医療材料で、糖尿病などが原因の壊疽で重症の治療に使う。
ヒロズキンバエという種類のハエの卵を、効率よく無菌状態で孵化させる技術を確立した。100匹\17000。
新たに治療を始める病院向けに、熟練医師による指導サービスも提供。
無菌ウジを使った治療法はマゴットセラピーと呼ばれ、欧米のほか国内でも始まっている。キズの上にウジを置き、2~3日ガーゼで覆っておく。ウジが壊死した組織だけを除去してくれる。殺菌作用やキズの回復を促す働きもある。壊疽の状態にもよるが、脚を切断するはずだった患者が歩けるまでに回復するなど効果が高い。2007.3/5 産業


ウスバサイシン⇒「細辛」

ウスバトリカブト⇒「附子」「烏頭」

ウスベニタチアオイ→「マーシュマロー」


ウズラ (鶉ジュン)
【効能・効果】
○下焦に良い:肉を牛乳と煮て食べる。

■ウズラの卵
「ウズラの卵は、中国・インド、又東欧諸国で古くから抗アレルギー性を持つ食品として注目を浴びていた。特に近年、フランスでは臨床研究が盛んに行われていた。
研究はウズラの生卵の飲用などのより行われたが、累計1700名にも上る多大な臨床結果となり、76.5%という治癒率も出ている。対象となった、アレルギー疾患は、喘息・鼻炎・花粉症など。こうした研究結果は、1995・10月に行われた第45回日本アレルギー学会でもブルットマン博士が発表している。

■イゲカルム
「イゲカルムはBミナ種と言うウズラの卵が原料となっている。これを医療機器商社の日本ユーロテック(株)(東京都港区)が昨年12月にフランスから輸入し、協和薬品(株)が製造発売元となり、製品を上市。
ウズラの卵はアレルギーを引き起こさず、卵アレルギーの代替品としてロシア・ポーランドでは古くから用いられている。フランスでは10年前より研究に着手し、2年前に栄養補助食品として上市。アレルギー専門医の間で、臨床が行われたが、これまでのおよそ5000例で約70%がアレルギーに効果があり、即効性も確認されている。《健康産業新聞》第835号より」

■春を感じる遺伝子
「吉村崇・名古屋大学准教授らは、動物が春を感じ、生殖の為に体を変化させるキッカケとなる遺伝子をウズラから発見した。動物が季節を感じる仕組みを解明する成果。2008年3/20のネイチャーに発表。
ウズラの雄は春になると精巣を大きくして、生殖に備える。実験では1日のうち6時間しか光が当たらない状態でウズラを飼育。その後、光を当てる時間を20時間に延ばして「春が来た」とウズラに思わせて、その前後3日間で脳内では働く遺伝子を調べた。
光の照射時間が長くなると、まず脳にある下垂体隆起葉の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の遺伝子が働いて大量にホルモンを作り出し、それをキッカケに約200個の遺伝子が次々に働いて、精巣の発達を促すことが分かった。」
うずらは、春になると、オスの精巣は100倍以上に重くなり、メスも卵を産むようになる。ふだんは空を飛ぶために体を軽くしているのだ。この生理反応は、日長が12時間以上になると起こることや、目隠ししても起こることが分かっていた。

名古屋大学の奥村崇教授らは、光に反応する分子が脳内にあるはずだと考えた。目の奥にある網膜の細胞がもつタンパク質「オプシン」は遺伝子をもとにつくられ、光が当たると、細胞では電気信号が生じる。吉村教授らは、オプシンの仲間の遺伝子12個が脳で働いているかどうか調べた。
すると、「オプシン5」という遺伝子が働いていることが分かった。オプシン5が働く脳の部位は、生理反応を調節する視床下部の一部だった。さらに、オプシン5を持つ細胞の構造は、光に効率よく反応する網膜の細胞に似ていた。
脳内に、まさに目があった。
オプシンにはいくつかの種類があり、反応する光の波長が異なる。オプシン5がどんな波長の光に反応して電気信号が生じるか調べたところ、可視光の中で一番は長の短い紫色の光に最もよく反応することが分かった。
そこで、目隠ししたオスのウズラに紫色の光を当て続けたところ、確かに精巣が大きくなった。
これまでに、光の刺激を受けた視床下部と、その命令でホルモンを分泌する「下垂体」との間で情報がやりとりされ、下垂体から精巣を発達させるホルモンが分泌されるという経路がわかっていた。今回、おおもとの視床下部で刺激を受けとるものの正体が突き止められた。
2010/8/24アメリカ科学アカデミー紀要

■脳内ホルモン「GnIH」が攻撃性を抑制
2014年、早稲田大学の筒井和義教授らは、生殖器の発達を抑制する脳内ホルモン「GnIH」がオスの攻撃性も抑制することを、ウズラを使った実験で示した。
脳内ホルモンが精巣で作った男性ホルモンを女性ホルモンに変え、性格をおとなしくする。
人間にも同様の仕組みがあると診られている。
成果は1/16のネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載
ウズラのオスは攻撃性が高く、同じカゴに入れた仲間をつついて殺してしまう。オスの脳に薬剤を注入してGnIHを作りにくくすると威嚇する回数が2倍に増えた。GnIHを注射するとおとなしくなった。


ウツギ【溲疏】


ウツボ
=ウナギ目ウツボ科。ウツボはウナギやアナゴ、ハモなどとともに「無足類」と呼ばれるが、腹びれと胸びれが無いことが大きな特徴。
体長は60cm~1m。本州中部以南、台湾、東南アジアなど暖かい海に分布する。昼間は珊瑚礁や磯の岩陰に潜み、夜に行動する。
伊勢エビの天敵といわれるタコが好物でウツボを含めてこの3者は同じ所に生息している。地方によって独特の呼び名があり
東京・・・・・ナマダ
鹿児島・・・キダカ
和歌山・・・キツネ
天草・・・・・キダコ
沖縄・・・・・ウージ
   ○日本沿岸のウツボには毒はない。
地中海産のウツボを食べて死亡した例あり。パラオ共和国ではウツボを開いて塩をすり込み、ヤシ殻を燃やした煙で薫製にする。
高知県ではウツボのたたき
■熊本県天草
「この地域では高級魚のアラ漁が盛んだ。ところが延縄の仕掛けにウツボがかかる。昔から漁師は船の上でウツボを湯引きにして酢みそをつけて食べてきた。その長い伝統が一部の家庭にのこり、結婚式などの祝いの席には欠かせない料理となっている。
これに地元の天草プリンスホテルが目をつけ、工夫を重ねて名物料理とした。早速、ホテルの裏にある水槽を覗くと100匹あまりのウツボがいる。
「漁師時代を含め3度かまれましたよ」厨房長の吉田完二さんはそういいながらさばき始めた。「生命力は驚異的。産後の母乳の出が良くなると言われ、精力剤としても珍重されてきたんです」と支配人の国武利行さん。
やがて、テーブルの上に刺身の薄造り、たたき、唐揚げ、みそ煮、湯引きのコース料理がずらりと並んだ。
ウツボの食習慣があるのは天草だけではない。ウツボの天日干しは全国のいくつかの港町では冬の風物詩となっている。
「これが始まると冬本番だなあ、という気になりますね」と和歌山県すさみ町の「エビとカニの水族館」館長の森拓也さんはいう。
身が丸くなるのを防ぐため、反物の洗い張りのように竹串を刺して寒風の中で干しあげる。すさみ町での食べ方は1~2mmに切って、油でカリッと揚げ、醤油と砂糖・水飴で仕上げる。
森さんによると三重県の志摩半島では天日干しにして乾燥したウツボを茹でて醤油と砂糖・ショウガで味を付ける。また、千葉県の館山市周辺では干したウツボを炭火で焼いて食べるという。
高知の須崎市周辺ではウツボのタタキは皿鉢料理の1つだ。





ウツボカズラ⇒「猪篭草」

ウツボグサ
   ⇒花穂が暗褐色に変じた頃、花穂のみ集めて陰干しする。しかし、茎葉には麻酔・    強壮の効があるので、花穂に加えた方が良いと民間では言われている。
  【学名】Prunella vulgaris
  【英名】Self heal
   ◎乾燥した地上部。
  【生薬名】「夏枯草」
  【成分】精油
      苦味質
      アルカロイド
  【効能・効果】
     ○足がコブの様に腫れる:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○打ち身:
        花穂・茎・葉の煎汁で湿布する。    
     ○眼球が疼痛する:
        花穂を10~30g/日煎服する(著効)。茎葉・根を加えても良い。
     ○下痢:
        「夏枯草・甘草」煎服。
     ○高血圧:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
○口内洗浄薬
     ○腫瘍:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○小便難:(尿量に関係なく、小便が出渋る)
        「夏枯草・滑石各等量」煎服。
     ○腎臓病:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○頭瘡:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○大小便を整える:
        「夏枯草・ドクダミ」煎服。
     ○糖尿病:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○尿閉:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○捻挫:
        花穂・茎・葉の煎汁で湿布する。    
     ○脳出血:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○肺結核:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○腫れ物:
        花穂・茎・葉の煎汁で湿布する。    
     ○ひきつけ:
        「夏枯草・甘草・木通」煎服。
     ○ヒステリー:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○浮腫:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○便通を整える:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
     ○膀胱炎:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。
        「夏枯草・滑石各等量」煎服。
     ○瘰癧:
        花穂を10~30g/日煎服する(著効)。茎葉・根を加えても良い。
        「夏枯草・甘草」煎服。
     ○肋膜炎:
        花穂・茎・葉を10~30g/日煎服する。


