薬物<さ>





【薬物名さ】


サイプレスcypress
【学名】Cupressus sempervirens
sempervirens⇒“いつも生きている”
◎葉と球根から蒸留して精油を作る。
【成分】:d-ピネン、d-カンフル、d-シルベストレン、シメン、サビオール、テルペンアルコール、サイプレス樟脳

【効能・効果】     
◎鎮静・鎮痙作用がある。
<1>強い収斂作用---浮腫、失禁、発汗過多、歯根出血、胆嚢の発作、月経過多
<2>循環系の強壮剤----痔、
<3>静脈瘤:局部をソフトにマッサージします。 静脈瘤の上を直接マッサージしないように。オイル・クリームを上向きに軽いタッチで塗ります。
<4>鎮痙作用---喘息の発作
<5>月経周期を規則的にさせる。
<6>足の発汗過多を抑える。
<7>防虫作用
                

さかな(魚
■世界最少
「2006年、シンガポール国立大学などの研究チームは、十分に成長しても大きな蚊ほどの大きさしかない世界最少の魚を発見したと1/25付けの英国立協会紀要に発表した。
この魚はインドネシアのスマトラ島やマレーシア側のカリマンタン島(ボルネオ島)の湿地地帯に生息、コイの遠戚にあたるという。
研究チームが捕獲した小さな成魚はスマトラ島で発見され、鼻先から尾までの体長が7.9mmしか無かった。これは世界最少の魚類であるだけでなく、最小の脊椎動物でもある。」2006.1.25《日経》
■食べ方の問題
「普段からたくさんの魚を食べているにも関わらず、短命の地域がある。カナダの最東端にあるニューファンドランド島だ。
世界3大漁場のひとつで3つの海流(沿岸・北大西洋・ラブラドル)がぶつかり合う。
そこに住む人々は魚をたくさん食べ、血圧も低く、心臓病などの循環器系疾患も少ないだろうと1989年に調査に乗り込んだ。
結果は見事に裏切られた。
50代前半で高血圧症の人は、男女とも50~60%。世界平均の2~3倍で、肥満の人も多かった。
血清コレステロール値も男性の場合、平均値が100ml当たり219mg。半数近くが高脂血症に該当した。
食塩摂取量も1日平均14gで、日本人より多い。
心筋梗塞による死亡率はカナダの中でも最も高く、平均寿命は最低だった。
短命の原因はどうやら魚の食べ方にあるようだった。
検診の場となったセントジョンズはニューファンドランド島最大の港町。水産加工業が盛んで、水揚げされた魚は塩漬けされて米国やカナダの各地に運ばれていく。
漁港といっても、日本人のように新鮮な魚を刺身や焼き魚に調理して食べる習慣はない。スコットランドからの移住者なので、塩漬けにした白身魚を動物油で揚げ、ステーキ代わりに腹一杯食べる。寒冷地という場所柄、新鮮な野菜や果物を口にすることも少ない。
検診ではカリウムや食物繊維が不足がちなことも分かった。
野菜の摂取量が足りないと、塩やコレステロールの健康への害を妨げることができない。
イギリス人が大好きな“フィッシュ&チップス”は油で揚げた魚とジャガイモを強い塩味で食べる。これでは、せっかくの魚とジャガイモの効用も台無し。
(家森幸男・武庫川女子大国際健康開発研究所長)」20069/25《日経》
■色を認識
2014年、熊本大学の田中源吾特任准教授は群馬県立自然史博物館や英国自然史博物館などと共同で、約3億年前に海の浅瀬に生息していた魚類「アカントーデス」の目が、色を認識できたことを突き止めた。




サカナのなます(魚膾ギョカイ)
【効能・効果】
○腹内の痃癖と伏梁と気塊を治す。
○膀胱の水を除去する。
「姜・醋・蒜を混ぜて食べる」

 

サギ(鷺)
【効能・効果】
○雀卵斑・皰奸(皰ホウ=にきび)などに。
「屎白を猪脂と調合して使う。」


サクシン(柞蚕)
⇒古くから山東省、遼寧省などで糸を取るために飼育されていた。
蛹を食用にする。


サクラ(桜)
■名木
長寿の品種・・・エドヒガン




桜エビ(サクラエビ)
=体長3~4cm。淡いピンク色をしたエビで、プランクトンのように海中を浮遊している。産卵期は7~9月で、寿命は15ヶ月。体の表面に160個程度の発行器を備えている。
漁獲のほぼ全量を駿河湾で占める。国内最大の水揚げ地、静岡県由比町。
店頭で売られている桜エビは大きく分けて4種類ある。
<1>「素干し」天日で干した乾燥もの。
焼きそばに入れたり、佃煮にする。
<2>「釜揚げ」さっとゆでたもの。
酢の物やかき揚げにする。
<3>「煮干し」ゆでた後乾燥。
<4>「生」

■偶然から
「桜エビ漁はある偶然から始まった。明治27年(1894年)11月のある夜。地元の漁師2人がアジ漁に出かけたが、網につける浮き樽を積み忘れ、仕方なく樽なしで網を仕掛けた。このため、いつもより網が深く沈み大量の桜エビがかかったという。この出来事がキッカケで深海に生息していることが分かり、網や漁の時間など試行錯誤を繰り返し、大正時代に定着した。当時、地元では佃煮にして食べていた。海のない山梨や長野に保存食として売るために行商に出る人もいた。
地元の水産加工大手、小倉食品の小倉忠一社長は「桜エビは保存食にするために取っていたので、昔は生で食べることがほとんど無かった」と語る。しかし輸送体制の整備などで、この10年ほどで生食が増加。
新鮮な桜エビを食べようと大正5年(1916)創業の料理店、井筒屋に向かった。店主の朝日璋さん(61)は「桜エビ漁が始まって100周年を迎えた94年頃から、町おこしの一環として桜エビ料理を出す店が増えた」と話す。」2002.4.13《日本経済新聞》


サクラソウ(別名=プリムラ)
サクラソウ属
品種:プリムラ・マラコイデスという品種の葉に白い化合物がでる。これはプリミンという化合物。




サクラマス
■性フェロモン
「琉球大学の山家秀信博士研究員のグループは、サクラマスの性ホルモンを発見した。成熟したメスの尿中にあるアミノ酸の一種が、成熟したオスを興奮させる効果があった。2006年10月の米科学アカデミー紀要に掲載。
性ホルモンとして働いていたのは、成熟したメスの尿に見つかる『キヌレニン』というアミノ酸。成熟したオスなら、25mプールに.78マイクロ㌘のキヌレニンがあるだけで分かるという。
成熟したメスの尿を成分ごとに分け、オスがいる水路に流すテストをした。キヌレニンを流すと、胸びれを動かして前進するなど興奮した。成熟していないオスやメスは反応しなかった。
金魚などではステロイドホルモンなどがフェロモンとして働く。
サクラマスは繁殖するために、群れて川を上る。ホルモンより水に溶けやすいアミノ酸をフェロモンとして使うと、遠くのメスに届きやすいといえる。」



サクランボ(櫻桃=オウトウ)
=原産はイランやトルコなどの西アジアとされる。
バラ科サクラ属
[薬性歌]“櫻桃甘熱水殻痢 調中益脾分顔媚”
■受粉
サクランボの受粉に欠かせないのがマメコバチ(コツノツツハナバチ)。
サクランボは、同じ木の花粉と雌しべでは受粉せず、結実もしない。
マメコバチが別の木の花粉を運ぶことで受粉に必要な役目を果たす。
サクランボには「佐藤錦」という有名な品種があるが、優良な果実を付ける1本の突然変異株から、枝を接ぎ木してふやしたものだ。つまり、栽培されている数万本以上の佐藤錦はすべて同一個体の分身で、それ同士ではけっして 受粉することが無い。
そのため、商品価値が高くない古い品種も、一定間隔で残されている。
マメコバチは里山に広く生息しており、ヨシの筒を並べておくと巣を作る。すみかを作ってハチを待つという。



ザクロ Punica granatum
(参照→「ダーディマ」)
=「石榴皮」 アフロディーテの果実
「ザクロ科Punicaceaeの植物で、5~10mの落葉大木。幹にコブ(榴)が多い。インド、イランを原産地とし、言い伝えでは紀元前2世紀の頃、漢の張騫によって中国に伝来したという。ペルシャ(安石国)で入手した植物なので、安石榴または石榴と呼んだ。日本には平安時代に渡来した。
幹や根の皮を石榴皮と呼び、サナダムシ(条虫)駆除に使う。条虫にたいして殺虫的に作用する。
19世紀の後半に分離された成分「ペレチエリン」は、ウサギの静脈内に体重1kgあたり40mg注射すると半数が致死する。
高等動物に対しては、はじめ中枢神経系を興奮させ、反射亢進、ケイレンをもたらすこともある。ついで抑制作用が現れる。ザクロにはタンニン酸含有量が多いので、ペレチエリンの吸収はタンニン酸によって妨げられ、ザクロ皮をそのまま用いた場合、通常、作用の出現は抑えられる。

【効能・効果】
○陰痿:
 「石榴皮5g桑白皮10g」煎服。
○咽喉カタル:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○回虫:
石榴皮30~50g/日を、温湯に約半日浸けて出た浸出液を飲む(著効)。
石榴皮30~50g/日煎服する(著効)。
○かぜ:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○下痢:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○こしけ:
煎汁で洗浄する。
○子宮出血:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○湿疹:
煎汁で洗浄する。
○シモヤケ:
花をすりつぶして塗布する。
○条虫駆除:
石榴皮30~50g/日を、温湯に約半日浸けて出た浸出液を飲む(著効)。
石榴皮30~50g/日煎服する(著効)。
○神経痛:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○心臓病:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○喘息:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○赤痢:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○乳房の腫れ:
花をすりつぶして塗布する。
○吐血:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○百日咳:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○扁桃炎:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○便秘:
石榴皮30~50g/日を、温湯に約半日浸けて出た浸出液を飲む(著効)。
石榴皮30~50g/日煎服する(著効)。
○膀胱カタル:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
○水虫:
煎汁で洗浄する。
○リウマチ:
石榴皮10~15g/日煎服。
「石榴皮甘草」煎服。
  

【注意】
・分量が多すぎると中毒する。

■前立腺ガン
「朝元誠人・名古屋市立大学助教授らは、人間の初期の前立腺ガン細胞を培養し、濃度5%のザクロを果汁の溶液に入れて影響を調べた。すると、わずか30分で激しい反応を起こし、ガン細胞が死滅した。
前立腺ガンのラットに、5%濃度のザクロジュースを飲ませたところ、ガン縮小効果が見られた。どんな成分が有効なのかは不明。
成果は2006年9/28の日本癌学会で発表」




サケ(鮭)
■白子に酸化防止機能。
「鮭の精巣(白子)部分に酸化を防止する抗酸化機能があることが、北海道立食品加工研究センター(江別市・坂本啓次所長)と米マサチュセッツ大学との共同研究によって明らかになった。近く日米の学会で発表する。
天然の酸化防止剤としてはビタミンCやEが知られているが、白子の抽出液はこれより成分が壊れにくく、抗酸化効果が大きい他、加熱殺菌してもほとんど効果が減退しない特徴がある。魚の精巣部分にはスペルミンという抗酸化機能物質が含まれているが、今回の抽出液はサケのスペルミン単体よりも抗酸化機能が高く、“スペルミン以外の抗酸化機能物質が含まれている可能性がある”(佐々木茂文研究員)と見ている。」1996.1.20《日経産業新聞》
■本州唯一の漁場
「石川県美川町の手取川は本州で唯一、サケ釣りを楽しめる。遡上するシロザケの有効利用調査として始まった行事は今年が2回目で11/1~1ヶ月間が漁期となる。サケは平均で体長70cm前後。漁場は河口付近の約650mの間。」2001.10.23《日本経済新聞》
■食べ尽くす
「『村上のネコはサケの味を知らない』ーー。サケの産地として知られる新潟県村上市。人々がサケを食べ尽くすのでネコまで回らないと言う。
村上市は新潟県の北部にある城下町。平安時代の記録ですでにサケ加工品の記述が見られる。市内を流れる三面川を上るサケの姿は秋の風物詩にもなっている。
「村上の人間は、サケのことをオヨボヤと呼ぶんですよ」と話すのは、同市にあるサケの博物館、イヨボヤ会館の岡村博館長(66)。イヨもボヤも魚を指す方言で訳せば「魚の中の魚」。
そんな村上ではサケ漁法も独特。2隻の木舟で袋のような網を広げて川の深みに入れ、サケを閉じこめて引き揚げる居繰り網漁という手法だ。三面川鮭産漁業協同組合の漁労長、渋谷久衛さん(65)によると、「サケを傷つけずに大事に捕獲できる」そうだ。

村上の主なサケ料理
<なわた汁>
*なわた(内蔵)を切って野菜と一緒に味噌汁に入れる。
<どんびこ>
*心臓(どんびこ)を串に刺し、味を付けて焼く。
<ひずなまず>
*氷頭(アタマの軟骨)を薄切りにして酢でしめ、大根おろしやユズの千切りを混ぜる。
<雅味煮(がぢに)>
*身をさいの目に切りなわたと内子・野菜・こんにゃくを入れ、醤油仕立て。
<子皮煮>
*すり身と皮・内子を入れすり下ろした山芋に合わせ、吸い物仕立ての汁に入れる。
<焼き漬け>
*焼いてから醤油に漬け込み、保存食にする。
<はらこ醤油漬け>
*腹子(卵)をだし汁・醤油などで漬ける。
2001.11.10《日本経済新聞》

■春のサケ、一部日本系
「北海道東部沿岸などで春に捕れ、「トキサケ」として珍重されているサケは、従来考えられていたようにしべてがロシア系ではなく、日本の川をふるさとにするサケも一部含まれている可能性が高いことが、水産庁の委託を受けた独立行政法人北海道区水産研究所(北海道釧路市)の調査で分かった。
同研究所によると、調査は釧路沖の日本200カイリ内などで実施。流し網漁船によって捕られたシロザケを対象に3年がかりで進められた。
水揚げされたサケ計600匹の遺伝子やウロコなどを調べたところ、ほとんどはロシア。アムール川などを母川とするロシア系のサケだったが、日本系のサケも一部確認された。
サケの遺伝子に佐賀ほとんど無いため、今回の調査では日本国内の河川名までは判別できないと言う。
春のサケ漁に関する日ロ漁業交渉では、母川国手技に基づいて、日本がロシアに協力費を支払っているが、以前から「日本系もいるのでは?」との声が出ていた。」2002.1.4《日本経済新聞》
■白子でダイオキシン除去
「日生バイオは遺伝子を利用した健康食品や環境関連機器を開発している。松永社長は京都大学で工学博士を取得後、日産化学工業を経て1994年に起業。現在も昭和大学医学部に籍を置き、研究者と経営者の2つの顔を持つ。
事業の柱はDNAなど核酸を利用した栄養補助食品の開発・販売。核酸をタンパク質やビタミンと並ぶ重要な栄養素と位置づけており、サケの白子から抽出した核酸を使い健康食品を開発した。
現在は北海道大学と共同で、サケ白子のDNAを利用したダイオキシンの除去に取り組んでいる。DNAの二重螺旋がダイオキシンを吸着する作用があることを発見、之を利用して気体・液体中のダイオキシンを回収するフェイルターを開発中」2002.8.28《日経産業新聞》
■コラーゲン
「日本海沿いの小樽市にある井原水産ほしみ工場。11月からフル稼働したばかりの工場では、サケの皮を原料とするコラーゲンが製造されている。低温で時間をかけて抽出した純度の高い医療・化粧品原料用と、熱抽出した食品やシャンプー向けなど一般用の2種類を、合計年間約40トン生産する。
肌の保湿作用などがあるとして化粧品・食品に使われるコラーゲンは牛やブタなど動物の皮からの抽出が一般的。サケ由来のものは肌になじむ温度が低く常温でもべたつかないが、皮がもろく不純物がまじりやすい。2002.12.13《日経産業新聞》
■コンドロイチン
「魚臭もないし、おいしいでしょ」。藤井水産(根室市)の藤井景介社長は、来年1月に発売する「氷頭(ひず)の精」をほおばりながらうなづく。
氷頭はサケの鼻軟骨の別名で、北海道ではおせち料理にも使われる。関節や老化防止などに効果があるというコンドロイチン硫酸が含まれており、これを独自技術で摘出、加工し、栄養補助食品として錠剤化した。
コンドロイチンはこれまで牛やサメから抽出されていたが、「サケの付加価値の上昇にもつながる」とにらんだ。2002.12.13《日経産業新聞》
■EPA
「バイオ事業では道南の水産都市、函館の日本化学飼料が先駆者だ。1955年設立。地元水産加工メーカーで発生する会期物を使い飼料や魚油を生産する。「魚油づくりではどこにも負けない」(高木幹也社長)と自負するノウハウを武器に80年、脳を活性化するとされるエイコサペンタエン酸(EPA)の製造に乗り出した。
食品メーカー向けのドコサヘキサン酸(DHA)の生産では大手の一角を占める。大学からの要請で、サケの白子からDNAも生産。二重螺旋が長いままの高品質DNAを研究用に供給する。2002.12.13《日経産業新聞》
■白子から有機EL材料
「ニチロはさけの白子から分子量の大きいDNAを精製する技術を開発、量産化に乗り出す。高分子DNAを構成するDNA分子の長さは1本約10マイクロ㍍あり、フィルムなどに加工した場合の強度が高く、電気をよく通す性質がある。有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)阻止などの材料としての用途を見込む。
サケの白子に食塩と界面活性剤を加えて加熱した後、エタノールを用いてDNAを極力、壊さないように回収する手法を開発。一般的に魚類の白子はDNAの含有量が多く、特にサケの白子には大量のDNAが含まれている。白子1kgから約50gの高分子DNAが回収できる。」2003.4.25《日経産業新聞》
■白子でタバコの害を
「北海道のバイオベンチャーの日生バイオ(恵庭市)は、サケの白子から抽出したDNA(デオキシリボ核酸)を内蔵したたばこフィルターを開発。タバコの味や香りを損なわずに発ガン物質を取り除く。
発ガン物質はDNAの2重螺旋構造に刺さりやすく、このときのキズが原因で遺伝子が変異し、がん発生の原因になると言われている。
北海道ではサケの白子は大半が廃棄されており、原料が安価。」2005.4..4《日本経済新聞》
■ペプチドで血圧降下
「2005年12月、ニチロは血圧降下に有効とされるサケの見を原料にした「サーモン・ペプチド」を商品化する。すでに商品化されているカツオブシやイワシを使った魚類系ペプチドに比べ、胃の中で消化酵素による分解が少なく、少量の接種でも高い効果が得られる見込み。2007年に発売予定。
開発したサーモンペプチドは、サケの身を特定の酵素で分解し、精製して粉末状にしたもの。同社はこれまでサメ軟骨からペプチドを抽出する技術を研究してきた。
ペプチドは体内に取り込まれると胃の消化酵素で分解されやすい欠点がある。このためカツオブシやイワシ・すり身から抽出したペプチドは多量摂取しないと効果が期待できなかったが、サケ由来のペプチドは消化分解されにくく、少量で高い効果を上げられる。
ヒトの血圧は肝臓と腎臓が分泌する物質が作用して生成されるアンジオテシンⅠが、変換酵素(ACE)によってアンジオテンシンⅡに変換されると上昇する。サーモンペプチドはACEの作用を阻害することで血圧上昇を抑制するとされる2005.12.5《産業》

■品質を判別
「サケの品質等級の自動判別装置を北海道立工業試験場と漁業組合連合会が開発した。
直径2mmの針を刺して、針先から出る光でサケの身の色を判定する。光は分光器で分析。針を刺してから約2秒で、身の色を[19]から[34]の16種類に分類する。これを元に身の色をサケの品質の基準となる「レッド」「ピンク」「ホワイト」の3段階に等級をつける。
サケは身の色で価格が決まる。」




サザエ
⇒捕れたてのサザエは、殻が紫がかっている。古くなると白っぽくなる。
内海で育ったサザエには角がない。
キモが黒色:メス
キモが白色:オス
◎光過敏症になることがある。(→アワビ)   

○代替品 (吾妻博勝著「鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ」p122)
「アカニシ貝」
・北海道南部~中国沿岸の内海に分布。
・肉食で他の養殖魚の外敵。本物のサザエは殻の内側が真珠色だが、偽物はオレンジ色。魚のひれに似た小さな突起がある。そのままではバレるため、つぼ焼きは殻だけ本物を使い、身肉は食べやすく切り分けてある。
「オニサザエ」
「チョウセンボラ貝」
「トルコアカニシ貝」

■巻き貝の巻き方
「科学技術振興機構の研究チーム(総括責任者・黒田玲子東京大学教授)は2004年8/23、左巻きの貝と右巻きの貝の細胞や組織は鏡に映した関係(鏡像)だが、受精後の細胞分裂は非対称で進むことを突き止めた。
これまで左右の巻き方の違う貝は骨格形成も鏡像の関係にあると考えられていたが、定説を覆す成果。
研究チームはドイツに自生し、98%が右巻き、2%が左巻きになる貝で受精卵が分裂する様子を観察。右巻きでは新しい細胞が生まれる前から右巻き方法に細胞の偏りが表れていたが、左巻きでは生まれてから左方向にずれていたという。」


