薬物<ゆ>




ユーカリノキ
【学名】Eucalyptus globulus
【英名】Eucalyptus
◎精油は、葉から蒸留される。
【成分】精油:
 ユーカリプトール(70~80%)
 エチルアルコール
 アミルアルコール
 カンフェン
 ピネン
 セスキテルペンアルコール
 アロマデンドレン
 クミナルデヒド

【効能・効果】(ユーカリ)
◎鎮痛・鎮痙作用はあるが、鎮静作用がない。
①帯状疱疹
②リウマチ痛
③筋肉痛
④線維組織炎の疼痛

◎殺菌消毒作用
①上気道カタル:蒸気吸入法
②オーストラリアの原住民は重い傷の周りをユーカリの葉で巻いた。外科医もユーカリの溶液を使って術後の空洞を洗い、包帯にユーカリを染み込ませたガーゼを使っています。

◎抗ウイルス作用:咳:希釈した精油を胸に塗布する。

◎腐敗性の疾患

◎鬱血性の疾患

◎皮膚の発疹に役立つ

◎顔面の疱疹

・ウイルスが引き起こす口辺疱疹:ベルガモット

◎泌尿器系の感染症

◎防虫効果:
・ノミ・シラミに対する殺虫効果がある。
・蚊を追い払う

【参考】
◎治療に使える種類:
Eucalyptus radiata
Eucalyptus dives

◎根がゴボウのような直根で、地上部もヒョロヒョロと伸びすぎるため、風の強い日本では倒れやすく、なかなかうまく育ちません。また、挿し木が難しく、いったん地植えした株の移植はほとんど不可能です。(清水秀男・熱川バナナワニ園研究室)1997.6.3《朝日新聞》

ユーカリ葉抽出物
(ユーカリの葉から得られた、β-ジケトンを主成分とするものをいう。) フトモモ科ユーカリ(Eucalyptus globulus LABILL)の葉より、水蒸気蒸留して得られたもの、又はエタノールで抽出して得られたものである。有効成分はβ-ジケトン類である。 酸化防止剤 Eucalyptus leaf extract

■クローン
「広葉樹のユーカリは生育するのが速く、10年間で伐採可能な高さ20㍍に育つ。ユーカリのチップからは繊維(パルプ)が効率よく採れるうえ病気にも強い。ユーカリは挿し木で育てるのが難しい、さらに、種から育てると性質にバラツキが出る。そこで枝を組織培養したクローン苗を使い、生育の早い品種の成木を複製する。」



ユキノシタ
=(虎耳草)
⇒6~7月、葉柄をつけず、葉のみを採集し、水洗後、乾燥する

【効能・効果】
○咽喉炎:
生葉汁を患部に塗布or生葉を塩でもんで塗布(著効)。

○ウルシかぶれ:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○外耳炎:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○切り傷:
生葉汁を患部に塗布or生葉を塩でもんで塗布(著効)。

○しもやけ:
生葉汁を患部に塗布or生葉を塩でもんで塗布(著効)。

○小児のせき:
虎耳草5~20g/日煎服。

○小児のひきつけ:
生葉汁を飲むor生葉を天ぷらにして食べる。

○心臓病:
虎耳草5~20g/日煎服し、生姜汁少し加えて飲む。

○腎臓病:
虎耳草5~20g/日煎服し、生姜汁少し加えて飲む。

○せき:
葉の黒焼き末を飲む。

○胎毒:
亜鉛華を生葉の絞り汁で練って塗布する。

○中耳炎:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○テンカン:
生葉汁を飲むor生葉を天ぷらにして食べる。

○ニキビ:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。
虎耳草5~20g/日煎服。
「生葉、ドクダミ葉」すりつぶし塗布する。

○発熱:
「生葉、地竜」煎服。

○腫れ物:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。
「生葉、ドクダミ葉」すりつぶし塗布する。

○皮膚病:
亜鉛華を生葉の絞り汁で練って塗布する。

○百日咳:
虎耳草5~20g/日煎服。
生葉汁を飲む。

○扁桃炎:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○虫さされ:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○耳だれ:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○面疔:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。