ウド
    ⇒「独活」
  【学名】Aralia cordata
  【別名】ヤマウド
  【分類】ウコギ科。多年草
  【原産地】日本、韓国、中国、樺太
ウド抽出物
(ウドの茎又は葉から得られた、マグノロールを主成分とするものをいう。)   マグノロール ウコギ科ウド(Aralia cordata THUNB)の茎又は葉からエタノールで抽出して得られたものである。有効成分はマグノロールである。 保存料 Udo exract


 ウッド
   ◎症状を助ける(D・L・メラ)


 ウッドセージ
  【学名】Teucrium scorodonia
【英名】Wood sage(ウッドセージ)
  【和名】セイヨウニガクサ?
  【分類】シソ科、半低木
  【原産地】地中海煙害~南西アジア
  【参考】
「ジャーマンダー」(痛風・黄疸)や「黄」と同類のスカルキャップ。


 ウッドラフ
  【学名】Asperula odorata
  【英名】Woodruff、sweet woodruff
  【和名】(クルマバソウ)
【分類】多年草、アカネ科
【原産地】ヨーロッパ、アジア
【特徴】地下茎で増え、15~30cmの細長い茎が多く立ち上がります。
葉は6枚を輪生し、3~5cmの披針状です。
半日陰で良く育ち、耐寒性があります。
全草にクマリンを成分とする桜餅のような強い芳香があるため、ワインの風味づけやポプリに用いられますが、ティーとして大量を内服すると、めまいや中毒症状を起こします。
  【使用部位】用・茎・花。
  【成分】クマリン
      タンニン
      クエン酸
  【参考】
   <1>家庭や教会の床にまいて、床を花で覆い、香りを室内に漂わせた、
    <2>ベッドのつめもの。