ザザムシ
⇒トビケラの幼虫。
食用にする。天竜川伊那市のものが美味とされる。



サッサフラス
=クスノキ科の樹木
香料
2011年、宇部興産は希少な樹木が原料だった香料の化学合成に成功した。
新香料「ヘリオフレッシュ(MMP)」はスイカやメロンのようなみずみずしい香りを放つ。
当初はサッサフラスという樹木の根からしか原料がとれなかった。ブラジルやベトナムなどの自生地が保護され、1998年には絶滅危惧種になった。
そこで、カテコールという2価フェノールからすべて化学合成する方法を開発した。



サソリ
紫外線を照射すると光る。
ベーターカルボリンが含まれているので紫外線を照射すると、青色に光る
 =蛛形綱サソリ目の節足動物の総称。
1.マダラサソリ:沖縄の宮古島・八重山列島に生息。
2.ヤエヤマサソリ:八重山列島のみに生息。
3.アマミサソリモドキ:南九州・奄美大島・八丈島。
4.タイワンサソリモドキ:沖縄本島~八重山列島。

◎サソリは、すべて有毒。(ペプチド毒)
「サソリの毒は神経毒だから、その効き目は強烈である。人間が刺されると、激痛・悪寒・嘔吐・筋肉のケイレンに次いで、麻痺が起きる。サソリの毒は、心臓にも影響を与える。心臓血管系の不全による虚脱や、肺水腫を引き起こすことが知られており、これが死亡の原因になっている。
サソリ毒の半数致死量は0.1~0.01mgで、ペプチドと言われる小型のタンパク質である。このサソリ毒はどのように作用して筋肉麻痺を引き起こすのだろうか?
神経の情報は、神経繊維を作る細い円筒状の神経膜に、電気放電が起こり、この放電が神経膜にそって、ちょうど爆竹が次々に発火するするように伝わって行くことにより伝達される。この電気放電は、神経が刺激されると、神経膜に当たるナトリウムチャンネルという特別な通路のゲート(扉)が開いて、神経膜の外側にあるナトリウムイオンが急激に神経繊維内に流れ込むときに発生する。
ところがサソリ毒は、このナトリウムチャンネルに入り込んで、チャンネルの働きを止めてしまう。このため、神経に刺激があっても、電気発生が起こらず、情報が伝達できなくなり、筋肉が麻痺してしまうのである。」
①チチウス:ナトリウムチャンネルを開いたままにする
②セントルロイデス:ナトリウムチャンネルを開いたままにする

<1>サソリ毒素:
神経の細胞体や軸索の活動電位の発生を、持続させる作用がある。そのため、サソリに刺されると、神経の興奮が続き、筋肉が収縮したままになり、呼吸麻痺などで死亡する。
<2>「フグ毒」と逆の作用。
フグ毒:ナトリウムチャンネルを閉じてしまう。
サソリ毒:ナトリウムチャンネルを開いたままにする。
◎活動電位というのは、ナトリウムイオンが細胞の中に流れ込んで生じる。
ナトリウムチャンネルが長く入り続けると、細胞は死んでしまう。其の為、この流入は極く短時間で終わるような仕組みになっている。これを「ナトリウムチャンネルの不活性化」と呼んでいる。ところが、サソリ毒がくっつくと、このような「ナトリウムチャンネルの不活性化」がなくなってしまう。  このため、ナトリウムチャンネルが細胞内に入り続けることになる。従って活動電位が次々に発生するのである。(川合述史著「一寸の虫にも十分の毒」講談社p198~p199より)

【学名】:レイルス・キンケストラトス。
イ)毒素=「カリブドトキシン」:
  カリウムチャンネルに作用。
  分子量4300。
ロ)カリウムチャンネルが開くと、細胞外に比べて細胞内の濃度が非常に高いカリウムイオンが、細胞外へと流れ出る。カリウムイオンはプラスの電荷を持っているから、当然細胞内の電位はマイナス側に動く。つまり、結果として興奮を抑制する方へ働く。
ハ)細胞を興奮させるプラスのイオンとしては、ナトリウムイオンの他にカルシウムイオンがある。カリブドトキシンは、じつは細胞内のカルシウムイオンが増えた時に開くカリウムチャンネルに作用し、これを阻害する。話はややこしいが、カリブドトキシンが働くと、カリウムイオンによる抑制の抑制、つまり興奮が起こるのである。
ニ)カリブドトキシンに似た作用を持つ毒素:
     「アパミン」(→ミツバチ)
   

■抗ガン作用
「サソリ毒の成分を悪性脳腫瘍の治療に応用したところ、動物実験で腫瘍を殺す効果が出たことが、このほど全米化学振興境界総会でアラバマ大研究グループから報告された。
グリオーマと呼ばれる悪性脳腫瘍の治療法を探っていたグループは、サソリの毒の成分がグリオーマ細胞の膜にあるタンパク質にくっつきやすいことに着目した。グリオーマ細胞は水分を調節して大きさを変える。この大きさを調節するスイッチになっているタンパク質に、サソリ毒の成分『クロロトキシン』が結びつきやすい。グリオーマ細胞を攻撃する薬物をクロロトキシンにくっつけ、ネズミに与えたところ、腫瘍だけを殺す効果があった。1999.2.5《朝日新聞》
■心臓バイパス
「2010年、ディビット・ビーチ教授が率いる英リーズ大学の研究班は「ホンジュランイエローブラウンスコーピオン」と呼ぶサソリの毒「margatoxin」が心臓バイパス手術の合併症を効果的に抑えることを発見した。
バイパス移植手術が失敗する最も一般的なげんいんである「新生内膜過形成」の予防に、かねて知られるどんな化学物質と比べて最低でも100倍の効果があるという。
新生内膜形成は血管が傷ついた場合、新しい細胞の形成を引き起こして血管の慢性的な閉塞を招く現象。
この症状を阻害する薬剤は植物などから開発されてきたが、このサソリ毒が圧倒的に有効という。
飲み込んだり、吸入・注射などの方法は適さず、血管を切り離し心臓へ移植するまでの相田に直接噴霧するのが望ましいという。
本研究は英心臓財団や医学研究助成団体ウェルカム・トラストなどから資金援助を得た。




サード  SARD
=名前のつけられていない透明な[めのう(瑪瑙)]の一般名。
さまざまな色合いがあります。
◎よく原石店で見かけるもっとも透明な[めのう]はサード系のものですが、これに縞が入ると[縞めのう]になり、目が入ると[アイアゲート]になります。
◎インドめのう:サードの一般的なグループで、オレンジ色、茶色、グレーなどがあります。
◎サードは他の瑪瑙(メノウ)のパワーを補助するのに使われた。
◎サードのビーズネックレスは魅力的で、大抵の服装にコーディネートし、また仕事の上でも力となってくれます。
◎特にヒーリングの目的で。
<1>腹痛
<2>ケイレンに、寒色系のサード。
◎応用:事件に巻き込まれて不安になった時。


サードオニキス SARDONYX
=「紅縞めのう」
⇒赤、黒、白のサード又は玉髄が交互に層をなしている[縞めのう]です。潜晶質のクォーツであり、様々な色の層が均等に入り、まっすぐな縞模様があるため、瑪瑙(メノウ)に似ている。
◎弁舌の力と関係しているので、はにかみ屋の人に自身をつける。
◎似たもの同士を引き寄せる。
◎感情のレベルでつながりを作るのに良い。
[オニキス]が引き離し役であるのに対し、
[サードオニキス]はつなぎ役で、ゆるんだ端々を結び合わせ、ギャップを埋める役割をします。
◎スーツケースやポケットブックにはさんで持ち歩きましょう。
◎話し手の人にとっては、聞き手をうまく反応させ、話に引き込むのに力を発揮します。
◎応用:

外部からの侵入。
自制と守りを刺激。


サツマイモ (薩摩芋) Sweet Potato
(参照→「紫サツマイモ」)
○秋が旬の野菜。
○中央アメリカ原産のヒルガオ科の植物。日本へは1698年(元禄11)、琉球の中山国王が棚が志摩藩主「種子島久基」の求めに応じて送った。

○効能:

「補中益気」「寛腸通便」の作用、つまり胃腸の働きをよくして大腸の排泄を良くし、気力・体力をつける。
■整腸作用
■緩下作用
■強壮作用
■肺ガン予防

○成分:
*ビタミンC・・・30mg/100g。甘夏なみ。調理による損失が少ない。
*βカロチン
*プロテアーゼ阻害物質
*ガングリオシド(糖脂質)
*ヤラピン・・・輪切りにした時に出てくる白いネバネバ物質。便通を良くする。
*アマイド・・・腸内のビフィズス菌や乳酸菌の繁殖を促進。
*カリウムが多い

■抗酸化作用
「農水省九州農業試験場はサツマイモの抗酸化作用を動物実験で確認した。活性酸素で肝障害を起こしたラットに対し紫色のサツマイモから作ったジュースを与えたところ、障害を軽減する効果があった。
 実験では皮を剥いだサツマイモを絞り、果汁30%のジュースを試作。実の色が白と黄色、オレンジ、紫の4品種を用いて効果を調べた。ジュースを5日間飲ませたラットに、活性酸素を作って肝機能障害を起こす四塩化炭素を与えた。この結果、紫色のジュースを飲ませたラットは、肝障害に伴って血清中に出るタンパク質の濃度が水しか飲ませなかったラットの比べて約1/4にとどまり、障害軽減の効果があることが分かった。
飲んでいたジュースは人間の体重に相当すると1日に400‹になり、日常生活でも十分に飲用が可能な量だった。さらにトマト・ニンジン・リンゴに比べても効果が高かったと言う。1997.5.28《日経産業新聞》」

■穀物と野菜の機能持つ
「サツマ芋には2つの顔がある。

まず、「穀物の顔」。
①焼き芋の100g当たりのエネルギーは148kcalでコメと全く同じ。エネルギーでは焼き芋は完璧にコメの代役が務まる。
②ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのB群及びビタミンEは『玄米』に匹敵する。
③サツマイモの微量栄養素は白米よりはるかに豊富だ。戦後の食糧不足時代、基幹食料の重責を果たした根拠はここにある。
つぎに「野菜の顔」
①サツマイモにはミネラルのカリウムが多く、まさに野菜の特徴を備える。カリウムと体内でバランスして、血圧を正常に保つ働きがある。黄肉種のサツマイモにはβーカロチンが多く、緑黄色野菜の機能も期待出来る。
②それにビタミンCが極めて豊富で、野菜に比べて芋のビタミンCは加熱調理によっても壊れにくい。その点で焼き芋は生野菜と同じ機能を持っている。③食物繊維が多いことも野菜的である。「野菜を濃縮すれば芋になる」と言えよう。焼き芋を食べることは効率的な野菜摂取法といえる。
④サツマイモの澱粉分子はちょっと風変わりである。普通のデンプンはαタイプのブドウ糖だけで出来ているのに、サツマイモではβタイプが一部混じっている。βタイプのブドウ糖は消化酵素で消化できない。そのためデンプン分子は完全消化出来ず、未消化の小断片が残る。
未消化分は大腸に下り、腸内菌の栄養源になって発酵活動を盛んにする。炭酸ガス・水素ガスを発生、同時に乳酸、酢酸などの酸もできて腸管壁を刺激して便秘を予防解消する。おならが出やすくなるという困った点はあるが、これこそ野菜の効果である。(五明紀春・女子栄養大学教授)1998.3.2.《日本経済新聞》

■焼きいも
石焼き芋は、低温で徐々に温度を上げていくので酵素が十分に働いて甘くなる。酵素を65℃まで徐々に温度をあげるのがベスト。



サトイモ (里芋) Taro
=熱帯アジア原産のサトイモ科の多年生草本。
「万葉集」に出てくる「宇毛」。山里で一般に栽培されているので、「山芋」に対して里芋と呼ばれた。
江戸時代の《大和本草》には「湿地を好む。山中の農多く植えて糧として飢を助けてはなはだ民用」
《本草綱目》「生で食べると有害で、味のえぐい物は食べるべからず。魚と一緒に食べると、はなはだ気を下して中を整え、虚を補う」
鬼皮と薄皮が二重になっている。薄皮にウマミが凝縮されている。
小型の水車の中に泥がついたままのサトイモとタワシをいれて放置すると、ぐるぐる回っている間に、きれいに丸くむける。
根が肥大化したもの。
○秋が旬の野菜。サトイモの茎(葉柄)は「すいき」。虫さされにズイキをすりつぶして汁を塗布

○効能:
■老人や病人の栄養補給
■消化促進
■健脳
■気管支炎の予防と改善

○成分
「ムチン」・・・タンパク質の消化促進、滋養強壮、潰瘍予防、解毒作用
「ガラクタン」・・・ガラクトースを成分とする多糖類。脳細胞を活性化。

○産地:福井県大野市が有名
○オススメの食べ方:薄皮を残して洗ったサトイモを、素揚げして。黒コショウを振る。
■ぬめり、潰瘍の予防
「中秋の十五夜は「芋名月」とも呼び、ススキの穂や月見団子に加えてサトイモを供え、各地の河原は芋炊きの行事でにぎわう。
本朝食鑑」(1697年)に「和名 以閉都以毛(いへついも) 今訓以毛或称里以毛」とあるように先史以前から採取していた野生の「山の芋」に対して、栽培するサトイモを古くは「家の芋」と呼び、またよく食べられたことから、イモとだけ言えば、サトイモを指した。
主成分はでんぷんだが、水分が多いのでカロリーが低く、サツマイモやヤマイモのほぼ半分。特有の粘りは炭水化物と、潰瘍の予防に効果があるとされるムチンが結合したもので、「食用簡便」(1833年)にも「寛胃腸 充肌肉 調中気下 補虚」とあって、ぬめりが胃腸をゆるやかにするとしている。
 サトイモはインドあたりを原産地とするサトイモ科の多年草で葉柄も食用にするが、主として食用にするイモを総称してタロイモといい、広く主食としても利用されてきた。日本へ渡来したのはイネ以前とされるだけに、品種も多い。まず小粒の石川早生が姿を見せ、次いで丸みを帯びた土垂(ドタレ)などの子芋が出回り、やがて親芋を食べるヤツカシラ、親芋も子芋も食べる赤芽芋などがおいしくなってくる。
サトイモを調理するときは、調味料が浸透しにくいという理由で、大方は下ゆでしてぬめりを除いてからいろいろに使う。しかし、皮を剥いて、いきなり直(ジカ)に煮ると、芋は調味料が溶け込んだぬめりで包まれ、口当たりも滑らかで、またちがったおいしさがある。女子栄養大学助教授・松本仲子」
■コレステロール抑制
「国立医薬品食品衛生研究所と東京大学、カゴメ総合研究所は、サトイモにコレステロール生成を抑制する成分が含まれていることを突き止めた。コレステロール合成過程で働く酵素の働きを抑えていた。
サトイモを普段から多く摂取すれば高脂血症の予防や改善が期待できるという。
研究グループは医薬品食品衛生研究所の合田幸広部長、海老塚豊東大教授ら。ヒトの体内でコレステロール合成に関係する酵素のうち、ラノステロール合成酵素に着目し、酵素の働きを阻害する作用が強い植物を探した。130種類の食用植物を凍結乾燥した上で、含まれる物質を抽出し評価した。この結果、サトイモを筆頭に、枝豆・メショウガ・セリなど計6種に酵素の働きを抑える効果があった。
サトイモでは「八つ頭」「愛知早生」という品種が特に阻害作用が強かった。
水溶性の糖であるガラクトースと食用油などの成分であるジアシルグリセロールが結合した糖脂質が関係していたのが分かった。
高脂血症治療薬には別のコレステロール合成酵素を阻害するものもあるが、筋肉細胞を壊死させる副作用が指摘されている。カゴメは「サトイモ成分を使えば、副作用の少ない治療薬が開発できる可能性がある」と期待している。2001.10.12《日経産業新聞》




サトウキビ
=原産地・・・ニューギニア
サトウキビからサトウを取り出したのはインド人とされている。アレキサンダー大王のインド遠征で死亡した将軍をサトウ漬けにして国へ送り返した
ニューギニアでは、まだ若い穂の部分を野菜として食べている。
■サトウキビ酢
「鹿児島県奄美大島の加計呂麻島。(参照→黒酢)
「アルコール発酵と酢酸発酵を一気に進める。黒酢に比べ、カリウム、カルシウムが多く。ナトリウムは少ない。1997.7.20《朝日新聞》
鶏や卵の感染予防
「新三井製糖はサトウキビから抽出した成分が、食中毒を引き起こすサルモネラ菌の感染や、鶏に感染する原虫の予防効果があることを確認し、鶏用の副原料として近く、飼料メーカーに供給を始める。家畜育成の効率化に加え、狂牛病問題で家畜や畜産物の安全性について関心が高まっており、食肉となる鶏肉や卵の安全性を向上させる。
サトウキビから搾りだした液体から、イオン交換樹脂を使ってポリフェノール類を中心とした成分を抽出した。鶏に感染し、トリの死亡の原因となる原虫「コクシジウム」と、感染した鶏肉や卵を人間が食べた場合に食中毒を引き起こす可能性がある「サルモネラ菌」の両方に対して予防や治療の効果を確認した。
抗コクシジウム効果は農水相の独立行政法人である動物衛生研究所、抗サルモネラ効果については大手飼料メーカーの日本配合飼料とそれぞれ共同で効果を確認した。研究成果は6日から始まる日本獣医学会で発表する。
新三井製糖は天然のサトウキビ抽出物が家畜の死亡率の低減と職位区の安全性確保という、養鶏農家が抱える2つの問題を解決する成分として有効と判断。近く飼料メーカーに供給を始める。
コクシジウムをに感染したヒヨコを使った実験では、毎日一定量のサトウキビ抽出物をヒヨコに与えたところ、便に混じったコクシジウムの卵の数は約1/11に減ったという。サルモネラを感染させた実験では、抽出物を配合した飼料を40日間投与したところ、陽性の割合が47%まで減った。さらに、陽性の鶏の菌数も微量になったという」2001.10.5《日経産業新聞》
■白下糖
「自然食品メーカーの光食品(徳島県)は、有機栽培のサトウキビを原料に、加工の際に通常用いている消石灰も使わない白下糖を開発した。「究極の糖」(島田氏)として、今後、有機栽培の野菜と果実で作る主力のソース製品への添加など応用する。
白下糖はサトウキビを搾り、あくを抜いて煮詰め、冷却して精製した。光食品の加工工場のある上板町は、まろやかでさわやかな味わいで知られる高級糖『和三盆糖』の産地で知られる。
和三盆糖は白下糖から蜜を抜いて乾燥させるが、光食品は他の食品に加工しやすいように蜜と一帯の状態のままにした。
サトウキビの有機栽培では化学肥料や農薬を使わず、精糖工程では不純物を取り除くのに通常使う消石灰も使わず手作業で取り除くようにした。」20043.26《日経産業新聞》




サトウダイコン
ビートサポニン
(サトウダイコンから得られた、サポニンを主成分とするものをいう。)サポニン

アカザ科サトウダイコン(Beta vulgaris LINNE var. rapa DUMORTIER)から砂糖を抽出した残りのパルプより、微温時アルカル性水溶液で抽出したものより得られたものである。主成分はサポニン(ビートサポニン等)である。 乳化剤 Beet saponin


サヌカイト(珪石)
音が出る石。音階をつくれる
香川県五色台など、世界で2カ所しか出ない。  



サバ(鯖)
=サバはクラゲを食べる。クラゲを食べる魚はサバ以外ではウマズラなどがいる。
アジはサバが天敵。
◎脂肪はアジの2倍
「日本近海でとれるサバは2種類ある。このうち秋サバと呼ばれ、これから旬を迎えるのがマサバ。背中の青色の唐草風の模様が特徴だ。もう1つは体にゴマを散らしたような斑点のあるゴマサバで、1年中食べられるが、旬は春~夏だ。
マサバは光に集まる習性がある。満月の前後1週間は逆に、海が明るすぎて光に集まらず、漁が出来ない。この間鮮度の高いサバは市場に出ない。サバは脂肪分の多い魚としても知られる。100g中の含有量は年平均で16%ほど。これはアジの2.4倍、イワシの1.2倍。これから冬にかけては20%を超える。
ただ、サバやイカ、イワシなどには線虫のアニサキスの幼虫が寄生していることがある。2001.10/20《日本経済新聞》