○ヤケド:
生葉汁を患部に塗布or生葉をもんで塗布(著効)。



ユーグレナ
■動物と植物の中間
ユーグレナは動物と植物の中間的植物で、鞭毛を使って運動する一方で葉緑体による光合成でCO2を吸収、酸素を生成する機能を持つ。人体の構成に不可欠な必須アミノ酸やビタミン群・ミネラルなどを含み、栄養食品としても優れているという。植物性単細胞生物のクロレラんい比べユーグレナの方が栄養価は高い。
だが、外部の細菌に対する免疫力が極度に低いなど培養条件がきびしく、大量生産が難しかった。そんため「ユーグレナ(東京港区03-5402-5277)」は東京大学・東京薬科大学などと共同研究する一方、クロレラの培養技術を持つ企業と提携。2005年12月に世界で初めて大量生産に成功。



ユズ
■肌の老化に
「資生堂は2006年11/9、ユズの種子エキスに肌の老化を抑える効果があると発表。細胞実験などで、肌の基底膜という部分を強化する働きがあった。
肌の表面の「表皮」とその下の「真皮」を分ける基底膜に着目した。基底膜は厚さ0.1マイクロ㍍の膜で、表皮と真皮を結びつけ、情報伝達物質などのやり取りを調節する働きがある。
表皮や真皮の細胞にユズの種エキスを加えて培養したところ、基底膜を構成する3種類の成分を作る量が2~3割増えた。
さらに肌をしっとりさせる「ヒアルロン酸」の量も増えた。」

■リモネン
「ゆずの香り成分である[リモネン]には、冷えを解消する作用がある。沢村正義・高知大学農学部教授は、“リモネンは、毛細血管を開いて血行を良くする”と語る。
ゆずといえば、皮の部分を使うものと思っている人も多いが、スジやワタ・袋・皮に含まれる成分には抗菌作用があることを、高知女子大学生活科学部の佐藤之紀准教授が確認している。
“タネのまわりに含まれる[精油]や[ぬめり]は保湿成分として、化粧品の原料にもなっている”(佐藤准教授)」

■アトピーに
2012年、高知大学医学部の溝渕俊二教授のグループと馬路村農業協同組合はユズの種子オイルがアトピー性皮膚炎を抑える効果がある報告をまとめた。
実験ではダニでアトピー性皮膚炎を発症させたマウスに約1ヵ月、ユズ種子オイルとオリーブオイルを塗って比べた。精製したユズ種子オイルを塗ったマウスはアトピー性皮膚炎の症状がほとんど見られなかった。
マウスの皮膚の出血、ただれ、浮腫などの症状を詳しく調べたところ、精製したユズ種子オイルの抑制効果が最も高かった。次いで、未精製のユズ種子オイル、オリーブオイルの順だった。
マウスの耳朶のヒスタミン量も調べた。
精製したユズ種子オイルを塗るとオリーブオイルを塗った場合の1/5になった。

■香り成分が炭酸の感覚をふやす
2015年、炭酸飲料に入れると刺激が4割以上upする。
長谷川香料が開発した香料
香料「炭酸エンハンサー」を約10ppt(1/1兆)の濃度で加えるだけで、炭酸感を3~4割高まる。
50㍍プールに目薬1滴程度




ユスリカ
■雨で生き返る
「アフリカに生息する蚊に似た昆虫『ネムリユスリカ』の幼虫が完全に干からびても、雨を浴びて生き返る仕組みを、東京工業大学と農業生物資源研究所のグループが解明した。
極度の乾燥状態で体中に行き渡らせた糖類をガラスのように固め、体の組織を保護していた。成果はアカデミー紀要に掲載。
幼虫は岩場の小さな水たまりに暮らすが、乾期になると完全に干上がる。器に雨が降ると本の生きた状態に戻る。17年肝も乾燥した幼虫がよみがえった例もある。研究チームは体の水分が抜けてきた幼虫がトレハロースという糖を体の隅々に溜め込み、タンパク質を包み込む[ガラス製カプセル]として利用していることを突き止めた。雨で体が濡れるとガラス状態の糖が溶けて生きた細胞が活動を始める。
ヒトの組織を長期間保存したり、乾燥に強い植物をつくるのに役立つ。


 ユズリハ→「ヒマ」



ユソウボク
【学名】guaiacum officinale
【英名】guaiacum、lignum vitae、guaiac、
(癒瘡木)
【使用部位】ゴム質・樹脂・心材。
【成分】樹脂酸(グァヤコニン酸)
      サポニン
      バニリン
      ポリテルパノイド