ウナギ(鰻)
関東風(市販のウナギを)
①湯洗いをして酒を振りかける 
②ホイルで包み  
③魚焼きグリル で 3分焼く。タレをぬって1分焼く

関西風(市販のウナギを)
①湯洗い
②水分を拭き取る
③フライパンで、少ないサラダ油油で揚げる
たれ・・・砂糖+醤油+日本酒+ウナギの骨を煮詰める
醤油+みりん+日本酒+ハチミツ
   ◎ウナギ料理:
     「わらじや」:京都東山7条通り、三十三間堂近く。うぞうすい、う吸い物
     「野田岩」 160年、天然ウナギ東京・東麻布」
   ○青いウナギ・・・川に上らないウナギ 岡山児島湾で漁がある
海部健三・東京大学水産研究所
延縄漁  エサにアナジャコ
薄青い色で顔が細い」
  【効能・効果】
     ○胃の病気:
        ウナギのキモを飲む。or吸い物にして食べる。
        黒焼き末を毎食前に飲む。
     ○伝尸・労虫・諸虫を殺す。
       「煮て五味であえて常食するか、乾燥し焼いて食べる。」
   ○帯下の100病を治す。
       「焼いて食べる。」
     ○諸虫の心痛で吐くとき。
       「焼いて食べる。」
     ○掻痒(かゆみ):
       「焼いて食べるか、又は油を取って塗る。」
     ○白癜風(白なまず):
       「焼いて食べるか、又は油を取って塗る。」
        ウナギの皮を炙り、油をとって塗布する(著効)。
     ○癧傷風。
       「焼いて食べるか、又は油を取って塗る。」
     ○脚気を治す。
       「常食する。」
     ○気管支炎:
       「ウナギ1匹」を青い竹筒に入れ、強火で炙ると、ウナギの油と竹の油が        混ざって溜まる。この油を少しづつ飲む。
     ○狭心症:
       「ウナギ1匹」を青い竹筒に入れ、強火で炙ると、ウナギの油と竹の油が        混ざって溜まる。この油を少しづつ飲む。
     ○滋養強壮:
        蒲焼きにして食べる。
     ○視力減退:
        ウナギのキモを飲む。or吸い物にして食べる。
     ○心臓病:
       「ウナギ1匹」を青い竹筒に入れ、強火で炙ると、ウナギの油と竹の油が        混ざって溜まる。この油を少しづつ飲む。
     ○精力剤。
       「五味であえ、また煮て食べる。」
     ○鳥目:
        ウナギのキモを飲む。or吸い物にして食べる。
     ○熱労・骨蒸を治す。
       「汁を作って食べるか、五味であえ常食する。」
     ○肺炎:
        ウナギの血を飲む。
       「ウナギ1匹」を青い竹筒に入れ、強火で炙ると、ウナギの油と竹の油が        混ざって溜まる。この油を少しづつ飲む。
     ○肺結核:
       「ウナギの黒焼き苡仁」を[5:1]に混ぜ、朝夕2回白湯で4gずつ飲む        (著効)。
        ウナギのキモを飲む。or吸い物にして食べる。
       「ウナギの油」に塩味をつけ、大さじ2杯ずつ、毎食後に飲む。
        ウナギの油の作り方:
        「ウナギ1匹をビンに入れ、ビンごと鍋に入れて煮ると出来る」
     ○肺尖カタル:
        ウナギの血を飲む。
        黒焼き末を毎食前に飲む。
     ○発熱:
        黒焼き末を毎食前に飲む。
     ○浮腫:
        蒲焼きにして食べる。
     ○夜盲症:
        臓物を食べる。
   ■加熱で安心。
     「ウナギの語源は“胸黄(むなぎ)”食べ頃になると、胸が黄色味を帯びること     から、この名がついたと言われる。
      ウナギの血液には[イクチオトキシン]という神経毒が含まれ、生で食べると     下痢や吐き気、目に入ると結膜炎を起こす。火を通すと毒性が消える為、焼い     て食べるのが常識となっている。1996.8.17《日本経済新聞》
   ■日本種うなぎ判別
     「日本種のうなぎをシラス(稚魚)段階から簡単に判別します。-----静岡理工科     大学(袋井市)は、うなぎの種を遺伝子で特定する鑑別法を初めて開発した。
 シラス取引で日本種を装った外国種の供給や大量の外国種を混入するなどの     不正を抑制出来るとしている。シラス、成鰻(セイマン)、蒲焼きなど形態を問わず、     約8時間で鑑定する。1997.5.28《日経産業新聞》」
   ■鰻丼(うなどん)
     「薬膳書によると、「体を温め、脾・胃・肝を助け、補養と元気回復に役立つ。     夜盲症と条虫に効あり」。ビタミンAが100g中5000IUと抜群で、牛ロース      (40IU)、豚肉(17IU)も比較になりません。夜盲症・視力減退・鼓膜強化・皮     膚の新陳代謝を促し、夏カゼ予防・貧血・低血圧・冷え性にも効果があります。     ビタミンB1、Eも含み、疲労回復・若返りにも期待できますが、Cを補うた     めに緑野菜を必ず食べましょう。
      話題のEPAと脂肪のレシチンは不飽和脂肪酸ですから、コレステロールは     心配無用。蒲焼きだけを過食しなければ、脳と体の細胞膜を強化し、学習能力     ・記憶力を高めます。100gで270kcalで、ご飯一杯半とほぼ同じ。粉サンショ     ウが脂肪の酸化を抑えます。
      最もおいしいのは、初秋~冬にかけて産卵に川を下る「下りうなぎ」ですが、     天然ものは皆無に近く、東南アジアの養殖が主です。250g以上の大型は皮が     硬く味が落ち「ボカ」「ボッカ」と呼ばれています。中国料理研究家・程一彦、      1996.8.14《朝日新聞》」
■四万十川のウナギ
「四万十川が太平洋に流れ込む中村市には、まだ川専門の漁師がいる。7、8月はウナギの旬。川漁師一筋40年の一藤貞男さん(58)の船に乗せてもらった。
夕暮れ時、「ころばし」と呼ばれる直径10cm、長さ75cmほどの筒状のワナを仕掛ける。ころばしの入り口は弁のようになっており、ウナギは入ることは出来ても出ることは出来ない仕組みだ。この日はころばし魚だけ。河口から約12kmの地点で、船に乗り込んだ。
「ぬくいやろ。涼しい場所を探すのも一苦労」と一藤さん。かっては川の場所により水温に差があったが、最近は川底が平らになり、どこも均一に温度が高めになってしまう。「だからエサとなる微生物が減り、ウナギも少なくなる」。この日の最高気温32.9℃。水温も高い。
まず川面に船を停泊、妻のサチ子さんと、150本あるころばしにエサのミミズを1本づつ入れる。それから、ひもでつながれたころばしを、船を走らせながら、長年培った勘で「ここぞ」という場所に放り込む。
この日、漁をしていた船の数は、見渡す限り両手で足りる程度。しかもほとんどは川エビ魚だ。日もとっぷり暮れた午後7時前、この日の仕事は終了。翌朝5時まで一休みだ。
翌朝、白み始めた空の下、再び船をこぎ出し、ころばしを引き上げにかかった。この日の川は澄み、ほのかな川のニオイがする。しかし、漁は芳しくなかった。すぐ食べられる大きさのが平均20匹は捕れるが、この日はその半分。とはいえ、やはり天然ウナギ、身は黄金色に輝いていた。
「この色が天然の特徴。小ぶりでも味はいいい。特に、卵を持ち始めるか否かの2年モノが一番美味しい」と一藤さん。「それにウナギはエサにこだわるグルメだから」と、ころばしに残されたミミズを見せてくれた。無惨なほど、頭としっぽの部分だけ残されていた。「魚のミンチなど与えられたエサを食べ、半年から長くても1年半で太らせる養殖物とはここがが違う。皮も柔らかく、身に甘みがある」
早速、市内の季節料理店「たにぐち」を訪ねた。主人の谷口一彦さん(35)が、今朝さばいたばかりのウナギを見せてくれた。体長50cm近いものから、大量20cmほどまで、大きさは様々。地元の人は脂っこくて「骨がましい」(骨が目立つの意)という理由で、大きいのを嫌い小さいのを好む。谷口さんが選んだのが「このサイズがほどほどに脂ものっていておいしい」と言う幅7、8cm、体長30cmほどのウナギ。これを蒲焼きにしてもらうことにした。
「天然物は何と言っても香がいい」と谷口さん。素焼きにしただけのウナギの臭いをかいでみると、朝の四万十川のニオイがする。「蒸したらうまみが飛ぶ」と、関西風にこのままタレに浸し、焼く。まもなく、鰻重が運ばれてきた。
身も皮も箸ですっと切れるほど柔らかく、独特の濃厚な味はしても、ウナギかと思うほどあっさりしている。キュリと土佐酢であえた酢の物「うざく」と合わせて、1匹半ほど食べても全く胃がもたれなかった。」2000.7.22《日本経済新聞》
■ウナギ茶漬け
「田舎庵」北九州市小倉北区魚町3-4-6(093-541-6610)
昔ながらの漁法で、小倉の干潟で採る。素焼きにしてから、蒸して、実山椒を入れ煮る。
■シラスウナギなぜとれない
「ウナギの幼魚、シラスウナギの日本近海での漁獲量がここ数年来、減っている原因は、産卵海域であるグアム島周辺の海水の塩分濃度の低下ではないかとする新説を、東京大海洋研究所の木村伸吾。助教授らが打ち出した。
日本ウナギはグアム島付近で夏に産卵。稚魚は黒潮につながる西向きの海竜に乗り、約5cmに成長して冬の日本沿岸に到着する。これを捕獲し養殖に使う。漁獲量の減少は、乱獲や遡上する河川の環境悪化が原因とする見方がある。
木村助教授によると、産卵海域付近は、塩分が低い南側の海水と、高塩分の北側の海水との「境目」になっていて、ウナギはこの境目のすぐ南側で産卵する。
比較的多くのシラスウナギが獲れた1970年代は、この境目が北緯13度付近にあって、産卵域がちょうど西向きの海流と重なっていた。ところが90年代には境目が17度付近まで北上。これにつれて産卵域も北にずれ、シラスウナギは西向き海流に乗れずに日本に来なくなったと考えられるという。
太平洋の海の状況は10~20年周期で長期変動しているという説が最近は有力で、木村助教授は「海が自然に元に戻れば、シラスウナギは帰ってくるかもしれない」と話している。」
  ●うなぎ水銀分析装置
輸入ウナギの安全が問われています。
厚生労働省は各検疫所に、平成14年5月20日付食監発第0520001号により、鰻の水銀に係るモニタリング検査の実施について通知を致しました。
■鹿児島県・大隅半島
「大手スーパーや食品会社が大隅半島詣でを続けている。国内最大の産地だが知名度が低かったのが、5/1、大隅半島の大崎町で新しいウナギ加工場が稼働した。地元2社のウナギ業者と静岡市の食品商社である大五通商など4社が、昨年11月に新会社「おおさき町鰻加工組合」を設立。一貫体制を敷いた。」2003.6.30《日本経済新聞》
■完全養殖
「水産総合研究センター養殖研究所(三重県南勢町)は7/9、ウナギの完全養殖に成功したと発表。人工授精した受精卵から成魚まで人工的に成長させたのは世界で初めて。実用化して量産化出来るようになれば、ウナギの安定供給が可能になる。
ウナギは卵から孵化すると、柳の葉に似た形の透明な幼生になり、その後、稚魚(シラスウナギ)に変態してウナギに育つ。これまで卵から幼生まで育てる技術はあったが、幼生の生態にナゾが多くシラスウナギまで成長させた例は無かった。
養殖研の田中秀樹ウナギ種苗研究チーム長らと日本水産、不二製油の共同チームは、幼生が食べやすく栄養価の高いエサを独自に開発、水温や水質などの飼育環境の調節を加えてシラスウナギまで成長させた。孵化後250日で体長5.5cmの幼生が変態を始め、その後約20日でシラスウナギになった。20匹がシラスウナギになり最大30cm弱まで成長している。
現在の日本のウナギの消費量は年間約15万6000トンで世界一。9割以上が天然のシラスウナギを海から採取して国内外で育てた養殖物で価格はシラスウナギの漁獲量に依存する。」2003.7.10《日経産業新聞》
「ウナギの生態は今も謎に包まれている。産卵場所こそ、太平洋のマリアナ諸島周辺と見当はついたが、そこに向かうウナギは黒潮の南側では見つかっていない。天然ウナギの卵が発見されたこともない。
ウナギの完全養殖を目指して14年、水産総合研究センター養殖研究所ウナギ種苗研究チーム長・田中秀樹は語る。従来の養殖は天然の稚魚から育てるのだが、私たちは先頃、世界で初めて人工孵化からシラスウナギ、つまり稚魚まで育てることに成功した。「完全養殖」と言うには、この稚魚が成体になり、次の世代が育つまで待たなければならない。
ウナギの幼生にいかにエサを食べさせるか?
極論すればそれが最大の課題だった。私がウナギの研究に携わったのは1989年、それまではタイやヒラメの種苗生産を研究していた。しかし始めてすぐに人工孵化した鰻の仔魚を育てるのがいかに難しい事業であるかを思い知らされた。天然ウナギが何を食べて育つのか?情報は何もなかったのだ。しかも1989年は人工孵化に成功したが、90、91年は失敗。92年は成功したものの、約1000尾孵化したうちの1尾が7日間生存しただけで、あとは全滅してしまった。生育に取り組む以前に、人工孵化を安定的なものにする必要に迫られた。
北海道大学が世界ではじめて人工孵化に成功したのは73年。後に東大も続いたが、人工孵化が広まったのは91年に愛知県水産試験場が新手法を開発してからだった。
ウナギはシラスの段階ではまだオス・メスに分化していない。養殖条件ではメスがほとんど出現しないのだ。愛知水試の手法は河口で捕獲したシラスにホルモンを与えてメスにする。そのメスに排卵を促し、オスから精子を採取して人工授精させるというものだった。
前後しれ様々なことが分かり、93年頃から受精卵が安定的に得られるようになった。本格的な生育研究が始まったのはそれからだ。
タイ・ヒラメ・ブリなどは海水中に卵を産む。ウナギも同じだ。卵は海中を漂い、非常に未熟な状態で孵化する。分離浮性卵と呼ばれるが、私の経験ではプランクトンの一種、ワムシ以外のエサで育った例はなく、集中的に与えた、94年2月、仔魚がワムシを食べるのを確認した。
しかし、生存期間が延ばせない。約2週間の命を2~3日延ばすのがやっと。それも何万尾も孵化したうちの1~2尾。調べたら満腹するまで食べていないと分かった。これはと思うエサを片っ端から与えてみた。
冷凍ワムシ、オタマボヤとゼラチン状の網を持つプランクトン、配合飼料、魚卵粉末などから、エイひれ、イカやエビのすり身、ついにはウナギの卵まで。考えつくものはすべて与えた。
96年7月、ウナギの幼生は凍結乾燥して粉末にしたサメ卵が大好きなことを発見した。1つのシャーレに20~30尾の幼生を入れ、顕微鏡をのぞきながら粉末のサメ卵をばらまく。幼生はエサを次々に飲み込んだ。
エサはすぐ腐る。2時間ごとにシャーレの水を換えなければならない。1尾づつスポイトで吸って新しいシャーレに移す。全部移すのに1時間半もかかる。毎日、4~5回繰り返した。
体長1cm近くまでは順調だったが、20日を過ぎると、食べても体が細ったり曲がったりする現象が出始めた。幼生はまだ胃ができていないため、消化力が十分でなかった。大豆から取ったペプチド(可溶性タンパク)をエサに混ぜた。ペプチドは分子量が小さいため、吸収しやすくなる。
幼生はどうにか生き続けた。オキアミの分解物を混ぜるとさらに効果が上がることも分かった。生育日数は100日を超え、150日で体長3~4cm。250日で6cm近くまで成長した。そしてついに、幼生はシラスへと変態し始めた。
今では100日で3cmまで育つが、天然なら0日で育つ。」2003.8.22《日本経済新聞》
■中国ウナギに抗菌剤
「東洋水産は2003年7/15日、同社が関東地方で販売するウナギの蒲焼きから、食品には含まれてはならない合成抗菌剤『エンロフロキサシン』が検出されたとして、東京都港区のみなと保健所から出荷停止と回収の指導を受けた。対象は3月に中国から輸入した約11000尾。」2003.7.16《日本経済新聞》
■無投薬で
「宮崎大学農学部の前田晶調教授は無投薬でウナギとヒラメの養殖に成功したと発表した。有用微生物を使い(善玉菌)も用い、病害微生物(悪玉菌)を防除するのが特徴。
県水産試験場と左土原養鰻漁業協同組合と共同で研究した。ウナギは代表的な病気である『エドワジエル症』で死亡するケースが多いが、ワクチン開発が難しいという。今回、微生物アルテロモナスの一種が同症を引き起こす悪玉菌を排斥する作用があることを発見した。
宮崎県左土原町のウナギ養殖場で実験したところ、有用微生物を混ぜたエサを与えた池の死亡率が2.5%だったのに対し、与えない池では18%だった。
ヒラメでも別の有用微生物を使い、同様の結果が得られた。」2005.4.22《日経産業新聞》
■産卵地・・・特定
「東京大学海洋研究所の研究グループがウナギの産卵地を突き止めた。2006年2/23のネイチャーに掲載。
同研究所の塚本勝巳教授と青山潤助手らは2005年6月、海洋船「白鳳丸」でマリアナ諸島の北西約370kmの海底にある海山を調査。生後2日とみられるウナギの仔魚(しぎょ)を数百匹捕獲した。捕獲した場所から産卵場所を
北緯14度
東経143度
付近にあるスルガ海山とほぼ特定した。ココで産まれたウナギは北赤道海流と黒潮にのって約3000kmを旅して日本にたどりつく。」2006.2.23《日経》
■3000km
「直径3m、長さ15mほどの円筒形のネットを船に引き上げると、中に生後2~5日のニホンウナギの赤ちゃんが400匹ちかく。
2005年6/7、午前11時、太平洋のマリアナ諸島西にあるスルガ海山付近。学術研究船「白鳳丸」に乗っていた東京大学海洋研究所教授の塚本勝巳さんは「意外に」あっけなくみつかるものだな」と感慨にふけりつつ、体長5mmぐらいの透明の群れを見つめていた。
世界に18種類いるウナギの産卵場所は今だにナゾに包まれたままだった。昔は、アリストテレスが「泥から湧いて出る」とか、日本では「ヤマイモが化ける」などと言われてきた。
東大海洋研は1973年から産卵場所探しの開城研究をかさね「新月の前後に、海底の山つまり海山で産卵する」という仮説を立てて、それを裏付けた。
卵からかえったばかりのウナギを「仔魚」と呼ぶ。仔魚の発見地点の海流の動きから、このスルガ海山付近が産卵場所であることを突き止めた。
日本の川などから太平洋に出た5~6歳のオスや10歳前後のメスが黒潮に乗ってハワイの方向に向かう。途中で右折。スルガ海山付近まで旅をして、そこでオスとメスが交尾して産卵する。
仔魚は、透明で、骨は軟骨で軽い。透明なので敵になる大きな魚などに見つかりにくい。身軽なため黒潮に乗れば、日本付近までの3000kmの距離を半年ほどでたどり着く。
途中、稚魚のシラスウナギに成長し、沿岸の台湾・中国・韓国・日本などで捕獲される。20067/22
■ウナギのキモ
「東京海洋大学の矢沢一良客員教授らは、ウナギの肝(内蔵)を食べると肝機能低下を抑える効果があることを、ラットを使った実験で突き止めた。
薬物を使ってラットに劇症肝炎を起こさせ実験した。薬物投与前にウナギの肝の乾燥粉末を食べさせておいたラット6匹と、食べさせなかったラット6匹で、肝機能障害の指標[GOT値][GPT値]の平均を比較した。
食べたラットはGOT・GPT値の上昇を6~7割に抑えることが出来た。養殖ウナギの場合、イワシやサバの魚肉がエサとして与えられる。」2006.4.7《日経》
■深海魚が祖先
「2010年、東京大学などの研究チームは、淡水に生息するニホンウナギが深海魚から進化したことを突き止めた。
ウナギやその仲間の遺伝子を比較分析した。
研究に参加したのは東京大gかう海洋研究所の塚本勝巳教授と千葉県立中央博物館の宮正樹・上席研究員ら。研究チームは、ニホンウナギとそれに近い魚類56種を世界各地の海で捕獲し、遺伝子を比較して進化の系統樹を作った。
その結果、ニホンウナギは水深200~3000mに生息する深海魚であるシギウナギやノコバウナギと近かった。
一方、ニホンウナギに外見が似ていて、浅い海に生息するアナゴやハモなどとは遠かった。
ニホンウナギはシギウナギなどと共通の祖先から進化し、数千万年前に別れて淡水域へ移動したと考えられるという。
ニホンウナギは川や湖で成長し数千㎞移動して海で産卵する。だが、何をエサにしているのか?成長過程はよく分かっていない。」




