薬剤性過敏症症候群とは?

薬剤性過敏症症候群は、

重症の薬疹であり、高熱(38℃以上)をともなって、全身に赤い斑点がみられ、さらに全身のリンパ節(首、わきの下、股の付け根など)がはれたり、肝機能障害など、血液検査値の異常がみられたりします。

 

通常の薬疹とは異なり、原因医薬品の投与後すぐには発症せずに2 週間以上経ってから発症することが多く、また原因医薬品を中止した後も何週間も続き、軽快するまで1 ヶ月以上の経過を要することがしばしば認められます。

 

薬剤性過敏症症候群の発生頻度は、原因医薬品を使用している1000 人~1 万人に1 人と推定されていますが、原因と考えられる医薬品は比較的限られており、

 

カルバマゼピン、

フェニトイン、

フェノバルビタール、

ゾニサミド(抗てんかん薬)、

アロプリノール(痛風治療薬)、

サラゾスルファピリジン(サルファ剤)、

ジアフェニルスルホン(抗ハンセン病薬・皮膚疾患治療薬)、

メキシレチン(不整脈治療薬)、

ミノサイクリン(抗生物質)

などがあります。

 

発症メカニズムについては、医薬品などにより生じた免疫・アレルギー反応をきっかけとして、薬疹と感染症が複合して発症することが特徴と考えられています

 

2016年07月28日