■アレルギーの原因が寄生虫か?
「サバによるアレルギーは、実はサバの寄生虫アニサキスによるもの。全国のアレルギー検査のデーター分析した昭和大医学部の木村聡講師(臨床病理学)の調査で、こんな可能性が出てきた。「サバでジンマシン」といった表現が医学的には不正確となるケースも多そうだ。
アニサキスはクジラやイルカの寄生虫で、体長数ミリの幼虫がサバの他、ニシン、アジ、サケ、イカなどに寄生する。感染した魚を生で食べると、幼虫が胃や小腸の粘膜に入り込み、激しい腹痛を起こす。これを防ぐには加熱や酢、凍結による処理が一般的だ。
これとは別に、サバを食べた後に、ジンマシンなどのアレルギーがでることがある。木村講師は94年から3年間、検査会社の三菱化学ピーシーエルが全国から依頼された血液検査の結果に着目、ジンマシンの原因となる特異抗体の統計を取った。すると、サバのアレルギー検査をした8539件のうち、抗体が陽性となったのは、343件、4%に留まった。他の魚でもイカ10%、サケ7%、アジ7%と、抗体陽性率は低かった。一方アニサキスの抗体は2108件中629件から検出され、陽性率は30%にも上った。特に中部地方では42%に達した。
木村講師は「サバはアレルギー源としてのイメージが強いため、検査依頼が多く、陽性率が低くなった可能性はあるが、7倍以上の陽性率の差から考えて、アニサキスによるアレルギーの方が多いのでは」とみている。林修・女子栄養大学教授(免疫栄養学)は、「サバ肉はアレルギーを引き起こすヒスタミンを多く含んでいる。特異抗体はアニサキスを排除するために働いていると思うが、それがアレルギーを高めることがあるかもしれない」と話している。1999.2.8《日本経済新聞》
■生で味わう旬のサバ
「“秋サバは嫁に食わすな”などとも言われる秋サバはこれからがシーズン。酢でしめたり、塩をふって焼いたり食べるのが一般的だ。ただ、九州では昔からこのサバを刺身まどにして生で食しているという。
まず向かったのが、サバの水揚げ日本一の松浦港(長崎県松浦市)。10月初旬から五島沖や韓国・済州島沖などでとれるマサバ漁の水揚げが始まった。ここでは来年2月まで、体重が400g以上のものを「旬サバ(トキサバ)として市場に出している。
「昔からサバは生で食べるものだった」。次々に水揚げされるサバを横目に、同港であがた魚の買い付けなどをする西日本魚市の田中憲壮常務(51)が出迎えてくれた。「大分の佐賀関沖でとれる関サバが淡泊なのに対して、旬サバは脂がのっていて、刺身にピッタリ」
田中常務からこの旬サバを色々な趣向で食べさせる店があると聞いた。松浦鉄道松浦駅近くにある「あじ彩」だ。刺身はもちろん、しゃぶしゃぶや皮の部分だけを焼いたタタキ風など、アイデア料理を提供している。
店主の橋本成一さん(40)に、その日水揚げされたばかりのサバを刺身にしてもらった。通に言わせると、サバの醍醐味は皮と身の間にある脂だという。食べてみると、口の中で脂が溶ける。濃厚な味わいが広がる。生臭さはあまり感じない。
橋本さんによると、すぐに刺身にしても良いが、頭とはらわたをとるなど下処理し、冷蔵庫で2日ほど寝かせ、熟成した方がもっとおいしくなるという。「脂が身の中に溶け込んできて、まるでマグロのトロのような味わいになる」。脂肪が多くなる11月~来年2月にかけて、この“トロサバ”を味わえる。
なぜ、サバは九州を除くと、これまで生で食べられることが無かったのか。まずは鮮度の問題。もともと、サバの生き腐れというように、サバの身にはアミノ酸の一種、ヒスチジンが多く含まれ、鮮度が落ちると酵素によってヒスタミンに変化する。これがアレルギー源となり、鮮度の落ちたサバを食べるとジンマシンなどが起きる。2001.10.20《日本経済新聞》
■喘息を抑制
「サバやサケなど脂肪を多く含む魚を日常的に食べる人は、喘息にかかる可能性が低いという調査結果が、英ケンブリッジ大の研究グループから発表された。
発表したのは、同大の臨床疫学者パテル博士率いる研究グループ。パテル博士らは、喘息の診断を受けた患者333人と、喘息にかかっていない者437人を対象に調査。その結果、脂肪の多い魚を定期的に食べていた者に喘息患者は極めて少なく、喘息にかかっていない人の多くは脂肪の多い魚を日常的に食べていた。
喘息患者は先進国を中心に増加傾向にあるがパテル博士は「魚を以前より食べなくなったことが、患者増加の一因になっている可能性がある」と指摘している。
魚の脂肪酸(脂質)がアルツハイマー病を防ぐ効果があることはすでに明らかになっている。2002.12.7《日本経済新聞》




サフラワー
【学名】Carthamus tinctorius
【英名】Safflower
【和名】ベニバナ
【分類】キク科、1年草。
  



サフラン
【学名】Crocus sativus
【英名】Saffron
【和名】サフラン
【分類】アヤメ科、球根植物
【原産地】南ヨーロッパ、アジア
   ◎乾燥した花柱、柱頭。
【成分】精油(8~10%)
  テルペン
  テルペンアルコール
  エステル
  クロシン(色素配糖体)
  ピクロクロシン(無色の苦味配糖体)
【参考】
<1>高価なのでウコン(ターメリック)が代用される。
<2>生薬名:番紅花

■飲酒による記憶障害を改善。
「東京大学薬学部の斎藤洋教授は《中薬大辞典》などから物忘れ・痴呆症の処方に使われる生薬をいくつかピックアップし、マウスによる学習効果を実験で 調べたところ、サフランは記憶学習障害の回復に効果があることが分かった。
マウスによる学習実験はステップ・スルーと呼ばれる方法で行った。明るい部屋と暗い部屋の2つを行き来出来る部屋を用意し、暗い部屋には電流を流して置く。明るい部屋に入れると、すぐに暗い部屋に行くが、暗い部屋には電流 が流れているので、電気ショックを受けて明るい部屋に戻ってくる。
ここで、暗い部屋には電流が流れていることを学習する。24時間後にもう一度同じことをして、学習したのをどれぐらい覚えているかを確かめる。普通 のマウスは24時間前に起こったことを覚えているので明るい部屋にずっと居るが、1回目のときにアルコールを飲まされたマウスは、学習能力が低下している為、2回目の時もすいすいと暗い部屋に入ってしまった。
そこで、サフランの抽出物をアルコールを飲んだマウスに与えて、同様の実験を行ったところ、サフランを与えなかったマウスよりもよく覚えていて、アルコールによる記憶障害の予防に効果のあることが分かった。
次に、脳の海馬における電気信号の流れを調べた。麻酔をかけたマウスの脳に電極を差込、30秒後に1回、弱い電気信号を与えると観測点で一定の大き さの反応電流が観測される。
この状態に60ヘルツの電流を0.5秒間かけると、弱い電流信号を与えたときに脳内に流れる反応電流が大きくなる、この現象を『長期増強』といい、記憶学習の機能と密接な関係があるというのが定説である。
普通のマウスは長期増強が1時間以上続き、アルコールを飲ませると中期増強は起こらないが、アルコールを飲ませた後にサフランの抽出物を与えると長期増強がいくらか戻って、アルコールによる記憶学習障害を改善することが分かった。
学習障害を改善するものの正体を探ったら、『クロシン』というサフランの黄色の色素であった。Quark1996.3月NO165」


サファイアSAPPHIRE
⇒硬度:[9] (青玉)
鋼玉(Corundum)に属する。
サファイアはルビーと同じ基本的構造を持っており、鋼玉の形をとっているが、唯一異なるのは色である。オレンジ・緑・紫・ピンク・濃青色。
◎種類
「イエロー」
「グリーン」
「ピンク」
「無色」
◎名称はギリシャ語のsappheiros、ラテン語のsapphirusに由来する。
◎青い宝石でサファイア以上に高価なものに、[ベニト石]と[藍方石]がある。
◎土星に支配される。
◎土星と同じ紫色の光線が集中したもの。
◎土星は災いを呼ぶ星です。
◎土星は神経を司っており、神経系の病気はいずれも土星の紫色光線の不調和からくるものです。
◎すみれ色の宇宙光線が集まっています。
◎紫色は『風』の元素の色であり、嵐が吹き荒れているときには、周囲の風景は紫色一色になります。
◎皮膚は紫色光線を放っていますから、『触』唯の居場所が皮膚ということになります。
◎忠誠と正義、高貴、真実、純粋な良心の象徴。
◎サンスクリット語に発し、「土星から愛される者」という意味。強さと忍耐を表す。
◎聖書にいうサファイアは、実際には「ラピスラズリ」です。
◎持ち主に聖なる愛を引き寄せる。
 仏教徒:信心と霊的啓発
 キリスト教:神の知恵を象徴。
◎どんなサファイアもラジウムに反応し、色が青から緑、そして黄色に変わる。
◎濃い藍色又は濃い青色は--鉄orチタンからくる。
グリーン、ピンク、イエローなどの色は---別のミネラルによる。
◎青いサファイアは、
イ)恋人たちに幸運を運ぶ。
ロ)悪い心の人が身につけると、その力が消えてしまう。
◎要注意
イ)白い綿状の傷がある石:眼の病気になる。
ロ)濁った石:貧困のもと。
ハ)ヒビの入った石:事故に遭いやすい。
ニ)2色の石:敵を成功へ導く。
ホ)くぼみのある石:できもの、潰瘍を作る。

◎どのサファイアも運命の宝石です。それはあなたの心の明晰さ、知覚と知恵に貢献してくれる宝石です。
◎サファイアはそれをつけている人に、陰謀・襲撃が企てられていると、その色を変えて警告すると言われています。
◎身につけるときは、まず試しに、しばらくの間、家に置いたりポケットやハンドバックに入れて持ち歩いて見て下さい。その石のエネルギーが持ち主にふさわしければ、
イ)貧困を取り除き
ロ)富と健康
ニ)長寿、幸福、繁栄、名声をもたらします。

◎治療効果
◆空気の元素に反応して振動し、人の神経系と皮膚を司る。
イ)白斑
ロ)神経症
ハ)神経痛
ニ)坐骨神経痛
ホ)テンカン
ヘ)脳脊髄髄膜炎
ト)振蘯症(震蘯症)
チ)リウマチ
リ)ケイレン
ヌ)腫瘍
オ)腎臓と膀胱の衰弱
ワ)皮膚病:皮膚病のいくつかは、サファイアによって治ります。
◎風の元素の不調和からくるヴァーユの病気が80種類あり、そのどれにおいてもサファイアが効力を発揮します。
◎呼吸は風の元素の働きによるものです。
◎アーユルヴェーダ医学

<1> 熱を下げ発作を抑え              錯乱を治し、強心作用、浄血し、視力矯正
<2>サファイアの灰は、
      失神
      精神病
      テンカン
      腹痛
      憑霊
      ヒステリー
      眠気
      白痴
      妄想
      リウマチ
◎サファイアのペンダント:

◎サファイアの指輪:知恵と同情を与え、危険を察知すると白く変色して知らせる。
◎土星の凶角から起こる病気に使われます。  
◎ガラスでできた偽物が多いので、本物かどうかを試すには、牛乳にしばらく浸けてみてください。本物なら、牛乳にサファイアの色が移り青くなるはずです。ガラスではそうは成りません。
◎効果を最大限に引き出す為に:
イ)鋼の指輪にして
ロ)右手の中指に
ハ)土曜日の日の出の2時間前に、はじめてはめて下さい。
ニ)重さ:少なくとも[5カラット]以上。

◎リーディング(レノーラ・ヒュイット)
「指環にこの石をはめる人は、精神と魂の癒しに働きかける傾向がある。」
「この石は胸に付けるよりも指環にした方が良い。胸にペンダントなどしてつけると、ある程度破壊的な力を招く。あるいは他人のトラブルを引き寄せ たりする。リングにすれば治療力を放つ。」
「サファイアは純粋な銀に収めるのが一番良い。銀がこの石の波動を妨げないためである」
「青い石:癒しに良い。
 黒い石:守護の石として身につける。
 白い石:かなり霊的な性質があり、そこに注意を集中させるのに絶好の石だ。つまり、心の焦点、中心となるのである。」
「サファイアは持ち主が意識しなくてもエネルギーを集めてしまう。持ち主のエネルギーを補うというよりも独自にそれだけでエネルギーを放つのである」

◎リーディング(ジュリア・ロルッソ)
「綱玉属の1つであるこの宝石は、神聖法則と得難い知恵の授与者なる土星界に所属している。ルビーが太陽-土星エネルギーを扱っているように、サファイアは土星-水星エネルギーを扱い、この目的のためにエネルギーを使うことによって人の意識を一段引き上げる」
◎カリウム、マグネシウム、カルシウムの値を上げる(D・L・メラ)
◎応用:よりよい目標に恵まれない時。
    落ち込みを楽にし
    平安と幸せな気持ちを増し、
    動機づけと目標設定を刺激。
◎種類:
<1>[クリスタルブルー・サファイア]
イ)すべての宗教を1つに結びつけているほど、幅広い歴史を持つ。
<2>[スターサファイア](→スターサファイア)
イ)六茫星の光を持つ。
ロ)エーテル体のチャクラ中枢に効果的に働きかける。(レノーラ・ヒュイット)
<3>[ブルーサファイア]
イ)あなたの道をスターへと導きます。
ロ)透明な青サファイアは、精神体に働きかけるのにより効果的だ(レノーラ・ヒュイット)

■人工サファイア板
「横浜市の中心部を少しはずれた住宅街の一角に世界の有名腕時計ブランドを支える会社がある。高級腕時計のケースに装着する「風防」と呼ばれる人工サファイア板を製造する信光社だ。生産量は年間500万枚。国内だけでなく、ロレックス、ブライトリングなどスイス有名ブランドを取引先に持ち、世界シェアは3割りに達する。
■100kgのメガネザル
マダガスカルのイラカカ(サファイアの産地)には、過去に100kgを超えるメガネザルがいたらしい。2000年前にやってきた人間が大型のキツネザルを滅ぼした。2011年では、ほとんどがはげ山。国立公園がかろうじて森が残っているだけ。




サーペンティン  SERPENTINE
=「蛇紋石」
蛇紋石は鉱物のグループ名で以下の3種類がある。
<1>アンチゴライト Antigorite
<2>クリソタイル Chrysotile
<3>リザーダイト Lizardite
◎Serpentineという言葉は、ラテン語の「蛇」に由来する。
◎川床でよく発見される縞模様の入っためのう化した緑の石で、彫刻用に最適な石です。
◎旅人の石として有名。
特に、町から町へ歩く商人や、港から港へと渡る水夫たちに使われた。
◎古代ローマ人は、見えざる危険から身を守るために、夜間のお守りとして身につけました。
◎古代の墳墓からは、彫られたサーペンティンのお守りが沢山発見されています。死者の旅路を守るためのものでした。
◎あなたが遠くへ移るときのよき配置転換の石。
◎外部からの侵入を防護するのに、緑色のサーペンティン彫刻して暖炉の上に置くのが良い。
◎応用:感情の安定の不足。


サボリー
【学名】Saturejas hortensis
【英名】Summer savory(サマーサボリー)
【和名】キダチハッカ
【分類】シソ科、1年草
【原産地】ヨーロッパ
【仲間】
<1>ウインターサボリー
学名:Saturejas montana
英名:Winter savory
和名:ヤマキダチハッカ
分類:シソ科、多年草の常緑低木
原産地:南・東ヨーロッパ、北アフリカ
◎ローズマリーとタイムを合わせたような香り。


サメ(鮫)
アブラツノザメ・・ 青森でよく食べられる。
頭を食べる。 すくめにして食べる。
身→焼いて食べる
【効能・効果】
○精力剤。
「五味であえて食べる。」
○蠱毒に。
「焼いて末にし、水に混ぜて飲むと。蠱に中毒し吐血するのを治す。」

■PCB汚染
「環境庁は、イカやサメなどの海洋生物の汚染物質濃度に関する調査を行い、1日、海域ごとの汚染結果を発表した。その結果、サメの肝臓1g中のPCB量を3つの内海で調べたところ、東京湾が3.28マイクログラムと最も高く、有明海(0.39マイクログラム)の約9倍だった。仙台湾は0.36マイクログラムだった。」2000/9.2
   

■肥満防止
「米ジョージタウン大学などの研究グループは、ツノザメから肥満防止に効果がある物質を発見した。ツノザメの肝臓で出来るコレステロールから抽出した『MS1-1436』という物質をマウスとラットに与えて、その効果を確認した。
・筋肉は減らずに脂肪が減少。
・新陳代謝も低下しなかった。
食事制限で肥満を抑える場合、新陳代謝が低下してカロリー消費が減少したり、脂肪ではなく筋肉が減少するなど問題があった。」2002.10.9《日経産業新聞》

■ワシントン条約
「ウバザメとジンベイザメ・タツノオトシゴの3種類の魚を、ワシントン条約の取引規制対象種にすることの国際的な決定について、日本政府が受け入れを拒否する「留保」を申したてていた。サメ2種についてはフカヒレ目当ての漁などで、タツノオトシゴは漢方薬の原料として乱獲が深刻化。2003.5.13《日本経済新聞》

■ギンザメ
「ブラジルの海洋学者チームは2004年6/17、ブラジル沖の大西洋の海底付近で、3億5000万年前の古生代石灰紀から生息している新種のギンザメを発見した。
この魚は全長30~40cmで、骨格はサメやエイと同じく、ほとんどが軟骨でできている。深さ400㍍付近に生息しており、翼状の胸びれと、尖った尾びれが特徴。
光の届かない海底で敵から身を守ったり、エサを探すため神経が体表に浮き出ており、背中には毒を持つトゲがある。これまでに発見された化石から,
1億5000万年前から進化が止まっていることが分かった。
2001年にブラジル南部で漁師が初めて捕獲し、同チームが調査を続けていた」20046.18《日本経済新聞》

■深海ザメ
ゴブリンシャーク:東京弯の東京海底谷に生息(水深1000m以上)
東京湾は深海ザメの宝庫で今まで、40種類以上見つかっている。



サメ軟骨
⇒サメは古代から生き抜いており、軟骨には血管がなく、発ガン物質を与えたプールで育ててもガンにならない強い生命力があります。
サメ軟骨にはムコ多糖類(=タンパク複合体としてのアミノ酸を含む多糖体の総称)を多く含んでいます。
◎人体には60~75%の水分が含まれています。
◎全身の細胞のみずみずしさを保つ水分量をコントロールしているのが、ムコ多糖体です。ムコ多糖体は若い間は体内に豊富に含まれていますが、年齢が上がるとともに急激に減少します。
◎ムコ多糖体が不足すると:
<1>皮膚の結合組織が縮み、
<2>水分が失われ、カサカサになります。
<3>栄養の吸収が悪くなり
<4>酸素が不足し、
<5>老廃物が溜まり、
<6>生気を失い、
<7>肌は張りも艶(ツヤ)もなくなります。
  

【成分】
<1>タンパク質------- 39%
<2>炭水化物--------- 12%
<3>ミネラル--------- 41%
<4>脂肪-------------0.3%以下
<5>水分------------- 7%
◎ムコ多糖類の一種であるコンドロイチン硫酸を含む。
[コンドロイチン硫酸]:赤ちゃんから20歳ぐらいまでは体内で作られますが、30代から急激に減少します。
[コラーゲン]
[コンドロモデュリン]軟骨細胞の増殖・分化の促進し働く
  

【効能】
<1>骨を柔軟性がある丈夫な状態に保つ。
<2>関節の体液を滑らかにし、痛みを和らげる。(コンドロイチン)
<3>細胞間の結合組織に働いて、傷を早く治す。
<4>ウイルスの感染を予防する。
<5>血液中の脂肪を減らし、沈着を防ぐ。
<6>目の活性化、老眼の予防。
<7>肌の水分の保持作用。
<8>新生血管の形成抑制作用(サメ軟骨だけの作用)により、ガン細胞の増殖を防ぎ縮小させる。  ガン細胞が増殖するためには、栄養を吸収するための補給路として、新しい血管を形成する必要があります。この血管形成(angio genesis)を阻害してガン細胞を破滅に追い込む。
①P・A・ダモア博士(ボストンの小児科病院外科研究所)は、血管を持たない組織には血管形成を抑える成分があるから、それを利用するために抽出物を用いると述べている。
②レンジャー博士とリー博士は、ウサギの角膜にガン細胞を移植し、血管形成抑制効果を判定するため、対照グループと比較しながら、サメの効果を測定した。
サメ軟骨を与えなかったグループでは、腫瘍は大きく増殖しその伸びた血管も最長63mmでしたが、軟骨抽出物を与えたグループでは、腫瘍は増大しないで、新しい血管の形成は15mmと、対照群より75%も少なかった。
<9>鎮痛効果:痛みを止めるだけでなく、痛みの原因を根本から取り除く。
<10>ビタミンCの体内有効率を高める。
<11>ビタミンAの体内生成を助ける。
  

【応用】  
<1>ガン・膠原病
1)1972年~1985年にかけて、放射線療法も化学療法も効果が無いと判断された患者に、牛の軟骨を投与して延命効果を確認。
2)1mgの血管形成物質を抽出するのに、牛の軟骨では500g必要なのに対し、サメの軟骨では0.5gと1/1000の量でよい。
3)痛みが消える。
サメ軟骨を投与して4週間を経過すると痛みが消え始め、5週間で痛みが消失する。そうして6週間~8週間で腫瘍の縮小が始まる。(キューバ陸軍医師団の臨床)
<2>リウマチ・関節炎・神経痛・腰痛
<3>動脈硬化・高血圧症
<4>ムチ打ち症
<5>高脂血症・心臓病
<6>肝臓・腎臓障害
<7>自律神経失調症
<8>メニエール症候群
<9>難聴
<10>血管形成病:
腫瘍が出来る場合、新生血管(健康時にはない)が作られる。慢性関節リウマチも普段は血管の無い関節軟骨に新生血管が入り込んで変形、痛みが起こる。
①糖尿病性網膜症
②慢性関節リウマチ----60%が痛み消失(10g/日)。
③変形性関節炎--------80%が痛み消失(10g/日)。
◎服用方法:食事の15分前が効果的。