【効能・効果】(ゆそうぼく)
梅毒
関節炎
痛風

 


ユリワサビ
【学名】Wasabia tenuis
【分類】アブラナ科、1年草
【原産地】日本各地(本州、四国、九州)


雄黄(ゆうおう)
(参照→「鶏冠石」)
○性は平、味は甘苦、有毒。
【薬性歌】雄黄、甘辛。邪を辟け、毒を解す。更に蛇、喉風、肉を治す。《万病回春》

【効能・効果】(ゆうおう)

○脾を長くする。

○鼻中の肉を治す。「大棗の種大に作って鼻中に入れる。」

○歯痛を治す。「作末して棗肉に丸めて穴につめ込む。」

○精物と悪気の邪気を殺し、尸を治し、百邪の予防に使う。

<1>中悪
<2>腹痛
<3>鬼を治す。
<4>鼠瘻
<5>悪瘡
<6>疸痔
<7>死肌
<8>疥癬
<9>鼻中の瘜肉
<10>絶節・破骨
<11>百虫の毒を散らす。




雄鶏湯
○消渇を治す。


有機ゲルマニウム  

【効能・効果】
体内の酸素を豊富にする。体内に酸素を運び悪玉の水素イオン(H+)を排除する。
半導体であるゲルマニウムは相手がプラスの電気を持っていると自分はマイナスの電気を持ち、相手がマイナスだとその逆の働きをして、電気を帯びたものと結びつく性質があります。
酸素は水に溶けるとマイナスになります。有機ゲルマニウムは赤血球と同じように、この酸素を捕まえて全身の細胞まで運んでくれます。だから細胞は新鮮な酸素に満ち溢れ、生き生きと活動できるようになります。
体内が酸性になると良くない、と言われます。体が酸性になると細胞の活動が衰えたり、血液が汚れるところから良くないのです。この酸性の状態を作り出す原因は水素イオン(H+)にあります。特に、肉などの酸性食品を分解したものを細胞が利用すると、このH+が大量に発生します。有機ゲルマニウムはこのプラスの電気を帯びたH+を引きつけたり、自ら運んで酸素と結びつけていきます。そうすることで、酸性の源であるH+が無くなり、体調が良くなっていきます。
1)野口英世博士:“万病は酸素欠乏より生ずる”
2)ガンの権威者ワールブルグ博士:“ガンは酸素欠乏による”

ガンに立ち向かうインターフェロンを誘起する。

患部・生体内の電位変動をおさえる。

疲労・老化原因を排除し、細胞を若返らせる。

酸性体質・過酸化皮質体質を改善する。

【薬理作用】
<1>ゲルマニウムは強力な脱水素能力をもっている。
①ガン細胞を酸化させ、細胞の活動を停止させてしまう。

<2>インターフェロンを誘発する。
(ガンマ型インターフェロン[IFN-γ]を誘起する)
①インターフェロンが脳腫瘍や骨髄腫、成人T細胞白血病、転移性悪性黒色腫など、ある種のガンに対してかなりの効果のあることを確認した。(第43回ウイルス抑制因子研究会)
②東北大学医学部・石田名香雄教授(細菌学の権威者)

“有機ゲルマニウムがインターフェロンを誘発することは、私たちの動物実験でも確認している。有機ゲルマニウムには抗ガン作用がある”
③インターフェロンが、「エイズウイルスの増殖を抑える」ことを試験管内の実験で確認。鳥取大学医学部・栗村敬教授(ウイルス学の権威者)

<3>ガンを退治するプロセス
①有機化合物として取り込まれたゲルマニウムは血液によって、全身の細胞へ運ばれます。
②有機ゲルマニウムは細胞に新鮮な酸素を与えて元気づけながら、インターフェロンを大量に作らせます。
③有機ゲルマニウムによって誘発されたインターフェロンは、ガ細胞を攻撃する免疫細胞(マクロファージ・NK細胞)をパワーアップさせます。
④マクロファージはガン細胞の居場所を探しだし、食いついて力を弱めます。そしてガン発見の警報を発します。
⑤マクロファージの警報を聞きつけて、パワーアップしたNK細胞がやってきます。NK細胞はマクロファージの活躍によって攻撃しやすくなったガン細胞の息の根を止めます。

