免疫システムが、ガン細胞を攻撃するには2つの方法がある

①1つは、NK細胞 が直接攻撃する方法

②もう1つは、
ガン細胞を樹状細胞が食べて消化し、がんペプチドの情報をキラーT細胞などに渡して攻撃させる方法。


NK細胞もキラーT細胞も、ガン細胞を自滅に導く物質を渡す

 

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)はつねに体内を循環して攻撃相手をさがしている。

 

NK細胞はガン細胞を見つけると、自滅に導く反応を引き起こす物質を渡す

 

樹状細胞とキラーT細胞の連携
樹状細胞は常に体内を循環しており、キラーT細胞はリンパ節などに多く存在する細胞。


まず、未熟な樹状細胞が、弱ったガン細胞を食べる。
食べられたガン細胞は、未熟な樹状細胞の体内で消化され、細かい断片になる。

ガンの細かい断片(ガンペプチド)は、細胞内の通路を通って細胞の表面から、タンパク質でできた「手」に乗って出てくる。

やがて、樹状細胞は成熟し、近くにあるリンパ節などに移動する。

体内の細胞も自分自身の一部をのせた「手」を表面に出している。

ガン細胞も、表面上に「手」を持っていて、ガンペプチド(ガン細胞自身の一部)を手にのせている。

 

キラーT細胞は自分の表面上の「手」を使って、樹状細胞からでているガンペプチドを認識する。そして、徐々に増えて、血液やリンパ液の流れにのってガン細胞を探す。

 

キラーT細胞はガン細胞の表面のガンペプチドを認識して、それが以前に、樹状細胞から出ていたものと同じであると知ると、攻撃相手であると理解する。そしてガン細胞に自滅に導く反応を引き起こす物質を渡す。

 

患者のガン細胞のどれだけの「手」がでているかを調べる方法の1つに「免疫組織染色検査」があります。

 

しらべた結果、「手」がほとんど無い場合にはNK細胞が治療に使われる。

反対に、手がたくさんあれば、樹状細胞やキラーT細胞を使う。

2017年01月13日