【臨床応用】
<1>大腸ガン
1)36歳女性。大腸ガンが腹膜に転移。第4期で手術も不可能と判断。サメ軟骨で7週間治療後、腹部に腫瘍が発見された、手術が必要とされたが、その結果は、もうすでにその腫瘍は80%が縮小し、残りもほとんどゼラチン化していた。
<2>乳ガン:1日30~60g。
<3>肺ガン
<4>前立腺ガン
1993/2/28。アメリカの人気ニュース番組「60 Minutes」で、キューバ陸軍の医師グループの強力により、29人の末期ガン患者が16週間にわたって、サメ軟骨の粉末を経口的に摂取した結果、ジョギング出来るようになった、というニューズが報道された。
<5>むち打ち症
<6>腰痛
<7>ぜんそく
<8>神経痛
<9>尋常性乾癬
<11>関節炎
<12>脳出血
<13>高血圧
<14>白血病
ブリュッセルのジュエル・ボルデ研究所のアタッシ博士によって、実験動物の腹膜腔内に白血病の細胞を注入し、グループごとに50~300mgのサメ軟骨を与えた。
軟骨を与えなかった対照群に比べて、与えたグループは平均34%延命した。
<15>悪性黒色腫
アタッシ博士は、404匹のネズミに人間の悪性黒色腫の移植片をうえ付けた。対照群にはサメ軟骨を与えないで、被験群にはサメ軟骨を水に溶かして与えた。体重1kg当たり(1.2g/1日)与えた。
対照群では21日で腫瘍の大きさが2倍になった。
サメ軟骨を与えたグループでは腫瘍が17%縮小していた。そして、サメ軟骨を与えてから2週間経過してから効果が出始めた。
<16>子宮筋腫:1日30~60g。
<17>胃ガン:食前3回、4gづつ経口投与。1ヶ月で腫瘍の生長がとまり、6ヶ月で1/6に縮小。その後患者は食欲も出て、普通の生活に戻った。
<18>48歳、第3期の子宮頸ガン。1日30gの軟骨を水に溶かし、2回に分けて膣から投与。7週間後に痛みが少なくなり、腫瘍も80%縮小、11週間で腫瘍 は完全に消失。
    
【副作用】

副作用も毒性もない(ハーバード出身、ジョン・ブルデン博士)
  

【臨床例】
☆外国人の女性
「お腹に10kgのガンが出来ていました。(10kgですか?)
そうです。内臓を圧迫して、あと1週間ももたないだろうという状態です。そこで医師が最後の手段に使用したのが『サメ軟骨』です。4週間後に検査したところ、ガン細胞の成長が止まっていたのです。さらに『サメ軟骨』を飲ませ続け、16週間後に再検査すると、ガン細胞が7kgに小さくなっているのです。大至急、腹部を切開し手術を行いました。ガン細胞を摘出しましたが、血が出ないのです。しかも、ガンの周りが白い膜のようなものに覆われていてガン細胞はその中で死んでいたのです。それはなぜかと言うと、ガン細胞の栄養過程である新生血管が無くなっていたのからです。
(その女性は治ったのですか?)
そうです、もちろんこれらは極端な例かも知れませんが、『サメ軟骨』がガン細胞に対する働きはお解りいただけると思います。
(慢性関節リウマチも新生血管が原因?)
 ご存じの通り、関節は軟骨で出来ています。普通は軟骨の中には血管が有りません。しかし、その軟骨の中に新生血管が入り込んで軟骨を破壊させ、関節が変形するのです。そして、痛み苦しむ。
(コンドロイチンというものがありますが?)
コンドロイチンはサメ軟骨、フカヒレ、ウナギなどの多く含まれています、『サメ軟骨』と同様に、[動脈硬化症][腎臓病][難聴][神経痛]などには効果がありますが、新生血管の成長阻害作用はほとんどありません。
  

■骨髄形成過程再現---サメ軟骨で実験
「生物の進化の過程で人間が持つ骨の構造がどのようにして出来たかを示すユニークな実験に東京大学と科学技術庁無機材質研究所の研究者らが成功した。サメに骨を移植して骨髄を作らせるという実験だ。人口臓器の開発にもつながる研究だという。
サメの骨は「軟骨」と呼ばれ、中心部に血液を作る組織である骨髄を持たない。西原克成東大医学部講師と田中順三無機材研総合研究官らが、サメの軟骨に陸上動物の骨の主成分である「アパタイト」の小片を移植したところ、背骨の中に骨髄が出来たという。
移植したアパタイトが周囲に電気的な影響をもたらし、体細胞が持つ血液や骨を作る遺伝子にスイッチか入ったためと、西原講師はみている。アパタイトの代わりに電極を埋め込んで電気的は刺激を与えても同様に造血組織が出来ることも確認できた。
陸上動物の硬い骨は、海の生物が上陸する過程で重力の作用で生まれたとされる。今回の実験はアパタイトを含む硬い骨が出来た結果、骨髄も生まれた可能性を示唆する。
電気的な刺激によって普通の体細胞を骨髄細胞に変えるなど、細胞を狙い通りの方向に分化させられれば様々な臓器を人工的に作れる」1997.10.1《日本経済新聞》

◎[サメ軟骨]と[コンドロイチン]
サメ・・・・「ヨシキリザメ」でオーストラリア→タイ→日本・→ 水揚げ→天日干し1年間→冷凍粉砕→6回繰り返し→[サメ軟骨]
水揚げ→溶解反応→徐タンパク→濾過→濃縮→乾燥→[コンドロイチン]
   

■血管の入れ替えを防ぐ“サメの軟骨”
新生血管の抑制によって、ガンがそれ以上増殖しないことは先に述べた通りである。しかし、ベネフィンに含まれる新生血管抑制物質(タンパク質の種類)によって、すでにできている腫瘍がどのように退縮するのだろうか。この答えは、ガンの引っ張り込んだ新生血管は正常の血管と比べものにならないくらい、非常にもろいという事実にある。正常な血管は血管壁が三層構造となっているが、新生血管の血管壁は一層しかない。
そのため、ガンのつくり出した新生血管は消滅し、常にまた新たな血管が再生され、入れ替わっているのである。サメ軟骨に含まれる新生血管抑制物質は、この入れ替わるべき血管の新生を防ぐのである。その後、栄養の補給ができなくなったガン細胞は、生育機能が止められ、増殖することができなくなる。また、転移しようにもその経路が遮断されているため、転移することもできなくなるのだ。
新生血菅抑制物質は現在、急速に研究が進められている分野の一つである。しかし今もって「サメ軟骨」以外に商品化されないのは、副作用の問題からである。サメ軟骨はこれまで数々の動物実験や治験・臨床で素晴らしい成果を獲得し、FDA(日本の厚生省にあたる機関)のガンの臨床新薬としても承認されている。
Dr.フォークマンの新薬の場合、NCI(米国国立ガン研究所)で再度動物実験を行った後にようやく実際の患者を対象とした臨床試験に入ることができる。海洋研究所のスクアラミンの場合は、主だった学会や機関での動物実験の成果発表は見当たらず、いま行われている臨床試験も経過観察という段階である。

新生血管抑制の効果について、サメ軟骨はこれらと比ぺ先行しているだけではなく、自然物質百パーセントという副作用の心配がない点でも優れているのである。
1992年、キューバでの臨床試験の結果は、瞬く間に世界中に知れ渡った。全米をネットしているTVの報道番組での紹介を機に、各国のメディア(日本でもTBSや日本TV)で取り上げられた。
このキューバの臨床試験には29名の末期ガン患者が登録された。私の開発したサメ軟骨製剤を投与したところ6名が短期間に改善を示し、16名が試験期間中(約四ヶ月)に改善もしくは臨床基準値を維持した。腫瘍サイズの縮小は前立腺では15~67%、卵巣では15%~25%、胸部では最大50%が記録され、中枢神経系の腫瘍においても増殖の抑制が診られた。しかし、試験中に7名が死亡した。末期であるため、ガンの増殖の進行にサメの軟骨の有効作用が追いつけなかった、ということである。なお、29名は医師も見放した末期ガンあったにもかかわらず、改善の見られた14名はその後もサメの軟骨を使用し、2年後に私が訪れた時にも元気に生存、うち3名は健常者並みに回復していた。

その後も治験・臨床は繰り返し、95年の米国自然医療センターでは約71%、97年の日本においても昨年、九段クリニック(東京)で胆のうポリープ患者6名のうち、わずか三ヶ月後には5名に縮小が診られ、肺ガンのケースでは二名中、一名が三ヶ月後に縮小、もう一名は縮小こそしていないものの腫瘍に成長は診られなかった。その他、ヨーロッパや中国でも現在サメの軟骨を使った治験が行われている。ちなみにポーランドでは昨年サメの軟骨は医薬品として認可された。

レーン博士の開発した『サメの軟骨製剤』の足跡
・1991年、メキシコの治験で判ったことは、75%の方にガンの縮小が診られた。
・1992年、キューバの臨床で判ったことは、余命数ケ月の末期ガン患者のうち、約半数の方が2年近く延命したことだ。
・1995年、アメリカの臨床で判ったことは、71%の方に好転反応が診られた。
・1996年、国内での最初のアンケートで判ったことは、約73%の方に効果が診られた。
・1997年、ベネズエラの臨床で判ったことは、73%の方に好転反応が診られた。
・1998年、この度のアンケートで判ったことは約70%の方に効果が診られた。このアンケートはレーンラボの日本支社の顧客に対し実施したもので、ガンの部位や進行ステージ、さらにはサメ軟骨使用期間は様々なため、「効果有り」も細かく項目を設けた。2600人の回答の結果、「大いに効果有り」が約10%(約260人)、「効果有り」が約25%(約650人)、「補助として効果有り」が約20%(約520人)、「気休めとして効果効果あり」が約2%(約52人)、「再発・防止として効果有り」が約11%(約286人)で、この奏効が診られた。合計が約70%(1768人)となっている。

この数字はこれまでのサメの軟骨の治療・臨床で獲得してきた数字と誤差はほとんど見られず、サメの軟骨のガンに対する有効性は充分に確立されたものといえる。

また、使用期間が浅く効果不明と答えた方は約19%(約494人)だが、これはサメの軟骨を一回でも購入された方にもアンケートを実施したためこのような数字になったと言える。サメの軟骨は抗ガン剤のように化学物質を使用していないため、副作用の心配はないが、即効性はなく時間をかけ徐々に作用していくものである。よって、この約19%は現時点ではまだ効果は診られていないが、悪化もしていない。

他方、効果なしと答えた方と重複する。それは効果なしと答えた方の大半が1~2ヶ月でサメの軟骨の使用を止めているからだ。短期間の使用効果なし、との判断はとても残念な結果である。その他の約8%(約208人)は、動物(主に犬)がガンで使用、関節炎使用、末期ガンで死亡などが含まれる。

サメの軟骨の使用前後の変化については、「体調がすぐれた」21%、「食欲が旺盛になった」19%、「再発が診られなくなった」13%、「腫瘍が縮小した」12%、「痛みが和らいだ」8%で、約73%の方が好転反応を感じている。この傾向は、米国キューバおよびメキシコとの調査結果とほぼ同様であり、サメの軟骨は、国が違い服用する人々が違っても効果はまったく変わらないということであり、サメの軟骨を服用した人々の73%の方が好転反応を感じるということは、医学的にみても驚異の数字であるからして、米国のFDAが副作用の全くない「抗がん剤」として認めたものと確信をしている。やがてはガン治療の主流として認められることを一日も早く望まれる。
   ■サメの軟骨と霊芝の相乗効果
サメの軟骨と霊芝の有効成分をそれぞれ抽出し、組み合わせることで相乗効果が生まれる。サメの軟骨の豊富なタンパク質やムコ多糖類=コンドロイチン硫酸(細胞と細胞や、組織と組織を結びつけている結合組織の主成分となっているコンドロイチン硫酸は、生態細胞に必要な水分を保持し、栄養代謝の環境を整える。病気の予防や回復など、免疫機能に重要な働きをもたらす。)と霊芝の豊富な多糖類(β・Dグルカン、α-グルカンなどの成分が、免疫機能に活力をもたらす)は、これまでのガン治療に新たな道を開くものと確認できる。
レーン博士が語るように、サメの軟骨に含まれる「血管形成抑制物質」は、新しくつくられた血管に反応するため、ガン細胞の居場所を素早く発見し、栄養の補給源である新生血管を遮断していく。

そこで、いままで正常に作動していた栄養の補給や老廃物の放出ができなくなったガン細胞は、もがき苦しみ抵抗していくのだ。これが生体反応となり、その刺激を霊芝の持つ多糖類によって、活性化されたマクロファージやリンパ球がシグナルとしてキャッチし、攻撃を開始していくのです。

サメの軟骨だけでもガン細胞を壊死させる働きはあるが、霊芝が加わることで活性化された免疫機能によるガン細胞への攻撃作用も生まれ、双方からの挟み打ちで有効な相乗効果が得られる。

また、この二つの相乗効果はこれだけではなく、霊芝の多糖類にサメの軟骨のタンパク質とムコ多糖類が付加されることで、その免疫賦活作用はさらなる飛躍を見せるのである。

サメの軟骨のガン治療への使用を先駆けたレーン博士は「サメの軟骨で驚くべき効果が証明されているがこれに霊芝をプラスすることでさらなる効果が期待できる」と確信の弁を述べている。

サメの軟骨に霊芝をプラスするということはつまり1十2=2ではなく1十1=5でもあり、10ともなりえる画期的な理論なのだ。この二つの相乗効果による成果は、1996年の日本癌学会でも発表され、医学会に一大センセーションを巻き起こした。

サメの軟骨と霊芝の有効作用をまとめてみると次のようになる。

①サメの軟骨のタンパク質に含まれる血管形成抑制物質が、ガン細胞が成長していくための新生血管をブロックし、栄養の補給や老廃物の放出できなくなったガン細胞を衰退させていく。

②霊芝の持つ多糖類が、免疫機能の要となるマクロファージやリンパ球を活性化し、自然治癒力を向上させていく。

③サメの軟骨も霊芝も自然物質のため、副作用の心配がない。これらをそれぞれ解説してみる。

サメの軟骨が新生血管をブロック

サメは約四億年前からその姿を変えず、今日まで生息している。これほど長く地球上に生存している理由は、どんな環境下でも適応できる体の構造や病気に対する抵抗力にある。サメはガンにかからない数少ない生物の一つである(ガンになる確立が百万分の一以下)

それは環境的に恵まれた深海に生息するからではない。発ガン物質を入れたプールで泳がせたり、発ガン物質を浴びせてもサメはガンにかからない。血管機能のない軟骨が非常に多いことが、サメがガンにかからない大きな理由だ。血管のないところでは、ガンが発生しようにも発育していくためのパイプ(新生血管)をつくりだすことができない。たとえ、新しい血管が生まれたとしても、血管の形成を抑制させる物質がすぐに作用し、血管を遮断する。

突然変異によって生まれたガン細胞は、赤ちゃんが母乳を必要とするように、栄養分を補給しなければならない。どんな生物にもいえることだが、栄養がなくては成長することはできないのだ。成長に対して非常に貧欲なガン細胞は、毛細血管からガン専用の新生血管を無数に形成し、血液や酸素といった栄養分を取り込む傍ら、不要な老廃物を放出していく。そして成長していくのだ。
ガン細胞にとっては成熟した血管よりも、新しくできる血管は、ガン細胞が血液循環システムの中に入り込み、転移を起こすための最適なルートとなる。さらに転移した先でガン細胞が生き残るためには、そこに新しい血管の形成を起こさねばならない。こうした転移は、最初にできたガン細胞の血管形成能力が高いほど起こりやすい。
ガンを予防したり、ガンが我々の命を奪うのを阻止しえるか否かは、ガン細胞の無秩序な増殖を止められるか否かにかかっている。

サメの軟骨に含まれる「血管形成抑制物質」は、確実に新しい血管に作用する。血管形成抑制効果は、タンパク質の含有量が多いほど高くなる。サメの軟骨はタンパク質の宝庫だ。
免疫監視型細胞が体内に異常はないかパトロールしているように、血管形成抑制物質は新しい不必要な血管はないか、監視機能の役割も果たすのである。血管形成抑制物質を投与することで、不必要な血管、つまりガン細胞がつくり出す新生血管を発見し、退治(ブロック)していくのである。



生活環境の変化やストレス、加齢は、我々の持つ生体防御機能、すなわち免疫力、もっとかみ砕いていえば病気になっても速やかに回復し健康を保とうとする力に、とても深刻な変化をもたらしてしまった。わが国は急速に高齢化社会に向かっているが、人間は年を重ねるごとに病気に対する抵抗力が低下し、疾患や不調から回復する力が低下している。いわば、病気になりやすくなるのだ。確かに、平均寿命は延び、死に直結していた病気(ウイルス感染症や結核など)を治す医療技術は目覚しく進歩したが、他方では免疫の低下に伴う病気の発生率の向上というふがいない現象が明らかになってきた。

寿命が延びた裏で、ガンにかかる人も年々増えているのだ。

加齢で免疫力が低下し、病気を患うと免疫力が低下し、入院すると環境の変化によって免疫力が低下し、ましてやガンに侵されると精神的に強烈なストレスとなり、免疫力は低下してしまう。

常に健康を保つには、免疫力の活発さを維持していかなければならない。また、何らかの原因で低下した免疫力は、それを正常に機能させるための努力が必要である。

人類の敵である病気、殊にガンに侵された体は、普段ならほとんど問題にならない細菌やウイルスによって、重大な感染症に侵されてしまうという二次併発のおそれもある。それほど、ガンは我々の持つ免疫力を低下させていくのである。

これを防ぐための免疫を活性させていく物質の一つに、昔からキノコが取り上げられていた。キノコには炎症を抑えたり、また免疫を活発にする成分(β・Dグルカンやα-グルカンなどの多糖類)が含まれている。このキノコ類の中でも、最も多くの免疫活性成分が含まれているのが、霊芝である。

霊芝は、ガンという敵の攻撃により傷ついた(低下した)リンパ球やマクロファージといった正義の戦士にエネルギーを与え、戦うための体力を回復(活性)させる。さらに、団結し立ち上がった正義の戦士(リンパ球やマクロファージ)に、戦うための武器を補給していくのである。

増強された正義の戦士は、直ちにガンという敵に立ち向かい、総攻撃を開始しガンを退治していくのである。このように、霊芝は我々の持つ自然治癒力を高めてくれるのである。

主な抗ガン作用
・サメの軟骨が体内にある不必要なガン細胞がつくり出した新たな欠陥をプロック
・霊芝が、ガンに侵され、低下した免疫機能を活性化
・サメの軟骨と霊芝の相乗効果でガン細胞を撃退
■頭部軟骨に
「2010年、弘前大学などは、アブラツノザメの頭部軟骨に、ガン細胞の働きを阻害する抗腫瘍効果を持つ成分があることを確認した。
悪性腫瘍を移植したマウスにサメ軟骨粉末入りのエサを与えたところ、普通のえさを食べたマウスより生存率が高かった。




サラダ油
⇒精製度が一定基準以上の植物油をブレンドしたもの。
紅花油・ひまわり油・ナタネ油-------生食にむく。
大豆油---------------------天ぷらに
コーン油-------------------フライに
綿実油----------------------ドレッシングに
     


サラダバーネット
【学名】Poterium sangnisorba
【英名】Salad burnet
【和名】オランダワレモコウ
【分類】バラ科、多年草
【原産地】大ブリテン島、ヨーロッパ



ザリガニ
■価格上昇
「田んぼや用水路などで見かけるアメリカザリガニが、東京・築地市場で高値取引されている。注意量が減少した結果。
フランス料理などに使われるザリガニは、築地市場でエビやウナギを扱う3社ほどの仲卸が茨城県などの出荷業者から仕入れ、業務用として卸売りしている。
築地の仲卸「大六」によると、2009年9月中旬の卸値は1kg当たり\2000を越えており、国産の毛ガニに匹敵する高値。他の仲卸は「10数年で卸値は2倍ほどに上がった」(小池商店)
ザリガニを出荷する茨城県小美玉市の原田水産によれば、「築地への出荷はかって週に100kgほどあったが、今は20kg~30kgに減った」と話す。生息場である田んぼが減っていることや、圃場整備が進んで水はけが良くなるなど、ザリガニが繁殖しにくい状況になったことなどが要因だ。
築地市場のザリガニを仕入れている埼玉県富士見市のフランス料理店「ボンヴィヴァン」では、5種類の野菜をコンソメ風味のゼリーで固めたオードブルにザリガニを使用している。
塩野恭男オーナーシェフは、「話題性があって楽しみながら料理を味わってもらえるため貴重な食材だが、尾の身は小指の先ほどしかなく割高感がある」と、仕入れ値の上昇に不安を抱いている」
■ニホンザリガニ
青い個体
2014年、北海道諸卵子の市立室蘭族館で珍しい青い個体の繁殖に成功した。
2012年9月青いザリガニのペアを見つけ捕獲してきた。
ニホンザリガニは水温が低い清流の上流に生息し、飼育は難しいとされる。
繁殖を考えたのはスタッフの大西勲さん。
水族館近くの水温が夏場でも20℃を超えない湧き水を引いた。
雌がお腹に抱えた卵が一斉にかえっったのは2013年7月。薄い青紫色だった36匹のうち、生き残ったのは22匹。成長につれて青色が濃くなり3cmになった。


サル(猿)
○猿の血は、人身の血の不足を補う。
【効能・効果】
○小児の五疳:
肉を煮てor焼いて食べる。
○神経衰弱:
猿頭霜を飲むor酒で飲む。
○頭痛:
猿頭霜を飲むor酒で飲む。
○精神病:
猿頭霜を飲むor酒で飲む。
○中風:
肉を煮てor焼いて食べる。
○脳の病気:
猿頭霜を飲むor酒で飲む。
○梅毒:
肉を煮てor焼いて食べる。
○肺結核:
生の胆嚢を食べる。
○百日咳:
肉の干物を煎服する。
○貧血:
乾燥した胆嚢を作末し飲む。
○婦人病:
猿頭霜を飲むor酒で飲む。
○夜尿症:
猿頭霜を飲む。
○リウマチ:
猿頭霜を飲むor酒で飲む。