 ウニ
◎ウニ・・・
「宝うに」100g\2800 缶入り0120-707931
「うに」(北浦産)鐘崎商店 山口県長門市油谷 0837-34-0077
「かぜ水」岩手県で、雲丹の塩漬けを作るとき出てくる浸透水。調味料として使われる
■天敵ヒトデ
「ウニの天敵であるタコヒトデというヒトデを効率よく捕まえる方法を名古屋大学のチームが考え出した。ウニが分泌するグリシンというアモノ酸がタコヒトデの食欲を刺激していることが分かり、グリシンをゼラチンで固めて水中に置いた結果、タコヒトデが寄ってきた。」2002.10.6《日本経済新聞》
   ◎保存料・・・ミョウバンを使うことが多い。





 ウバタマ  Lophophora williamsii
   ⇒サボテンの一種。
   ◎メキシコの原住民が[ペヨート]と称して宗教的な目的に使用していた。
   ◎成分:
     [メスカリン]は5mg/kgで幻覚を生じ、精神的異常は10時間も続く。         LSDに似た作用を有するが、効力は1/4000程度であるという。
     (講談社「天然毒」p34)

ウマ(馬)
   ◎肉(サクラ肉):脂肪が少ない
            寄生虫が少ない。
  【効能・効果】
     ○かぜ:
        蹄を煎服する。
     ○胸痛:
        馬肉を直径20cm、厚さ5~10mmぐらいに切って、胸に2枚、背中の        肩胛骨の下あたりに2枚張り、ゆるめに包帯で縛る(著効)。
乾いたら取り替える。
     ○産後の陰門挺出:
        馬の脂肪を、一度鍋に入れて溶かし、冷えてから患部に塗布する。
     ○痔:
        ①1日50gの馬肉を、ネギと一緒に味噌煮にして食べる。
②馬肉をカラカラに干して、カツオブシのように削って煎服。
        馬の脂肪を、一度鍋に入れて溶かし、冷えてから患部に塗布する。
        糞を温めて塗布する。
        糞に水を加え、煮て出る蒸気を患部に当てる。
        「馬の脂肪黄柏末」練って塗布する。
     ○神経痛:
        骨・歯の黒焼き末を飲む。
     ○頭痛:
        骨・歯を煎服する。
     ○打撲:
        生馬肉で患部を湿布する。1日2回取り替える(著効)。
     ○脱肛:
        馬の脂肪を、一度鍋に入れて溶かし、冷えてから患部に塗布する。
        木賊の黒焼き末を、馬の脂肪で練って塗布する。
     ○腸チフス:
        蹄を煎服する。
     ○捻挫:
        生馬肉で患部を湿布する。1日2回取り替える(著効)。
     ○肺炎:
        馬肉を直径20cm、厚さ5~10mmぐらいに切って、胸に2枚、背中の        肩胛骨の下あたりに2枚張り、ゆるめに包帯で縛る(著効)。
乾いたら取り替える。
     ○肺結核:
        馬肉を直径20cm、厚さ5~10mmぐらいに切って、胸に2枚、背中の        肩胛骨の下あたりに2枚張り、ゆるめに包帯で縛る(著効)。
乾いたら取り替える(高熱がある時)。
        血を飲む。
     ○はしか:
        蹄を煎服する。
     ○発熱:
        骨・歯を煎服する。
        蹄を煎服する。
     ○やけど:馬油を塗布。
        馬の脂肪を、一度鍋に入れて溶かし、冷えてから患部に塗布する。
     ○夜尿症:
        馬肉を煮食する。
     ○リウマチ:
        骨・歯の黒焼き末を飲む。
  ■馬刺し
「熊本県菊陽町で食用馬300頭を飼養する古閑牧場。サラブレッドは400~500kgだが、食用馬はその2倍の約1㌧にもなる。直営の精肉店「古閑牧場のお肉」で馬肉を購入・
牛肉は熟成させた方がおいしいが、馬肉は鮮度が命。
熊本県は馬肉生産の45%を占める
輸入はカナダ産がほとんどで、2005年度の輸入は5479頭。
◎ナンチェン馬
チベット人が長年掛け合わせ続けて作り出したのが名馬「ナンチェン」。体高は1.4㍍と小柄だが、高地に適応した大きな肺を持ち、酸素の薄い標高4500㍍のチベット高原でも疲れ知らずで、雪道でも安定した歩ける。
中国が欲しかったのが、この馬。





