小腸に似たミニサイズの腸を試験管内で作り出した。

国立成育医療研究センターは、万能細胞のヒト胚性幹細胞(ES細胞)から小腸に似たミニサイズの腸を試験管内で作り出した。

 

大日本印刷・東北大学との研究チームが、培養法を工夫した。

 

培養皿の底に微細加工技術で小さな凸凹を作り、3種類の特殊なたんぱく質を加えて培養すると、細胞が集まって風船状のミニ腸ができた。

培養液は動物の成分を含んでいないので、細菌感染などの恐れが少ない。
ミニ腸の大きさは1~2㌢㍍。


複雑な立体構造をしており、収縮や膨張もした。

 

便秘や下痢の薬を与えると、動きが活発になったり、収まったりして生体と同じように反応した。

ミニ腸はiPS細胞からも作れるが、作成効率や組織の成熟度はES細胞の方が優れているという。

 

ミニ腸は培養皿の中で1年以上生存する。

 

 

2017年01月13日