■PET観察
「2010年、理化学研究所のチームは小型のサルの脳をPETで観察することに成功した。麻酔をかけずに観察できたのは世界初。
体長約30cm、体重300gの小型サルの一種「コモンマーモセット」の脳を観察した。このサルは夫婦生活や集団行動の様子がヒトの社会行動と似ていることでしられる。
研究チームはコモンマーモセットの頭骨をヘルメットで固定し、リクライニング椅子に座らせ、ストレスや痛みを感じさせないで検査できた。
90分の検査で「セロトニントランスポーター」の分布を観察できた。
■ナゾの病死
「2010年、京都大霊長類研究所出飼育されていたニホンザルが、2001年~10年間に44匹、原因不明の疾病で死んでいたことが分かった。血小板、白血球、赤血球の数が減少し、死んだときときには血小板の数がほぼゼロで、貧血状態になっていた。」
■大集団のサル
2012年、英オックスフォード大学などの研究チームは、大きな集団で生活してきた動物ほど、脳が大きくなることを突き止めた。
23匹のマカクザルの脳を比較した実験で、大集団のサルは上側頭溝中央部などにおいて灰白質と呼ばれる部分の密度が高く、前頭皮質と呼ばれる部分の密度が高く、前頭皮質と側頭皮質の連携が活発になる傾向がみられた。
これらの領域はしべて社会的情報を処置すると考えられていることから、固体のもつネットワークの大きさが脳の構造と機能の療法に変化をもたらしている可能性がある。
サルの社会的地位と脳の特定領域の大きさの間にも関係性があるという。肺博士つん胃認められる差異は固体が特定の社会的状況の中でうまくやっていけるかどうかを知る手がかりになる可能性がある。
■コモンマーモセット
脳の遺伝子研究に有用
2012年、理化学研究所は小型のサルで扱いやすい「コモンマーモセット」が、霊長類の脳のでの遺伝子機能を調べる動物として有用なことを実験で確かめた。
従来はおもにマウスを用いていたが、ヒトを含む霊長類とは種がかけ離れているため、研究結果をそのままヒトに当てはめにくかった。
大型サルを使うケースもあるが、解析には多大なコストや時間がかかる。
研究チームは脳が作られるまでに、どんな働き方をするのか、マウス実験で判明している遺伝子26個について、これらの遺伝子がコモンマーモセットの新生児の脳で、どう働くかを色素で染めるなどで詳しく調べた。
その結果、遺伝子の働いている場所などがアw借り、脳内の遺伝子機能を知る実験用動物として有用だと判断。
マウスとは異なる働き方をした遺伝子も多かった。
100kgのメガネザル
マダガスカルのイラカカ(サファイアの産地)には、過去に100kgを超えるメガネザルがいたらしい。
2000年前にやってきた人間が大型のキツネザルを滅ぼした。2011年では、ほとんどがはげ山。国立公園がかろうじて森が残っているだけ。





サルサバリラ
【学名】Smilax officinalis
【英名】Sarasaparilla
 ◎根。
【成分】ステロイド
    ステロイド系サポニン
    サルサピン酸
    デンプン
    樹脂
    精油

【効能・効果】
リウマチ
皮膚病:乾癬
血液浄化薬
  

【参考】
<1>中国のグラブラ種(S.glabra「土茯苓・山帰来」)は、以下の効果がある。
①梅毒に高い効果がある。
②水銀中毒に用いられる。


サルトリイバラ
⇒根茎
【生薬名】、和山帰来、土茯苓
【効能・効果】
○かぜ:
根茎15~20g/日煎服。
茎葉30g/日煎服。
○関節炎:;
根茎15~20g/日煎服。
茎葉30g/日煎服。
○下痢:
根茎15~20g/日煎服。
茎葉30g/日煎服。
○シモヤケ:
「根茎10g、乾姜5g(or生姜25g)」を濃い酢に漬けて温めた煎汁で温湿布する(著効)。
○神経痛:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○腎臓病:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○口渇(病的な):
        赤い果実を食べるor煎服。
○こしけ:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○胎毒:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
「10g、ドクダミ15g、竜胆2g」煎服。
○糖尿病:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○にきび:
「10g、ドクダミ15g、竜胆2g」煎服。
○尿意頻数:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○尿道炎:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○尿毒症:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○梅毒:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○腫れ物:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
        葉を茶代用----諸毒を去る。
黒焼き末としてゴマ油で練って塗布する。
○皮膚病(慢性):
「10g、ドクダミ15g、竜胆2g」煎服。
○百日咳:
        赤い果実を食べるor煎服。
○膀胱炎:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○膀胱カタル:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○夜尿症:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○腰痛:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○リウマチ:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。
○瘰癧:
        根茎15~20g/日煎服。
        茎葉30g/日煎服。


サルノコシカケ
インドネシアのサルノコシカケの裏には「ヴァイオリンムシ」が生息。


サルビア
セージ抽出物
(サルビアの葉から得られた、カルノシン酸及びフェノール性ジテルペンを主成分とするものをいう。) シソ科サルビア(Salvia officinalis LINNE)の葉より、水、エタノール又はヘキサンで抽出して得られたものである。有効成分はフェノール性ジテルペノイド(ジテルペン)及びカルノシン酸である。 酸化防止剤 Sage extract


サワガニ(沢蟹)
◎寄生虫
「宮崎肺吸虫」肺気腫や気胸を引き起こす。
【効能・効果】
○うるしかぶれ:
 「突き砕き塗布する」《大塚敬節》
○喘息:黒焼き
○神経痛:黒焼き
○脚気:黒焼き
○下痢:黒焼き
○痔:黒焼き
○心臓病:黒焼き
○肺結核:黒焼き
○夜尿症:黒焼き
体の色は赤褐色から黒褐色または灰青色など地方によって変化がある。海に近い河では、よく似た種類が多く見わけにくい。モクズガニは淡水にもすむが、ハサミに細かい毛の塊がついているので区別できる。



サワラ(鰆)
■高血圧の予防にも効果
「サバ科の青魚。30~40cmを「サゴシ」、40~50cmを「ヤナギ」と呼ぶ。EPAやDHAが多く、動脈硬化・高血圧の予防や、脳細胞の活性化に効用。皮膚疾患の予防や美容に良いビタミンB2・ナイアシンも多い。1996.4.3《朝日新聞》」
■岡山県備前市日生町
「岡山からJR赤穂線で1時間ほどの備前市日生町。古くからサワラ漁で栄えてきた漁師町だ。みそ漬けや塩付けの切り身しか知らない人はこの街のサワラ料理に目を見張る。4月下旬~6月が旬。
【刺身】
サワラの身はわずかにピンクを帯びている。それでもれっきとした赤身の魚だ。
【こうこ寿司】
酢で締めて酢飯にのせ、千切りたくあんとグリーンピースを散らしたもの。
【塩焼き】
【しゃぶしゃぶ】
【白子のみそ汁】
【炒り焼き】
漁師が舟の上で余ったサワラを鍋に入れ、醤油と酒で味付けし、煮えるのももどかしくつついたのが始まり。刺身と魚しゃぶの中間のような味。
【たたき】
高知市で開かれたカツオのたたきとサワラのたたきの味比べで、サワラが勝った。





ザリガニ
◎ウチダザリガニ
人間は20年で成長が止まるが、ザリガニは環境とエサの条件がそろっていれば、ずっと成長を続ける。摩周湖でみつかったのが1m以上のサイズがある。
オストラリアのタスマニア島でも巨大なウチダザリガニ(60cm以上)が見つかっている。



サンザシ
 (参照→セイヨウサンザシ)
◎血清・肝臓の脂質代謝にたいする影響。
【方法】サンザシエキス粉末は、15倍量の水で60℃、30分抽出後、遠心しスプレードライで粉末化した。被験動物には、5週齢の雄性SHRSPを使用した。投与後に下腹部大動脈より全血採血し、肝臓摘出ののち過酸化脂質含量とコレステロール代謝関連酵素活性を調べた。
【結果】飼料摂取量・成長曲線・血圧には差は認められなかった。肝臓では、実験群においてコレステロール含量の減少と、コレステロール代謝関連酵素活性上昇が観察された。以上より、サンザシエキス粉末にコレステロール血症改善作用・肝臓コレステロール蓄積抑制作用が示唆された。1996.5.16《健康産業新聞》第840号」
■運動時の持久力を増強。1997.6.17《日経産業新聞》
「順天堂大学陸上部の長距離ランナー約10人に、1ヶ月間エキスを飲んだ後に1万m走を実施して血液中のデーターを調べた。」
<1>血糖値の上昇が抑えられた(30%)
<2>脂肪酸濃度が20%高くなり、血液中で盛んに死亡の燃焼が進められていた。(脂肪の燃焼を促進)
<3>疲労物質の増加を抑える。乳酸の濃度が上昇しない。
<4>筋肉に炎症を起こす白血球の生産を抑える。





サンシュユ
   =「山茱萸」
   ◎煎服すれば、
     収斂作用
     補血作用
     滋養作用
     強精作用
     強壮作用
【効能・効果】
○胃下垂:
果実酒をつくり、少しづつ飲む。
○胃酸減少症:
果実酒をつくり、少しづつ飲む。
○遺精:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○陰痿:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○稀発月経:
果実酒をつくり、少しづつ飲む。
○月経過多:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○低血圧:
果実酒をつくり、少しづつ飲む。
○寝汗:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○尿意頻数:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○冷え症:
果実酒をつくり、少しづつ飲む。
○不眠:
果実酒をつくり、少しづつ飲む。
○耳鳴り:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○夜尿症:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。
○腰痛:
乾燥果実を3~5g/日煎服or酒に混ぜて飲む。

【注意】
以下の者は控えた方がよい。
*胃腸が弱い人
*下痢・嘔吐がある人




サンショウ⇒「山椒」
(参照→「イヌザンショウ」「アメリカザンショウ」)
⇒果実がまだ緑色の間に採集し、軸を去って、天日乾燥する。はじけて出る種子はなるべく除く。
中国:花椒(ホワジャオ)・・・四川料理に
【学名】Zanthoxylum piperitum
【別名】サンショ、サンショー、キノメ
【分類】ミカン科、落葉低木(雌雄異株)
【原産地】日本
【効能・効果】
○あかぎれ:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○胃アトニー:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○胃拡張:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○胃下垂:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○胃ケイレン:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○胃痛:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○打ち身:
*「山椒・タニシ・車前草」混和し、すりつぶし酢or酒を加えて患部に塗布する(著効)。
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○ウルシかぶれ:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○肩こり:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○関節炎:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○月経不順:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
*「山椒・桂皮・丁字」焼酎漬けにし飲む。
○下痢:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○五十肩:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○魚中毒:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○蜂・サソリに刺された時に:
*葉を揉んで、その汁をすりつけるとすぐに、痛みが止み、腫れが消える。《有持桂里》
○痔:
「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○しもやけ:
○神経痛:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○頭痛:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○胆石症:
*「山椒・桂皮・丁字」焼酎漬けにし飲む。
○低血圧:
*「山椒・桂皮・丁字」焼酎漬けにし飲む。
○乳腫:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○尿路結石:
*「山椒・桂皮・丁字」焼酎漬けにし飲む。
○寝汗:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○捻挫:
*「山椒・タニシ・車前草」混和し、すりつぶし酢or酒を加えて患部に塗布する(著効)。
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○ノイローゼ:
*山椒の末を丸剤にし、飲む。
○腫れ物:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○冷え症:
①山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
②根・葉を煎服。
③「山椒・桂皮・丁字」焼酎漬けにし飲む。
○ひび:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○瘭疽
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練ったなかに、患部をつける。。
○腹鳴:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○膀胱炎:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。
*根・葉を煎服。
○耳鳴り:
*山椒3~5g/日煎服or作末し飲む。  
*根・葉を煎服。
○腰痛:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
○リウマチ:
*「果実・幹皮・葉・根」の粉末を酢で練って塗布or煎汁で罨法。
  

【仲間】
栽培品種には、「アサクラザンショウ」「ブドウザンショウ」がある。



サンダルウッド sandalwood
⇒ビャクダン。
樹高の低い、常緑性の半寄生樹で、ほかの木の根に吸根を接着させて養分を得ています。この木は生長がきわめて遅く成熟しきって寿命が終わりに近い木々だけが伐採されます。切り倒された木の幹は、アリたちがその辺材を食べ尽くすまで放置されます。
◎水蒸気蒸留による精油
*形状:濃厚で、粘稠。
*成分:サンタロール、フサノール、サンタリン
  

【効能・効果】(精油)
=鎮静・鎮痙作用がある。

◎気管支の通路の神経に著効。
◎泌尿器系の殺菌消毒
◎肺の殺菌消毒



サントリソウ
【学名】Cnicus benedictus (Carduus benedictus)
【英名】Blessed thistle、holy thistle、St.Benedict thistle、spotted thistle(ベネディクト      ソウ)
◎根・地上部・種子。
【成分】苦味質(クニシン)
      アルカロイド
      粘液質
      タンニン
      精油(少量)
  

【効能・効果】
☆ 肝臓を刺激して消化力を高める
☆胃液、胆汁の分泌を促進
☆母乳の分泌を促進
☆利尿作用
☆発汗作用
  

【注意】濃い滲出液には催吐性があり、下痢を引き起こす。


サントリナ
【学名】Santolina chamaecyparissus
【英名】Comon lavender-cotton (コモン ラベンダーコットン)
【和名】ワタスギギク
【分類】キク科、常緑性低木
【原産地】ヨーロッパ南部
【仲間】
<1>Cotton lavender(コットンラベンダー)
Lavender cotton(ラベンダーコットン)
学名:Santolina rosmarinifolia
和名:ワタスギギク
分類:キク科、常緑性低木
原産地:ヨーロッパ南部



サンマ
◎選び方・・・・口先が黄色いものを選ぶ。
■泳ぐ
「2005年12/17、北海道釧路市の大型商業施設『釧路フィッシャ-マンズワーフMOO』で、サンマが泳ぐ水槽が公開された。
水槽の大きさは直径4m・高さ1.5m
生きた状態での出荷に取り組む釧路市漁協などの事業の実験用に設置された。サンマは光や音に敏感で、これまで生きたままの出荷は出来なかった。
水槽に入ったサンマは11匹。」
■禁漁
2011年、サンマの漁業者でつくる全国さんま棒受網漁業協同組合は10/8までに、都内で理事会を開き、福島第1原発から半径100km圏内の海域での操業を禁止することを決めた。


 サンユウカ(三友花)
◎タイ
伝統的に根や葉の煎汁が解熱剤として。「コノフィリン」を含有する




豺(さい
=ヤマイヌ。
○冷湿痺を治す。皮を使う。



柴胡(さいこ)BUPLEURI RADIX
【処方名】[柴胡]
【基原】山野に自生し、または栽培される多年草、セリ科ミシマサイコの根あるいは全草。
セリ科Umbelliferae 狭葉柴胡Bupleurumscorzoneraefolium Willd.(ホソバミシマサイコ)の根あるいは全草。
ホタルサイコ、オオホタルサイコ=「南柴胡」
★《神農本草経》:「蕒胡」で収載。
【原植物】
1.ミシマサイコ
別名:竹葉柴胡、山根菜、鉄苗柴胡、黒柴胡、山柴胡
2.ホソバミシマサイコ
別名:紅柴胡、細葉柴胡
【薬材】1.北柴胡
    2南柴胡
【性味】味は苦、性は微寒。「寒瀉燥升散」
【帰経】心包・肝・三焦・胆経。《珍珠嚢》
・肝胆の系に入る《中薬大辞典》
【分類】辛凉解表薬
【薬性歌】“柴胡味苦瀉肝火 寒熱往来瘧疾可”
“味苦、能く肝火を瀉し、寒熱往来、瘧疾均しく可なり”《万病回春》
  

【効能・効果】(解熱・消炎・解欝・鎮静)
○肝を通し、欝を開き、表裏を和解する。熱を退け、陽を引き上げる。
<1>寒熱往来
<2>瘧疾
<3>胸脇苦満
<4>久痢・脱肛・子宮下垂
<5>月経不調
○胆病の主薬。
「切って水煎し服用。」
○傷寒の解肌に良い。
「水煎服。」
○熱労と骨節の煩痛を治す。
○瘡瘍:肝胆経を狙て柴胡を用いるが定石なり《勿誤薬室方函口訣》
○解熱・肝機能を良くし、鬱血を消し、気を高める。
○急性肝炎、初期・発熱:「茵蔯・大青葉・連翹・黄柏・梔子・蘆根」
○肝炎で胆道感染を併発:「黄芩・金銀花・延胡索・金銭草・青皮」
○肝硬変、胸脇部疼痛・不快感、鼓脹:「川楝子・青皮・木香」

【修治】
◎藘を去る《万病回春》
(醋炒):活血止血作用が強まる。 「醋柴胡」
(酒浸):止痢作用が強まる。 「酒柴胡」
(鱉浸炒):虚熱を去る効力が強まる。「鱉血柴胡」
(蜜炙):止咳作用が強まる。
  

【薬理作用】
<1>解熱作用
<2>肝機能改善作用
<3>中枢抑制作用
<4>抗炎症作用
<5>鎮静・鎮痛作用
<6>抗病原体作用
<7>心臓・血管に対する作用
  

【薬能】
①《神農本草経》
“心腹を主り、腸胃中の結気、飲食積聚、寒熱邪気を去り、陳きを推し新しきに至らしむ”
②《李時珍》
“手足の少陽へ行らすには黄を補佐とし”
“手足の厥陰へ行らすには黄連を補佐とする”
③《薬性提要》
“少陽の邪を発し、熱を退け、陽を昇らせ、結気を散らし、経血を調え、瘧を治す”
④《古方薬品考》
“気を利し、表を禦ぎ、裏を和す”
⑤《薬徴》
“胸脇苦満を主治するなり”
“旁ら寒熱往来。腹中痛・脇下痞硬を治す”
[脇下痞硬]=季肋下がつかえて硬い。
“柴胡は胸脇苦満を主治するなり。その他往来寒熱、或いは腹中痛、或いは嘔吐、或いは小便不利を治す。此れ一方(柴胡桂枝湯のこと)の主治するところにして、一味の主治するところにあらざるなり。為則按ずるに、傷寒論中、寒熱・腹痛・嘔吐・小便不利するに、柴胡を用ひざる者多し。胸脇苦満して前証あらば、則ち柴胡これを主る。此に柴胡の主治するところ以て見るべきなり。”
⑥《重校薬徴》
“胸脇苦満を主治し、往来寒熱、腹中痛、黄疸を兼治す”
“柴胡は胸脇苦満を主治す。その他往来寒熱と曰い、煩熱、発熱と曰い、腹中痛と曰い、瘧上と曰い、黄疸と曰うが如きは皆其の兼治のみ。為則按ずるに仲景の論中、寒熱、腹痛、黄疸等の諸証は未だ必ずしも柴胡を用いず、胸脇苦満にして前証を発する者は必ず柴胡を用う”
“諸家の本草に往々、往来寒熱を以て其の主治となす、此れ誤なり。世の所謂瘧疾は寒熱往来せざる者はなし、而して柴胡を用いて治する者あり、治せざる者あり、若し仲景氏の法に従い、諸を胸脇苦満して寒熱往来する者に施すに其の応響くが如し、啻(ただ)に瘧のみならず百疾皆然り、胸脇苦満なき者に之を用うるも終に効なし。”
⑦《古方薬議》
「味苦平、心腹を主<つかさ>どり、寒熱・邪気を去り、煩を除き、驚を止め、疼を消し、嗽を止め、婦人産前産後の諸熱・熱入血室・経水不調を治し、血気を宣惕し、気を下し、食を消す。《古方薬議》」
“表裏の熱を駆り、胸脇の邪を逐う”
“故に煩を除き、驚を止め、痰を消し、嗽を止め、眩暈、目昏、耳聾、耳鳴りを治す。少陽の主薬とす”
⑧《中薬大辞典》
“表裏を和解し、肝を疏し、陽を昇らす”
“寒熱往来、胸脇苦満、口苦耳聾、頭痛目眩、瘧疾、下痢脱肛、月経不順、子宮下垂を治す”
  

【薬対】
①『柴胡+黄芩』=清熱作用。少陽病の胸脇苦満、寒熱往来、口苦咽乾、咳嗽に。 「小柴胡湯」。
②『柴胡+甘草』
③『柴胡+升麻』=補気作用。倦怠感、無力感、胃下垂、子宮下垂、脱肛、下痢 「補中益気湯」
④『柴胡+枳殻』
⑤『柴胡+羗活』
⑥『柴胡+香附子』
⑦『柴胡+細辛』
⑧『柴胡+青皮』
⑨『柴胡+薄荷』
⑩『柴胡+芍薬』=平肝作用。肝の機能異常による胸脇苦満、腹痛、大便不調、食欲不振、精神不快、黄疸、月経不調に。「大柴胡湯」
⑪『柴胡+竜胆草』
  

【配合処方】
    柴胡桂枝乾姜湯
    柴胡桂枝湯
    柴胡加竜骨牡蛎湯
    四逆散
    小柴胡湯
    大柴胡湯
    補中益気湯

 

(柴胡8を含む)
*小柴胡湯証=胸脇苦満・往来寒熱。又いう、腹中痛。又いう、脇下痞硬。
*柴胡加芒硝湯証=胸脇滿。
*柴胡去半夏加瓜蔞湯
*柴胡姜桂湯証=胸脇滿、微結。又いう、往来寒熱。
*大柴胡湯証=心下急、鬱々微煩。又曰く、往来寒熱。又曰く、心下滿痛。