ウマノスズクサ
   ⇒「馬兜鈴」
有毒
この植物の葉しか食べないアゲハチョウがいる。
   ⇒多年生蔓性草本。
   ◎根を煎服すれば、
     解毒作用
     浄血作用
     通経作用
   ◎果実を煎服すれば、
     解熱作用
     鎮咳作用
     去痰作用
     通経作用
  【効能・効果】
     ○気管支炎:
        乾燥果実を3~5g/日煎服。
     ○切り傷:
        乾燥根の粉末を塗布する。
     ○月経不順:
        乾燥根を4~10g/日煎服。
        乾燥果実を3~5g/日煎服。
     ○痔出血:
        乾燥根の粉末を塗布する。
     ○小児の疳:
       「乾燥根黄連」同量を作末し蜜丸にして飲む。
○頭痛:
        乾燥根を4~10g/日煎服。
     ○喘息:
        乾燥果実を3~5g/日煎服。
     ○毒虫の解毒:
        乾燥根を4~10g/日煎服。
     ○腫れ物:
        茎葉の絞り汁を塗布する。
     ○めまい:
        乾燥根を4~10g/日煎服。
     ○夜泣き:
        乾燥根を作末し1g/回飲む。
  【注意】
    有毒植物




ウマビル⇒「水蛭」


ウミウシ
■日本近海に1000以上
ウミウシにはナゾが多い。1つはその色。もう1つは体。実はウミウシも太古の昔にはサザエのように殻をかぶった巻き貝だった。陸に上がった巻き貝であるカタツムリやナメクジが生まれ、アンモナイトの仲間からタコやイカが登場した。
殻を失ったかわりに、ウミウシはエサから化学物質を取り込んで身を守るすべを手に入れた。ウミウシが好む[海綿]などは、身を守るためにステロイドやテルペンなどの防御物質を体に供えている。ウミウシはいろいろな物質を取り込み、外敵から食べられにくくしている。
このため、ウミウシはナマコなどと異なり、基本的に人間が食べることは出来ない。
化学物質を体に取り込むのはたやすいことではなく、ウミウシといえども食べられる生物の種類は限られる。このため、ウミウシはサンゴの中でも特定の種類だけを食べるなど“偏食”の激しいものが多い。
エサから様々な物質を取り込んで利用するのが得意。クラゲやイソギンチャクなどを食べるとき、ついでの彼らの毒針(刺胞)を体に溜め込んでおき、身を守るときに使う種類もいる。
また、植物を食べて葉緑体を自分の細胞の中に取り込み、光合成してしまうグループもいる。何も食べなくても、光を当てておくだけで数ヶ月は生き続ける



ウメ
   =「烏梅」 (参照→梅肉)
    青梅の皮を去り、煤煙中で燻して乾燥させた(烏梅)。
「パープルクイーン」ブドウ色の梅。突然変異したもの(和歌山県田辺市)
梅酒などに、2009/5/29朝7:50NHKTVで中継
300軒の農家が栽培
◎中毒
「ウメの仁に含まれるアミグダリンは、胃酸によって糖から青酸が分離する。大量に摂取してしまうと、青酸中毒を引き起こす。頭痛・動悸・めまいなどから呼吸困難に至るケースもある。ほぼ毎年、中毒事故がある。
  【効能・効果】
     ○咽喉炎:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○インキンタムシ:
        梅肉エキスを外用する。
     ○黄疸:
        根の粉末を飲む。
     ○吐:
        花の粉末を飲む。
     ○かぜ:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○肩こり:
        梅干しを練って貼る。
     ○気管支カタル:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○急性腸炎:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○下血:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○下痢:
        梅肉エキスを少量のむ(著効)。
        烏梅or梅酢or梅酒を飲む。
     ○痔:
       「梅干し3ホオズキ実5ヨモギ1」黒焼きして作末しゴマ油で練って        つける。
     ○白ナマズ:
        梅肉エキスを外用する。
       「梅干し肉松ヤニ」混ぜて塗布する。
     ○食中毒:
        梅肉エキスを少量のむ(著効)。
        烏梅or梅酢or梅酒を飲む。
     ○神経痛:
        梅酒を外用する。
     ○心臓炎:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○腎臓炎:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○赤痢:
        梅肉エキスを少量のむ(著効)。
        烏梅or梅酢or梅酒を飲む。
     ○喘息:
        「蓮根のおろし汁梅酒」飲む。
     ○日射病:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○肺炎:
        「蓮根のおろし汁梅酒」飲む。
     ○腫れ物:
        梅酒を外用する。
     ○腹痛:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○扁桃炎:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
     ○リウマチ:
        梅酒を外用する。
     ○肋膜炎:
        梅肉エキスor梅酒or梅酢or梅干しの黒焼きを飲む。
       「花甘草」煎服すれば、乾性肋膜炎に有効。
   ◎「アオウメ」=ウメの未熟果。
    中毒成分:アミグダリン(青酸配糖体)
           青酸配糖体のアミグダリンが胃の中に入ると、糖に結合していた           青酸(シアン化水素)が胃酸によって分離する。青酸がカリウム           と結合したものが、猛毒として知られる青酸カリ(シアン化カリ           ウム)であり、ナトリウムと結合したものが青酸ソーダ(シアン           化ナトリウム)である。
            シアン化合物は血液中のヘモグロビンと結合するので、体内に           酸素が送られなくなる。
     中毒症状:頭痛、吐き気、発汗、瞳孔散大、心悸亢進、頻呼吸から呼吸困難。
           幼児が誤って食べると死ぬこともある。
   ◎「梅肉エキス」
      生の青梅をすりおろし、汁をとろ火で蒸発させて作る。
   ◎「梅干し」
    <1>作り方
■1996.6.3NHK「生活ほっとモーニング」
(1).梅干しを食べると、唾液の中の『アミラーゼ』『カタラーゼ』が増える。       種々の食品のなかで最も早く。
       カタラーゼは、活性酸素を除去する作用がある。
     (2).ウルトラマラソン(1000kmを走る)に日本人で唯一完走したのが、高石ともや。        彼は走りながら、梅干し入りのおにぎりを食べながら走った。
 梅干しは筋肉中のグリコーゲン(持久力に関係)を急激に増やす。
     (3).胃の粘膜を保護するので、酒の前におすすめ。
    【減塩梅干しの作り方】
<1>水に浸ける---小梅なら4時間、普通の熟した梅なら一晩(アク抜きの為)
      <2>綺麗に洗って水を切る。そしてタオルで拭く。
                (水気があると、カビの原因)
      <3>梅1kgに対し、塩200g(普通は600g)と焼酎200ccを用意。
        ①まず、梅に焼酎100ccをよく混ぜる。
②次に、塩100gを混ぜる。
        ③それをビニール袋に入れてよくかき混ぜ、容器に入れる。
        ④その上から塩・焼酎をふりかけ、密閉する。
        ⑤重石をせずに約1ヶ月半、
        ⑥土用に取り出し、3日間日光に晒す。(土用干し)
■マウスの免疫力向上
「2010年、キリンホールディングスはウメが持つ免疫力の向上効果を実証した。マウスにウメの抽出物をエサとして与え、通常のエサだけを食べたマウスに比べて免疫力が約1割高まることを確認。
マウスにウメのエキスと凍結乾燥した抽出物を10~50mg/日を4日間投与。通常のエサのマウスに比べて、タンパク質の一種で免疫細胞の活性化効果がある「インターロイキン12」の血漿中の含有量が1㍉㍑当たり平均550~600ピコ㌘増えた。




 ウワウルシ⇒「ベアベリー」参照






















ウマノミツバ

 ウミヘビ
   =2種類:①ウナギ目ウミヘビ科の海産魚。---------無毒
          [ダイナンウミヘビ]---本州以南、150cm。
          [モンガラドウシ]------外房から沖縄、70cm。
          [スソウミヘビ]---------南日本、50cm。
        ②海で生息する、は虫類のウミヘビ。---有毒
◎は虫類のウミヘビ:陸生のコブラが海に生息地を移して進化したと考えられてい             る。
    世界中の暖海域に多種分布。約50種。
[エラブウミヘビ]
          [クロガシラウミヘビ]
          [セグロウミヘビ]
   ◎有毒成分:不明。
   