【機能】
○免疫細胞の活性化、インターフェロンの誘導作用
○抗ガン剤の副作用抑制
○発ガンの抑制・遅延
○ウイスル感染の防止
○鎮痛作用
○白内障の防止・改善
○血圧調整作用
○老化現象に特有のアミロイド発生抑止


【効能】
抗ガン作用:佐々木研究所・佐藤博博士の実験。

免疫調整作用

血圧調節作用:佐藤隆一博士の動物実験。

自然治癒力を高める。

体内の毒素・老廃物・分解産物などの排出を早める。

細胞分化促進作用

細胞表面抗原発現の増強作用
鎮痛作用・・・・(モルヒネ様)
①ラットやマウスに「酢酸刺激」「熱刺激」「圧刺激」を与えながら、有機ゲルマニウムとモルヒネ(鎮痛・麻薬)を投与しての実験で、
・どちらにも・・・同等の・・・鎮痛効果が現れました。
②さらにモルヒネの効果を打ち消すことが分かっている「ナロキソン」という薬剤を有機ゲルマニウム投与グループに与えると、鎮痛効果が消えたのです。このことから、有機ゲルマニウムにはモルヒネ様の鎮痛効果あがることが分かりました。
③しかし、別の実験で、有機ゲルマニウムにはモルヒネのように意識がもうろうとしないことや、モルヒネとの併用でゲルマニウムの鎮痛効果が強くなることが確認されています。

慢性関節リウマチ
17名の慢性関節リウマチ患者に、6ヶ月間、有機ゲルマニウムを投与した医師の臨床報告が公表されています。

それによれば、いずれも4~6ヶ月の間に、
■インターフェロン産生の上昇15名、
■赤沈改善者は4名、
■リウマチの活動性を示すリウマチ因子は6名が減少、
■炎症の指標であるCRPは9名が陰性化(もしくは改善)しました。

■一般症状(痛む関節の数・朝のこわばり・運動障害・・)は、80%の患者で改善されました。


【実験】AH60Cを使ってラット実験[佐々木研究所佐藤博士]

【臨床例】
<1>腺ガン:女性76歳。 東北大学抗酸菌病研究所
<2>乳ガンの肺転移:女性66歳。 東北大学抗酸菌病研究所
<3>乳ガン:女性48歳。 東北大学抗酸菌病研究所
<4>卵巣ガン・ガン性腹膜炎: 女性50歳  兵庫医科大学
<5>十二指腸乳頭部ガン→肝臓転移。:女性53歳 兵庫医科大学
<6>胃ガン:男性67歳  大阪大学微生物病研究所
<7>胃ガン→肝臓転移:女性57歳  国立東京第二病院
<8>肺ガン:男性53歳 結核研究所付属病院
<9>肺ガン(大細胞性未分化ガン)の4期 男性 60歳
<10>肺ガン(扁平上皮ガン)の2期 男性 72歳
<11>肺ガン(扁平上皮ガン)3期 男性 76歳
<12>肺ガン(腺ガン)4期 男性 43歳
<13>肺ガン(扁平上皮ガン)の4期 男性 50歳
<14>1週間の命 ガン性腹膜炎 44歳女性。主婦(神戸市)
<15>心筋梗塞(いつ起こるかわからない発作)61歳男性(吹田市)
<16>慢性関節リウマチ(12年間の苦しみが?)45歳女性(岐阜県)
<17>肝臓性糖尿病:50歳男性 会社役員(名古屋市)
<18>自律神経失調症といわれたが・・・30歳女性。会社員(鹿児島市)
<19>7年来の神経痛に苦しめられて。45歳女性。主婦(大阪市)
<20>高血圧:59歳女性。 (京都市)

