子供を不幸にする一番確実な方法はなにか?

“それはいつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ”

(ルソー)


現代は「アメ(母性原理)」の時代である。

何事も豊富に与えられ、家族や周囲の人達に温かく受容され、安心して生活できることが最高の幸せであろう。

しかし、ルソーは《エミール(教育について)》で
<子供を不幸にする一番確実な方法はなにか?

それはいつでも何でも手に入れられるようにしてやることだと述べている。
少子化の中で、一方的に愛情を独占し、アメばかり与えられている子供に自立心が育たないのは当然である。

その依存(甘え)が受け入れられないと、相手を攻撃する。

依存と攻撃

という両価的情動を示す。

かえって愛情飢餓感に陥り、愛を惜しみなく奪い、他罰的となり、決して自己反省しないのである。

 

昔は「ムチ(父性原理)」の時代だった。

課題達成のため、常に尻をたたかれ、刻苦勉励することが推奨されていたのである。今はムチは無くなってしまった。父権の喪失である。社会のルールを守り、困難に立ち向かって刻苦勉励するなど、どんでもないことになってしまった。


今の若者は飽食して、生きる目標(モデル、自己原理)そのものを見失ってしまったようだ。

何を求め、どう行動したらいいのか分からず、自分探しの旅に出かけている若者をよく見かける。

何かの「モデル」を見いだすと、人間はどんな困難にも耐え忍んで邁進する者だ。

自己実現に向かって旅立っていく時、人間は光り輝くのである。

家庭内暴力から

 

 

2016年10月01日