    (魚)
    ○中風の口眼斜に。
      「大きなウミヘビの頭を刺して血を取り、左に曲がったら左に塗り、右に曲      がったら左に塗る。」

ウラジロ

ウラジロガシ
  【効能・効果】
     ○胆石:葉・樹皮(20g~30g/1日)
        量が多いほど有効だが、胃腸を害することがある。そのときには[柴苓        湯]などと一緒に服用すること。



ウラルカンゾウ⇒「甘草」

 うるか
=「」「暁川」「潤香」
■燗酒にピッタリ
「うるかはアユ(鮎)の腸(はらわた)や卵巣・白子などの塩辛の総称。
奈良時代の「播磨国風土記」に「宇留加」の文字が見える。
《子うるか》卵巣だけ
《白うるか》白子だけ
《切り込みうるか》魚体と内臓の切り込みの塩辛。
“泥うるか”腸(わた)や内臓をよく洗わずにつくった塩辛。
“苦うるか”よく洗ってつくった塩辛。
「暁川」と書くのは、未明の川でとった鮎のはらわたを最良とするところからきた俗称で、その理由は、アユは昼間に食べた川藻の中に混入していた土砂を夜のうちに吐き出すから、暁の川の獲物ははらわたが清浄だ、というところかたきたという。
今年も注文していた「苦うるか」が届き、夜を待ってそのにがうるかを肴に日本酒を飲った。苦うるかを肴にした時は、いくら夏だといっても決して冷酒は禁物で、どんなことがあっても燗酒に徹しなければならない。2002.8.8《日本経済新聞》



ウルシ(漆)
=ウルシ科
かぶれを起こす成分:ウルシオール(Ⅰ~Ⅴ)。
ウルシオールの化学構造は真島利行・東北帝国大学教授らのグループが解明。

産地:福知山夜久野町・・・うるし掻きが7月前後から始まる
岩手県ニ戸市浄法寺が8割(縄文時代から)。400本の樹齢20年以上の木。
若葉の頃から樹液が溜まり始める。工藤氏。
「漆カンナ」で幹を傷つける。2~3分でウルシの樹液が出始める。」

   ■唐招提寺の盧舎那仏
盧舎那=サンスクリット語で「光り輝くもの」
       そのポイントは漆にあった
100kgの漆が使われた
脱活乾漆の技法で仏像を造る・・・ ミイラが起源
木の枠組み→粘土→麻布→(13回)→像の一部を切り取り、粘土を去る。
福知山のうるし:丹波漆生産組合 岡本氏
生漆・・・100本の漆木から20kg(160万円)
漆は税金の一部と考えられてきた。(天平時代)
当時は国家プロジェクトとして栽培管理されていた。

中国のミイラ信仰 ミイラの高僧 南華寺  恵能禅師
九華山 天台寺  無瑕禅師(ミイラ)
松本・昭和大学名誉教授:ミイラ研究の宰一人者
湿度の高い日本では難しい:鑑真和上もミイラを臨んだが、脱活乾漆の技法で仏像とされた。

   ■独自の漆工芸、日本にも
    「青森県の縄文時代の遺跡・三内丸山遺跡から出土した漆の種子は、日本原産の     可能性が高いことが20日までに、静岡大学の佐藤洋一助教授(植物遺伝学)     のDNA鑑定で分かった。
同遺跡から出土した漆の種子4粒のDNA鑑定結果を、中国、日本両国に現     存する漆のDNAの配置と照合したところ、中国のどの種類とも一致せず、岩     手県浄法寺町で採取した種子と一致、日本の固有種であることが濃厚になった。
漆の原産地は、これまでユーラシア大陸とされ、中国・浙江省の河姆渡遺跡     から7000年前の漆器が見つかったことから、漆と漆工芸品は中国から日本に     伝えられた、とされてきた。しかし、6000年前の福井県・鳥浜貝塚や5500年     前の三内丸山遺跡など各地の縄文前期の遺跡から漆器が出土し、それらの技術     水準が高いことから、漆技法の日中同時発生や日本起源説が浮上していた。今     回の鑑定で、種子が中国をルーツとしない可能性が高いと分かったことから、     漆工芸の起源解明にも役立つと期待される
■産地
「『ジャパン』という言葉は日本の他にもう1つ『漆』を意味する。が、日本では衰退して久しい。生産者もめっきり減ってしまい、年間100トンを割った需要の98%を輸入でまかなっている。
1981年に岐阜県工芸試験場に入り、愛媛大の熊野谿従教授の研究室に出入りするようになった。
1992年、中国湖北省の竹渓地区のに調査に入った。竹渓地区は武漢から列車で11時間、列車を折れてさらに車で12時間かかる。当社した翌朝、山道を3時間あるいれやっと目指す場所に着いた。そこで目にした漆の採取方法は日本と少し違っていた。日本では、特殊なカマをつかって幹に水平に傷を付ける。1回に1本。数日をおいて、計5~6本。樹皮の下に達したキズからしみ出てくる漆液をヘラで掻き取る。これに対し、竹渓では幹に大きくV字型の傷を付け、キズの下端から垂れる漆液を貝殻に受け止めていた。
その後に訪れた陜西省安康地区では木の葉型とV字型に、また貴州省の畢節地区では横一文字に傷を付け、漆液を採取していた。
アジアにしか自生しない漆は、主成分の違いから3種類に分けられる。その中でウルシオールを主成分とする漆は日本以外では中国、韓国に産する。輸入漆のほとんどは中国産。生産量も桁違いだ。ところが輸出も出来る大産地は河北・陜西・四川・貴州の4省に限られる。
日本では労働の過酷さから漆採取の担い手が減少し、後継者難に陥った。大量に生産している中国ではてっきり事情が違うと思っていたが、植栽地では初夏から秋までの数ヶ月間、廃屋のような小屋に寝泊まりして採取すつという。日本以上に過酷な仕事であると実感した。つまり、漆以外に栽培できる作物がほとんど無い地域ばかりなのだ。
産地に足を運んでみると様々なことが分かった。たとえば、中国の漆は日本の漆に比べて劣ると思われてきた。が、そうではなく運搬や管理に問題あった。
中国以外にもベトナム、台湾、ミャンマー、韓国なども歩いた。東南アジアの漆は日本や中国の漆とは成分が違う。ミャンマーの漆は指についてもカブレにくいし、日本に持ってきてもそのままでは乾かない。(村田明宏・岐阜県生活技術研究所試験研究部勤務)」2005.4.19《日本経済新聞》
■工業製品塗装:阪本乙造商店
漆の木1本から半年に1度、200㍉㍑ほぢしか採取できない。
中国から輸入した漆の原液を精製する作業。明治時代から使っている黒い鉢にあけた。ゆっくり温めながら35~40%の水分含有量を5%程度までに、性質を安定させる。泡のきめ細かさで水分量を判断する。
  【効能・効果】
     ○生漆:長虫を殺し、長く食べ続けると良い。《神農本草経》
     ○乾漆を見て下さい。







ウーロン茶
「1日24時間の生活リズムを刻む「体内時計」の乱れを抑える作用がウーロン茶に含まれているという研究結果を、大阪大蛋白質研究所の永井克也教授(代謝生化学)が発表した。
永井教授によると、体内時計は視神経が交差する脳下部の「視交叉上核」と呼ばれる部分にあり、毎朝起床した際、目で感じる太陽光でリセットしながら自律神経を通じ全身に命令を伝え、生活リズムを刻む。
しかし夜型生活などが続くと、体内時計が毎朝リセットされずに自律神経にも異常が発生。命令を正確に伝達できなくなって免疫力の低下やホルモンバランスが崩れ、自律神経失調症などの原因になることがあるという。
脳のエネルギーとなる血糖値が上昇すると、自律神経が乱れた状態となり、体内時計にも異常が生じることがある。
実験では、ラットを「水を飲ませ続けたグループ」と、「ウーロン茶を飲ませ続けたグループ」と「ウーロン茶を飲ませ続けたグループ」に分け、自律神経を乱すためにブドウ糖の代謝を抑制する物質を脳に注射した。水を飲んだラットは約30分後に血糖値が急上昇したが、ウーロン茶の場合、血糖値の上昇は緩やかだった。2002.4.29《日本経済新聞》




ウワバミソウ

ウワミズザクラ

ウンナンオウレン⇒「黄連」





 茴香(ういきょう)
【異名】[小茴香][土茴香][野茴香][大茴香][殻茴香][殻香][香子][小香]
【基原】セリ科茴香の果実。
【採集】9~10月。果実が熟したら、株ごと刈り取り、日干し。
【性味】《中薬大辞典》心温
《薬性論》苦辛
《唐本草》辛平、無毒
《神農本草経疏》辛平、甘、無毒
【帰経】《中薬大辞典》腎、膀胱、胃の経に入る
《湯液本草》手足の少陰、太陽の経に入る
《雷公炮製薬性解》心、脾、膀胱の3経に入る
《神農本草経疏》足の太陰、陽明、太陽、少陰の経に入る
【薬効】
《中薬大辞典》
胃を温め寒を散らす。胃を和ませ気を理える。
寒疝、下腹部の冷痛、腎虚による腰痛、胃痛、嘔吐、乾・湿脚気を治す
【薬対】
『茴香+生姜』=健胃作用。寒邪による消化機能低下に。丁香柿蒂湯。
『茴香+肉桂』=寒邪による起こる胃腸の痙攣痛に。安中散。