【応用】(有機ゲルマニウム)   
(1)アトピー性皮膚炎:(山口武津博士・大阪市立大学医学部講師)
(2)アレルギー性鼻炎
(3)胃潰瘍
(4)胃カタル
(5)風邪
(6)肝ガン
(7)肝硬変
(8)肝斑:
(9)眼底血圧が高い
(10)眼底出血
(11)球後視神経炎(全盲状態)
(12)狭心症
(13)ギランバレー症候群
(14)痢
(15)高血圧
(16)C型肝炎
(17)子宮筋腫
(18)自閉症
(19)小脳変性症
(20)食道静脈瘤
(21)女子顔面黒皮症
(22)自律神経失調症
(23)スモン病
(24)頭痛
(25)精神的な疾患
(26)全身湿疹
(27)喘息
(28)ダウン症
(29)知恵おくれ
(30)痛風
(31)点頭テンカン
(32)糖尿病:(山口武津博士・大阪市立大学医学部講師)
(33)難聴:(自治医科大学)
(34)ネフローゼ症候群     
(35)脳性マヒ
(36)肺炎
(37)白血病
(38)冷え症
(39)疲労
(40)腹水
(41)便秘
(42)本態性高血圧:(東京電力病院)
(43)慢性関節リウマチ:(慶応大学)
(44)慢性呼吸不全:(結核研究所付属病院)
(45)慢性肝炎:(山口武津博士・大阪市立大学医学部講師)
(46)皮膚掻痒症:(山口武津博士・大阪市立大学医学部講師)
(47)慢性腎盂腎炎
(48)リウマチ
「開発者の浅井博士が、できたばかりの有機ゲルマニウムを、自分自身に試した。当時博士は多発性リウマチに苦しんでいた。飲み始めて10日目にはベッドを離れ、研究の最前線に戻った。」
(49)老人性色素斑


○骨粗鬆症
骨粗鬆症は、骨が軽石のようにスカスカになって折れやすくなる病気で、骨多孔症とも呼ばれています。
男性より女性に多く、閉経後さけでなく、最近はやせたい一心でダイエットする若い女性の骨量(骨密度)も不足も目立つようになりました。
栄養・運動・女性ホルモンの不足が骨量減少を加速させます。
運動が大切なのは、筋肉を良く動かして負担をかけないと、骨はカルシウムを蓄積することをやめてしまいます。また女性ホルモン不足は骨量の収支バランスを崩します。骨は破骨細胞による破壊(骨吸収)と、骨芽細胞による新生(骨形成)を繰り返しており、腹腔上位選ホルモンと女性ホルモン(エストロゲン)がそのバランスを取っているため、閉経後の女性ホルモンが減ると、骨吸収が進む一方で骨形成が衰え、骨量低下から骨粗鬆症へと進んでしまいます。

○脳が若返る
脳力UP・・・老人性痴呆の予防効果を示唆するものに、脳障害児童に『ドーマンの訓練法』を施しながら、同時に有機ゲルマニウムを投与して改善状態を調べた臨床医による報告で、表の数値は改善率を示しています。臨床所見では、「ほぼ全体に改善、向上傾向が見られ、ほとんどのケースで食欲・睡眠・排便・寝起きの点で改善が見られ、記憶力・意欲・集中力の強化、表情の豊かさの向上が見られた」とあります。
マウス実験・・・マウス(ICR/SLCマウス)に有機ゲルマニウムを22ヶ月投与したところ、対照グループでは十二指腸・大腸・肝臓・脾臓・副腎・腎臓・生殖器などで「アミロイド」(老人斑の原因物質で、老化すると体内に生成される変性タンパク質)が発生したのに、ゲルマニウム投与グループでは全く発生しなかった。


■C型肝炎に。
「C型慢性肝炎に有機ゲルマニウム製剤(プロキシゲルマニウム)の経口投与が有効なことを、荒川泰行・日本大学医学部助教授らのグループが臨床試験で確かめ、5日、大阪府吹田市で開かれた日本微量元素学会で発表した。


有機ゲルマニウムが含まれているもの。
<1>霊芝:800~2000(ppm)
<2>ニンニク-:-754(ppm)
<3>田三七:350~500(ppm)
<4>アシタバ:-460(ppm)
<5>シイタケ(椎茸):-350(ppm)
<6>高麗人参(朝鮮人参):250~300(ppm)
<7>訶子:262(ppm)
<8>山豆根:257
<9>磐梯キノコ-:255
<10>菱の実:-239
<11>コンフリー:152
<12>クコの実-:142
<13>藤のこぶ(瘤):-108
<14>紫根-:88
<15>アロエ:-77
<16>クロレラ:-76
<17>ウド:2
<18>ハトムギ種子: 50
<19>ヒカリゴケ:15
<20>ハチミツ-: 6

