風呂で死んではいけない

損害保険がもらえない可能性が高い。

 

 

関西と関東で解釈が違っている。

 

(関西)
お風呂に入ったために血圧や体温が変動し、それによって血流の状態が急に変動し、意識を失ったので溺れてしまったのだから、「風呂溺は事故である」。つまり外因であるという。

 

 

それに対し、

(関東)
都内の監察医は、「風呂溺は病死、内因死である」というふうに判断している。

 

なぜかというと、たとえ血圧や体温の急変などによる発作で意識を失って湯船の中に沈んでも、水を吸えば呼吸できなくて苦しいため、当然、覚醒し起き上がるなど防御姿勢をとるであろうと考えるからだ。

入っているのは浅い浴槽なのであるから、少し首を上げたり、手足を伸ばしたりすれば、溺れなくてすむ訳である。

ところが、こうした簡単な動作も出来ず、水を飲んだ苦しさすら自覚できないほどの病的発作が起きたことで意識不明となり、お風呂で溺れてしまう。

従って、風呂溺は事故ではなく、病死である。

 

病死になると、損害保険はもらえない。


(上野正彦著「自殺の9割は他殺である」p138~)

 

 

2016年08月21日