禹白附⇒「附子」

禹余粮(うよりょう)
    =禹余糧・禹餘糧
     ◎性は寒、味甘く、無毒。
  【効能・効果】
       <1>赤白痢
       <2>血閉
       <3>
       <4>崩中
       <5>少腹の痛み
       <6>痔瘻
  【薬能】
    《古方薬品考》
       “その性収斂にして寒降なり。以て能く大腸を固有し、尿道を利す。故に        怯煩、及び熱痢等を治す”
    《古方薬議》
       “味甘寒、煩満、赤白を下し、小腹の痛、崩中を主どり、大腸を固む”
■出土
「弥生時代の大規模環濠集落、奈良県田原本町の唐古・鍵遺跡(国史跡)殻、紀元前後のものと推定される褐鉄鉱でできた仙薬「禹余糧」が見つかり、21日、町教委が発表した。古代中国の神仙思想に基づいた不老長寿の薬だが、この思想を表す遺物としては、従来を200年以上さかのぼり、国内最古。同集落の弥生人がすでに神仙思想を理解し、清新さか胃を持っていた“物証”として注目される。
弥生時代中~後期(紀元前1世紀~紀元1世紀)のミゾから、饅頭型の褐鉄鉱(幅13.1cm、奥行き14.5cm)が出土。褐鉄鉱は粘土に鉄分が自然に付着してでき、乾燥すると、中の粘土が縮んで空洞が出来る。この粘土が薬だとされるが、今回見つかった中に残っているかどうかは不明。空洞部分には、ひすい製の大型勾玉2個と土器片が入っていた。
禹余糧は光明皇太后が756年、聖武天皇の遺品を東大寺に献納した「種々薬帳」に載り、正倉院御物に残っている。神仙思想を表す最古の遺物は、奈良県桜井市・ホケノ山古墳(3世紀中頃)から出土した神獣鏡だった。
奥田尚・奈良県立橿原考古学研究所共同研究員(地質学)は、禹余糧の産地が奈良市近辺や岐阜県などに限られていることを挙げ、「偶然見つかるものではなく、わざわざ山中に分け入って採ったもの。当時の人が何らかの価値を見いだし、特別視していたのは確実」と言う。











■仙薬知識
奈良県田原本町には弥生時代の大集落として知られている唐古・鍵遺跡がある。大集落というより、その地域の中心地で中国の史書に言う国邑に相当するとみている。
今回、唐古・鍵遺跡で出土した2個の硬玉ヒスイ製勾玉の容器になっていた褐鉄鋼、いわゆる鳴石は、弥生人の精神というか知的レベルを知る上で、僕はこの50年間で最大の贈り物だと見ている。
この鳴子の容器は、見たところジャンボいなり寿司のご飯を取り出したような形と大きさで、内部は空洞である。褐鉄鋼と砂粒や黄色土などが固まって出来た自然物である。僕が感じたことは、これと同じ物が発掘で出てきても、自然物として捨ててしまうのではないか、ということであった。内部に勾玉があったからとはいえ、このような自然の創造物に気がついたのは、発掘チームの普段からの努力の結果であろう。
鳴石は、中国で禹余糧とか太一余粮とか呼ばれた仙薬であり、不老長寿を理想とする神仙思想の薬として珍重されてきた。禹余粮や太一余粮についてはm、多くの現代人には知識が無かろう。ところが江戸時代に小野嵐山が著した《本草綱目啓蒙》には、明代の《本草綱目》によりながら日本での研究を加え。禹余糧と太一余粮を解説している。
学者だけではない、大和の郡山藩の重臣であり、様々な芸術面で活躍した柳里恭<柳沢淇園>は、随筆集《独寝》において、生駒山で禹余粮の出ることに触れ、中国でどのように珍重され、どのように薬効があるかについて詳述している。
禹余粮については葛洪の《抱朴子》のなかに仙薬の上なるものとして太乙禹余粮が出ている。今のところ中国で4世紀初めの《抱朴子》以前に禹余粮に関する知識があったかどうかは分からない。
硬玉ヒスイの勾玉は、新潟県の姫川ヒスイ製であろう。姫川ヒスイで作られた勾玉が長寿についての呪術的な力があったことは、古墳などの出土状況や《万葉集》の歌(3247)などで明かとなっている。
(森浩一・同志社大学名誉教授)


禹余粮石⇒「禹余粮」
禹粮石⇒「禹余粮」

 烏鴉
  【効能・効果】
     ◎急中風の斜不随に。
       「1匹を塩泥にくるんで火で炙り、作末して酒に混ぜて飲む。」
     ◎鬼魅を治す。
     ◎墜落損傷による血で心が膨張して、顔が青く・気が短くなったときに。
       「烏鴉羽7枚を焼いて灰にし、酒に混ぜて飲むと血を吐いて治る。」


烏橄欖

烏根皮

 烏古瓦
     ◎性は寒、無毒。
  【効能・効果】
     <1>消渇を止める。《本草》

 烏鶏
     ◎中風の語渋と風・寒・湿痺に。
       「肉を取って汁を作り、葱・椒・姜・塩・油・醤油を入れて食べる。」
     ◎風で口噤し、体が硬直する。
       「白いのを取って黒豆と炒って酒にひたして飲む。」
     ◎虚労を治す。
       「雄を煮たり、蒸したりして食べる。」
     ◎圧搾傷・車軋傷・馬に踏まれたとき、牛の角で突かれた傷、又胸が潰れ・四      肢が折れて死線をさまようとき。
       「烏鶏1匹を毛のまま臼で搗いて、酒1升に混ぜ、布で患部をおおったあ        と、その上に貼り、乾いたら貼り換える。」
     ◎足首を切って骨まで傷つき痛むのを治す。
       「雄の血を取って酒に混ぜて飲み、その鶏の腹を割って傷口をふさぐ。」
        又、骨の粉末1両、自然銅末4銭を混ぜ、温酒で2銭づつ空腹時に服用。」




烏元参⇒「玄参」

 烏骨鶏(うこっけい)
=原産地はインド、中国など諸説ある。皮膚・肉・骨・内蔵がメラニン色素のため暗紫色をしている。羽が白いものと黒いものの2種類がある。
  【効能・効果】
     ◎小児の噤口痢を治す。
       「煮て汁を取って食べる。」
     ◎眼目を良くする。  
       「雄の胆汁を、就寝時に点眼する。」


 烏扇(うせん)=射干


烏梢蛇

烏頭(うず)
  【処方名】:[川烏][草烏][烏頭]
  【基原】キンポウゲ科トリカブトの主根。
     <1>「川烏」:Aconitum carmichaeli Debx.カラトリカブトの栽培品。
     <2>「草烏」:野生のもので、種々の起源種があり、「草烏頭」「金牛七」「大草烏」「小           黒牛」「血烏」などの名称がある。
     ◎とりかぶと(鳥冠)又かぶとぎく(兜菊)の母根。《奥田謙蔵》
        (参照→草烏)
  【性味】味は辛甘、性は大熱、大毒。
  【帰経】十二経。or肝経。
  【分類】温裏寒薬。
  【効能・効果】
     ◎風除湿、温経止痛。
       <1>風寒湿痺を治す。
       <2>胸上の冷痰をなくす。
       <3>心腹の痛み
       <4>積聚を散らす。
       <5>胎を下す。
       <6>四肢骨節の疼痛。
  【薬能】
    《神農本草経》
       “中風、悪風、洗洗と汗出ずるを主り、寒湿痺、咳逆上気を除き、        積聚寒熱を破る”
    《中薬大辞典》
       “川烏頭:寒湿を去り、風じゃを散じ、温経、止痛する”
       “風寒湿痺、歴節風痛、四肢拘攣、半身不遂、頭風頭痛、心腹冷痛、陰疽        腫毒を治す”
  【薬対】
    『烏頭+赤石脂』
    『烏頭+草烏』
    『烏頭+五霊脂』
    『烏頭+麻黄』




烏賊骨 (うぞくこつ)
  【処方名】:[海蛸][魚古][淡魚古][墨魚骨][烏賊骨]
  【基原】コウイカ科(Sepiidae)コウイカSepia esculenta Hoyleの骨状の内殻を日干しした後、     作末or(酥炙)。
  【性味】味は澁、性は温 温補燥升収
  【帰経】肝・腎経。
  【効能・効果】(止血・収斂・止瀉・制酸・排膿)
     ◎血脈を通じ、寒湿を退け、止血する。
       <1>吐血、衂血
       <2>下血、血崩
       <3>赤白帯下
       <4>血枯経閉。
     ◎血枯を治す。月経を順調にし、崩漏を治す。
       「末・丸剤」
     ◎骨目の浮と、赤・白を治す。
       「蜜に混ぜて点眼する。竜脳を入れるともっと良い。」
     ◎陰蝕瘡に。
       「作末して貼る、」
     ◎婦人の小戸の痛いとき。
       「作末して2銭を酒で調服する。」
     ◎小児の痢疾を治す。
     ◎婦人の崩漏がひどく、心痛する症(=殺血心痛)。及び小産後の下血過多によ      る心痛を治す。
       「イカの墨を炒って醋湯で調服。」
     ◎子を生めない人が常食すると妊娠する。
     ◎胃拡張、胃酸過多症:黒焼きで服用。
  【薬対】
    『烏賊骨+黄柏』
    『烏賊骨+貫衆炭』
    『烏賊骨+茜草』
    『烏賊骨+赤石脂』
    『烏賊骨+貝母』
    『烏賊骨+白』
    『烏賊骨+蒲黄』