■末期ガンの痛み
「有機ゲルマニウムのガンに対する使用量は、内科疾患、精神科疾患なぢに少量を用いて効果が著しかったので、同様に少量で効くと思っていた。ところが少量では多少の延命区丘はあったが治癒にまでは至らないことが分かった。
しかし、少量を用いても言えることは、癌の転移が非常に少ないということ、又ほとんどの例でガンによる痛みがあまりないこと、さらに死ぬときもあまり苦痛なく大往生することである。
普通ガンで死ぬ前にになると苦痛が強くなり、モルヒネを1日に何本も注射しなければならないこともあり、また号泣する患者もいる。ところが、有機ゲルマニウムを用いると、たとえ効き目が無く死ぬ場合でも、全例といってよいほど、ガンによる苦痛がなく、大往生をとげたのであった。
ある種のワクチンは癌に効くという。しかし、効果無くて死ぬ場合は大変な苦しみ方をする者が多いという。有機ゲルマニウムの場合は苦しみはないという。
ガンの苦痛を和らげるためのゲルマニウムの量は必ずしも多くを要しない(0.5g以下)。しかし治療や延命効果を十分期待するためには、この量では少なすぎるので0.5g以上を用いた方が良いだろう」(医学博士・田中隆寛)

■吸収しやすいゲルマニウム
「私たちの体は大部分が有機物でつくられています。具体的にいうと、タンパク質・炭水化物・脂肪などで出来ています。別な言い方をすれば、生き物の体の中にしかないと言えます。このほか、カルシウムや鉄、カリウムなどのミネラルも私たちの体を作っている成分です。しかし、このミネラルも有機化合物といった吸収されやすい形で取り込んでいます。
例えば、貧血気味だから鉄分をとらなければならないと言って鉄の塊や粉を食べる人はいません。植物や動物を食べることによって、成分として体に取り込まれます。カルシウムも動物の骨をそのまま食べるよりも乳製品を食べる方がはるかに吸収がいいのです。
なぜかと言うと、それは私たちのからだの造りに原因があります。人間の約70%は水で出来ています。あらゆる栄養素は血液などに含まれている水を通してやり取りされます。でしから、えいようとして吸収できるものは水に溶けるものでなければならないのです。しかも、吸収した後で肉体の材料にしたり、エネルギーにするには有機化合物の形であることが必要です。
ゲルマニウムいついても同様で、水に溶けて且つ有機化合物でなければ人の身体で効力を発揮できません。」

■酸素の宅配便
「肉体は細胞の1つ1つから出来ています。そして食事などによってエネルギーを得ます。物を燃やすのに酸素が必要なように、細胞が活動するのに酸素は欠かせず、又、酸素が無いと生きてゆけません。
現代人は次第に酸素不足になってきていると言われています。いわゆる酸欠人間で、多くの人が健康を害しています。その原因は
①公害物質が大気中に充満して空気が汚染されているため。

②建築材料の発達で、部屋が密閉され暖房器具を使用した際に、換気不足になりがち。」

③酸性食品のとりすぎで、血液が酸性化し酸素の供給に追いつかないため。

④精神的ストレスにより副腎皮質ホルモンなどの分泌障害が起こり血液が酸性化するため。

⑤慢性的運動不足のため、呼吸器官が弱り酸素供給能力が低下するため。
などが考えられます。

半導体ゲルマニウムは、相手がプラスの電気を持っていると自分はマイナスの電気を持ち、相手がマイナスだとその逆の動きをして、電気を帯びたものと結びつく性質があります。
酸素は水に溶けるとマイナスになります。有機ゲルマニウムは赤血球と同じように、この酸素を捕まえて全身の細胞まで運んでくれるのです。ですから細胞は新鮮な酸素に満ちあふれ、生き生きとし活動できるのです。
よく「体内が酸性ではいけない」ということを耳にします。体が酸性になると細胞の活動が衰えたり、血液が汚れたりするからです。この酸性の状態を作り出す原因は水素イオン(H+)です。とくに、肉類などの酸性食品を分解したものを細胞が利用すると、このH+が大量に出ます。有機ゲルマニウムはこのプラスの電気を帯びたH+を引きつけたり、自ら運んできて酸素と結びつけてしまいます。ですから、酸性の源であるH+は無くなるわけです。


