DNAは常に断裂している?

細胞内のDNA(デオキシリボ核酸)が高い頻度で断裂していることを、京都大学の武田俊一教授と笹博之准教授らが突き止めた。

米科学誌モレキュラー11/4に発表

断裂した遺伝子は酵素の作用で修復されていることもわかった。

 

DNAは多数の塩基が二重の鎖状になって連なっている。

 

強い紫外線やX線を浴びると断裂するが、それ以外に自然に断裂することはマレ(稀)だと考えられてきた。

 

遺伝子を自在に切り貼りするゲノム編集技術を使って、ヒトの免疫細胞で「Mre11]と呼ぶ遺伝子の働きを阻害して酵素を作れないようにした。

すると、細胞が3日ほどで死んだ。

DNAの多くが断裂し、修復されないままになっていた。

 

詳しく調べると、「Mre11]がDNAの断裂した二重鎖についた別の酵素を切り取り、断裂の修復を促していることが明らかになった。

 

DNAは日常的に断裂しているが、Mre11酵素が修復して機能を保っているとみられる。

 

 

2016年11月04日