烏蛇⇒「烏梢蛇」

烏炭子⇒「火炭母草」

烏豆⇒「黒豆」

烏梅(うばい) MUME FRUCTUS
  【処方名】:[烏梅][烏梅肉]
  【基原】中国江南原産。バラ科ウメ
     <1>「梅実」:
     <2>「烏梅」:バラ科ウメの未熟果実を薫蒸して乾燥。
        製法=「青梅を取って籃(カゴ)に盛り、竈突の上で黒く薫じる。もし藁            灰のアクに浸してから蒸すならば、肥沢にして蠧がつかない《李        時珍》」
     <3>「白梅」
  【性味】味は酸渋、性は温。温補潤降収
  【帰経】肝・脾・肺・大腸経。
  【分類】固渋薬。
  【薬性歌】“烏梅酸温収斂肺 止渇生津瀉痢退”
     “酸温、肺気を収斂し渇を止め、津を生じ、能く瀉痢を安んず”
  【効能・効果】(収斂・止渇・殺虫・止瀉・痰)
     ◎肺をおさめ、腸をしめ、虫を殺し、津を生じる。
       <1>久咳久瀉
       <2>蛔厥
       <3>煩渇
       <4>虚熱消渇
       <5>血便血尿
       <6>子宮出血
     ◎清涼性収斂剤
       <1>止瀉
       <2>解熱
       <3>鎮咳
       <4>去痰
       <5>鎮
     ◎不眠に良い。
       「茶の変わりに飲む。」
     ◎つばの多いのを治す。
       「茶の代用に飲む。」
     ◎去痰に使う。
       「茶を作って飲む。」
     ◎肺気を鎮める。
       「茶をつくって飲む。」
     ◎大腸を充実させる。
       「茶をつくって飲む。」
     ◎腸痢を治す。
       「血痢に白烏梅肉1個に臘茶を加え、醋を少し入れ煮てすする。赤痢・久        痢に烏梅を水煎し蜜で混ぜて飲み、休息痢には建茶乾姜末を丸服する。」
     ◎ソバカスをなくす。
       「諸薬に混ぜて使う。」
     ◎骨蒸を治す。
     ◎麺を食べて消化せず膨張したのを治す。
       「肉を取って作丸し白湯で30丸呑み下す。」
  ◎霍乱の煩渇を治す。
       「水に漬けて蜜を混ぜ飲む。」
     ◎消渇と口乾を治す。
     ◎熱瘧で煩渇のとき、食べる。
  【薬理作用】
     <1>杭アナフィラキシー
     <2>抗菌作用
     <3>杭真菌作用
  【薬対】
    『烏梅+黄連』
    『烏梅+訶子』
    『烏梅+胡黄連』
    『烏梅+五味子』
    『烏梅+天花粉』
    『烏梅+木瓜』
  【配合処方】
     烏梅丸


 烏薬(うやく)
  【処方名】:[台烏][烏薬][台烏薬]
  【基原】中国、日本の暖地に自生し、または栽培される常緑小高木、クスノキ科テンダ      イウヤクの根。
  【性味】味は辛、性は温。無毒。温補燥升散
  【帰経】脾・肺・腎・膀胱経。
  【分類】理気薬。
  【薬性歌】“烏薬辛温心腹脹 小便滑数順気暢” 
          暢(=チョウ,通達する・充つ)
       “辛温、心腹脹痛、小便滑数、気を順(めぐら)すに通用す”《万病回春》
  【効能・効果】(興奮・行気・健胃・消化・鎮痛)
     ◎行気止痛、散寒温腎。
       <1>一切の気を治す。
       <2>冷え
       <3>中悪
       <4>心腹痛
       <5>膀胱と腎の冷え
       <6>背中の痛み
       <7>霍乱
       <8>反胃
       <9>吐食
       <10>下痢
       <11>癰
       <12>疥癩
       <13>小便が近い
       <14>婦人の血気痛
       <15>小児の腹の虫を治す。
     ◎一切の気を治療する。
       「粉末にし、温湯で飲む。」
     ◎膀胱と腎間の冷痛を治す。
       「煎じ・末服」
     ◎膀胱と腎臓のあいだに冷気があって背膂が痛むとき。
       「煎・末服。」
  【薬対】
    『烏薬+官桂』
    『烏薬+香附子』
    『烏薬+呉茱萸』
    『烏薬+薑黄』
    『烏薬+沈香』
    『烏薬+木香』
    『烏薬+益智仁』
  【配合処方】
    烏薬順気散
    行気香蘇散
    正気天香湯
    天台烏薬散
    八味疝気方


烏欖⇒「烏欖樹」

烏欖樹(うらんじゅきょう)

欝金(うこん) CURCUMAE RHIZOMA
【処方名】:[欝金][郁金][玉金]
  【基原】<1>ショウガ科(Zingiberaceae)ウコンCurcuma longa L.の根茎を乾燥。
        =「姜黄」「黄欝金」「広欝金」
        ◎大なるものを姜黄と為す。《万病回春》
        ◎小なるものを欝金と為す。《万病回春》
      <2>Curcuma aromatica Salisb.ハルウコンの塊茎。
        =「温欝金」「川欝金」
  【性味】味は辛苦、性は寒 寒瀉燥中散
  【帰経】心・肺・肝経。
  【分類】活血薬。
  【薬性歌】“欝金味苦破諸血 淋溺見血及鬱結”
      “味苦、血を破り、肌を生じ、血淋、溺血、欝結能く舒ぶ”
  【効能・効果】(利胆・健胃・利尿・解欝・鎮痛・通経)
       <1>血積を治し 
       <2>気を降ろし
       <3>血淋・尿血を治し
       <4>金瘡
       <5>血気
       <6>心痛を治す。
     ◎気をめぐらし欝を解き、血を涼にしを破る。
       <1>胸脇腹痛
       <2>吐血衂血
       <3>癲狂
     ◎吐・衂血を止め、悪血をなくす。
       「粉末にし童便・姜汁・酒に混ぜて飲む。」
     ◎痰血を治す。
       「粉末にし韭汁・童便にまぜて食べる」
◎伝染性肝炎:作末し1回5g、1日3回。
     ◎慢性肝炎、黄疸:「梔子、黄柏、茵、車前子」
     ◎肝硬変、疼痛:「川楝子、延胡索、片姜黄、白芍」
     ◎肝硬変、出血:「丹参、枸杞子、牡丹皮、沢蘭、田七」
     ◎激症肝炎、肝性昏睡:「石菖蒲、黄連、連翹、遠志、茯神」
  【薬理作用】
     <1>子宮興奮作用
     <2>胆汁分泌を促進
  【薬対】
    『欝金+茵蒿』
    『欝金+遠志』
    『欝金+瓜蒂』
    『欝金+姜黄』
    『欝金+香附子』
    『欝金+柴胡』
    『欝金+石菖蒲』
    『欝金+丹参』
    『欝金+牡丹皮』
    『欝金+明礬』=「白金丸」
    『欝金+藜蘆』
  【配合処方】
     欝金丸《沈氏尊生書》[欝金、白礬、朱砂]
     宣欝通経湯
     胆道排石湯
     白金丸《医方考》[欝金、明礬]
 
 海ヘビ
  【効能・効果】
<1>小児喘息
      <2>強壮強精
      <3>更年期障害
      <4>ガン
      <5>自律神経失調症
      <6>肩こり
      <7>腰痛
      <8>ボケ



 雲実(うんじつ)
【名称】「雲実」神農本草経
「馬豆」図経本草
【基原】マメ科の植物。シナジャケツイバラ(雲実)の種子




雲南連翹

雲茯苓

 雲母(ウンモ)
(きら)京都の絵の具の材料の1つ。光沢を出す。
   ○性は平、無毒。
  【効能・効果】
      <1>五労・七傷の虚損を治す。
      <2>少気を治す。
      <3>五臓を安らげる。
      <4>精力をつける。
      <5>目を良くする。
      <6>中焦を補う。
      <7>下痢を止める。
     ○肺の補強に使う。
       「粉末にして服用。」
■黒雲母がセシウム吸着
2014年、東京大学と日本原子力研究開発機構は、福島県の土壌中の黒雲母のセシウムが多く吸着されているを発表。
黒雲母は花崗岩が風化してできると考えられている。森林や水田などの土壌の表面に含まれている、
黒雲母が放射性セシウムを吸着することは室内の実験では分かっていた。



雲苓