熊脂(ゆうし)
【基原】
《神農本草経》:「熊脂」で収載。

【効能・効果】
◎頭がかゆく、蒼が出来て毛が抜けるとき。
「熊の脳髄を絞って、其の油を塗ると毛が生える。」

◎風と風痺の不仁を治す。
「毎日1匙づつを温酒に入れて飲む、肉も良い。」

【薬能】
《神農本草経》
“風痺の不仁、筋急、五臓腹中の積聚、寒熱、羸痩、頭瘍、白禿、顔面の皰を主治する”


熊胆(ゆうたん)  FEL URSI
クマはクマ棚を木の上につくる

【基原】クマ科(Ursidae)ツキノワグマSelenarctos thibetanus g.Cuvier(黒熊)、ヒグマUrsus- arctos L.(棕熊)およびニホンツキノワグマ、エゾヒグマなどの胆汁を乾燥。
中国産:紡錘形。 日本産:円盤状
夏~秋に採取した琥珀様(こはくで)が上品。
冬眠あけのユウタンが最高
日本では自然乾燥させてから、板で挟んで乾燥させる(白神山地)世界遺産になるとマタギ小屋が作れないため、衰退している。

【性味】味は苦、性は寒。
【帰経】心・肝・胆・胃経。
【分類】清熱瀉火薬
【薬性歌】“熊胆味苦熱蒸疽 悪瘡虫痔疳癇散”

【効能・効果】(ゆうたん)
<1>強精
<2>胃腸病
<3>黄疸
<4>小児の疳
<5>解毒作用

◎熱病・黄疸・悪瘡に用いる。

◎五疳

◎久痢・痔疾に応用。

◎寄生虫を殺す。

◎殺虫又は蛔心痛を治す。
「豆粒ぐらいにして温水で飲む。」

◎眼疾で赤くただれ、多涙の症を治す。
「熊胆を水でこして、いつも点眼する。」

◎虫心痛。
「大豆大を水に混ぜ飲む。」

◎心痛(体を曲げるような心臓の痛み)
「大豆大を水に混ぜ飲む。」《外台秘要方》

◎流行の黄疸を治す。

◎小児の五疳の虫を殺す。

◎逆:諸治無効の者、熊胆を与えて効あり。《先哲医話》

◎つわり:水に溶かして服用。

◎激症肝炎:熊胆0.3~0.6gを茵蔯蒿湯で沖服。

 

【薬理作用】(ゆうたん)
<1>消炎作用
<2>鎮痛作用
<3>鎮痙作用
<4>解毒作用

【薬能】(ゆうたん)

《李時珍》
“熊胆は苦にして心に入り、肝を平にし虫を殺す”
“驚癇、忤、翳障、疳痔、虫牙、痛の剤”

《薬性提要》
“苦寒、心を凉くし、肝を平かにし、蟲を殺し、癇を治し、目を明らかにする”

【配合処方】
■熊胆奪命散《曾府禁方》
=「熊胆一味」研末、凉水にて調服。
◎傷寒熱極、発狂し、親疎を認めず、燥熱至甚なるを治し、神効あり。《傷寒翼方》


柚子(ゆず)
【学名】Citrus junos
【分類】ミカン科、常緑小高木
【原産地】中国
[薬性歌]“柚子味甘即大橘 去胃悪気圧酒蜜”
 胃中の悪気を除き、酒毒を去る。
○飲酒で口臭のあるとき。
     「煎服。」

■血清脂質代謝
「ユズ種子からリモイドを高濃度で含有する抽出物を得ると共に新しい薬理効果を宮城県食品開発センターが発見した。

その薬理効果は、
<1>高脂血症の予防・改善
<2>動脈硬化の予防
<3>脂肪肝の抑制
<4>糖尿病の予防
2002.10.10《日経産業新聞》



楡白皮(ゆはくひ)
⇒「楡皮」 楡=にれ。
○性は平、味は甘く、無毒。

【効能・効果】
<1>大小便の不通を治す。
<2>腸胃の邪熱を除去する。
<3>浮腫を散らす。
<4>五淋を下す。
<5>不眠症。

○不眠を治す。
「初めて出る莢仁で汁を作って飲む。」
○五淋を治し、石淋を治す。
「水煎服。」
○大小便の不通を治す。
「水煎服。」
○胎が腹中で死んだとき使う。
○凶年に食料代用。
「末にし水に混ぜて食べる。」