(柴胡4両)
柴胡桂枝湯証=心下支結。

【品考】
鬚及び頭を去って粗布を以て之を払拭し、剉み用ふ。
[鬚及び頭]=根にある小さい鬚のようなものと、根と地上部との境にある藘頭と呼ばれている部分

【注意】
◎サイコサポニンは、胃粘膜を刺激し嘔吐を起こしやすいので、鎮嘔剤(半夏、乾姜、・・)などを配合することが必要。


細条参=「沙参」を参照。

細辛(さいしん) ASIASARI RADIX
【処方名】:[細辛][北細辛]
【異名・類名】[少辛][小辛][細草][真細辛]
【基原】樹陰地に自生する多年草、ウマノスズクサ科ウスバサイシンの根・根茎。
中国産は、東北部に自生するケイリンサイシンの全草。
四国、九州中部には、クロフネサイシンが分布。
ウマノスズクサ科.Aristolochiaceae 遼細辛Asarum heterotropoides Fr.S- chm.var.mandshuricum(Maxim.)Kitag(ケイリンサイシン)の根を付けた全草。
ウマノスズクサ科のウスバサイシンAsiasarum sieboldi F.MaekawaまたはケイリンサイシンA.heeropoides F.Maekawa var. mandshuricum F. Maekawa
同属のカンアオイの根部:「土細辛」
★根は、細くて辛いので細辛の名がある。
“細辛、本邦に称して真細辛と云ふもの即ち是なり。塵土を洗去り、剉みて之を用ふ。薬補、まま「杜衡」を以て細辛に充つ。弁ぜざるべからず。”
「杜衡」=土細辛といい、カンアオイで、ウスバサイシンである本当の細辛のにせもの。
現在の日本の細辛は葉のみを除去してカットしてあるので、気味の劣る葉柄も混じっており、気をつけないと杜衡との鑑別が難しい。古来の細辛は現在の薬局方の規定の如く、根茎と根を使用するものであったが、現在の中国では杜衡の混入を防ぐためと、葉や葉柄にも根や根茎に劣るが精油などもあるので資源の節約のため全草を細辛として使用している。
日本の市場品も“葉去り細辛”と“葉つき細辛”の2種がある。
細辛には口に含むとすぐわかるように、コカイン様の局所麻酔作用がある。之を応用して、現在の中国ではアルコール抽出液を歯痛や局所麻酔に外用したり、エーテル抽出エキスの3%液を筋注して外科手術に使っている。ただし、プロカインより劣る。
【使用部位】地上部をできるだけ除いた根および根茎
【産地】日本:長野県、石川県、新潟県、山形県
中国:遼寧省、吉林省、狭西省
北朝鮮
韓国

【気候風土】湿潤霊陰の環境に適し、耐寒性がある。土層が深く、ほぐれて柔らかく、肥沃で腐植質が比較的多い壌土あるいは砂質壌土がよい。

【成分】
精油(2~3%):
methyleugenol (約50%)→抗ヒスタミン作用
asarylketene β-pinene
eucarvone
safrol(サフロール)
cineol
l-asarinin
limonene
辛味・マヒの主要成分:
N-isobutyldode satetraenamide peritoline

アルカロイド:「 higenamine」
「静岡薬科大学の小菅教授。袪寒薬に分類される[呉茱萸][蜀椒][良姜][丁香]からも単離されている。
①“体を温める”作用には精油の作用とhigenamineのβ作用(特に強心作用)などを介した新陳代謝賦活作用が少なからず関与していると考えられる。
②β作用を有するので気管支を拡張する」

【性味】味は辛、性は温。 「温・瀉・燥・降・散」
【帰経】心・肺・肝・腎経。
【薬性歌】“細辛辛温通開竅 少陰頭痛風湿要”
細辛、辛温。少陰の頭痛に。竅を利し、関を通ず。風湿皆用う。《万病回春》

【効能・効果】(鎮痛・平喘・袪風)
◎風を散じ寒をしりぞけ、水をやり穴を開く。
<1>傷寒の頭痛
<2>痰飲喘咳:
  胸を温め、咳や痰を除く。
<3>風湿痺痛
<4>鼻渕・歯痛
◎散風・出汗に使う。
       「煎じ・散剤で服用。」
◎肝胆を補う。
       「煎じて飲む。」
◎胆気を養う。
       「水煎服。」
◎風頭痛と脳動を治す。
       「煎・末服。」
◎目をよくする。草決明・鯉魚胆・青羊肝と同じ。
◎鼻臭と瘜肉を除去する。
*瓜蒂と同じように用いると瓜丁散になる。

*瘜肉がたれて外まで出るとき、この薬を塗るとなくなる。」
◎口臭と腫痛を治す。
*「膿汁を取って熱いうちに口に入れ、冷えたら吐き出す。」
◎風冷歯痛と蛙牙痛を治す。
*「細辛・白芷の煎じ湯で、うがいする。」
◎手足の拘急に。
*「煎・末服。」
◎アフター性口内炎:
*「9~15gを作末し、蜂蜜orグリセリンで練ってヘソ(臍)に塗布。」

【修治】
◎上葉を去る。《万病回春》
  

【薬理作用】
<1>解熱作用
<2>降圧作用
<3>鎮痛作用
<4>抗アレルギー作用
<5>抗ヒスタミン作用
<6>鎮静作用

◎辛温発表薬
に分類されるが、他の代表的な辛温発表薬(麻黄・桂枝・防風・羗活)などに比べて発汗力は弱く、単独では発汗解熱作用は十分ではない。
  

【薬能】
〇《神農本草経》
 “欬逆、頭痛脳動、百節の拘攣、風湿の痺痛、死肌を主る”
“久しく服せば目を明らかにし、九竅を利す”
〇《本草別説》
“細辛の粉末を単用する場合は、半銭匕を超えてはならない、多いと気が悶塞し、通じなけれは死ぬ”
〇《注解傷寒論》
“水が心下に停って行らないと腎気が燥く。黄帝内経は「腎の苦燥は辛を急いで食べてこれを潤す」という。乾姜、細辛、半夏の辛は、水気を行らして腎を潤すのである”
〇《張元素》
“頭痛を治すのに、太陽は羗活、少陽は細辛、陽明は白芷、厥陰は川芎と呉茱萸、少陽は柴胡を用いる。経に随って用い誤ってはならない。細辛は香味がともに細かく緩やかななので少陰に入る。 独活と非常に近い類である”
〇《李杲》
“細辛は邪が裏の表にあるのを治す。したがって張仲景は少陰証に麻黄附子細辛湯を用いた”
〇《本草綱目》
“細辛は辛温で散ずることができるので、もろもろの風寒風湿頭痛、痰飲、胸中滞気、驚癇にはこれを用いてよい。口瘡喉痺齲歯の諸病に用いるのは、それが浮熱を散らし、また火鬱を発する意味である。辛は肝を補うことができるので、胆気不足の驚癇、眼目の諸病にはこれを用いるとよい。辛は燥を潤すことができるので、少陰と耳竅に通じ、便が渋る場合はこれを用いてよい。”
〇《本草綱目経疏》
“細辛は風薬である。風の性は昇ることであり、昇れば上に行り、辛は横に走り、温は発散するので、咳逆、頭痛脳動、百節拘攣、風湿痺痛、死肌を主る。”
〇《本草新編》
“細辛は少量を用いるべきで、多量を用いてはならない。また共用すべきで単独で用いてはならない。多量を用いると気を耗して痛みが増し、単独で用いると気が尽きて命を失う。細辛は陽薬であり、昇って沈まない。下るけれども腎中の火を温めて腎中の水を温めない。火の性は炎上であり、細辛は火を温め、火を引いて上昇させるので、多量を用いることはできない。ある人は「細辛は人の真気を散らすのに、どうして頭痛に効き目があるのか?」と問う。頭は六陽の首であって清気が昇り濁気が降りれば頭や目は爽快であるが、濁気が昇って淸気が降りると頭や目は沈々と痛む。細辛は気は淸で濁らないので、よく濁気を降ろして淸気を昇らせる。しかし味は辛で性は散なので、必ず補血の薬をこれの佐として、気が血を得て散らさないようにしなければならない”
〇《薬性提要》
“風湿を散し、停水を行らせ、頭痛脳痛を治す”
〇《古方薬品考》
“裏を温め、痰を除き、水を利す”
〇《薬徴》
“宿飲・停水を主治するなり。故に水気心下に在って、咳滿し、或いは上逆し、或いは脇痛するを治す。”
「宿飲」=ふだんからたまっている病気の原因になる水。
「停水」=流れないでたまっている水
「咳滿」=せきが出て胸がいっぱいになること。
「上逆」=気が上にのぼる
「脇痛」=胸痛に同じ。
“小青竜湯・麻黄附子細辛湯・大黄附子湯・桂姜草棗黄辛附湯などの方を歴観するに、その咳する者、上逆する者、胸滿の者。脇痛の者、心下堅大の者は、胸脇心下の宿飲、停水の致すところなり。細辛を用ふれば則ち水飲去って、その証已ゆ。”
〇《重校薬徴》
“宿飲停水を主治す。故に、水気心下にありて発熱、咳して胸満する者を治す”
“発熱して咳する者、咳逆胸満する者、脇痛する者、皆宿飲停水の致す所なり、故に細辛を用うる時は則ち水飲去って其の証自ら已む。”
〇《古方薬議》
“咳逆を主り、中を温め、気を下す”
〇《中薬大辞典》
“風を去り、寒を散らし、水を行らす”
“風冷による頭痛、鼻渕、歯痛、痰飲による咳逆、風湿による痺痛を治す”
  

【薬対】
『細辛+黄連』=口内炎
『細辛+乾姜』=袪痰と袪寒
『細辛+五味子』=袪痰
『細辛+柴胡』
『細辛+生地黄』
『細辛+石膏』=歯痛、歯根炎(胃熱に起因する歯根炎と歯痛)
〇『細辛+川芎』=頭痛
〇『細辛+当帰』
悪寒、手足の厥冷などを伴う神経痛、頭痛、腹痛、腰痛、四肢痛、尿路結石、胆石症。慢性虫垂炎、腸疝痛などに→当帰四逆加呉茱萸生姜湯
〇『細辛+附子』=袪寒、鎮痛、袪痺。
元来、冷え症や裏寒証であった者の感冒(少陰病)に伴う発熱(熱感は少ない)、強い悪寒、脈沈、喘咳、全身倦怠感→麻黄細辛附子湯
〇『細辛+白芷』=鼻塞と歯痛、頭痛
〇『細辛+麻黄』=鎮痛、呼吸困難を改善(鎮痛と定喘)
実証の水毒による慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、感冒などによる咳嗽、喘息、希薄な多量のタンや鼻水→小青竜湯
  

【配合処方】
     烏梅丸
     細辛湯《普済本事方》
     小青竜湯
     小青竜加石膏湯
     当帰四逆加呉茱萸生姜湯
     防已黄蓍湯
     麻黄細辛附子湯《傷寒論》
     射干麻黄湯
     苓甘姜味辛夏仁湯
  

(3両)
*小青竜湯証=心下水気あり、乾嘔、発熱して咳す。
*苓甘五味姜辛湯証=咳・胸滿。
(2両)
*麻黄附子細辛湯
*大黄附子湯証=脇下偏痛。
*桂姜草棗黄辛附湯証=心下堅、大なること盤の如く、辺旋杯の如し。
[盤の如く、辺旋杯の如し]
=盆のように、まわりはさかずきを伏せたようで、ふくれあがって硬い。
  

【注意】
<1>細辛は比較的毒性の強い薬物。大量で呼吸停止により死に至る(動物実験)
  大量投与で、呼吸停止→死亡。
  1日3gまで。 

【処方例】
①風冷頭痛で、割れるように痛み、脈が微弦で緊。
「細辛1両、川芎1両、強火で焼いた附子半両、麻黄1分」を細かく切り、根つきの葱白、生姜、大棗を加える。1回5銭を水1盞半で1盞に煎じる。3回連服する。」「細辛散」《普済方》
②偏頭痛の治療。
「雄黄(研)、苗葉を去った細辛(研)」各等量。毎服1字を、左が痛むときは右の鼻に吸い込み、右側が痛みときは左の鼻に吸い込む」「至霊散」《聖済総録》
③傷風鼻塞の治療
「細辛、紫蘇、防風、杏仁、桔梗、薄荷、桑白皮」煎服。《方脈正宗》
④傷寒で表邪が解けず、心下に水気あり、乾嘔発熱してせき込み、あるいは渇し、あるいは利し、あるいは胸がつかえ、あるいは尿量が減るもの。また下腹腸満し、あるいは息切れするものの治療。
「麻黄(去節)、芍薬、細辛、乾姜、炙甘草、外皮を去った桂枝各3両、五味子半升、洗った半夏半升、水1斗で、先に麻黄を煮て8升に減じ、泡沫を去ってから他の7味を入れ、3升に煮詰め、滓を去る。1升を温服する」「小青竜湯」《傷寒論》
⑤鼻塞不通の治療
「細辛の粉末少量を鼻中に吹き入れる」《普済方》
⑥歯痛の久しく癒えないものの治療
「葉苗を去った細辛、蓽撥各同量」粗く搗いてふるいにかける。1回半銭匕を水1盞で煎じ、10数回沸かし、熱いうちに口をすすぎ、冷えたら吐く」「細辛湯」《聖済総録》
⑦歯痛の治療
「細辛1銭、黄柏1銭」煎液で口をすすぎ、飲み込んではいけない。《吉林中草薬》
⑧歯痛の治療
「荊芥、細辛、露蜂房各同量」粗末にし1回3銭を水1大盞で7分に煎じ詰め、滓を去り、温かいうちの口をすすぎ、冷めたら吐く」「細辛散」《御薬院方》
⑨痰飲で、衝脈の気は低いが、かえってさらに咳込み、胸詰まるものの治療。
「茯苓4両、甘草・乾姜・細辛各3両、五味子半升」水8升で3升に煎じ、滓を去る。半升を1日3回温服。「苓甘五味姜辛湯」《金匱要略》
⑩少陰病の初期で逆に発熱し、脈象が沈なるものの治療。
「麻黄(去節)2両、細辛2両、強火で炙り去皮し8片に破った附子1個」先に麻黄を水1斗で8升に煮詰め、麻黄を去り、ほかの2味を入れ、3升に煎じ詰め、滓を去る。1升を1日3回温服する。「麻黄細辛附子湯」《傷寒論》
⑪風が腹に入り、しきりに痛みもだえ苦しむ
「細辛・呉茱萸・乾姜各半両、当帰・防風各1両、芍薬2両」作末し、半両を水2升で1升に煎じ、3回に分けて温服する。「細辛湯」《元和紀州用経》
⑫小児口瘡
細辛末を酢で調え、へその上に貼る。《衛生家宝方》
⑬口臭及び虫歯の腫れ
「細辛」を煮て濃汁を作り、熱いうちに口に含み、冷えたら吐く。《太平聖恵方》
⑭耳聾
「細辛末を溶かした黄蝋で鼠糞大の丸剤。1丸を綿にくるみ、耳につめる」「聡耳丸」《龔氏経験方》
⑮虚寒嘔噦、飲食下らざるもの
「葉を去った細辛半両、丁香2銭半」作末し、1回1銭を柿蒂湯で服用。《本草綱目》
⑯暗風卒倒、人事不省に
細辛末を鼻中に吹き入れる《世医得効方》


 細連翹

 蓑衣葉

 犀黄

犀角(さいかく) RHINOCERTIS CORNU
【基原】

<1>烏犀角:(本犀角、犀牛角)
サイ科(Rhinoceratidae)インドサイ、インドイッカクサイ、ジャワサイの角(1本角)。
<2>水犀角:(広角、公角)
サイ科(Rhinoceratidae)クロサイ、アフリカサイ、白サイ、スマトラサイの角(2本角)。 色の黒いものが良品。
★水牛角で代用する。(→牛角)
【性味】味は苦酸、性は寒。「寒瀉燥降散」
【帰経】心・肝・胃経。
【分類】清熱涼血薬
【薬性歌】“犀角酸寒化毒邪 消腫血熱並制蛇”
“酸寒。毒を化し、邪を避け、熱を解し、血を止め、毒蛇の腫を消す”

 

【効能・効果】(解熱・解毒・強心・涼血・止血)
◎清熱涼血、解毒し驚をおさめる。
<1>熱病
<2>驚狂、譫妄
<3>斑疹
<4>吐血下血
◎鎮静に効く。
「粉末にしてひいて汁を取って飲む。」
◎解熱、鎮痛、解毒、止痛する
<1>小児の麻疹の特効薬。
<2>発疹チフス
<3>猩紅熱
<4>水痘
<5>風疹
  

【薬対】
『犀角+黄連』
『犀角+生地黄』
『犀角+石膏』
『犀角+羚羊角』

■犀角は毛でできている
ケラチンとは、細胞骨格を構成するタンパク質の一つ。細胞骨格には太い方から順に、微小管、中間径フィラメント、アクチンフィラメントと3種類あるが、このうち、上皮細胞の中間径フィラメントを構成するタンパク質がケラチンである。
毛、爪等のほか、洞角、爬虫類や鳥類の鱗、嘴などといった角質組織において、上皮細胞は硬質ケラチンと呼ばれる特殊なケラチンから成る中間径繊維で満たされて死に、硬化する。
    




 犀角尖

 犀角片

昨葉荷草
○性は平、味は酸、無毒。
<1>水穀血痢を治す。


【薬性歌】
酒。血脈を通じ、愁いを消し、興を遺(ヤ)る。少し飲めば神を壮んにし、過ぎるときは命を損す。《万病回春》

○血脈を通じさせる。
       「温服する。」
○露霧の気を払う。

■赤酒
「清酒の源流とも言われ、昔ながらの製法を守る酒が、熊本の赤酒。その名の通り赤褐色の液体から芳醇な香りがたつ。慶事に欠かせぬ酒として地元に息づく一方、プロの調理人だったら“知る人ぞ知る”調理酒として全国に広まっている。
三四郎は熊本で赤酒ばかり飲んでいた・・・夏目漱石の三四郎にも登場した『赤酒』。一般には聞き慣れないが、熊本では正月の屠蘇としてなじみの酒だ。「赤酒が無いと正月がこない」といわれる。
透き通った深い赤身を帯びた赤酒はビンから注ぐとトロリと柔らかく流れる。一口飲めばその味は濃く、強い甘みが舌を刺激する。18世紀後半に現在の清酒が生まれるまでは、こうした甘く濃厚な液体が日本酒だった。平安時代の宮中儀式を描いた「延喜式」に出てくる「黒貴」とある酒はまさに赤酒と同じような製法。
赤酒は灰持(あくもち)酒といあれる。米を使い、熟成させたもろみに木灰を加えて搾る。灰を加えるのは日持ちさせようという古の知恵。弱アルカリ性にし、酵素を不活性化させることで腐敗を防いだ。それにたいして現代の清酒は火入れ酒と言われ、加熱して腐敗を防ぐ。
アルコール度が高く、さらりとした飲み口の清酒が出来てから、駆逐されてしまった各地の古酒。それがなぜ熊本で残ったのか?
赤酒のトップメーカーで1867年創業の瑞鷹(ずいよう)は現在も年間1260㍑を製造している。加藤清正の時代に広まったが明治時代になると清酒に押されるようになった。
戦後、意外な転機は、関西の割烹料理店にいた板前が料理に赤酒を使ったところ、大変具合が良く、それが東京を中心に調理師会に広まった。
酒やみりんは弱酸性
赤酒は弱アルカリ性(木灰を加えるため)
タンパク質を固めることがないので魚のアラ煮やウナギの蒲焼きなどによく合い、軟らかく煮付けられるという。アクの強い野菜を煮ても、色鮮やかに仕上がる。みりんと違い煮きらずに済むとあって、プロの重用された。
「銀座ろく亭」の料理長、堂崎宣義さんも「みりんや砂糖では身が締まってしまうが、赤酒ならふっくらと仕上がる」と語る。
灰持酒は酒税法上は、その他の雑酒に分類され、みりんに類似するものとされている。「赤酒」以外にも鹿児島県の地酒(じしゅ)、出雲地方の地伝酒がある。いずれも赤みを帯び、甘く濃厚な酒だ。
地酒(じしゅ)・・・薩摩揚げなどに使う
2005.3.26《日本経済新聞》





酒糟酒粕(さけかす)
○打撲・墜落傷に、瘀血で腫れて痛いとき。
「酒粕と醋ガスを搗いて、熱いとき灸をすえると良い。」
=ためしてガッテン
レジスタンプロテイン
肌の水分量がUP
体重減少
血中コレステロール(LDLコレステロール)が減少した。
必須アミノ酸が全種類含まれている
清酒を造る技術がUPしたため、酒粕に栄養分が豊富に残っている。
○酒粕+油+塩=チーズ味
(薄力粉100g+酒粕20g+オリーブオイル+塩)クラッカー
 酒粕+米粉+豆乳=クリームソース

中華料理の隠し味に使われている(甘酒)。もち米+酒+麹(チュウニュアン)
酒粕の臭みを抜く
   →酒粕+水+黒砂糖+酢=酒粕チュウニャン



(さく)=
○霍乱の吐けないとき。
     「1~2杯飲む。」
○妊婦の胎が死んででないときに使う。

■薬膳書には、「酢は体を温め、肝と胃経を助ける。尿や汗の出過ぎ、ふる血・炎症・消毒・止血・産後のめまい・下痢・魚肉の毒などに有効」とあります。料理の聖典といわれる「随園食単」に「お客さんの胃が疲れたら酸味と甘味で覚醒させる」とあるように、コース料理の最後には酢豚やコイの甘酢料理が最適です。
料理人たちが好んで使う京都の「千鳥酢」は150年近い老舗。5代目・村山忠彦氏が「蔵の南にある1本のイチョウの木が酢の味を作っているようです。樹齢1000年の大イチョウが京の地下水を集めてくれるのでしょう」と話すように、水と米で酒を作り、酢酸発酵させて酢ができます。1996.2.5中国料理研究家・程一彦《朝日新聞》」

 

酢漿産
   ○性は寒、味は酸、無毒。
      <1>悪瘡
      <2>瘻
      <3>すべての小虫を治す。

蒴藿(さくか)
○風瘙・癮疹でかゆいとき。
     「濃く煎じて洗う。」

蒴藋(さくてき)
   ⇒そくず。
○性は温、味は酸、有毒。
<1>風瘙
<2>癮疹
<3>身痒
<4>風痺を治す。
     


 左秦崧(⇒秦崧)



砂糖
   (参照→「白砂糖」「石蜜」)
■脳に素早くエネルギー
「肥満、糖尿病、虫歯と白い砂糖に対する「悪口」は出尽くしている。シュガーレスは健康や美容のキーワードにさえなった。で、敢えて砂糖の効用に触れることにしたい。そのためには「脳の栄養」のおさらいが必要だ。
まず、脳は重量当たり、他の臓器よりも桁外れに多くのエネルギー栄養素を要求する。脳だけで1日500kcalを消耗するのである。此は体重の2%程度に過ぎない脳が、全身エネルギーの約1/5(20%)を使う勘定だ。臓器の中で特別活動的と言える。それだけにエネルギー不足の影響は真っ先に脳活動の低下となって現れる。
“大食漢”の脳は同時に“偏食”でもある。脳に栄養物質が入るときには、血液・脳関門と呼ばれている検問所で厳しく選別される。エネルギーは栄養素としてはブドウ糖以外のものは通さないようになっている。他のほとんどの臓器は脂肪やタンパク質もエネルギーにしているので、この点でも脳は特別な臓器だ。
脳で燃焼するブドウ糖は1日当たり120g、(5g/1時間)ぐらいである。燃やした分を絶えず安定供給するためには、全身の血中ブドウ糖濃度を100mg/1Œにほぼ維持する必要がある。
食事の間隔が空くと血糖レベルが下がってくる。だから朝の寝起きには最も低い。脳へのブドウ糖補給は低下し、頭の働きも当然鈍くなっているはずだ。その上、朝食抜きだと、昼食時まで更に血糖レベルは下がり続ける。
砂糖はエネルギー栄養素としてブドウ糖と同じ価値を持ち、でんぷんに比べて消化吸収ははるかに速い。必要なブドウ糖をすべて砂糖で摂るのは問題だが、朝食抜きならコーヒー、紅茶にせめて砂糖を入れて飲むようにしたい。おやつ時に甘いものをちょっと口にするのも効果的だ。(五明紀春・女子栄養大学教授)1998.1.19《日本経済新聞》

■カルシウムの吸収促進
「カルシウムを溶かし、骨を弱くすると一部で言われている砂糖が、実は体内でカルシウムの吸収を助けていることが分かった。
東京農業大学の和田政祐助教授が、モルモットを使った実験で、小腸のカルシウム吸収量はカルシウム単独より、砂糖とカルシウムを一緒に与えた方が約10倍高くなることが確認できた。
実験には日新製糖が協力した。和田助教授はモルモットの小腸を摘出し、カルシウムが溶けた溶液に浸して時間とともにカルシウム吸収量がどのように変化するか測定した。
カルシウム単独に比べてブドウ糖を混ぜた溶液に浸した時はカルシウム吸収量が約2.5倍多くなった。さらに、カルシウムに砂糖の成分であるショ糖を混ぜたときは、ブドウ糖を混ぜた時に比べて約4倍吸収量が増えた。
牛乳などの食品中ではカルシウムは炭酸カルシウムなどの大きい物質として含まれ、そのままでは小腸から吸収されない。小腸の細菌が糖を食べると老廃物として乳酸などを作り出す。その酸が食品の炭酸カルシウムを分解して、小腸に吸収されやすい形に変える。
和田助教授は「ショ糖は微生物がちょうど利用しやすい大きさなので、酸をたくさん作る。このためカルシウムの吸収が促進されるのはないか」と話している。2000.10.19《日経産業新聞》 
吸収
水溶性物質は、限られた種類のものしか、小腸から吸収されません。
例えば、二糖類の一種である砂糖は吸収されず、単糖類である果糖とぶどう糖に分解された後に、吸収されます。
一方、脂溶性物質は、一般に、たとえ分子量がかなり大きくても、水溶性物質とは異なる吸収機構によって吸収されます。

生化学者 大阪大学名誉教授 理学博士 堀尾先生のホームページより

   


雑穀
■産地復活
「岩手県北端の二戸市。山間に広がる傾斜地に雑穀農家、高村英世(62)の農地がある。昨年秋、畑で刈り取ったばかりのヒエが、束ねて棒に掛けてあった。
雑穀の有機栽培を始めて8年になる、ヒエ・アワ・アマランサスなどを栽培。隣接する農地から農薬が飛散する恐れがない約1㌶分が有機認証を受けている。
販売単価は米の最高級品が他県南魚沼産コシヒカリの5kg約\1000に比べる2倍以上のグラム単価になる。」2004.1.19《日本経済新聞》
    



殺菌消毒剤【芳香療法】
<1>精油にはすべて、細菌を殺すか、ある程度までその生長を阻止する力があります。
<2>ベルガモット
     クローブ
     ユーカリ
     ジュニパー
     ラベンダー
     ティートリー
     タイム


茶茗(さめい)
=早く採取してものを茶といい、晩く採ったたものを茗という。《本草綱目》
【薬性歌】
茶茗、味苦。熱渇能く済(スク)う。上は頭目を清し、下は食気を消す。《万病回春》



   
三七(さんしち)SAN-CHI gINSENg
【処方名】:[三七][参三七][人参三七][田三七][田七][田七ニンジン]
【基原】ウコギ科(Araliaceaea)サンシチニンジンPanax notoginseng(Burk.)F.H.Chex〔=      P.sanchi Hoo、P.pseudo-ginseng Wall.var.notoginseng(Burk.)Hoo et Tsexg〕の根を乾燥。
<1>「生田七」:根の泥土を去り、地上茎および細根を去って乾燥。
<2>「熟田七」:生田七を麻袋に入れて蜜を加え何度も振盪し、表面を光沢ある黒褐色に仕上げたもの。
★にせものが多い。
  

【性味】味は甘微苦、性は温
【帰経】肝・胃経。
【分類】止血薬。
【薬性歌】“三七苦温専主血 外内服痛自取”
【効能・効果】
◎止血、消腫、鎮痛、消炎
<1>打ち身、捻挫。
<2>吐血、衂血、崩漏。
<3>産後の阻腹痛。
◎アトピー性皮膚炎
◎胃十二指腸潰瘍の疼痛
◎C型肝炎
◎慢性肝炎
◎肝硬変
◎血小板減少症
◎高血圧(本態性高血圧症)
◎糖尿病
◎心筋梗塞、狭心症
◎慢性関節リウマチ
◎メニエール
  

【成分】

1.有機ゲルマニウム
 イ)インターフェロンを誘起する。
 ロ)エイズウイルス増殖抑制を確認。
 ハ)無機のゲルマニウムは有毒。
2.田七ケトン:体内の酸素供給能力を高め、血栓を溶かす。
3.トリテルペン配糖体:鎮痛作用
4.ノトジンセノシドR1
5.ジンセノシドRb1              
6.三七サポニンA:C30H52O10
7.三七サポニンB:C23H33O10
8.flavon配糖体
9.アミノ酸

【薬理作用】
<1>止血作用
<2>強心作用
<3>冠状動脈の血流量を増加
<4>心筋の酸素消費量を減少させる。
<5>血中のリポイド及びコレステロールを減少。
<6>血圧降下作用
<7>glucocorticiod様作用:(水煎液)。
<8>抗ウイルス、抗真菌作用:(水侵液in vitro)。
<9>抗ガン作用:500mg/‹以上で増殖を抑制する。
<10>抗ストレス作用
<11>血糖値降下作用
  

【薬能】
《本草綱目》
“止血し、血を散じ、痛みを鎮める”
“金瘡、跌撲、杖瘡、の出血止まぬには嚼み爛らせて塗り、或いは末にして振りかけてやれば血は直ちに止まる。”
“吐血、衂血、下血、血痢、崩中、経水止らぬとき、産後の悪血が下りないとき、血運、血痛、赤目、癰腫、虎咬、蛇傷の諸病にも主效がある”
《中薬大辞典》
“止血し、瘀を散らし、腫を消し、痛を定む”
“吐血、咳血、衂血、血便、血痢、崩漏、癱瘓、産後の血暈、悪露の下らぬもの、跌撲瘀血、外傷出血、癰腫疼痛を治す”
  

【薬対】
『三七+艾葉』
『三七+花蕊石』
『三七+血竭』
『三七+麝香』
『三七+茜草』
『三七+白芨』=「白芨散」
  

【配合処方】
雲南白薬《昆明製薬廠》[田七、七葉一枝花]
片子疴《福建州製薬廠》[麝香、牛黄、田七、・・]
     


三稜(さんりょう)
◎醋に漬けて切って培って乾かして使う。《医学入門》
[薬性歌]“三稜味苦利血癖 気滞作疼虚莫擲”
“味苦、血を利し癖を消し、気滞、疼みを作し虚なる者は当に忌むべし”
  

【効能・効果】
<1>癥瘕の結塊と
<2>婦人の血積を治し
<3>胎をおろして月経を順にする
<4>悪血をなくし
<5>産後の血暈
<6>腹痛
<7>宿血
<8>打撲の瘀血を治す
○古くなった癖と癥瘕が塊となった症を治す。
「濃く煎じて1日2塊1匙づつ食べる。」

【修治】
◎酢に浸し透し、炒る。《万病回春》



 山蝸(⇒蝸牛)

 山海螺(⇒四葉参)⇒ツルニンジン

 山帰来(さんきらい)=「土茯苓」
    ◎別名:「仙糧」

 山甲珠⇒「穿山甲」

 山甲片⇒「穿山甲」

 山紅藤⇒アケビ科

   

山楂子(さんざし) CRATEgI FRUCUTUS
【処方名】:[山楂子][山楂][山楂肉]
【基原】中国原産。
【性味】味は酸甘、性は微温。温瀉潤平中
【帰経】脾・胃・肝経。
【分類】消導薬。
【薬性歌】“山楂味甘磨肉食 療疝健胃膨瘡息”
山査、味甘。肉食を磨消し、疝を療し、瘡を催(くじ)き、膨を消し、胃を健やかにす。《万病回春》

【効能・効果】(健胃・消化・止瀉・止渇)
◎気を破り食滞を消化し、瘀をやり痰を化す。
        <1>肉積食滞
        <2>疝気
        <3>産後小児枕痛
◎食積を治し、消化作用をする。
「蒸して肉を取って乾かし煎服。」

【修治】
◎少し温水を用い潤し透し、子を去り肉を取る。《万病回春》

【薬理作用】
<1>強心
<2>血圧降下
<3>血中コレステロールを減少
<4>血中脂質を低下
<5>消化促進
<6>食中毒防止
<7>整腸健胃
<8>二日酔い
<9>ダイエット

【薬対】
『山楂子+枳殻』
『山楂子+川芎』
『山楂子+麦芽』
『山楂子+木香』

【配合処方】
匀気散[山楂炭、青皮、木香]
啓脾湯
浄府湯
独聖散

【参考】
◎果実を魚類といっしょに煮ると、骨が柔らかくなる。



山梔子(さんしし)GARDENIAE FRUCTUS
【処方名】:[山梔子][梔子][山梔]
【基原】暖地の山中に自生し、また栽培される常緑低木。
アカネ科(Rubiaceae)コリンクチナシgardeniae jasminoides Ellisの成熟果実を乾燥(天日乾燥)。
【使用部位】稔熟した果実を採集し、天日乾燥。
【性味】味は苦、性は寒、無毒。「寒瀉燥降収」
【帰経】心・肝・肺・胃経。
【分類】清熱瀉火薬。
【薬性歌】“梔子性寒降小便 吐衂鬱煩胃火煽”
“性寒、鬱を解し、煩を除き、吐衂、胃痛に。火を小便より降す”《万病回春》

【効能・効果】

(解熱・消炎・利胆・止血・鎮静・降圧)
<1>胸心と大小腸の大熱:
*小腸熱を治す「水煎服」。
*大小腸の熱を治す「煎じ・末服」。
<2>胃の熱:
*胃口熱痛に「梔子は最も必要」。
*胃熱と食疸を治す。
<3>心の煩悶:
*胸部の熱によるもだえ、のぼせの症状緩和に用いる。
<4>熱毒風を治す。
<5>五淋:
*五淋を治し、又、血淋・熱淋に良い。
*梔子実は小便を通すのではなく、清肺作用をする。
<6>小便を通す。
<7>五種の黄疸をなくす。
<8>消渇を止める。
<9>口の乾き
<10>赤目の腫痛
<11>赤鼻
<12>白癩
<13>瘡傷

◎清熱瀉火し、小便を利し、止血する。
<1>熱病虚煩
<2>黄疸
<3>淋病
<4>吐血、衂血:
*(炒)作末し服用。
*山梔子5~15g/日煎服。

○胃酸過多:
*山梔子5~15g/日煎服。
○胃痛:
*山梔子5~15g/日煎服。
○咽喉痛:
*山梔子の煎液でうがい。
○黄疸:
*山梔子5~15g/日煎服。
*「山梔子・茵蔯蒿」煎服。
○肝炎:
*山梔子5~15g/日煎服。
○キノコ・魚の中毒:
*「1日5~15g煎服」(著効)
○胸部の疼痛:

消炎・鎮静・止血の効があるので《大塚敬節》
○下血:
*山梔子を炒黒し作末し飲む。
○口内炎:
*山梔子5~15g/日煎服。
○シミ:
*山梔子を作末し、水で練って外用。
○小便が出にくい:
*山梔子5~15g/日煎服。
○食道ポリープ・食道炎:

*梔子のみで治した《大塚敬節》
「R氏は食道ポリープで、やっと牛乳が少しずつしか通らず、手術をすることになっていたのに、庭先のくちなしの実(梔子)を採ってきて、煎じて飲んだところ、ポリープが消えてしまって、何でも食べられるようになり、手術をせずにすんだという。」
○神経衰弱:
*山梔子5~15g/日煎服。
○神経痛:
*山梔子5~15g/日煎服。
○心中の煩悶と焦燥を治す。
*「煮て湯を飲む。」
○心痛。
*「大梔子15枚の皮を取って濃く煎じ、姜汁を入れて辛くし、川芎末1銭を加える。」
○打撲:
*山梔子を作末し、水で練って外用。
「黄柏・山梔子」作末し酢で練って塗布。
○胆嚢炎:
山梔子5~15g/日煎服。
○乳腺炎:
*山梔子の煎汁で罨法。
○鼻血:
*山梔子を炒黒し作末し飲む。
○腫れ物:
*山梔子5~15g/日煎服。
○煩躁:
*胸膈の煩躁を吐くとき「湯で服する」。
*積熱と心の躁を治す。
○不眠症:
*胸部の熱による不眠に用いる。
*山梔子5~15g/日煎服。
○やけど:
山梔子を作末し、水で練って外用。
「ヒルモ山梔子各等分」作末し蜂蜜で練って塗布。(ヤケドの跡が残らず治る)
○腰痛:
*山梔子5~15g/日煎服。
*山梔子を作末し、水で練って外用。
○リウマチ:
*山梔子を作末し、水で練って外用。
○傷寒の熱病と労復を治す。
*「煎服。」
○唾石:(参照→唾石)
  

【修治】
◎上焦の鬱熱を清するには漫火(弱火)を用い炒黒する。《万病回春》
◎三焦の実火を清するには生用する。
  

【薬理作用】
<1>利胆作用
<2>降圧作用
<3>鎮静作用
<4>平滑筋収縮作用;低濃度で。
<5>平滑筋弛緩作用:高濃度で。
<6>抗微生物作用
<7>肉芽形成を促進する。
  

【薬能】
〇《本草綱目》
“梔子は三焦の火、及び痞塊中の火邪を瀉し、最も胃脘の血を清す。その性は屈曲し下行するもので、能く火を降ろして小便中に従って泄去する”
〇《薬徴》
“梔子、心煩を主治するなり”
[心煩]=胸ぐるしい
“旁ら発黄を治す”
[発黄]=黄疸。
“発奥は、その旁治することろなり。故に心煩の証なき者に之れを用ふれば、則ち未だその効を見ず”
“為則按ずるに、香は心中懊を以て主となす。梔子は則ち心煩を主るなり”
“本草の諸説、動(やや)もすれば輙(すなわ)ち五色を以て五臓に配す。その説に曰く、梔子は色赤く味苦く、心に入りて煩を治すと。又曰く、梔子は発黄を治す、黄は是れ土の色、胃は土を主る。故に胃中の熱気を治すと。学者、その然るものを取って、その然る所以のものに眩さるるなかれ、斯(すなわ)ち可となす。”
〇《重校薬徴》
“心煩を主治し、身熱、発黄を兼治す”
“香豉は心中懊悩を主治し、梔子は心煩を主治す”
〇《大塚敬節》
“梔子は、つかむような痛みに用いる鎮痛剤”
“梔子は咽中のふさがるのを治する効がある”
  

【薬対】
『山梔子+滑石』
『山梔子+淡豆豉』
『山梔子+茵蔯蒿』=清熱利胆作用。湿熱によって生じる黄疸に。茵蔯蒿湯
『山梔子+香豉』=鎮静作用。熱病のために生じる諸種の不快症状(繁噦・煩躁・不眠・煩渇)を除く。梔子豉湯
『山梔子+白茅根』
『山梔子+牡丹皮』
『山梔子+黄連』=清熱止血作用。熱のために生じる充血、出血などの血の変調(目の充血・鼻出血・喀血・吐血・血尿)に用いる。
  

【配合処方】     
茵蔯蒿湯 
枳実梔子豉湯《傷寒論》[枳実、山梔子、香豉]
柴胡疎肝散
梔子乾姜湯《傷寒論》[山梔子、乾姜]
梔子甘草豉湯
梔子厚朴湯《傷寒論》[山梔子、厚朴、枳実]
梔子豉湯[梔子、香豉]
利膈湯

【考徴】
(15枚)
大黄硝石湯証=黄疸。
梔子蘗皮湯証=身黄。
[身黄]=からだが黄疸になる。
(14枚)
梔子豉湯証=煩。
梔子甘草湯
梔子生姜豉湯
枳実梔子豉湯
梔子厚朴湯証=心煩。
梔子乾姜湯証=微煩。
茵蔯蒿湯証=心胸安からず、久久にして奥を発す。
[心胸安からず]=胸の気持ちがサッパリせず、それがしばらく続いていて黄疸になる。
(12枚)
梔子大黄豉湯証=黄疸。
“梔子大黄豉湯は梔子12枚、為則按ずるに、当に14枚に作るべし。是れ梔子剤の通例なり。”



 山紫蘇⇒シソ科
 山慈姑

山茨菰
○小毒あり
<1>癰腫
<2>瘡瘻
<3>瘰癧
<4>結核
<5>顔面のをなくす。
◎外科用には醋を混ぜて塗る。《医学入門》


 山萸肉⇒「山茱萸」参照。


山茱萸(さんしゅゆ) CORNI FRUCTUS
【処方名】:[山茱萸][山萸肉][萸肉]
【別名】石棗《万病回春》
【基原】朝鮮中部原産。
ミズキ科(Cornaceae)サンシュユCornus officinalis Sieb.et Zucc.の果実を乾燥。      

果肉を使用。
【性味】味は酸渋、性は微温、無毒。「温補潤降収」
【帰経】肝・腎経。
【分類】固渋薬。
【薬性歌】 “山茱性温治腎虚 精髄腰膝耳鳴如”
“性温、精を渋り、髄を益し、腎虚、耳鳴、腰膝の痛みを止む”

【効能・効果】

(補血・強壮・止汗・止尿・収斂) 
<1>精力を強くする。
<2>腎気を補う。
<3>陽道を起こす。
<4>陰茎を堅く大きくして精髄を充たす。
<5>腰膝を温める。
<6>水臓を良くして小便の通りを良くする。
<7>老人の便のたれを止める。
<8>頭風
<9>鼻づまり

◎肝腎を補い、精をとどめ、汗を止める。
<1>腰膝痠痛
<2>陽虚遺精
<3>月経過多
<4>虚汗

◎精髄を補強。
「煎じても丸剤でも良い。」
◎肝を温める。
「粉末・煮ても良い。」
◎補腎・水臓を温める。
「丸剤、煮て服用。」
◎小便の調節をする。
「煎・末服。」
◎頭風・脳骨風・肝虚のめまいを治す。肝臓の薬。
「煎服。」
  

【修治】
◎(酒浸)し、蒸し、熟して肉を取り核を去る。《万病回春》
而して、核は反って能く精を泄す。《万病回春》
◎(酒蒸):酒に浸し軟らかくしてから、核を去り乾かして用いる。
  

【薬理作用】
<1>抗ヒスタミン作用
<2>利尿作用
<3>降圧作用
<4>抗菌作用
<5>抗真菌作用
  

【薬能】
〇《神農本草経》
“心下の寒熱に邪気を主り、中を温め、寒湿痺を逐い、三蠱を去る”
〇《薬性提要》
“腎を補い、肝を温め、精を固め、気を秘す”
〇《古方薬品考》
“その味酸濇、微温にして、質は滋潤なり。故に能く肝気を温め、牧官を固有し、以て小便の頻数、及び腰痛等を治す” (牧官=腎臓)
〇《古方薬議》
“味酸平、中を温むることを主どり、寒湿痺を逐い、腰膝を暖め、水道を助け、小便の利、及び老人の尿節ならざるを止め、耳鳴、頭風を療す”      “下焦を約し、精気を秘す”
〇《中薬大辞典》
“肝腎を補い、精気を渋し、虚脱を固む”
“腰膝酸痛、眩暈、耳鳴、陽萎、遺精、小便頻数、肝虚寒熱、虚汗不止、心揺脈散を治す”
  

【薬対】
『山茱萸+五味子』
『山茱萸+熟地黄』
『山茱萸+白芍』
『山茱萸+牡蠣』
『山茱萸+補骨脂』
  

【配合処方】
右帰飲
左帰飲
左帰丸
草還丹[山茱萸、補骨脂、当帰、麝香]
七賢散[茯苓・山茱萸・山薬・牡丹・地黄・人参・黄蓍]
八味地黄丸


山椒(さんしょう)ZANTHOXYLI FRUCTUS
【処方名】:[蜀椒][川椒][花椒][山椒]  
【基原】山地に自生し、または栽培される落葉低木。
<1>中国産:ミカン科(Rutaceae)イヌザンンショウZanthoxylum schinifolium Sieb.et Zucc.(=青椒)。Z.bungeanum Maxim.(=紅花椒、花椒)。

カホクザンショウ、フユザンショウなどの成熟した果皮を乾燥。
<2>日本産:サンショウZ.piperitum DC.の果皮。
アサクラサンショウの果皮。
★《神農本草経》:「蜀椒」で収載。(参照→「椒目」)
【性味】味は辛、性は大熱、有毒。「熱補燥升散」
【帰経】脾・胃・肺・腎経。
【分類】温裏袪寒薬。 
【薬性歌】“辛熱、邪を袪り、冷を逐い、目を明らかにし、虫を殺し、温にして猛からず”
  

【効能・効果】(健胃・鎮痛・鎮嘔・止瀉・殺虫)
<1>身を温める
<2>死肌
<3>寒湿痺痛
<4>六腑の冷え
<5>鬼疰蠱毒
<6>歯痛
<7>精力を強くする
<8>腰脚を温める。
     

◎芳香性健胃、消炎、利尿、局所興奮、駆虫剤
<1>胃下垂
<2>胃拡張
<3>胃腸の冷痛
<4>回虫
◎血管拡張作用→「高血圧」
  

【薬能】
《神農本草経》
“邪気欬逆を主治し、中を温め、骨節、皮膚の死肌、寒湿痺痛を逐い、気を下す”   
《古方薬品考》
“味辛、熱、芳烈にして外発も力有り。故に寒淫を散じ、胃中を温め、克く蚘蟲を征するの能有り。以て大寒痛、食穀不和等を療す”
《古方薬議》
“味辛温、中を温め、気を下し、癥結を破り、胃を開き、腹中冷えて痛むを主どる”


山椒魚(サンショウウオ)
■トウキョウサンショウウオ
「1931年に東京あきる野市(現在)で見つかった標本で名づけられた。体長8~12cm。黄褐色~黒褐色のつやつやした体と黒目がちのつぶらな瞳。生態にナゾが多いのには訳がある。
トウキョウサンショウウオは寒さがゆるむ2月~4月にかけて池や湿地で産卵する。繁殖期以外は近くの森林の土中に潜んだままで、ミミズや蜘蛛などのエサを獲る時だけ、はい出てくる。成長した姿を目にすることが少ないのだ。
成熟まで4~5年かかる。カエルはせいぜい5~6年で皮膚にシワがより、目が飛び出てくる老化現象が始まる。一方、私が1985年から研究室で飼っているオスとメスのトウキョウサンショウウオは今も元気で、肌はつやつやしている。
長生きのヒミツは、土中での省エネ生活だ。ジットしているので体力をほとんど使わず、エサも少なくて済む。私の研究室のつがいには2週間に1回、10cmほどのミミズを1匹与える。
また、地上に出る機械が少なければ捕食者に狙われる確率も低くなる。
1998年、住民グループや研究者が手を組んで東京の多摩全域を調査した。2ヶ月にわたりのべ150名が産卵場に足を運んだ。これがキッカケになってトウキョウサンショウウオ研究会が発足した。
新たな脅威が出現した、その1つがアライグマ。里山の産卵場に降りてきて、親はおろか卵まで狙う。イノシシなど在来のほ乳類で卵まで食べるものはいない。」(草野保・首都大学東京助教授)





山豆根(さんずこん)SOPHRAE SUBPROSTRATAE RADIX
【処方名】:[山豆根][広豆根]
【別名】:金鎖匙《万病回春》
【基原】中国広西省に自生する小低木、マメ科ソフィーラ・サブプロストラータの根。
<1>マメ科(Leguminosae)広豆根 Sophora subprostrata Chun et T.Chenの根。=「広豆根」
<2>マメ科Sophora alopecureides L.の根茎、全草、種子=「西豆根」

★山豆根の原植物に諸説。
<1>中国東北、華北、華南地方:ツズラフジ科(Menispermaceae)コウモリカズラ         Menispermum dauricum DC.の根、根茎。
<2>南方品:広豆根。
<3>湖北、河南、山西、甘粛、狭西、江蘇省:インディゴフェラ属。
<4>日本:マメ科(Leguminosae)ミヤマトベラ。
<5>台湾:ユークレスタ・フォモーサーナ。
【性味】味は苦、性は寒。 「寒瀉平平散」
【帰経】心・肺経。
【分類】清熱解毒薬
【薬性歌】“山豆根苦咽腫痛 蛇蠱所傷並可送”
“苦、咽腫痛を療し蛇虫傷を敷(ウ)ち、救急に用うべし”
【効能・効果】(解熱・消炎・解毒・消腫)
◎抗悪性腫瘍作用:●白血球減少の副作用が無い。
<1>食道ガン:「冬凌草・黄薬子・腫節風」
<2>咽喉ガン:「石上柏・白花蛇舌草・玄参」
<3>「霊芝20g、延命草8g、白英30g、薏苡仁20g」
◎喉痺を治す。《五雑俎》(参照→桔梗湯)
◎咽喉の腫痛:根を取り口に嚼し汁を嚥む。《万病回春》
◎吐剤になる。
 「ミヤマトベラの生葉・根を煎服」
  

【薬理作用】広豆根
<1>網状内皮細胞の機能を促進。
<2>貪食細胞数を増加する。
<3>抗ガン作用:500mg/‹以上で増殖を抑制する。
    イ)肺ガン
    ロ)喉頭ガン
<4>抗潰瘍作用
<5>抗真菌作用
  

【薬能】
《開宝本草》
“諸薬毒を解毒し、痛みを止め、瘡腫の毒、急黄、発熱、咳嗽を消し、小虫を殺す”
《本草図経》
“含んで、以て咽喉腫痛を解す”
《中薬大辞典》
“清火し、解毒し、消腫し、止痛する”
“喉癰、喉風、喉痺、牙齦腫痛、喘満熱咳、黄疸、下痢、痔疾、熱腫、禿瘡、疥癬、蛇、虫犬の咬傷を治す”
  

【薬対】
『山豆根+牛蒡子』=清熱解毒作用。肺・胃の実熱の上昇によって生じる咽喉痛、歯根の腫脹、疼痛、咳嗽を治す。
『山豆根+板藍根』
  

【配合処方】
喉痛方(中山医学院経験方)


 山扁豆

山薬(さんやく) BATATATIS RHIZOMA
【処方名】:[淮山薬][淮山][山薬][懐山薬][薯蕷]
【別名】乾山薬《万病回春》
【基原】中国南部原産。日本でも栽培されるつる性多年草、ヤマノイモ科ナガイモの担根体。
ヤマノイモ科Dioscoreaceae 薯蕷Dioscorea batatas Decne.(ナガイモ)の塊状根。
★薯蕷(ジョヨ):やまのいも(山芋)、又じねんじよう(自然生)の根《奥田謙蔵》
★《神農本草経》:「薯蕷」で収載。
【性味】味は甘、性は微温。 「平補潤升収」
【帰経】脾・肺経。
【分類】補気薬
【薬性歌】
“薯蕷、甘温。脾を理め、瀉を止む。腎を益し、中を補い諸虚治すべし”
【効能・効果】(滋養・強壮・止瀉・消渇)
◎健脾胃、補肺腎。
<1>下痢、久痢
<2>脾胃の虚弱
<3>消渇
<4>虚労の咳嗽
<5>遺精
<6>帯下

◎吹乳の腫痛。
「生を裂いて貼ると痛みが取れる。」
◎生を皮膚の乾燥を、うるおすのに使う。
◎虚労の痩せを治し、五労・七傷を補う。
「根を蒸して食べ、又粥をつくって食べる。」
◎肌肉の保養。疲労と痩せを防ぐ。
「生を朱酪と粥を作って食べる。」
◎食代用。

【成分】
アミラーゼ
アラントイン
アルギニン酸
コリン
タンパク質
デンプン
ムチン
ヨウ素    
  

【薬能】
《神農本草経》
“傷中を主り、虚羸を補い、寒熱邪気を除き、中を補い、気力を益し、肌肉を長じ、陰を強める”
《薬性提要》
“脾胃を補い、腸を固め、精を濇り、瀉を止む”
《古方薬品考》
“味甘温にして、滑沢也。故に元気を調へ、精を益し、虚損を補復するの能有り”
“源を調え、虚損を補復す”
《古方薬議》
“味甘寒、寒熱、邪気を除き、腰痛、洩痢を止め、痰涎を化し、虚労、羸痩を主どる”
“精気を滋し、虚熱を清す”
《中薬大辞典》
“脾を健やかにし、肺を潤し、腎を固め、精を益する”
“脾虚泄瀉、久痢、虚労咳嗽、消渇、遺精、帯下、小便頻数を治す”
  

【薬対】
『山薬+葛根』
『山薬+芡実』
『山薬+地黄』=滋養強壮作用。肺腎の虚弱、精不足に。八味丸
『山薬+天花粉』
『山薬+党参』
『山薬+白朮』=健胃作用。脾胃虚弱。泄瀉、食欲不振、易疲労、虚汗に。薯蕷丸《金匱要略》
『山薬+茯苓』
『山薬+蓮子』
  

【配合処方】
山薬消渇飲
山薬湯
八味地黄丸
和肺飲


 山羊血

山櫨子(さんろし)
   ⇒(櫨=ロ、はぜ)
[薬性歌]
“味甘、肉食を磨消し、疝を療し、瘡を催し、膨を消し胃を健やかにする”


杉花(さんか)
   ⇒スギ科コウヨウザン

 杉寄生(さんきせい)
   ⇒ヒノキバヤドリギ



珊瑚(さんご) CORAL
=イソギンチャクや倉などと同じ腔腸動物。動物プランクトンを捕らえて口から体内に取り込む。骨格の形は生息環境に応じて枝状・塊状など様々。これらが積み重なりサンゴ礁ができあがる。体内には小さな藻が共生し、光合成でサンゴにエネルギーを供給している。高温・低塩分になると藻を失って骨格が透けて見える白化現象が起きる。」
   ⇒ベニサンゴ
○性は平、味は甘く、無毒。
<1>心を鎮める。
<2>驚悸を止める。
<3>目を明るくする。
<4>鼻血を止める。
  
【宝石療法】(参照→コーラル)
珊瑚の灰を内服すれば美容を増し、咳や食欲減退、消化不良、便秘、中毒、熱、泌尿器科疾患、肥満、目の障害に応用。《バッタチャリア博士》
   

■サンゴ逆襲、ヒトデ食う
「世界各地のサンゴ礁がオニヒトデによる食害と環境破壊で激減している中で、[ヒトデを食べるサンゴ]を水中生物写真家の楚山勇氏(51)が、小笠原諸島・瓢箪島沖の海底で発見、撮影に成功した。
専門家は「ヒトデを食べるサンゴの記録は、国内・海外とも報告を聞いたことがない。サンゴ礁の生態を解明する上で貴重な研究資料になる」と離している。
撮影に成功したのはイシサンゴ類の一種で、サンゴ礁を作るマルハナガタサンゴ(オオトゲサンゴ科)。イソギンチャクのような形をした直径3cm前後の口が、体長約10cmのゴマフヒトデの5本ある腕の4本をくわえ、飲み込んでいる。楚山さんが腕を引き抜いて調べたところ、腕の先端部分約2cmがすでに消化され溶け始めていた。海中の無脊椎動物の生態の詳しい和歌山県の串本海中公園センター、内田紘臣。学術部長は「サンゴは通常、プランクトンをエサにするか、体内に光合成をする藻類を共生させるなどの方法で栄養を得ている。しかし、マルハナガタサンゴの仲間は口が大きいので大型の動物も補食出来るようだ。これまで聞いたことのない極めて珍しい発見だ」1997.5.18《朝日新聞》
■人工増殖
「東京海洋大学の岡本峰雄助教授と九州大学の野島哲助教授らはサンゴを卵から育てる人工増殖法を世界で初めて開発した。環境省はこの手法を活用して八重山列島近海のサンゴ礁を再生する。
直径約7cmのセラミックス製着床具にサンゴの卵を定着させ、小さなサンゴになるまで育てる。」2004.5.31《日本経済新聞》
■抗ウイルス薬
「カナダのマギル大学の研究者らは、ポリオウイルスなど特定のウイルスの増殖を抑制する化学物質がサンゴに含まれていることを発見。
ヒップリスタノールと呼ぶ化学物質で、『e1F4A』というタンパク質が遺伝子の情報からタンパク質の合成が始まるのを阻害する。
ウイルスの中には、細胞のタンパク質合成の機能を乗っ取って増殖するタイプがある。」
■サンゴ
「サンゴは植物のようでいて動物の仲間。小さなイソギンチャクに似た個体が寄り集まって群体になる。個体には雌雄が無く、無性生殖で増え、炭酸カルシウムを主成分とする骨格を作る。これが積み重なって、樹木やテーブル状の珊瑚礁になる。
サンゴは細胞内に褐虫藻という植物プランクトンを共生させている。褐虫藻は光合成で有機物をつくり、余分なものを排出、これを珊瑚が栄養として取り込む。だが、水温が上昇し褐虫藻が逃げ出すと、白化して死んでしまう」
   ■試薬
「タカラバイオは2007年8/21、細胞内で起きる物質同士の反応を調べる際に使う試薬を発売する。サンゴ由来のタンパク質を使っている。
細胞内で起きる反応をジャマしにくい構造をしている。細胞内の反応をより忠実に観察できる。特定の光を当てると黄色やオレンジ色に発色する蛍光タンパク質。6種類がある。




 蚕砂⇒カイコの糞。

蚕退紙
○崩漏と帯下を治す。
 「焼末して米飲で調服する。」
○鬼邪と悪気を予防する。
○蠱毒の多少にかかわらず麻油で紙をもみ、焼いて末にし、水で一銭調合して頓服すると、すでに顔色が青く脈が切れ混迷していてもすぐ甦る。」
《世医得効方》


酸漿草
○性は平寒、味は酸、無毒。
<1>熱の煩渇を治し
<2>水道を利し
<3>難産と
<4>喉痺を治す

○赤・白帯を治す。
「陰干しにし粉末で、2銭を空腹時に酒で調服する。」
○諸淋の渋痛を治す。
「汁1合に酒1合を混ぜ、空腹時に服用。」
○黄疸を主治する。
○小児が飲むと熱が取れる。


酸漿根
ホオズキの根を「酸漿根」という。
 


酸棗仁(さんそうにん)

ZIZYPHI SPINOSI SEMEN
【基原】南ヨーロッパ原産。中国北部に自生する落葉小高木。
クロウメモドキ科(Rhamnaceae)サネブトナツメZizyphus jujuba Mill.の成熟種子を乾燥。
原薬を清水を入れた竹筒内に入れ、水面に浮いたものを酸棗仁とする。これを晒し干す。
【性味】味は甘酸、性は平。「平補潤降散」
【帰経】心・脾・肝・胆経。
【分類】養心安神薬。
【薬性歌】“味酸汗煩 生能少睡炒多眠”
“味酸、汗を斂め、煩をり、多く眠るには生を用い、不眠には炒りて用う”
  

【効能・効果】(鎮静・催眠・止汗)
<1>心煩による不眠。
<2>臍の上下の疼痛。
<3>血泄
<4>虚汗
<5>肝気を増して筋骨を強く健康にする

◎神経強壮、鎮静、催眠剤
<1>不眠症(心因性、神経性)
<2>健忘症
<3>虚弱体質で多汗

◎心を落ち着かせ、精神を安じ、津を生じ汗を止める
<1>虚汗不眠、
<2>驚悸健忘
<3>津少口渇

*多眠には生で、不眠には炒って使う。
*生は酸棗仁(生)でなく、酸棗肉の誤りである。《開宝本草》
◎睡眠中の汗を止める。
「酸棗仁(炒)・人参・白茯苓を細末にして毎回2銭を米飲で飲み下す。」
◎肝気を補う。
「粉末or煮ても良い」
◎筋骨風のケイレンの痛みに。
「作末し酒に混ぜて食べる。or粥を作って食べる。」
【修治】
◎殻を去る《万病回春》
  

【薬理作用】
<1>鎮静作用
<2>催眠作用
<3>鎮痛作用
<4>血圧降下作用
  

【修治】
(生):鎮静作用が強くなり、虚熱、精神恍惚、煩躁疲労に用いる。
(炒):弱火で、外皮が微黄色になるまで炒る。
脾胃虚弱、消化不良、煩渇、虚汗に用いる。
(焦):強火で外皮が黒紅色になるまで炒る。

【薬能】
《黄帝内経》
“心緩なれば、酸を以てこれを収め、肝急なれば、酸を以てこれを瀉す”
《神農本草経》
“心腹の寒熱、邪気結して聚まり、四肢酸疼、湿痺を主る”
《薬性提要》
“心を寧んじ、汗を斂mw、膽虚不眠を治す”
《名医別録》
“心煩して眠るを得ざるを主る”
《古方薬品考》
“疲を補い、能く不寝を療す”
《薬徴》
“酸棗仁、胸郭煩躁して眠る能はざるを主治するなり”
“李時珍曰く、熟は眠るを得ざるに用ひ、生は眠るを好むに用ふと。誤れり。眠と不眠とは、生・熟のなすところにあらず。乃ち胸郭煩躁して或は眠り或は眠らざる者、酸棗仁を服すれば則ち皆常に復す。然らば則ち酸棗仁の主るとことは眠と不眠とを主るにあらず。しかして歴代の諸医此れを以て論を立つるは誤りなり。人の道を知らざるを以てなり。夫れ人の道は、人の能くなすところなり。人の能くなすところにあらざるものは、人の道にあらざるなり。聖人の道を学びて、然る後、始めて之れを知る。蓋し眠るも寤(さ)むるも、造化の主りなり。しかして人の為(しわざ)にあらざるなり。しかるに煩躁は。毒の為にして人の造なり。酸棗能く之れを治す。故に胸膈煩躁して、或いは寤(さ)めて少しく寐(ねむ)り、或いは寐って少しく寤(さ)むるに、予は酸棗の生熟を問わず、用ひて之れを治す。則ち煩躁罷(や)んで寤寐(ごび)故(もと)に復す。嗚呼悲しいかな。”
[熟]=酸棗仁に熱を加えたものは不眠を治し、熱を加えない生のものは嗜眠を治す。
《重校薬徴》
“胸膈煩躁し、眠る能わざるを主治する”
“李時珍曰く、酸棗熟は胆虚して眠るを得ず。煩渇虚汗の証に用い、生は胆熱し眠を好むに用うと、妄から、眠と不眠は豈胆虚胆熱の所為が。又豈生熟の功、爾異の理か。余毎に煩躁して眠るを得ざる者い、其の所以を問わず直ちに酸棗仁湯を用いて治せざる者なし。又一病人、昼夜睡に困りて五六日寝らざる者あり。衆医何の証たるかを知らず。余酸棗仁湯を用いて三服を尽さずして即ち寐ぬ。是れ余の一時の活転機用なりと雖も亦以て時珍の妄を破るに足る。学者惑う勿れ。”
《古方薬議》
“未酸平、心腹寒熱し、邪結ぼれ、気聚まり、煩して眠ることを得ず、臍の上下痛み、虚汗久しく洩るるを主どる”
“中を寧んじ、気斂む”
《中薬大辞典》

“養肝、寧心、安神、斂汗”
“虚煩不眠、驚悸、、煩渇、虚汗を治す”
  

【薬対】
『酸棗仁+遠志』
『酸棗仁+五味子』
『酸棗仁+山梔子』
『酸棗仁+生地黄』
『酸棗仁+丹参』
『酸棗仁+知母』
『酸棗仁+茯苓』=強壮作用。中焦の虚による神経性の不眠、健忘、口渇、盗汗などに。酸棗仁湯
『酸棗仁+竜眼肉』
『酸棗仁+蓮子』

【配合処方】
加減酸棗仁湯
帰脾湯
酸棗仁丸
酸棗仁湯
“酸棗仁湯証に曰く、虚煩、眠るを得ずと。為則按ずるに虚煩は当に煩躁に作るべし”
[虚煩]=心身が疲れてわずらわしい。
【用量】
<1>9~25g
<2>大量に用いると、知覚喪失、昏睡を引き起こす。
(ファノバルビタール様作用)